2020夏 オンラインツアー山形県長井市の旅

2020/07/04 - 2020/07/04

コロナ渦の影響で登場したオンラインツアー。Zoomを使って、現地とつなげます。
元々、現地の生産者に会いに行くというコンセプトを掲げた「あうたび」という旅行会社の企画。通常の観光地を巡る旅とは違い、現地の人とのふれあいが目的なので、オンラインでも十分楽しめます。
https://autabi.com/
https://autabi.com/event/producer/11693/
https://autabi.com/blog-2/autabi-blog/12624/

そして何より、事前に訪問先に関する資料や食べ物が届くので、その時食べたり、参加者とチャットで盛り上がったり。さながら、テレビの旅行番組の中に参加している感じ。

今回の旅行のために準備したものは、なんとUSBカメラ。時代も変わりました。昔使っていたカメラは2Mピクセルであまりにもへぼいので、HDにも使えるカメラを準備しました。

表紙写真は、事前に送られた品々。
純米酒、米沢牛、馬肉チャーシュー、トマト3種、佐藤錦さくらんぼ、玉こん、長井の水。

エリア 長井(山形)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.0
• グルメ: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 旅行の手配内容: その他

山形鉄道のグッズも入っていました。
特別硬券切符、缶バッチ、鉄カード。もう少し高いプランの人には、山形鉄道のタオル付。
硬券切符は、企画切符でどこまで本当かわからないが、赤湯から荒砥まで乗り放題っぽい。

こんな感じで参加者全体を見れたり、スピーカービューで遠隔画面だけにしたり。自由に切り替えられる。ツアーの集合場所は、画面の前とは、さすがオンラインツアー。13時15分集合。
スティックコンピュータで参加しようとしたら、しょぼいPCスペックで背景が変えられないことがわかったので、デスクトップで参加しました。
参加者は40名ほど。

「やまがたアルカディア観光局」の丸山さんと旅を進めます。基本、あうたび代表唐沢さんと現地の方の会話で進みます。
山形鉄道長井駅前からスタート。現在駅舎は工事中で、来年春に市役所併設の駅になるそうです。

なんと、長井駅からあやめ公園駅まで、実際の列車に乗車して向かいます。山形鉄道方言ガイド清野さんが、あやめ公園まで一緒に移動します。
山形鉄道と言えば、うさぎの駅長がいる宮内駅が有名ですが、そこにはいかないところが、実際に参加している感が出ます。

山形鉄道 長井駅 駅

あやめの時期は、6月～7月上旬ということでしたが、残念ながら完全に終わっていました。今年は、コロナの影響で咲く時期を調整したりしなかったのかもしれない。通常入場料有料のところ、受付には誰もいない。
ので、写真はツアー参加者に配られた背景画像。自分たちもその場に行ったようにするため、背景画像を自分で変えます。

あやめ公園 公園・植物園

あやめ公園の一角で、山形のソウルフード玉こんがふるまわれる。（準備は自分で）
チャットで適宜質問やコメントができます。
製造工程の動画がインサートされるのもオンラインならでは。
なるほど、単なるこんにゃくを煮ただけではなく、イカなど魚介類の出汁がきいている。玉こんは平野屋の登録商標だとか。

ここからはあうたびが準備したリムジンで移動。（もちろんバーチャル）
google earthを利用して、どこからどこに行くかがわかる。

長井駅に近い鈴木酒造へ。震災の影響で、浪江町からここに避難して酒造りを続けているそうです。
（事前に配られた）キャップをつけて、麹部屋にも入ってみます。酒造りで麹は一番気を遣うところ。中に入れるのは、オンラインならでは。机の上には、麹の粉がびっしり。
酒造り期間中は、納豆はよく聞くが、ミカンも食べないそうです。
見学が終わったら、最後に皆で乾杯。

次は、すぐ近くにある矢久保畜産へ向かう。ここで育てられてた牛が米沢牛として出荷されます。肉を販売するのは、「肉の丸川」。
矢久保さんと丸川さんから、牛と肉の話を聞きます。また、長井は昔ながらの馬の生産地とのことで、馬肉も有名だとか。
送られてきた米沢牛はA5ランクで、100g 800円くらいの代物。脂身がとろけるのが高級肉という感じ。食べ方のおすすめは、に対して、塩が良いとのこと。焼肉のたれはNG。

次は、トマト農園を訪ねます。皆で三種のトマトを食べながら、どれがおいしいですかの問いに、皆チャットでイエローアイコ。
「レインボープラン」の話を聞きながら、トマトを食べます。

農家れすとらん「なごみ庵」代表の菅野さんのさくらんぼ園。今では超有名なさとう錦以外の品種も育てているとのこと。
今日のために、摘み取りを遅らせていたそうで、さくらんぼがたくさんなっていました。また、送ってもらったサクランボは、双子になっているものをそれぞれに入れてくれる気の使いよう。

最後は、その農家れすとらん「なごみ庵」で懇親会。ちょっとずつ押していて、懇親会開始は30分遅れでスタート。
地元でしか消費されない酒が出たり（当然こちらは飲めないが）、なかなかに盛り上がり。
ちょっとずつ参加者は減っていき、予定を一時間すぎて、最後19時まで残っていたのは、20名くらいでしょうか。楽しい6時間の旅でした。

なごみ庵 グルメ・レストラン