面白山紅葉川渓谷の紅葉

2019/11/02 - 2019/11/02

　面白山紅葉川渓谷は，立谷川の支流である紅葉川沿いに広がる渓谷で，山形県内でも屈指の紅葉の名所として知られています．川沿いには大小沢山の滝があり，渓流の流れも複雑で，見事な渓谷美を造っています．渓谷沿いには4.5kmに渡ってトレッキングコースが作られていて，起伏が余りないので老若男女を問わずトレッキングを楽しむことができます．面白山紅葉川渓谷には自家用車でも行けますが，天童高原から行くにしても山寺から行くにしても，道路が余り整備されていません．一方，電車はJR仙山線の面白山高原駅で降りると，ホームから直接紅葉川渓谷に下りることができ，今時電車の方が便利という貴重な渓谷でもあります．何よりも凄いのは，この渓谷が山形市内であることで，ある意味山形県がいかに田舎にあるかが良くわかりますが，逆に言えばそれだけ自然に恵まれているということです．この日は11月最初の土曜日でしたが，天童高原を回って午後になったせいか，訪れる人も少なく，渓谷の自然美をほぼ一人占め出来ました．

エリア 山形市(山形)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 徒歩

紅葉川渓谷の入り口．道路に大きく，矢印がありました．

こちらが入り口．

鉄パイプで作られた階段を下りて行きます．

面白山高原駅 駅

谷底に下りると岩肌を削ったトレッキングコースが現れます．

早速滝が現れました．紅葉川渓谷では結構大きい藤花の滝

川の流れ．広い所と凄く狭くなっている場所が混在しています．

狭い所．

何度が渓谷を横切るので，何本かこうした橋が架かっています．

紅葉が綺麗でした．

所々川底まで降りる必要があるので，増水時は渡れないと思います．

こちらも川を渡る橋．

仙山渕

かなり狭いです．

くじらの形をした鯨岩．

それなりに鯨．

周囲の山々は調度紅葉の盛りでした．

布引きの滝

こちらが布引きの滝．

岩場に掛けられた木の渡し板．

絹糸の滝

こちらが絹糸の滝．とても綺麗でした．

松尾渕

何故松尾なのか良くわかりません．

トレッキングコースも終盤．

下流に行くに従い，徐々に川幅が広くなって行きます．

最後の吊り橋．

吊り橋を渡り，自動車道路に出るために渓谷を上がります．結構大変．

道路に出る前にあったトンネル．

下水道の施設のような所ですが，ちゃんとしたトレッキングコースです．

道路に出ました．渓谷の看板がありました．

下流から上流へ行く人もいるようですが，渓谷沿いの道幅は数十cmしかないので，すれ違うのがとても大変です．そのため一方通行のお願いと書いてありました．

この下を下ってゆくと下流コースの入り口になりますが，駐車スペースは数台くらいしかありません．

ここから道路を歩いて帰ります．面白山高原駅へや約2km，山寺まで歩くなら約6kmです．

道路はこんな感じ．舗装はされていますが，センターラインはなく，一車線．熊注意の看板がありました．

面白山高原駅まで1km．

周囲の山々は紅葉の盛りでした．

高原駅に到着．といっても，売店が一つあるだけ．

面白山高原駅のホームに下ります．

標高440m．ホームの階段を下りると，紅葉川渓谷の「上流コース」になります．

面白山高原駅 駅

霞滝を目指して，再び渓谷に下りて行きます．

結構急坂．

滝に行く途中にある奇岩．

霞滝．見事な滝です．この周囲は比較的広いので，お弁当を食べたり，散策したりできます．なお，この更に上流は現在立ち入り禁止のようでした．

霞滝から面白山高原駅へ引き返しました．駅名の由来を書いた碑が建っていました．

面白山高原駅の周辺には十分な駐車場がありません．ですので少し離れたスキー場のあるコスモベルグへ駐車することが多いです．坂を登るので，結構大変です．

コスモスの時期は終わっていましたが，いくつか咲いていました．

最盛期ならもう少し綺麗でしたが・・・．11月の日は短く，そろそろ日没．何度も上り下りがあって結構疲れましたが，家族は皆大喜びで，満足の行く一日でした．