2019/12/23 - 2019/12/31
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「新しい世界」「新しい生活」というものの、
ほんの数ヶ月前の「あの頃の世界」が忘れられず
未練タラタラな自分。
唯一、写真と思い出なら
あの頃の世界に戻れるかも。
というわけで、
「あの頃シリーズ」を遺そうと
一人足掻いてみることにした。
2019年年末、
世界がコロナに巻き込まれる直前の出国編。
-
~出発前からもう波乱~
予約段階から痛恨のミス!
国籍を選択するのを忘れたまま、
インターネットで「フライトを予約する」ボタンを
押してしまった。
翌日航空会社に電話するまで、
夜がとても長く感じられた。
ようやく連絡がとれ、確認したところ
今回のミスは
「チェックインのとき再び間違えなければ問題ない」
とのこと。
皆さんの旅行記やクチコミなどで
航空券に関する様々なミスやトラブルを見ていて、
「キャンセル手数料がかかるかも」とか
「もしかしたら予約がなくなってしまうかも」と
当日まで不安は続いた。 -
結局は無事に乗れたものの、
チェックインは自分史上1番慎重にやった。
そして乗れたら乗れたで、
往路のフライトが長い。
「高いお金払って、なぜ修行してるんだろう」
と思うほど。
時計が一向に進まず、
残り時間がなかなか減らない。
「ロシアが前よりでかくなっているのではないか」
「時差のせいで時空が歪んでいるのではないか」
とまで思った。 -
こんなときに限って、
「ビジネスクラスで世界一周した方の旅行記」を
「エコノミークラス」で読んでいた。
読んでいるうちに
「何やってんだ自分」
と座っている席とのギャップに気づく。
他にやることも持ち込んだが、
空の上だとなぜかやる気が出ない。 -
眠れる訳でもなく、映画を観る訳でもなく、
ただ高度1万メートルで座っているだけなのに
なぜかお腹がすぐ空いた。
ヨーロッパなど長距離路線は、
おやつ持ち込み必須やね。
この頃は冬至に近い時期で、
北半球の昼は短く
ロシア上空で一度夕方になり夜の闇に入る。
しばらく西進すると、
また西日に照らされて夕方に戻った。
夕方を2回迎えるという奇妙な体験をする。 -
着陸態勢に入って雲を抜けると、
ドイツの田園風景が。
久しぶりの陸地。
ようやく修行から解放。
ウィーンまでさらに乗り継ぎがある。
時間は約2時間、
「まあまあいけるだろう」と思っていた。 -
~乗り継ぎは波乱の始まり~
甘かった!
フランクフルト空港の規模がデカすぎる!
入国審査で待ち時間発生。
ちょうど到着便が重なったらしく、
なかなか前に進まない。
英語が話せない方が
10分近く止められていた。
また、
後ろには団体ツアーが何組もついていた。 -
「もし何か聞かれたら、
サイトウ寝具(Sightseeing)っていえばいいですよ」
後ろで添乗員さんの声がした。
出た!
噂で聞いていた、
「サイトウ寝具」を生で聞いたぞ。
そして、ついに自分が係官に呼ばれる。
…しかし何も聞かれず、
スタンプを押されただけ。
構えていたのに空振り。
こうして「サイトウ寝具店」は、
無事にヨーロッパへの進出を許可された。フランクフルト国際空港 (FRA) 空港
-
空港が大きすぎて、
動く歩道に乗っても
一向に乗り継ぎゲートにたどり着けない。
旅客がひたすら歩いて進む横を
空港スタッフが自転車やキックスケーター、
ゴルフ場のカートみたいな乗り物で
ラクラク移動していた。
オイオイ。貸してくれよ。 -
ここで胃痛に襲われる。
「これより先に行けないかもしれない」
というくらい痛んだ。
だが頼れる人はいないし、
痛いからと言って
ずっとここにいるわけにもいかない。 -
胃薬は手荷物に入っていたが、
今さっきのセキュリティーチェックで
ペットボトルの水は廃棄してしまった。
乗り継ぎ便に乗れば水をもらえるが、
飲み物がもらえるまで時間がかかりそう。
どうする自分! -
店と自販機で水を売っているのを発見。
店では4.5ユーロ(約540円)、
自販機でも3ユーロ(約360円)だと!
別の意味で胃の痛みが増した。
だが、背に腹は代えられない。
結局、
乗り継ぎに40分以上歩きっぱなし。
陸に降りたら降りたで苦行あり。 -
乗り継ぎの機内では、
サンドイッチが配られた。
胃が痛いときにサンドイッチが配られ、
お腹が空いているときにはお菓子という皮肉。
胃の痛みは治らなかったが、
ホテル到着までのエネルギーにすべく
お腹に入れる。
飲み物サービスが終わったら、
もう着陸態勢。 -
~到着しても波乱は続く?~
ウィーンに着陸したら、
今日最大の「胃痛の種」が。
空港からの送迎を事前に頼んでおり、
無事に送迎の車にたどり着けるかどうか
という心配。
ところが、
待てども暮らせども預け荷物が出てこず、
荷物受け取りで足止め。
ようやく荷物が出てきたときには、
着陸から30分くらい経っていた。
運転手に待合場所に向かうことをメールし、
到着口から出て出口に向かっていると
1人の男性とすれ違った。 -
この人が運転手だった!
わざわざ空港の建物の中まで迎えに来てくれたのだ。
お互いの名前とメールの画面が
同じことを確認。
安心したのか、ガッチリ握手まで交わす。
このとき、
ウィーン空港出口は出迎えの人でいっぱい。
運転手に聞くと、
「クリスマス休暇の里帰りだよ」
とのこと。ウィーン国際空港 (VIE) 空港
-
最終目的地の空港からホテルに着くまでが
眠いし、くたくただし、
1番体力的にキツイ。
到着日の移動やホテルは、かなり重要。 -
胃痛の中、
極度の疲労の中、
リンク近くのホテルまでたどり着いた。
送迎のお陰で、
街中までスイスイ来られたのは
この日最大の幸運。
着いたぞウィーン!シュテファン広場 広場・公園
-
馬車を見た。
これぞ「ウィーンに来た感」。
ウィーンは変わることなくウィーンだった。アウグスティーナー教会 寺院・教会
-
リンク内のバーガーキングの天井が
豪華すぎる。 -
待ってろ歌劇場!
飽きるほど見に行ってやっからな。ウィーン国立歌劇場 劇場・ホール・ショー
-
ウィーン到着までいくつも波乱があったが、
こうしてウィーンに来られた。
それがどんなに幸せで恵まれていたか、
この頃の自分に言ってやりたい。 -
コロナパニックまで、あと数週間。
「新しい世界」まで、あと4ヶ月。
そんな未来が待っているなんて、
このとき想像もしていなかった。 -
ホテルに無事着いた頃には、
胃痛は少し良くなっていた。
続編へ続く。
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