2019/12/23 - 2019/12/31
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world travelerさん
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ほんの数ヶ月前の
「あの頃の世界」を遺したくて、
一人で足掻き続けている第5弾。
以前に比べたら世界との行き来の再開が増えて
前進したような、
しかし国内でまだ不安が残るような、
複雑な現在。
「あの頃」を思い出している間は、
不安も不便も忘れて没頭できた。
2019年年末、
世界がコロナに巻き込まれる直前に
ウィーンから国境を越えて
隣国ハンガリーへ。
-
~さよなら、ウィーン~
この日は、
2ヶ国目ハンガリーへ鉄道で移動。
チケットは、日本出発前に
オーストリア鉄道のサイトで購入しておいた。
国境を越える路線も購入可能。アンカー時計 建造物
-
ウィーンは天気がめまぐるしく変わり、
このときは雪だった。
地元の人の話では、
この冬に雪はまだほとんど降っておらず、
珍しいとのこと。 -
やっちまった!
ホテルの部屋を少し留守にしていたら、
ハウスキーパーさんが部屋に入って
掃除を始めていたため、
死ぬほど驚いた。
ヨーロッパあるある。
「部屋に入らないで」の札を
部屋のドアにかけ忘れていた、
完全なる自分の過失。
何日もホテル暮らしをしてたのに、
何やってんだ自分。
ハウスキーパーさんは作業を中断して帰ったが、
義務を果たしてくれていただけだよね。
決まり悪い思いさせてスマン。
部屋に入ったら、
「Do not disturb」の札を
すぐドアにかけるべし!
肝に命じた。 -
ウィーン中央駅で発着掲示板を確認。
それによると、このときは
予定通りの時刻に、
予定通りのホームに来るとのこと。
直前になってホームが変わることも
ヨーロッパあるあるなので、
まめにチェック。
ヨーロッパで驚くのは、
1つのホームに
行き先の違う2本の列車が
同時に停車すること。
気を付けないと、
自分の列車があると気づかなさそうだ。
怖ぇ~! -
ブダペスト行きのホームは
たくさんの人が待っていた。
並べばいいのに、
みんなばらばらに待っているので
余計に混んでいる。
日本のように、
足元に番号や色の表示はない。
アナウンスもない。
そのため、
列車が着いてから車両まで移動する
という非効率。
前の車両に行きたい人と
後ろの車両に行きたい人、
さらに降りてくる人がホームで交錯。
持っている荷物もでかいから、
もうカオス。
セクターという場所の区切りはあるし、
1stクラス・2ndクラスは予め表示されている。
でもさ、
みんな並ぼうぜ!ウィーン中央駅 駅
-
この列車には、
既にかなりのお客さんが乗車済み。
ヨーロッパの帰省ラッシュらしい。
自分は指定席を予約していたので座れたが、
予約なしの人たちが車内で右往左往していて
列車の中もスムーズに進めず。
また、荷物置き場が車両中央部にあり、
ここでも人が溜まるので行き来できず。
空港のゲートとか駅のホームとか、
ヨーロッパってなんでこんなふうに
人の流れが非効率的なんだろう。
だが、
「効率が最善だ」と考える自分の方が
せわしなく非常識かもしれない。
これもきっと
ヨーロッパあるあるなんだろう。 -
発車の合図も何もなく、気づいたら
列車はウィーン中央駅を出発していた。
それでもイライラする人はいないし、
険悪な雰囲気にもならない。カフェ セントラル カフェ
-
待てばいい、焦らない、
そんなことは気にしない、
ヨーロッパの人たち。 -
ウィーンともこれでお別れ。
「また来たい」くらいで、旅はちょうどいい。 -
さよなら、ウィーン。
シュテファン大聖堂 寺院・教会
-
~国境越え!その緊迫の瞬間~
ウィーンを出ると、
まもなく田園風景が多くなって
平原が広がってきた。 -
さらに進むと、
平原にたくさんの風力発電。
その数、半端ない。 -
この列車で、これから国境を越える。
列車で国境を越えるのは初めて。
国境をわざわざ見に行くくらい
国境越えにロマンを感じる質で、
この列車での国境越えを
かなり楽しみにしていた。 -
スマホの位置情報で、
国境が近づいてきたことが分かる。 -
国境が近づいてきたころ、
田園風景の向こうに
ビルや建物がたくさん建つ都会が。
幻かと思いきや、あれは
スロヴァキアの首都:ブラチスラヴァ。
こっちは田舎だが、
川の向こうは一国の首都。
スロヴァキアが見えるとは予想外だった。
自分の国の首都に行くよりも
他国の都会が近い人もいるだろう。
ヨーロッパってつくづく不思議である。 -
スマホのナビの反応が鈍くなってきた。
と思ったら、
気づいたころには国境を越えていた。
え?
「越えたで」って誰か言うてよ!
1番大事なとこ!!
外の景色をずっと見ていたが、
看板があったとか何か変化があったとか
気づかなかった。
むしろ、
まだオーストリアが続いているかのよう。
国境越えの結果、
同じ太陽・同じ空・同じ大地が続いていた。 -
ハンガリーに入ってから最初の駅:
ジュール駅に到着。
ここで初めて、
駅の雰囲気や停車している列車が
ウィーンと違うことに気づく。
なぜか昔の日本の国鉄のような懐かしさが。
駅の周りの建物も、レトロ感がある。
こういうのって、もしかして
「社会主義の名残」と言う?
停車中に検札も回ってきた。
チケットをチェックした後、
「ケセネム(ありがとう)」と検札が言った。
初めてハンガリー語を聞いた。
と同時に、
もはやオーストリアではないと思い知った。 -
~「ブダペストショック」の始まり?~
ウィーンから約3時間、
ハンガリーの首都:ブダペストの東駅
(Budapest Keleti)に到着。
列車での移動は車窓が見えるし、
自由にトイレや食堂車にも行ける。
また荷物のセキュリティーチェックがないので、
好きなものを好きなだけ運べる。
※荷物運搬と管理は大変かもしれない。ブダペスト東駅 (ケレティ パーイアウドゥヴァル) 駅
-
到着ボードを見ると、
スイスやドイツからも列車が来ていた。
ヨーロッパは広いが、
路線があると
なんだか近いような気もする。
ずっと同じレールでつながっているのも、
またロマンである。 -
駅に降りた瞬間から、
駅舎や列車に東欧の味わいが。
初めて来た所なのに、
なんだか懐かしいような気持ちになる。
新しい国や雰囲気に、
駅でしばらく感慨に浸っていた。
この後、
数々の「ブダペストショック」を受けるとは
まだ知る由もなく。 -
コロナパニックまで、あと数週間。
列車に乗ることが、
国境を越えることが、
こんなにハードルが上がるなんて
このときは思いもしなかった。
その6へ続く。
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