2020/05/24 - 2020/05/24
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公共交通トラベラーkenさん
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ゴールデンウィークは終了しました。新型コロナウィルスの緊急事態宣言は延長され、相変わらず自粛生活が続いています。引き続きご近所の散歩に出かけて遊んでいます。
今回は東急田園都市線高津駅から第3京浜道路の間のエリア、多摩川沿岸の平らな場所をのんびり歩いてみます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 徒歩
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川崎市高津図書館まで自転車でやってきました。図書館のある公園に自転車を駐輪して歩き始めます。
東急田園都市線の高津駅からスタートです。新型コロナウィルスによる緊急事態宣言が出ているので、人は少なめです。 -
消防署の手前の道を右折して住宅街に入ります。
二子こども文化センターという公共施設がありました。 -
特に見どころのない場所ですが、こんなところも丹念に拾っていかないと、今日の散歩はかなりあっさり終わってしまう恐れがあります。
この施設には陶芸窯が設置されていて、「陶芸こねこねクラブ」という、小学生対象の陶芸クラブが活動しているそうです。コロナ騒ぎが収束したらまた活動再開するのでしょう。 -
マンションが立ち並ぶ住宅街ですが、ところどころに年季の入った家も残っています。
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ランタナという花のようです。花の咲き始めから淡黄色→橙→赤→ピンクと変色していくため、別名を七変化というそうです。花壇でよく見かける花ですね。
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トロリーバスの展示があります。パンフレットによると、川崎市に現存する最後の1両なんだそうです。その割に扱いが雑な感じがします。一応屋根がついていますが、全体的に薄汚れていました。
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トロリーバスの隣は狭い公園になっています。
二子塚跡という石碑が立っています。この辺りに二子の地名の由来になった古墳があったそうです。 -
二子塚跡の石碑がある公園のオブジェ
微妙にリアルで気持ちが悪いです。 -
こちらの亀も苦悶の表情を浮かべているようです。
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二ヶ領用水を渡ります。
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二子坂戸緑道という公園に入りました。
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曲がりくねって先が見えない細長い公園です。それほど広い敷地ではないのですが、うねうねと蛇行しているので、歩くのが楽しい道です。
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二ヶ領用水が直線に改修される時に暗渠化され、そこが公園になったそうです。
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二子坂戸緑道を抜けたところに石橋供養塔がありました。
説明には「この緑道がかつて二ヶ領用水の本流だった。寛政五年ここに架けられた石橋は二子方面と結ぶ大切な橋で、当時の供養塔が残っている。昭和16年、用水は今の流路につけ変えられた」とあります。 -
川崎市のサイトによる解説では「江戸時代、村人が用水を渡って二子方面へ行く唯一の橋が坂戸橋です。供養塔には安全祈願がこめられています。」とあります。
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二ヶ領用水に沿って第三京浜道路方面に歩きます。このあたりは梨園やブドウ園があります。
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5月の終わりですが、もうアジサイが咲いています。
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用水沿いにきれいな花が植えられています。
ご近所の方が世話をしているのでしょうか? -
この時期道端でよく見かける黄色い花
タイリンキンシバイという名前みたいです。 -
緑の線香花火みたいな草が水辺に生えていました。
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これは何という花でしょう?
小さな花が密集していて、なんだかおいしそうです。 -
府中街道を渡って多摩川方面に進みます。
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マップによると高津区最古の道標というものらしいです。
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道標の他には庚申塔、地神塔、供養塔、馬頭観音塔がありました。
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割りばしに白い紙を挟んで地面にさしてあります。御幣(ごへい)と呼ばれるものでしょうか?私は初めて見ました。こういう風習は最近だんだん失われているのではないでしょうか。
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正福寺という立派なお寺に立ち寄りました。
散歩の途中でトイレを借りたくなったのですが、コロナ騒ぎでコンビニのトイレはすべて利用できなくなっていました。ここでようやく借りることができて一安心でした。 -
続いて白髭神社というところに来ました。
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猿田彦を祀る神社です。特に見どころというものもないのですが、住宅が密集したエリアに歴史を感じさせる建物があると散歩途中の良いアクセントになります。
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白髭神社の向かいには小さな祠がありました。
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お地蔵さんが2体立っておられました。
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東高津公園というところを左折して東高津小学校の横を進みます。
このあたりも入り組んだ道の住宅街なので、マップを見てもよくわかりません。 -
諏訪天神塚古墳という古墳があると書かれているのですが、垣根で囲われた畑があるだけです。
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入り口から奥の方をみると、何か碑のようなものが立っています。おそらくここが古墳跡なのでしょう。特に紹介する看板などもなく、中に入ることもできないようです。
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諏訪天神塚古墳(だと思われる)の脇の細い道を進むと、馬頭観音があります。
昭和四十六年再興と書いてあるので、あとから作り直したものでしょう。
街歩きをしていると、頻繁に馬頭観音に出会います。無病息災、動物救済、厄除け、旅行安全のご利益があるそうなので、道端にも多いのでしょう。 -
小黒恵子童謡記念館。
川崎市出身の詩人で童謡作家の小黒恵子さんの自宅を改築して記念館としています。 -
明王院といういお寺に来ました
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真言宗智山派のおてらです。縁起については不詳ながら、古くより当地にあったといい、良識という僧が慶長年間(1596-1615)に再建、寛文8年(1668)に寺号圓能寺から院号明王院を通称するようになったという、とのことです。
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明王院の北側にある神社に向かいます。
住宅街の中の細い路地の入口に一の鳥居があります。 -
なかなか年季の入った石碑があります。
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全体的にはこじんまりとした神社ですが、大きな樹木に囲まれた静かな雰囲気がとても良い感じです。
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羽振りの良い神社のようなゴージャスさはありませんが、ひっそりと佇む村の鎮守様の威厳があります。
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近隣の氏子の方たちによって大切にされている神社のようです。
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境内にはいくつかの神社が一緒に祀られています。
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コンクリートで作られた小さなお社がありました。
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浜川神社というらしいです。スサノオノミコトが祀られています。
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コンクリートの内部は空洞になっているようです。
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ここでマップを読み間違えて、同じところをぐるぐる歩き回ってしまいました。
神社に戻って正しいルートを進みます。 -
神社の隣には氏子会館なる建物もありました。
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二子新地駅のほうへ歩いて行きます。
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ツツジが植えられた細い道を歩いて行きます。
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車の通らない歩きやすい小道でした。
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東急田園都市線二子新地駅の近くまでやって来ました。
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諏訪一本松の碑がたっていました。
幹が7メートル、高さ25メートルという巨木があったそうです。このあたりの商店会も松栄会と名付けられています。 -
二子新地駅に来ました。そこそこの人出です。
新型コロナで休日も自粛しなければならないので、皆もご近所を歩いているようです。 -
二子神社とかの子碑という標識があります。
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多摩川のほとりにある神社です。二子村の旧家・大貫家に生まれた岡本かの子の碑があります。かの子の子息、岡本太郎の「誇り」という題の大きな彫刻もあります。
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木の根元にあった小さな石碑はどうやら庚申塔のようです。
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拝殿の裏には別の社もあります。
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出世稲荷というお稲荷様でした。
1930年(昭和5年)に二子三業組合が伏見稲荷から勧請したものだそうです。三業とは芸妓置屋・待合・料亭の三業種のこと。二子新地は大山街道の宿場町として花街が栄えていたようです。 -
六字名号塔
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かわいらしい木彫りの狸がおいてありました。
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大山街道を高津駅方面に歩きます。
今回のお散歩もそろそろおしまいです。 -
パン屋さんで買い物していきます。関東中心に店のあるサンジェルマンというパン屋のアウトレット店です。2011年までこの近くにサンジェルマン多摩川本社工場がありました。以前は売り物にならない少し焦げたパンなどを工場直売で売っていたのですが、横浜への工場移転に伴って、大山街道のこの店で販売を開始したようです。
店内は狭く、コロナ対策のために入場制限を行っていました。 -
光明寺というお寺に寄ります。
1601年(慶長6年)の創建といわれています。 -
岡本かの子の兄で第2次新思潮同人の大貫晶川(雪之助)の墓碑があるそうです。
全然知らない人です。 -
本堂。
1812年(文化9年)に再建されたものと考えられているそうです。 -
裏の墓地にある、川崎市のまちの樹50選に指定されているクスノキ。
いままで何度もこのお寺の前を通ってきましたが、境内に入ったのはこれが初めてです。自粛生活がなかったら一生入ることはなかったでしょう。 -
自転車を止めた図書館に戻ってきました。
公園の中に国木田独歩の碑がありました。
こんなところに明治の文豪の碑があるのも今回の散歩で初めて知りました。 -
「明治30年、みぞれ交じりのある春の日に国木田独歩は溝口の亀屋旅館に投宿。その時のことが「忘れ得ぬ人々」に結実した。」とあります。機会があれば読んでみたいものです。
自粛生活中のご近所散歩も今回で第7弾となりました。
「近場の見慣れた風景の中に新しい発見を楽しむ」という姿勢は、いつか普通に旅に出られるようになった時にも役に立ちそうな気がします。
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