2020/06/06 - 2020/06/06
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公共交通トラベラーkenさん
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新型コロナウィルスによる緊急事態宣言は一応解除されましたが、神奈川県はまだ他県への移動は自粛を求められています。こんな時なので、地元神奈川県の観光スポットを改めて訪れてみようということになりました。といっても有名な観光地は三密の恐れがあるので、できるだけ、マイナースポットでしかも面白い場所を探します。
今回は三浦半島の鷹取山周辺を歩きます。森の中の磨崖仏、さびれたカフェー跡、海上自衛隊の基地、山の上にひっそりと建つお稲荷様と、バラエティに富んだ散歩になりました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
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JR横須賀線東逗子駅から散歩スタートです。
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東逗子駅に降りたのは初めてです。観光客利用の多いお隣の逗子駅と違って、こちらは静かな駅です。1日平均利用者は5000人程なんだそうです。
駅のロータリーには「友情」という題の彫像がありました。岩田実という彫刻家の作品で、鎌倉駅にあったものがここに移されたということです。 -
朝早く家を出たので、8時前には東逗子についていました。コンビニ以外のお店はまだ開いていませんでした。チキンノグチというお店の「チーズロール」が口コミで評判で、とても美味しそうなのですが、今回はパスします。踏切を渡って山の方に向かいます。
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静かな住宅街の道を進みます。
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神武寺・鷹取山登山口という表示がありました。ここから山に入って行きます。
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いきなり急な斜面を登り始めます。階段が整備されていて歩きやすくなっています。
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日陰に生える山の下草。
良く見るときれいなものが多いです。 -
山道の途中に石の塔がたっていました。これは七諏訪一の祠というもののようです。聖武天皇の頃、行基に教化された大蛇がいたそうです。人々は大蛇を諏訪明神と祀ったが、大蛇は七頭一身であったので、七か所に諏訪明神を建て、七諏訪様と呼んだということです。
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祠の向かいには車地蔵と呼ばれる地蔵様があります。神武寺住職体安(たいあん)和尚が、今からおよそ三百年前につくったものだということです。
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坂は急ですが、周囲の森がきれいなので疲れは感じません。
苔むした岩も良い雰囲気です。 -
神武寺の惣門が見えてきました。
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「神武寺の晩鐘」として逗子八景の一つとなっている鐘楼堂。
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客殿 (宝珠殿)。鐘楼堂のある高台から見下ろせます。一般公開はしていないみたいです。
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本堂の薬師堂へ上る階段の下にある六地蔵。
巨木の根が覆いかぶさっている様子がかなり良い雰囲気を醸し出しています。 -
本堂へ続く苔むした階段。
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楼門の仁王像。
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本堂の境内にはなんじゃもんじゃの木があります。
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ナンジャモンジャとは、見慣れない立派な植物、怪木や珍木に対して地元の人々が付けた愛称のことらしいです。ここのなんじゃもんじゃはホルトの木という種類です。
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薬師堂には薬師三尊像(逗子市重要文化財)が祀られています。秘仏で33年に一度のご開帳があるとのこと。
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薬師堂の境内にはいくつかお地蔵さんが立っています。
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森に囲まれていますが、日差しが差し込むので暗い感じはしませんでした。
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薬師堂の左側にある階段を登って、鷹取山ハイキングコースを進みます。
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このあたりの山は浸食に弱い凝灰岩でできているので、ハイキングコースのいたるところに変わった形の岩が転がっています。
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尾根道の途中、視界が開けると三浦半島の山や町が一望できます。標高139mの低山ですが、素人の私たちにとっては丁度よい具合の山です。
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名前はわかりませんが、足元にきれいな花が咲いていました。
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時々ハイキングや写真撮影をしている人に出会うくらいで、ほとんど貸し切り状態のハイキングコースです。
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巨石の隙間を通っていきます。お手軽コースですが、案外楽しめます。鎖を伝い歩きしながら歩くような斜面も少しあったりします。
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また足元にきれいな花がありました。シモツケでしょうか?
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そろそろ頂上の鷹取山公園に到着します。
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切り立った岩がそびえたっています。
このあたりの岩は、昔の採石場の跡なので直角に切り取られた人工的な形をしています。 -
岩登りを楽しんでいる人々で賑わっていました。公園内のどの岩を見ても誰かしら岩肌にへばりついています。
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一番高いところに展望台があります。
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展望台からの眺め。すこしモヤがかかっていて遠くを臨むことはできませんでしたが、風が気持ちよくて爽快でした。
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遠くの岩に人がへばりついているのが見えます。
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展望台から降りてきて、公園から下の住宅街に降りる道の方へ行きます。神武寺方面から結構な山道を歩いてきたと思っていたのですが、鷹取山公園のすぐ下まで住宅街は迫ってきています。
完全に住宅街まで降りるちょっと手前、ちょっとした広場のようになっている場所があります。 -
きれいな白い花がびっしり咲いています。トキワツユクサという植物のようです。とてもきれいでした。
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トキワツユクサの茂みの奥、砕石跡の岩場に仏様の彫刻がありました。
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鷹取山の磨崖仏は有名ですが、こちらはあまり知られていないと思います。
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磨崖仏に比べると小さなものですが、数も多いしカラフルでなかなか良いと思います。
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公園にもここを案内する看板などは見当たりませんでした。
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いつ誰が彫ったものなのか、周囲にも全く案内もありません。
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岩を回り込むように裏の森に進む小路があります。
岩の側面、かなり高い場所にも彫刻がありました。 -
もう一つ見つけました。
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再び鷹取山公園の方に戻ります。さっき下りてきた階段をもう一度登らなければなりません。ちょっと疲れます。
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公園で一休みします。
自販機もトイレもあり、ごみ箱も大きなものがありました。 -
公園からさらに奥にすすみ磨崖仏を探します。
本当にすべての岩にクライマーがへばりついています。 -
磨崖仏にたどり着きました。
周囲を森に囲まれているので、なんだかカンボジアの遺跡みたいです。 -
磨崖仏の裏側に来ました。ジャングルの中の古代遺跡みたいですが、すぐ下には住宅街が広がっています。
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きれいな花が苔むした岩に生えていました。たぶんイワタバコの花だと思います。初めて見ました。
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これはトラノオという花だと思います。形が面白いですね。
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鷹取山公園から田浦方面に向けてもう少し山道を歩きます。
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大変立派なシイの木がありました。
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かまくらと三浦半島の名木・古木50選のスダジイなんだそうです。看板くらい建ててあげればいいのに、根元のウロの中に小さなプレートがおいてあるだけでした。
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尾根を通るハイキングコースから田浦方面に降りていく「がらめきの切通し」という場所を目指していたのですが、時々ある標識にはそんな案内が出てきません。
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ここにもありません。
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だんだん不安になってきました。
ハイキング用の地形図を見ても道が良くわからなくて、自分が今どこにいるのか見当もつかない状態になっています。 -
どうやら浜見台方面にこのまま進めばがらめきの切通しに行けたようです。しかしここで私たちはあきらめてしまいました。元来た道を戻り、京急田浦方面に降りる道に進むことにしました。
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ここもなかなかの山道です。
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笹で囲まれた細い道を進みます。
異世界へ通じるトンネルを歩いているみたいです。子供の時にここに来ていたら最高に興奮したでしょう。 -
なんとか住宅街に出てきました。
山の斜面に建てられた小さな集落です。見たところ上の方にある家は空き家が多いようです。土曜日の昼時とはいえ、驚くほど静かで、時間が止まっているようです。 -
集落の坂道を降りて行くと長いトンネルがありました。
このトンネルを抜ければ現実の世界に戻ることができます。 -
振り返ると、さっきまで確かに存在したはずのあの集落は、まばゆい光に飲み込まれてしまい、もう二度と足を踏み入れることができなくなっていました。
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やっと現実世界の横須賀に戻りました。
散歩を続けます。 -
京急田浦駅から海側に広がる町を歩きます。昭和な雰囲気を残す商店街があります。
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ほとんどシャッター街と化していました。
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仲通り商店会の中のスーパーでお昼ご飯を買い込んで、少し北にある住宅街を歩きます。このあたりは昔ながらの繁華街の名残が少し残っているエリアです。地図で見ると、皆ヶ作銘酒屋街跡というエリアだったようです。今はもう普通の住宅街になっています。
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なんだかいい感じの家が残っていました。
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昔の料亭の建物のようです。入り口がしゃれています。
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窓が開いていたので、誰かが建物を管理・保存をしているのかもしれません。
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カフェーの跡地でしょう。今は営業していないようです。
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細い路地を進みます。
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BAR一二三という看板が見えます。ここまではカフェー街でここから先に皆ヶ作銘酒屋街があったようですが、今は普通の住宅街になっています。
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丘の上に登る急な坂道を登ります。
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立ち入り禁止になっているので外側からしか見えませんが、こじゃれた建物が残っています。これは旧田浦町役場の建物です。
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街から離れて海側に行きます。
東芝の工場が有ります。 -
この工場は終戦まで、大日本帝国海軍工廠造兵部という軍需工場だったそうです。今でも当時の施設を利用しているそうで、年季の入った建物を外側から眺めることができました。
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工場のお隣には海上自衛隊の施設があります。大きな船が数隻停泊しています。
ここで先ほど買っておいたお昼ご飯を食べました。 -
岸壁にも古びた施設が残っています。
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古い埠頭があります。戦前のものなのでしょう。
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セメント工場もあります。
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セメント工場の向かいは東芝工場の端の建物です。とても古い建物のようです。
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かなり疲れてきているのですが、もう少し散歩を続けます。16号線を少し歩きます。景徳寺というお寺がありました。特に興味をひくものがなかったので、入り口で少し中を眺目るだけにして先に進みます。
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トンネルの先に進みます。
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トンネルを越えたところに石碑がひっそりと建っています。大正十二年大震災 殃死者群靈寶塔と書かれています。
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慰霊碑の隣には鉄格子で閉ざされた穴があります。詳細は不明。
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日蓮宗 静円寺というお寺まで来ました。階段を登るとお寺があるようですが、そのまま素通りします。
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お寺の隣には馬頭観音堂があります。
ここを目印にその先の道を右折して山の方に進みます。 -
少し行くと神社の鳥居と急な階段がありました。
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御嶽稲荷神社という神社でした。
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小さい狐様がいっぱい並んでいます。
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御岳稲荷の先には庚申塔がありました。
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先週の散歩でも庚申塔を見ました。ここの庚申塔にも三猿の像がありました。
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京浜急行の線路の下をくぐります。このあたりは山に囲まれているので、電車が通る時の音が集落に響き渡っていました。
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細い水路に沿ってどんどん集落の奥の方に進んでいきます。
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今日の散歩の最終目的地に到着しました。
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伏見白赤稲荷社という神社をお参りします。
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入り口には鳥居が一つあるだけです。
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そこからひたすら細い山道を登り続けます。
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手作り道案内があります。なんとなく不安になります。
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朝から歩き続けて、最後にこの山道はなかなかキツイです。
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突然視界が開けて畑になります。
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アジサイも満開、先ほどまでの薄暗い山道の参道がウソみたいです。
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そしてここから赤い鳥居が連続する素敵な風景が始まります。
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旅行ブログなどで時々紹介されているので、それなりに有名な場所なのでしょうが、私は今まで全く知りませんでした。山に埋もれていて下からは存在がわからない、隠れた名所ですね。
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京都の伏見稲荷のミニチュア版といった感じです。規模は小さいですが、とにかく周りに人の気配が全くないので、十分神秘的な気分に浸れます。
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なんだか今日は異世界への入り口へ何度も足を踏み入れているような気がします。
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鳥居のトンネルを越えると明るく開けた場所にお稲荷様がありました。
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曲線が美しいお稲荷様です。
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手塚治虫の漫画に出てきそうです。
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もうかなりひざや腰が痛いですが、頑張ってここまでやってきて良かったと思います。大満足で山を下ります。
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参道は薄暗いですが、足元はきれいに下草が刈り取られています。地元の方たちの信仰が厚い神社なのでしょう。
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国道16号線にもどってきました帰りはJR田浦駅から電車に乗ります。
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駅のホームの両側がトンネルに挟まれています。11両編成の電車では、ホームに止まりきれないため、ドアが開かない車両があるそうです。鉄道に興味がないのでそんなもんかとしか思いませんでした。
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だいたい5時間くらいの散歩になりました。足がかなり痛くなりましたが、おかげで面白い場所をたくさん訪れることができました。
生まれ育った神奈川県ですが、まだまだ知らない場所があるものです。コロナ自粛のおかげで再発見できています。
旅行完全解禁になるまで、もう少しだけ近場のお散歩を続けることになりそうです。
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