2020/06/14 - 2020/06/14
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公共交通トラベラーkenさん
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新型コロナウィルスによる緊急事態宣言は一応解除されましたが、神奈川県はまだ他県への移動は自粛を求められています。引き続き県内の面白そうな場所をめぐります。
本日は川崎市各地に残るレトロな商店街などを回ります。市バス1日乗車券を利用します。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
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関東地方も梅雨入りしました。どんよりとした空模様の日曜日です
雨にぬれても大丈夫なようにサンダルで出かけます。
本日の散歩はJR南武線平間駅からスタートします。 -
川崎市バス1日乗車券を購入したので、できるだけバスを利用します。
駅前の踏切を渡ってすぐにあるバス停でバスを待ちます。日曜日なので道路はすいていますが、平日は大渋滞が起きそうな道路でした。 -
バスに乗って終点の上平間まで行きます。ここはバスの営業所になっていました。
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地方に旅行に行くと、バス営業所で乗り換えることがよくあります。
地元のお散歩ですが、ちょっと旅に出た気分になりました。
ここから川崎駅方面に向かうバスに乗ります。 -
バスの車窓から。このあたりは古市場という地名が付いています。昔から市場のあった場所なのでしょう。車窓からこぎれいな神社が見えました。きっと歴史あるお社なんだと思います。
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小向というバス停で下車します。
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バス停降りてすぐの場所にあるスーパーの奥に、トタン屋根の古びた長屋があります。
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ここが最初の目的地、小向マーケットです。
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珍スポットやB級スポット、昭和レトロスポットなどを紹介するサイトでは結構有名な、川崎に残る数少ない木造のマーケットです。
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入り口にかかる看板が長い歴史を感じさせます。
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奥の方のお店では何やら中で仕込み作業をやっているようでした。まだ現役で営業しているところもあるようです。
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一つ一つの看板がどれも年代物のお値打ち品という感じです。
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1953年(昭和28年)にできたマーケットなんだそうです。日本が高度経済成長期に向かう頃ですね。
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実際に営業しているところを見たかったと思いますが、わざわざ平日に買い物に来る距離ではないので、我慢しましょう。
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マーケットの裏側に来ました。猫がたくさんいます。マーケットの人が出てきて餌をあげていました。どうやらお豆腐屋さんのようです。
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実際に暮らす人には不便なことも多いのでしょうが、のんきな散歩人の私たちにとってはたまらなく魅力的な物件です。
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建物のあらゆる角度から撮影させてもらいます。
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古い木造建築ですから、火事が一番怖いですね。
建物が朽ち果てるまで、無事に営業を続けてほしいマーケットです。今日のお散歩は最初から濃厚なスポットを見てしまいました。 -
小向本通りというバス通りを多摩川まで少し歩きます。途中にも古びた建物が残っていました。はたして今でも営業しているのでしょうか?
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裏にまわると、アパートのようにもなっています。下のシャッターには求人のチラシも貼ってありました。まだまだ現役で営業中ということでしょう。再び表側に回ったら、正面のシャッターが開いていて、店の人がなにやら作業をしているようでした。
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さらに進みます。なんだかカッコイイ作業者が3台停まっていました。これから工事現場に出発するみたいです。
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妙光寺というお寺がありました。特に目を引くものはなかったので先に進みます。
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多摩川に到着。
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古紙回収業の作業場があります。
段ボールをまとめる作業をやっていました。 -
次の目的地、多摩川河川敷にある集落。
戦前から河川敷の砂利を取る仕事をしていた人々が住み付いた場所だといわれています。不法占拠状態でバラックが立ち並んでいたそうですが、2019年、台風19号の影響で、浸水の大被害を受けたそうです。 -
死者などは出なかったそうですが、建物の被害は結構あったようです。
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普通では考えられない間隔で家が立ち並んでいます。
入って良いものかどうか一瞬迷いましたが、まぁ大昔から、河原はだれのものでもない治外法権の場所だろう、ということで極力静かに奥に進みます。 -
台風の被害を機に皆移住する予定だという話をどこかで聞いたような気もするのですが、何軒かは今でも人が住んでいる気配がありました。
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川沿いに来ました。
ポツンと一軒、教会が立っています。日本キリスト教団川崎戸手教会という施設らしいです。ちゃんとホームページも持っている教会です。 -
教会の横の草むらには水害の跡らしきトタン小屋の残骸が転がっていました。
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バラック集落のすぐ横には高僧マンションが建っています。以前はこのあたりも広くバラックが立っていたようで、立ち退きの際には多額の立ち退き費用を貰ったそうな。
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この辺りもいずれはマンションになってしまうのでしょう。
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詳しい歴史や事情には興味がありませんが、まぁこの一画だけが周囲から浮いた存在になっているのは見ればわかります。不自然なものはいずれ消えていくのが自然の流れなのでしょう。
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再びバスに乗って川崎駅にやってきました。ここもバスロータリーがきれいに整備されて利用しやすくなったものです。20年以上前、駅前にホームレスがたむろしていて、悪臭が漂っていた頃と比べると雲泥の差です。
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川崎からまたバスを乗り継いで、海側の工場地帯に来ました。首都高速横羽線の下を走る産業道路の桜本というバス停で下車します。
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首都高の海側にある住宅地が次の目的地です。
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個性的な集合住宅が続きます。
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運河の方に来ました。釣り船屋のつり幸というお店が営業しています。ドラマ「GOOD LUCK!!」の ロケ地にもなったという割と有名な釣り船屋です。
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このあたりは本来JFEスチールの所有する土地なのですが、いつの間にか不法占拠者たちの町が出来上がってしまった場所らしいです。
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川崎でレトロや昭和風のスポットを探そうとすると、すこしセンシティブな部分にかかわってくるのは避けられないようです。
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私たちは特に難しいことは考えず、興味の向くまま歩き続けます。
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長方形の広場がありました。もとは何か建っていたのでしょう。
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香ばしい雰囲気の漂う建物がいくつか見えてきました。
日曜だからか、あまり人影が見当たりません。
白い猫がゆっくりと道路を横切ります。一瞬私と目が合いました。 -
白猫は細い路地を進んでいきます。「俺についてこい。」と言っています。
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「こっちだ。」
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見失いました。
恐ろしく細い路地が続きます。道なのか庭なのかわかりません。
通って良いのか悪いのかも判別がつきません。
まぁ地元の猫がついてこいと言ったのですから大丈夫なんでしょう。 -
別の猫に遭遇。
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新しい家もありますが、時々建っているのが不思議なくらいの家に出くわします。
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道が狭いので軽自動車しか入れないようです。火事が起きたらどうするつもりなんでしょうか?
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崩壊寸前の家屋発見。
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手書きの注意があちこちに貼ってあります。
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行き止まりでした。元の道にもどります。
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住民パワを感じます。
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駐車というか、廃棄ですね。
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JFEスチールも所有権を放棄したわけではないみたいです。
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最初が不法占拠だったとしても、人が住み着いて生活が始まれば、そこにそれなりの新しい秩序も生まれるのでしょう。今では世代も移り変わっているでしょうから、白黒はっきりつけてきれいに解決、というわけには行かなくなっているのでしょうね。
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味わい深い地域住民の立て看板。自治の精神にあふれています。
私がこの看板を見ている時、住民らしき人がこの看板の前に粗大ごみを置いていきました。 -
再び複雑な迷路のような住宅街に足を踏み入れます。
小さな商店も営業していました。 -
ここの固定資産税や相続税の支払いとかはどうなっているのか、ぜひ聞いてみたくなりました。
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複雑怪奇な住宅の迷路の中に焼き肉屋がありました。残念ながらこの日は営業していませんでした。入り口のペットボトルは猫除けでしょうかね。
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釣り船屋つり幸さんの前に戻ってきました。ここに焼き肉屋の看板がありました。先ほどは全く気づきませんでした。
この後住宅迷路をもう一周してから池上地区を後にしました。 -
産業道路を浜川崎方面に向かいます。
浅野町工業団地というエリアに寄り道しました。 -
いかにも工場地帯という感じの建造物がありました。むき出しのパイプや鉄骨が魅力的です。
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産業道路沿いに戻ってきました。道路わきの歩道の横には遊歩道もあるのですが、ほとんど歩く人もいないので、荒れ放題です。路上生活者のテントがあったので撮影します。
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JFE前といバス停に来ました。
ここからもう少し歩けばJR浜川崎駅です。 -
私は工場地帯の錆びたような街の風景も結構好きなのでこの辺りは歩いていて楽しいです。
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日曜で車が少ないので徒歩でも不安はありませんが、普段はトラックがたくさん通っていそうな道です。
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いい感じの家があります。川崎ハードという工場はいったい何を作っているのでしょうか?
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JFEスチールの下請け町工場か何かなんでしょう。
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営業しているかどうかは不明ですが、時代を感じさせる良いバーバーがありました。
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広い踏切があります。浜川崎駅に到着です。
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工場地帯の鉄道はとても良い雰囲気ですね。
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雑草が生い茂っているこの風景が良いですね。ハードボイルドな感じです。
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駅前の商店。口コミではお酒も飲める店らしいです。
工場で働く人たちのオアシス的存在ですかね。 -
どこからともなくネコが湧いてきます。全部で5匹くらいいました。
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JR鶴見線に乗り込みます。少し雨が降ってきました。
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川崎を飛び出して、お隣の横浜市にお邪魔します。
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ここもレトロな雰囲気を残す駅として有名なスポットです。
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昭和の雰囲気が漂っています。
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映画のセットか民俗資料館の展示みたいです。
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今でも営業しているお店もあるみたいですね。
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時間が止まったような場所です。
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今でも住んでいる人がいるようです。
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国道駅から旧東海道を少し歩きます。生麦魚河岸通りという名前がついた道です。
子育て地蔵というお地蔵さまが祀られていました。 -
花月園駅前通りを進みます。冬木森稲荷神社という小さなお社が住宅街にありました。
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塩待稲荷とも呼ばれた神社なんだとか。
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お社の中にはかわいらしい狐がたくさんいます。
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もう少し進んだところにもう一つ小さなお社がありました。
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高松稲荷というお社でした。
コロナ自粛中のお散歩シリーズではなんだかお稲荷様ばかり巡っているような気がします。 -
京浜急行の花月総持寺駅方面に歩いて行きます。
途中で古びた住宅があったのでちょっと覗き見させてもらいました。 -
駅の手前の脇道に折れます。
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次も木造マーケットです。入り口のシャッターが半分閉まっていて、前におじいさんが立っていたので、先に外側を回って奥に進みます。
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マーケットの奥にまたしてもお稲荷様がありました。
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ここは神社、でしょうか?よくわかりません。
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表に戻りました。人はいなくなったようです。
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誰もいなくなっていたので、勝手に中をのぞかせてもらいました。
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裏のお稲荷様にちなんで、ここは稲荷市場という場所です。
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最初に見た小向マーケットよりも若干キレイかな?という感じもしますが、十分年季の入った建物です。
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今でも営業している店もちゃんとあるようです。
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ここも色々な珍スポットサイトで紹介されている有名な施設です。
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稲荷市場の近くにもボロボロのお店の残骸がありました。
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ひさしの中を覗き込むと、マダム・ホーンという謎の言葉が。
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駅に向かって歩きます。所々に古そうな建物が残っています。
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花月総持寺駅に到着。
ここから電車に乗って川崎方面に戻ります。 -
京急川崎駅で大師線に乗り換えて、川崎大師の一つ先、東門前駅で降ります。
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川崎大師方面に歩いて行って、大師銀座という通りに来ました。
本日3つ目のレトロスポット、昭和マーケットに到着です。 -
日曜日なので全部シャッターが閉まっていました。
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こちらもいい感じの看板がかかっています。
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平日に来て、営業しているところを見たいですね。
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マーケットの裏側も時代がかった店構えが続きます。
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あと10年もすれば、大部分は消えていく運命の建物たちでしょう。今のうちに堪能しておくことにします。
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あいにくの梅雨空でしたが、この町にはどんよりした空気が似合っていました。
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川崎市にはぜひこのようなレトロ建築を独自に文化財指定して保存活動に取り組んでいただきたいものです。
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どこを切り取っても絵になります。
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私が小さかったころにはこんな感じの家がまだたくさんあったような気がします。
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せっかくここまで来たのですから、川崎大師もお参りしていきましょう。
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かなり空いていました。
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続いては京急川崎大師駅の近くの若宮八幡宮に来ました。
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立派な神社です。
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若宮八幡宮の境内に一緒に祀られている金山神社。
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ここも珍スポット界隈では有名な神社です。
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かなまら祭りで有名な神社ですが、新型コロナの影響で今年はお祭りは中止になったようです。
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金山神社の奥にはお稲荷様もありました。
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今日1日でいくつお稲荷様を見たでしょう。
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とてもきれいな狐様です。
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神社の外側の道に小さな祠があります。一応見て行きましょう。
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庚申塔でした。コロナ自粛散歩でお稲荷様に次いでよく見たのが庚申塔でした。
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向かい側には青い祠があります。
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お地蔵様がいましたが、ちょっと雰囲気が怖かったです。
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これにて本日の散歩はだいたいおしまいです。駅に戻ります。
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手作り感覚の赤電話看板。
公衆電話は見当たりませんでした。 -
鰻の良いにおいが漂っています。さっき格安チェーン店で牛丼を食べてしまいおなかいっぱいなので、匂いだけ楽しませていただきました。
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川崎大師駅から家に帰ります。
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駅前に何かオブジェがあります。
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京浜急行発祥の地記念碑。京浜急行電鉄は明治31年2月25日大師電気鉄道(株)として創設され、六郷橋~大師区間での営業を開始したとのことです。
あまり興味がないので、ちらっと見てさっさと改札を通ってしまいました。
今回はちょっとディープな川崎が多かったのですが、やはり川崎に住んでいるなら一度は見ておきたいスポットばかりでした。
来週の休日には県外移動もOKになるようなので、また少し行動範囲を広げて行こうと思います。
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