叔母史上最も美しい湖＠ブレッド湖（叔母孝行旅その７）

2016/10/31 - 2016/11/03

スロベニアの首都リュブリャナからブレッド湖へ移動して最後の１泊。

叔母を旅行に誘った時、叔母はベネチアが一番気に入るだろうし、スロベニアには興味もないだろうなぁ。でも、私が初訪問国スロベニアはどうしてもを入れたいので、そこは我慢してもらうかなと、ベネチア４泊、スロベニア４泊の旅程を組んだのですが、叔母が一番気に入ったのはこのブレッド湖でした。

「今まで見た中で一番美しい湖だわ」とのこと。
（さらに２番目はリュブリャナだそう。叔母心の解らない姪＝私でした。）

ブレッド湖は私の目から見ても、山々に囲まれた静かで美しい所でした。
湖畔の１周ウオークはブレッド湖の様々な表情が見られて、楽しかったです。
季節を替えて、再度、訪れてみたいです。

エリア ブレッド湖周辺(スロベニア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

リュブリャナからブレッド湖畔へも、送迎サービス（Go Opti）を利用しました。
この時は数名の乗客と相乗りで、空港経由（私たち以外の乗客が下車）でした。

ブレッド湖畔のホテルへ到着。
まだ、部屋には入れないので、荷物を預けてブレッド城へ行ってみることにしました。

途中、鋭い鐘楼が印象的な教会を横目で見ながら…
St. Martina Parish Church（Zupnijska Cerkev sv. Martina ）

ブレッド城は、湖面から約100mの高さの丘の上に建っているので、遊歩道を上っていきます。

丘の上までは20分ほどだそう。
登るにつれて湖の景色がどんどんひらけてきます。

えっ？？？
遊歩道を上りきった所は、小広い平地になっているのですが、そこでこんな人に出会ってしまいました！

何やら埋葬作業をしているようです。
良くない場面に出くわしちゃったのでしょうか？

埋葬作業が終わると、ゾンビたちが何処からか集まって来て踊りだしました。

彼女は特に怖かったのでアップで一枚。

その先では、魔女が子供達に（毒入り？）キャンディーを配っていました。
背景がブレッド城です。

「ほぉら～、お嬢ちゃん、好きなだけお取りぃぃ～」。
奥に貴族のような良からぬ人影も・・・。

「外国人かいぃ？、イーヒッヒ。」

伯爵と伯爵夫人に一人加わってゾンビの（？）記念撮影。

この日はハロウィーン。なんとも楽しい催しでした。
私たちもキャンディーをいただきました。

ハロウィーンのイベントに満足して、ブレッド城には入場せず下山します。

湖畔に下りてきました。

湖畔から仰ぐブレッド城。
う～ん、高い所にありますね。

叔母ちゃん頑張ったねぇ、少しお疲れ気味かな。
今、私たちは「プレトナ・（Pletna)・ボート」に乗り込み出航を待っているところです。

伝統的な手漕のプレトナ・ボートでブレッド島へ渡ります。
ブレッド島は霧に霞んでいますが、聖マリア教会の鐘楼が高いですね。

その手前には静かな湖面でSUPを楽しむ人たち。

ボートに運航スケジュールはなく、乗客がある程度集まったところで出発します。
この船の船頭さんは、もう数人、お客さんを乗せたいらしく、湖畔を散策している人たちに盛んに声がけをしています。

新しいお客さんが２名乗船したところで出航です。
船尾に立つ「船頭さん」が2本のオールを操ります。

ブレッド湖では「モーターの付いた乗物の運行」は禁止されているのだとか。
手漕ぎボートのギッギッという音。水を切る小さなさざ波のちゃぷちゃぷという音。
静かでいいですねぇ。

ブレッド島へ到着～。
船頭さんから出航時刻を告げられて、自由散策です。

聖マリア教会へ上りましょう。

階段と途中から湖面とプレトナ・ボート。

叔母ちゃん、もうひと頑張りだよ～。

教会内部の見学には入場料が必要なので外観の見学のみで。
左手に写るお土産屋さんなどをのぞいてみます。
（帰国後知ったのですが、鐘楼にも登れるそうですね。）

ボートに乗って戻ります。乗船代は往復で一人14ユーロ。
モーター音のない船旅は最高ですね。

船の上から見たブレッド城。
高いですね～。

さて、この日の、そしてこの旅の最後の宿泊は、 Hotel Jelovica Bled (現：Bled Rose Hotel）。

レイクサイド・バルコニー付き。
う～ん、ツインとリクエストしていたのにダブルベッドじゃん？
（ベッド２台を付けた形なのですが、マットレスがダブル１枚なので離せない。）

フロントに部屋を交換して欲しいと言いに行ったのですが、湖側の部屋はいっぱいで、反対側への移動ならOKと返されました。
なんか、納得いかないなあ。

（宿泊費は２食付きのパッケージで108ユーロ＝2人（別途市税1.27ユーロ×２名））
バルコニーからの眺めはどうなのかしら？
　

右にSt. Martina Parish Churchと、その上のブレッド城。

正面はこんな感じ。
手前に公園があり、その奥に湖面が見えます。

日が落ちて・・・。
バルコニーからの眺め。

丘の上のブレッド城は怪しい光に包まれていました。
ハロウィーンだからかな。

今回は２食付きのパッケージ（※）で予約しています。
※食事のほか、プールとフィットネスジムの利用が無料。併設のサウナは別料金でした。

夕食、朝食ともビュッフェですが・・・

夕食はビールやワインを含む飲み物も飲み放題！

さっそくビールを汲む叔母。

私たちが遅めに入ったこともあり、食事の品数、クオリティとも少々残念でしたが、ワイン、ビールなどが飲み放題なので、まったく問題ありません。

デザートはたっぷり残っていました。

私の「つまみ」はこんな感じ。
ビールもワインも飲みますよ～。

気が付けば叔母の隣に角をつけた女性が！！！
（ホテルスタッフの仮装サービスです。）

翌早朝。
バルコニーから外を眺めると霧が出ていました。

心配しましたが、霧はどんどん晴れていき・・・

鳥の群れが湖上を飛びころには、

とてもいいお天気になりました。

ほんとうの最終日なので、お天気に恵まれて良かったです。

朝食前の時間にスケッチをする叔母。
良い絵が描けたかな。

早めのチェックアウト後、荷物を預かってもらい、ブレッド湖１周ウオークに出発です。

反時計回りに歩きましょう。

おでこの白い水鳥。

ブレッド島を眺めながらゆっくりゆっくり。
小さな子供連れの家族も歩いているアップダウンの少ない歩きやすい道です。

おっ、川の中の泡。
山中から水が湧き出ているね。

ブレッド湖の西側。広い公園になっています。
ここからもブレッド島へのプレトナ・ボートが出航します。

湖に石を投げる叔母。何を思う。

おお、東側のブレッド中心部の上に高い山々。
ユリスケ・アルプス（Julijske Alpe）（＝ ジュリアン・アルプス Julian Alps）かなぁ。

気持ちのいい木立の下の散策路を歩く叔母。

向こうからやって来た馬車を避けるのも、また楽しい。

右にブレッド島、左にブレッド城。
鏡のような湖面。

湖面に写るブレッド城。
奥に高い山が見えるのが、また、素敵です。

こんなポスターを発見しました。
昨日のハロウィンのイベントのものですね。

正面にブレッド島、左の奥にブレッド城。
歩くたびに少しづつ眺めが変わっていきます。
「ああ、この湖はきれいだねぇ」と叔母。

南側は木道を歩く場所もありました。

私は写真を撮りまくりです。
帰宅してから見てみるとこのような写真が何十枚もありました。

ブレッド島の聖マリア教会の正面にきました。

聖マリア教会で結婚式を行う場合は、新郎は新婦を抱いて、あの階段（98段）を登らなければならないのだとか。
（どこの国でも男女差を美徳とするような風習があるんですねぇ。「なんだそれっ？」って思ってしまいます。）

ブレッド島は後方へ。
真横にブレッド城になります。

茶色い頭の水鳥。

St. Martina Parish Church が真横になれば、ほぼ一周達成です。

それではホテル・パークのカフェで一休みしましょう。
看板の上には丘の上のブレッド城。迫力がありますね。

クリームケーキで有名なカフェですが、

私はビールとマッシュルームスープをオーダー。
（喉が渇いているのにケーキはちょっと・・・）

叔母は正しくカフェラッテとクリームケーキ。

洗面所をつかうために屋内に入った時に目にしたクリームケーキのショーケース。
ふわふわのケーキがきっちりと並んでいました。
ケーキは持ち帰りができるそうです。

ブレッド湖一周ウオークは年配の叔母の足でも2時間半ほどでした。
アップダウンが少なく、歩くほどに景色が変わるので、誰でも楽しめると思います。

そろそろホテルに戻って、送迎車（Go Opti ）を待ちましょうか。

リュブリャナ空港へ到着。
ベネチア・イン、リュブリャナ・アウトでベネチアとスロベニアを巡った８泊10日の叔母孝行旅もついに終盤です。

ターキッシュ・エアラインズでイスタンブール経由で成田へ。

2016年10月～11月の叔母孝行旅行記完成です。
３年半前の旅行記ですが、読んでくださった方々、本当にありがとうございます。

この旅行記へのコメント （2）

• コロコロパッカーさん 2020/06/09 17:59:30

  すてきな旅ですね

  叔母様がスケッチするお姿にじーんときました。誰かのための旅というのもすてきですね！

  れいろんさん からの返信 2020/06/10 14:08:06

  RE: すてきな旅ですね

  コロコロパッカーさん
  
  メッセージありがとうございます。嬉しかったです。
  
  「誰かと一緒の旅」は、一人旅とは勝手が違い、それが楽しくもあり、難しくもあり・・・でした。
  
  叔母の写真へのコメントをありがとうございます。彼女に伝えさせていただきますね。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　れいろん