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「新しい世界」「新しい生活」というものの、<br />ほんの数ヶ月前の「あの頃の世界」が忘れられず<br />未練タラタラな自分。<br /><br />唯一、写真と思い出なら<br />変わらない世界に戻れるかも。<br /><br />というわけで、<br />「あの頃シリーズ」を遺そうと<br />一人足掻いている続編。<br /><br />2019年年末、<br />世界がコロナに巻き込まれる直前の<br />ウィーンを歩いた。

「あの頃のウィーン」を遺したい【2019年12月】その2 ~皇帝の気持ち編~

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2019/12/23 - 2019/12/31

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world traveler

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「新しい世界」「新しい生活」というものの、
ほんの数ヶ月前の「あの頃の世界」が忘れられず
未練タラタラな自分。

唯一、写真と思い出なら
変わらない世界に戻れるかも。

というわけで、
「あの頃シリーズ」を遺そうと
一人足掻いている続編。

2019年年末、
世界がコロナに巻き込まれる直前の
ウィーンを歩いた。

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  • ~「シェーンブルン宮殿をいかにラクして観光するか」問題~<br /><br />この日はシェーンブルン宮殿散策予定だったが、<br />見学前に気がかりな噂を耳にする。<br /><br />「宮殿と庭園が広大過ぎて1日では回り切れない」<br />「庭園が立派だが坂が大変」<br /><br />それは自分にとって、<br />「シェーンブルン宮殿を諦めるか否か」レベルの<br />大問題だった。<br /><br />そんな中、<br />宮殿へラクして行く方法と<br />ラクして宮殿を散策する方法があることを発見。<br /><br />こんなチャンスをみすみす逃すはずがない!

    ~「シェーンブルン宮殿をいかにラクして観光するか」問題~

    この日はシェーンブルン宮殿散策予定だったが、
    見学前に気がかりな噂を耳にする。

    「宮殿と庭園が広大過ぎて1日では回り切れない」
    「庭園が立派だが坂が大変」

    それは自分にとって、
    「シェーンブルン宮殿を諦めるか否か」レベルの
    大問題だった。

    そんな中、
    宮殿へラクして行く方法と
    ラクして宮殿を散策する方法があることを発見。

    こんなチャンスをみすみす逃すはずがない!

    グロリエッテ カフェ

  • ~ラクしてコースはこんなふうに行った~<br /><br />宮殿の正門からではなく、<br />庭園にあるグロリエッテからスタート。<br />そのために、<br />1つ前の地下鉄駅で降り<br />バスでグロリエッテに行くという<br />「ラクしてコース」を紹介していく。<br /><br />①地下鉄U4のヒュッテルドルフ(Hütteldorf)<br />行きに乗り、<br /><br />②マイドリンク ハウプトシュトラッセ(Meidling Hauptstrasse)駅で下車。

    ~ラクしてコースはこんなふうに行った~

    宮殿の正門からではなく、
    庭園にあるグロリエッテからスタート。
    そのために、
    1つ前の地下鉄駅で降り
    バスでグロリエッテに行くという
    「ラクしてコース」を紹介していく。

    ①地下鉄U4のヒュッテルドルフ(Hütteldorf)
    行きに乗り、

    ②マイドリンク ハウプトシュトラッセ(Meidling Hauptstrasse)駅で下車。

  • マイドリンク ハウプトシュトラッセ駅には、<br />駅を囲むようにバス停が2か所。<br />こういうとき間違いなく「間違える」タイプなので、<br />思い切って<br />「こっちだろう」と思われるバス停へ。<br /><br />そして、<br />バスの上りと下りをやっぱり間違えた。<br />正しいバス停からもう一度仕切り直し。

    マイドリンク ハウプトシュトラッセ駅には、
    駅を囲むようにバス停が2か所。
    こういうとき間違いなく「間違える」タイプなので、
    思い切って
    「こっちだろう」と思われるバス停へ。

    そして、
    バスの上りと下りをやっぱり間違えた。
    正しいバス停からもう一度仕切り直し。

    シェーンブルン宮殿と庭園群 城・宮殿

  • ③駅前から63A 番のバス:<br />アム ローゼンヒューゲル (Am Rosenhügel)<br />行きに乗車。<br /><br />④ シュトラニツキー ガッセ (Stranitzkygasse)<br />停留所で下車。<br /><br />こんな住宅街にシェーンブルンがあるのかと<br />少し不安になるような停留所。<br /><br />だが、<br />道の先の正面に黄色い宮殿みたいなものが見える。

    ③駅前から63A 番のバス:
    アム ローゼンヒューゲル (Am Rosenhügel)
    行きに乗車。

    ④ シュトラニツキー ガッセ (Stranitzkygasse)
    停留所で下車。

    こんな住宅街にシェーンブルンがあるのかと
    少し不安になるような停留所。

    だが、
    道の先の正面に黄色い宮殿みたいなものが見える。

  • ⑤道路の高架を渡ると公園の門があり、<br />門を入ったら周りは森に。<br /><br />シェーンブルン宮殿内の庭園へ入った。<br />モーゼの海のような一本道を進んでいく。<br /><br />初めての駅で降り、初めてのバスに乗れても、<br />行き先はあっているか、停留所を聞き逃さないか、<br />絶えず緊張は続く。

    ⑤道路の高架を渡ると公園の門があり、
    門を入ったら周りは森に。

    シェーンブルン宮殿内の庭園へ入った。
    モーゼの海のような一本道を進んでいく。

    初めての駅で降り、初めてのバスに乗れても、
    行き先はあっているか、停留所を聞き逃さないか、
    絶えず緊張は続く。

  • ⑥道の先に黄色い建物や森が見えるので、<br />そちらを目指して歩いて行く。<br /><br />⑦木々に囲まれたそのまっすぐな道を<br />ただひたすらに歩くと、黄色い宮殿にたどり着く。<br /><br />これが<br />庭園に建つ記念碑:グロリエッテだった。

    ⑥道の先に黄色い建物や森が見えるので、
    そちらを目指して歩いて行く。

    ⑦木々に囲まれたそのまっすぐな道を
    ただひたすらに歩くと、黄色い宮殿にたどり着く。

    これが
    庭園に建つ記念碑:グロリエッテだった。

  • ~皇帝の気持ち~<br /><br />森を抜けたら、<br />右側にウィーンの街並みが見えてきた。<br />丘の上に来たので、ウィーンの街並みを見渡せる。<br />シェーンブルン宮殿も、ここから見ると街の一部のよう。<br /><br />こりゃ絶景だ!

    ~皇帝の気持ち~

    森を抜けたら、
    右側にウィーンの街並みが見えてきた。
    丘の上に来たので、ウィーンの街並みを見渡せる。
    シェーンブルン宮殿も、ここから見ると街の一部のよう。

    こりゃ絶景だ!

  • 街を俯瞰していたら、<br />「全てを支配下にした」<br />みたいな気持ちになってきた。<br /><br />歴代オーストリア皇帝も、<br />マリア・テレジアも、<br />フランス皇帝ナポレオンも、<br />ウィーン会議に出た人々も、<br />こんな気持ちになったのだろうか。

    街を俯瞰していたら、
    「全てを支配下にした」
    みたいな気持ちになってきた。

    歴代オーストリア皇帝も、
    マリア・テレジアも、
    フランス皇帝ナポレオンも、
    ウィーン会議に出た人々も、
    こんな気持ちになったのだろうか。

  • 個人的には、<br />グロリエッテから俯瞰するこの景色を見られただけで<br />十分満足。

    個人的には、
    グロリエッテから俯瞰するこの景色を見られただけで
    十分満足。

  • 1日雨のウィーンもあったが、<br />この日は晴天。<br />もし雨や雪の日だったら、<br />一生恨み節を言っていたかもしれない。

    1日雨のウィーンもあったが、
    この日は晴天。
    もし雨や雪の日だったら、
    一生恨み節を言っていたかもしれない。

  • シェーンブルン宮殿まで下りていくことに。<br /><br />「歩いて15分くらいかかる」って本当なのか。<br />すぐそこに宮殿が見えているが、<br />そんなことってあるだろうか。<br /><br />太陽を背に、晴れた日に丘を下って行くのは<br />とてもラクだった。<br /><br />バスでここまでたどり着くのに緊張したから、<br />プラスマイナスゼロか。<br /><br />素直に、<br />シェーンブルン駅から歩いて宮殿や庭園を歩く方が<br />緊張しなくていいと思う方もいるかもしれない。

    シェーンブルン宮殿まで下りていくことに。

    「歩いて15分くらいかかる」って本当なのか。
    すぐそこに宮殿が見えているが、
    そんなことってあるだろうか。

    太陽を背に、晴れた日に丘を下って行くのは
    とてもラクだった。

    バスでここまでたどり着くのに緊張したから、
    プラスマイナスゼロか。

    素直に、
    シェーンブルン駅から歩いて宮殿や庭園を歩く方が
    緊張しなくていいと思う方もいるかもしれない。

  • すれ違いで上っていく観光客がたくさんいた。<br />庭園だけでもたくさんの人が。<br /><br />宮殿に徐々に近づいていく。<br />しかし、歩けども歩けども<br />なかなか宮殿にはたどり着けない。

    すれ違いで上っていく観光客がたくさんいた。
    庭園だけでもたくさんの人が。

    宮殿に徐々に近づいていく。
    しかし、歩けども歩けども
    なかなか宮殿にはたどり着けない。

  • ようやく庭園の端っこまで来て、<br />そこから宮殿の表側に出られた。<br />さっきまで遠くに見えていた宮殿は、<br />近づくとやはりスケールが大きかった。<br /><br />表に廻ってみると、<br />こちら側ではクリスマスマルクトが開かれていて、<br />ここも人でいっぱい。<br /><br />グロリエッテから宮殿までは、<br />確かに10分では無理だったかもしれない。<br />だが下りだったし、天気もよかったため、<br />苦行ではなかった。

    ようやく庭園の端っこまで来て、
    そこから宮殿の表側に出られた。
    さっきまで遠くに見えていた宮殿は、
    近づくとやはりスケールが大きかった。

    表に廻ってみると、
    こちら側ではクリスマスマルクトが開かれていて、
    ここも人でいっぱい。

    グロリエッテから宮殿までは、
    確かに10分では無理だったかもしれない。
    だが下りだったし、天気もよかったため、
    苦行ではなかった。

  • ~マスク禁止令からのマスク着用義務~<br /><br />あの頃、<br />マスクなしで自由に人々が行き交っていた。<br />当たり前だったのにな。<br /><br />あの頃、と言っても数ヶ月前まで、<br />実はオーストリアには<br />「マスクなど顔を覆う物はしないように」<br />というきまりがあった。<br /><br />日本人向けの観光情報にも注意喚起が。<br /><br />だがコロナの世界的流行により、<br />オーストリアは180°方針を転換。<br /><br />2020年5月現在、<br />公共の場でのマスク着用が義務化された。<br /><br />マスクをする習慣がないヨーロッパの人々には、<br />マスクをするってかなりの変化だったと思う。

    ~マスク禁止令からのマスク着用義務~

    あの頃、
    マスクなしで自由に人々が行き交っていた。
    当たり前だったのにな。

    あの頃、と言っても数ヶ月前まで、
    実はオーストリアには
    「マスクなど顔を覆う物はしないように」
    というきまりがあった。

    日本人向けの観光情報にも注意喚起が。

    だがコロナの世界的流行により、
    オーストリアは180°方針を転換。

    2020年5月現在、
    公共の場でのマスク着用が義務化された。

    マスクをする習慣がないヨーロッパの人々には、
    マスクをするってかなりの変化だったと思う。

    ホーフブルク宮殿 (王宮) 城・宮殿

  • ~皇帝気分atウィーン歌劇場~<br /><br />歌劇場は夜が華やか。

    ~皇帝気分atウィーン歌劇場~

    歌劇場は夜が華やか。

    ウィーン国立歌劇場 劇場・ホール・ショー

  • 世界に名だたる歌劇場のひとつだけあって、<br />雰囲気で圧倒される。<br /><br />正面が皇帝ら要人用のボックスだが、<br />他のボックスでも充分贅沢。<br />場所によっては、<br />平土間席の方が価値があるとのこと。

    世界に名だたる歌劇場のひとつだけあって、
    雰囲気で圧倒される。

    正面が皇帝ら要人用のボックスだが、
    他のボックスでも充分贅沢。
    場所によっては、
    平土間席の方が価値があるとのこと。

  • これが歌劇場の天井ってのが驚く。<br />この空間にいるだけで、<br />宮殿にいるかのような気分。

    これが歌劇場の天井ってのが驚く。
    この空間にいるだけで、
    宮殿にいるかのような気分。

  • こんなに豪華で繊細なデザインを<br />設計した人も施工した人もすばらしい。<br /><br />そして作らせた人もすごいし、<br />21世紀に至る今でも見られるよう<br />再建した人々や守ってきた人々に感謝しかない。

    こんなに豪華で繊細なデザインを
    設計した人も施工した人もすばらしい。

    そして作らせた人もすごいし、
    21世紀に至る今でも見られるよう
    再建した人々や守ってきた人々に感謝しかない。

  • こんなに豪華な建物で、<br />ほぼ毎日オペラやバレエが上演され続けている。<br />ここ以外にも、<br />ウィーンにはホールや劇場がいくつもある。<br /><br />そして、<br />それがウィーンやヨーロッパの日常というのがすごい。<br />パブに行くとか、サッカーを見に行くとか<br />そういう楽しみのうちのひとつ。

    こんなに豪華な建物で、
    ほぼ毎日オペラやバレエが上演され続けている。
    ここ以外にも、
    ウィーンにはホールや劇場がいくつもある。

    そして、
    それがウィーンやヨーロッパの日常というのがすごい。
    パブに行くとか、サッカーを見に行くとか
    そういう楽しみのうちのひとつ。

  • 夜になったら、<br />なんだか街の様子がおかしいことに気づいた。<br /><br />続きはその3で。<br /><br />コロナパニックまで、あと数週間。

    夜になったら、
    なんだか街の様子がおかしいことに気づいた。

    続きはその3で。

    コロナパニックまで、あと数週間。

  • ~追記~<br /><br />2020年6月、<br />日本にもシェーンブルン宮殿あらわる!<br /><br />某食品会社が建てた新工場、<br />その名も「シェーンブルン宮殿工場」。<br /><br />ニュースで見たら、確かに<br />今回のシェーンブルン観光を思い起こさせてくれる。<br />※この写真は、ウィーンのシェーンブルン宮殿<br /><br />食品会社さん、すばらしい建物を建ててくださって<br />ありがとうございます。<br />しかもシェーンブルンを選んでくださって、<br />とても親近感。<br /><br />日本のシェーンブルンを<br />いつか見に行くのが楽しみである。<br /><br />こちらの工場を見に行くのに<br />「ラクしてコース」があるかは、<br />現在調査中。<br /><br />タレをつけたら、<br />「皇帝の気分」間違いなし?

    ~追記~

    2020年6月、
    日本にもシェーンブルン宮殿あらわる!

    某食品会社が建てた新工場、
    その名も「シェーンブルン宮殿工場」。

    ニュースで見たら、確かに
    今回のシェーンブルン観光を思い起こさせてくれる。
    ※この写真は、ウィーンのシェーンブルン宮殿

    食品会社さん、すばらしい建物を建ててくださって
    ありがとうございます。
    しかもシェーンブルンを選んでくださって、
    とても親近感。

    日本のシェーンブルンを
    いつか見に行くのが楽しみである。

    こちらの工場を見に行くのに
    「ラクしてコース」があるかは、
    現在調査中。

    タレをつけたら、
    「皇帝の気分」間違いなし?

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