2025/09/09 - 2025/09/09
-位(同エリア6486件中)
frau.himmelさん
- frau.himmelさんTOP
- 旅行記599冊
- クチコミ0件
- Q&A回答19件
- 1,090,612アクセス
- フォロワー153人
二手に別れてウィーン観光をしたシニア3人組。
前編はhimmel編でしたから後編はK氏M子さん編です。
二人は美術史美術館を堪能した後は、ウィーンリンク通りを散策いたします。
皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の命によりウィーン都市改造が行われ、城壁を撤去して環状道路が建設されました。それがリンクシュトラーセ。
そしてリンクの両脇には様々な様式の建物が造られました。
国会議事堂は古代ギリシャ様式、市庁舎は中世ゴシック様式、郵便貯金局はユーゲントシュティール様式、ウィーン大学はルネッサンス様式、ブルク劇場はバロック様式などなど。
リンク通りは歴史上の様々な建築様式が時空を超えて一堂に会する通りです。
二人の足跡を追いながら、また過去に訪れたウィーンを振り返りながら、ウィーンリンクシュトラーセを散策しましょう。
- 同行者
- 友人
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
美しい図書館をじっくり観て、アウグスティーナ教会の前で二手に別れました。
K氏M子さんはこれから美術史美術館を見学します。
前回のウィーン散策はhimmel編でしたから、今回はK氏M子さん編をレポートします。
二人はミヒャエル広場の方に歩いていきます。 -
ミヒャエル広場には客待ちのフィアカーの列。
これぞウィーンって光景ですね。 -
王宮の前にも待っています。
さて、二人はミヒャエル門をくぐって・・・ -
ブルク門の方にやってきました。
英雄広場からブルク門の先に左右対称の二つのドームが顔を覗かせています。
左が美術史美術館、右が自然史博物館です。 -
その中央には女帝マリア・テレジアの像が。
さすが、「汝、結婚せよ」と16人もの子供を産んだマリア・テレジア、貫禄があります。 -
美術史美術館の中にへ入りました。
見事な丸天井、美しい~~~!
ネオルネッサンス様式の美術館の内部は見事です。 -
大理石の大階段を上ります。
踊り場にはギリシャ彫刻。あの壁絵はクリムトでしたよね。
私もこちらに行けばよかったかな~。
なんて今頃思っても仕方がないので、二人が観た絵をレポートいたします。 -
ヤーコブ・ヨルダーンス(1593-1678)
「豆の王様の祝宴」1640-45ごろ -
ピーテル・ブリューゲル(1525/30-1569)
「バベルの塔」1563 -
ピーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640)
「聖フランシスコ・ザビエルの奇跡」1616/27
見にくい絵ですみません。 -
ピーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640)
「聖イグナチオ・デ・ロヨラの奇跡」
イグナチオ・デ・ロヨラ(1491-1556)はカスティーリヤ王国バスク地方の修道士。
フランシスコ・ザビエルと同じくイエズス会の創立者の一人。 -
ラファエロ(1483-1520)
「草原の聖母(ベルヴェデーレの聖母)」1505/06 -
ディエゴ・ベラスケス(1599-1660)
「バラ色の服の王女マルガリータ」1653/4頃
マルガリータ王女の2、3歳のころ。 -
やはりフェルメールははずせませんね。
-
フェルメール(1632-1675)
「絵画芸術の称賛」 -
美術史美術館については私もいくつか旅行記をアップしています。よかったら参考にしてください。
https://4travel.jp/travelogue/11802558
2016シニア男女3人旅 ☆ウィーン美術史美術館① 宮廷肖像画を中心とした人物画編
https://4travel.jp/travelogue/11807259
2016シニア男女3人旅 ☆ウィーン美術史美術館② 旧約聖書・神話・その他物語編
https://4travel.jp/travelogue/11811117
2016シニア男女3人旅 ☆ウィーン美術史美術館③ 聖書の絵画は面白い☆聖母子像など -
美術史美術館で名画を鑑賞した二人はウィーンリンク通りを観光しながら、様々な建造物を見て歩きます。
ところでリンク大通りとは?
1857年に皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の命により古い城壁を取り壊しその跡地に大通りを建設するウィーン都市改造が行われました。
それがリンク大通りです。(写真2015年) -
そして50年ほどの間に、リンクの両脇には様々な様式の建物や美しい広場、庭園などが造られ、国内外にハプスブルク帝国の威信を誇示しました。
K氏M子さんの写真と、過去の私の旅行記を引っ張り出して、リンク大通りの様々な建造物を見てまいりましょう。 -
まずは、二人が出てきた美術史美術館から。
マリアテレジア像の後ろの建物は美術史美術館。1891年に完成しました。(写真2015年) -
マリアテレジア像を挟んで美術史美術館とそっくりな建物自然史博物館です。
この二つの博物館は有名な建築家ゴッドフリード・ゼンパーとカール・フォン・ハーゼナウなどによってネオ・ルネッサンス様式で造られました。1889年完成。(写真2015年) -
次に、二人は自然史博物館の斜め前のリンク通りを渡って公園に入ります。
薔薇がきれいな市民庭園(フォルクスガルテン)もウィーン都市改造によって造られたものです。 -
美しい花に囲まれたトリトンとニンフの噴水。
-
フォルクスガルテンの前は国会議事堂。
アテネの民主制にあやかるために、ギリシャ神殿に倣い古代ギリシャ様式で造られました。1883年完成。
リンク通りの建造物はそれらにふさわしい意味を持たせる様式になっています。 -
正面の車寄せはコリント式列柱が並んでいます。
その前にはアテナの女神の噴水。 -
その足元の4人の女神は、当時ハプスブルク家が統治していた領土を流れていたドナウ、イン、エルベ、モルダウの川を象徴しています。
-
国会議事堂の横に気になる建物が・・・。
リンク沿いに建てられた豪華な建物の中には、皇帝に懇願されて、ユダヤ人実業家、銀行家などが建築主となったものもいくつもあります。
これは世紀末ウィーンの経済を支えたユダヤ系実業家だったエプシュタイン家の宮殿でした。
エプシュタイン、今世間をにぎわせている大事件 あの大富豪エプスタインと関係があるのかもしれませんね。彼もユダヤ人だったそうですから。
ハプスブルク帝国の崩壊後はエプシュタイン宮殿も歴史に翻弄されます。
オーストリア併合時代はナチスの国家施設として、また戦後はソ連軍総司令部が置かれていたそうです。 -
1872年から1883年にかけて建設されたウィーン市庁舎は中世ゴシック様式です。ウィーン都市改造はフランツ・ヨーゼフ1世の命によるものでしたが、市庁舎だけは唯一ウィーン市の主導で造られました。
-
ただし、皇帝ヨーゼフ1世から注文が付けられました。
「ヴォティーフ教会より高くすることはまかりならぬ」と。
そこで1mだけ低い塔にしました。
しかし、尖塔の上には「ラートハウスマン」が立っています。その分だけヴォティーフより高くなってしまったそうです。丸印がラートハウスマン(見えませんが) -
この中世ゴシック様式は、中世自治都市としての伝統を受け継ぐゴシックの宝庫、フランドル伯領から着想を得たもの。フランドルゴシックとも呼ばれます。
ここでもちゃんと自治都市としての意味づけが為されています。 -
内部は、ゴシック建築の特徴である高いリブヴォールトの天井がずっと先まで続いています。
-
市庁舎の真向いにはブルク劇場。
ブルク劇場は、ゼンパーと、その弟子ハゼナウアーの共同設計で、1888年に完成しました。
ネオバロック様式で造られたヨーロッパの演劇劇場としては最高レベルの劇場だそう。 -
なお、ゼンパーとハゼナウアーのコンビでの建築は、当時、美術史美術館、自然史博物館、新宮殿などひっぱりだっこでしたから、さぞ忙しかったでしょうね。
内部の階段ホールにはグスタフ・クリムトの天井画があるそうです。一度中にはいってみたいですね。 -
ブルク劇場のお隣は私がさきほどお茶をした「カフェ・ラントマン」。
ウィーンリンク大通り都市改造中の1873年にオープンした「ウィーンで最もエレガントで最も大きなカフェ」です。
ここももしかして・・・?と調べたら、やはりそうでした。
前出のエプシュタイン宮殿と同じく、皇帝に懇願されて造られたユダヤ系貴族の「Palais Lieben Auspitz」というの邸宅でした。
ネオ・バロック様式。 -
目の前は、ウィーン大学。
ウィーン大学は1365年に創設され、660年以上の歴史を持つドイツ語圏の最古の大学です。 -
本館は1877年から1884年に、「自由な文芸の復興」を意味するルネッサンス様式で建てられました。
-
大学の屋根の上には中世の神学者や哲学者の立像が並んでいます。
拘っていますね。 -
K氏M子さんはウィーン大学からリンク通りに戻らないでヴォティーフ教会に向かいました。
フランツ・ヨーゼフ1世がテロの暗殺から奇跡的に助かったことを神に感謝して1879年に建てられた教会です。
ネオゴシック様式の美しい教会。 -
リンク通りから少し外れていますが、建造年からこれも一連のウィーン都市改造にはいるのでしょうね。
塔の高さはウィーン市庁舎の「ラートハウスマン」に抜かれたので、現在二番目の高さになっています。
残念ながら、4時を過ぎていましたので、彼らも内部見学はできなかったそうです。
結局ヴォティーフ教会の目の前のホテルに宿泊したのに、3人とも内部を見ることはできなかったのですね。 -
さて、6時にホテルのロビーで待ち合わせてコンサートに出かけます。
ショッテントーア駅からリンク通りをトラムでオーパー(オペラ座)まで。
リンクの外側に見えるのはカールスプラッツ駅とカールス教会。
リンク大通りの説明をもう少し続けます。 -
数年前の写真を引っ張り出します。
オットー・ヴァグナー(1841〜1918年)が1899年に設計したカールスプラッツ駅舎。ユーゲントシュティール様式の建築です。
これは一連のウィーン都市計画のものかわかりませんが、一応ヨーゼフ1世の在職中に建てられたものと言うことで、入れておきます。 -
カールス教会。
1713年神聖ローマ皇帝カール6世(マリアテレジアの父)によって造られた教会ですから、リンク大通り都市計画とは次元がちがいますね。
バロック建築の傑作のひとつに数えられる教会、2本の円柱が特徴です。 -
そして、正面に見えるのは国立オペラ劇場。
ネオルネッサンス様式の歌劇場として1869年に完成しました。
皇帝フランツヨーゼフ1世のウィーン都市大改造計画で、リンク通りを飾る数ある建物の中でも、最も期待された建造物だったのではないでしょうか。 -
しかし皇帝フランツ・ヨーゼフ1世はこの建物を見て、「沈んだ箱」と酷評したそうです。
その評価を気に病んだ設計者は自殺しました。
確かに何となく道路に沈んでいるように見えないこともありませんね。(2019年写す) -
国立オペラ劇場から少し進み楽友協会前に着くと、通路には有名な音楽家のサイン入りプレートがちりばめられています。
フランツ・シューヴェルト、フルト・ヴェングラー、アントン・ブルックナー、ゴットフリート・フォン・アイネム(1918-1996)などなど。 -
建物の壁には楽友協会の催し物の案内が掲示してある。
私たちが予約したモーツアルト・コンサートも右上にある。
ピアニストの「ブッフビンダーのコンサート」やソル・ガベッタのチェロとミュンヘン・フィルハーモニーの競演などなど。 -
ここが楽友協会。
早く入りたくて気もそぞろ、3人とも誰も外観の写真を撮っていなかった。
(2014年の写真)。 -
チケットを見せて中に入ります。
うわー相変わらず豪華です。
私は楽友協会の中にはいるのは今回で4回目。2016年にはシニア旅でK氏とI女史の3人で今日と同じモーツアルトコンサートを聴きました。 -
楽友協会と言えば、毎年元旦に全世界でTV中継されるウィーンフィル・ニューイヤーコンサーですね。
いつもワクワクしながら観ています。
さあ、中にはいりましょう。 -
そうそう、これですね「黄金ホール」。
天井画はギリシャ神話の女神たち。 -
舞台の上のパイプオルガン。
いつ見ても豪華絢爛です。まさに「黄金ホール」 -
私たちの席は・・・。
実は最前列。
あんまりいい席がなくて、ここはたしかC席。空いていたのはこの一番前と、少し後ろの遠い席しか選べない。
二人にどうしたもんかと相談したら、「そりゃー一番前がいいよ」と、即決のK氏。2018年のプラハの春コンサートでも一番前でしたが、それが結構いい席だったという記憶があります。 -
演奏者はすぐ近く。彼らの指の動きまで見える。
譜面台の裏の絵だってこんなに良く見える席でした。
だけどさすがに首が痛くなる。 -
K氏も私も楽友協会モーツアルトコンサートは2回目。
2016年は1階のボックス席を取りました。
K氏と「前はあの席だったわね。」
出発前にクラッシク通の友人に「せっかく世界の楽友協会で音楽を聴くのだからいい席を取りなさいよ」とアドヴァイスを受け、ちょっとだけ奮発した席でした。その友人も2年前鬼籍に入りました。 -
楽団員は全員モーツアルトの時代の服装で演奏する。
コンサートの内容はみんなが知っている曲で、とても楽しめるものでした。モーツアルトのドン・ジョバンニ、フィガロの結婚、魔笛、アイネクライネナハトムジークなど。
(写真は幕間に撮ったものです) -
慣れ親しんだ美しい曲を聴いていたら、不覚にもついウトウトしたらしい。隣のM子さんが私の横をツンツンする。
びっくりして顔を上げると、舞台の上の第二バイオリンの男性奏者が私を睨んでいる(/ω\)。 -
1回休憩を挟んで、あっという間に2時間が過ぎた。
アンコール曲はヨハンシュトラウス2世の「美しき青きドナウ」、それに観客を巻き込んでのおなじみシュトラウス1世の「ラデツキー行進曲」。
客席からの万雷の拍手でコンサートは終了しました。 -
モーツアルト、ウェーバー、それにワーグナーの偉大な3人の音楽家に別れを告げて外に出ます。
-
楽友協会の外にはコンサートに満足して、家路に急ぐ人々。
私たちもまたリンク通りを通ってトラムでホテルに帰りましょう。
明日はバッハウ渓谷に遠征します。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
frau.himmelさんの関連旅行記
ウィーン(オーストリア) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
ウィーン(オーストリア) の人気ホテル
オーストリアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
オーストリア最安
478円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
0
58