2020/01/31 - 2020/01/31
354位(同エリア1407件中)
ちびのぱぱさん
- ちびのぱぱさんTOP
- 旅行記273冊
- クチコミ203件
- Q&A回答37件
- 320,666アクセス
- フォロワー32人
最近見たブラタモリで、熊本を水の国だと紹介していました。
その水を供給する仕組みの説明で、阿蘇4だの阿蘇5だのという話が出ていました。(5はなかったかな)
9万年前とか言う大昔の阿蘇大噴火の話ですが、阿蘇は今でも現役バリバリの火山だということを実感いたしました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー
PR
-
高千穂峡から国道325号線で外輪山を超え、阿蘇中岳ほうめんを目指して走ると、突然展望が開けて中岳を一望できる素晴らしい展望台があります。
目の前には阿蘇カルデラが広がる。
阿蘇外輪山が取り囲むカルデラは、南北25キロ、東西18キロというサイズで、昔は湖だった事もあると言うから、北海道の屈斜路湖とおんなじくらい。
屈斜路湖サイズ、思ったより小さいですな……。
ちなみにここは、パーキング展望台というらしい。
なんというありふれたネーミングだろう。
しかし、中岳を遮るように、雲のような粉塵が、まるで出エジプトをしたイスラエル人とエジプト軍との間に立ちはだかった雲の柱のように立ち昇っています。
「何だろう」と思ったけど、その正体はすぐに明らかになりました。 -
外輪山から降りてきたところに阿蘇高森神社があり、見事なヒノキの木立に見とれます。
-
樹齢500年という実に見事な「阿蘇南郷檜」と名付けられた銘木。
これは70年ほど前に九州大学が偶然発見した挿し木によるヒノキだそうです。
挿し木は実生(種から育つ)と違ってクローンですから、ゲノムを調べればすぐ分かるハズ。
九大のだれかが、なんとなく調べてみたのでしょうか。
しかし、500年前といえば室町時代。
そんな昔に挿し木によって増やされたということになるのでしょうか。
この挿し木をした人は、500年後にだれかが見上げているなどということを想像していただろうか。 -
ここから近くのスーパーで昼食を調達したときに、中岳がモクモクと火山灰を吐き出しているのがよく見えました。
駐車場の軽トラックの運転席でお弁当を食べていたおじいさんに、雲の柱の正体について尋ねると、うんざりしたように「16日からずっとああだ」と恨めし気に見つめます。
そういえば、1月16日に噴火のニュースを見たのを思い出しました。
近くの車に火山灰が小麦粉を振るったようになっています。 -
南郷谷のカルデラを少し中岳方面に進むと、「白川水源」というサインが目に入りました。
-
白川水源は公園に整備されていて、駐車場もあります。
公園に入ってゆくと、阿蘇の伏流水が滾々と湧き出て川になっています。 -
これもブラタモリで見たのですが、溶岩流の上に積もった火山灰の層がしっかりと伏流水を蓄えて遠くまで運ぶらしい。
火山というのは甚大な被害をもたらしますが、すばらしい置きみやげも残して行くのだなあ。
美味しそうな水。 -
完全に透き通っています。
-
中国の旅行者も大勢訪れていました。
わたしは初めて知った場所ですが、その情報収集力に敬服いたします。
また、世界中の人が自由に行き来できるようになるまでに、どのくらいの時間を要するのでしょうか。 -
北海道羊蹄山のふもとにある、京極の吹き出し公園に似ています。
-
ここだけ、森閑としておりました。
-
入り口はちょっとしたレストランなどがありましたが、先ほどの弁当があります。
-
近くのスーパーで買った高菜漬けのから揚げ弁当。
-
わたしのほうは、なぜか寿司が欲しくなって。
500円くらいだったか。 -
白川水源の駐車場から中岳の噴煙を望む。
この時点では、中岳方面に上るのは無理かと思いました。 -
草千里にカーナビをセットして進むと、なんとなく噴火しているほうに向かっている気がする。
進んでいいのかなあ。
向こうから一台車がやってきたと思ったら、道に積もった火山灰を掃除する清掃カー。
北海道では、春先にこういう車が活躍します。
雪が解けた後の道には砂塵やごみが溜まっているわけです。
清掃車は、こっちに見向きもしないで行ってしまいましたから、通行止めというわけではないらしい。
振り返ると外輪山の絶景。 -
どんどん噴煙のほうに向かっちゃいます。
だいじょぶかな。
というか、すぐ脇をかすめている感じ。 -
ニコニコレンタカー。
二日間借りました。
夜はいったん返したのですが、二日とも新車の同じマーチで快適でした。
噴石でも当たったら、怒られますね。
ふと、そんな考えが頭をよぎる。 -
40年前に来たときは、噴火口のすぐ近くまで行き、分厚いコンクリートのシェルターの上に、漬物石見たいのがのっかっていたっけ。
-
行こうと思えば、もっと近づく事もできそう。
あの建物は、シェルターだろうか。 -
40年前の写真。
火口ぎりぎりまで近づけました。 -
刻々と色と形を変える噴煙。
-
草千里は枯れ野原。
ここは、やっぱり夏に来たほうが良い。
この次に日に、出川哲朗さんが充電旅をしてここに来たみたいです。 -
草千里のでっかい駐車場は有料です。
土産物屋とか草千里での乗馬体験をしたい場合、そっちで停めることになりますか。
そのすぐ上のこの展望台は駐車無料。 -
そのまま反対側に下ってゆきます。
-
午後の3時半ですが、ずいぶん風が冷たくなってきました。
今日のところはこのくらいにして熊本に帰ろう。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
20年九州の旅
-
コロナにびびり、おたふくに度肝をぬかれる福岡
2020/01/28~
博多
-
雨のち晴れ 飛び梅にメジロ
2020/01/29~
太宰府
-
晴れのち雨 柳川 川下り
2020/01/29~
柳川・大川
-
草枕さんぽ
2020/01/30~
玉名・荒尾
-
熊本の宮本武蔵
2020/01/30~
玉名・荒尾
-
オリンピックってなんだっけ
2020/01/31~
玉名・荒尾
-
赤い夕日に照らされて、たたずむ廃墟
2020/01/31~
玉名・荒尾
-
「歩いてこその高千穂峡」ドライブ
2020/01/31~
高千穂・五ヶ瀬
-
阿蘇噴火 こんなに近づいていいのだろうか?
2020/01/31~
阿蘇
-
熊本城の加藤清正
2020/02/01~
熊本市
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
阿蘇(熊本) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 20年九州の旅
0
26