さようなら築地場内市場～グルメの宝庫、魚河岸横丁を食べ尽くす（和食編）～

2018/08/27 - 2018/08/27

寿司や洋食店を紹介してきましたが、築地場内市場には、他に海鮮丼、魚料理、てんぷら、鳥料理、らーめん、そば、うなぎ等の和食全般についてもお店があり、市場利用者に築地の名に恥じない美味しい料理を提供していました。

豊洲市場移転前の数か月間の間に場内市場の飲食店をくまなく利用しようということで、機会を見つけては、朝食や昼食を食べましたが、今回は、和食編のということで、以下のお店で食べた際の訪問記になります。

やじ満
かとう
福せん
高はし
天房
仲家
大江戸
つきじ丼匠
ふぢの
鳥藤
富士見屋
吉野屋

エリア 築地(東京)

• 旅行の満足度: 4.5

海幸橋のあたりです。ここだけに限らず、築地には昔川が流れていました。あちこちにある橋はその名残です。

遠方が仲卸業者売場です。

魚河岸横丁まで来ました。

まずは、「やじ満」です。所謂町中華のお店です。

店内のメニューです。

奥が厨房です。

70年間維持してきたと謳っている冷やし中華は、このお店の名物の一つです。

欲張りなので、普通の冷やし中華にチャーシューが余分に付く、チャーシュー冷やし中華にしました。

肉厚のチャーシューが付くので、食べ応えがあります。冷やし中華のたれがアクセントになっている美味しい昭和の冷やし中華です。

あさりラーメンも人気がある一品です。

次は、魚料理全般を扱う和食店「かとう」です。

焼き魚、煮魚、お刺身等を食べれます。

この日のおすすめです。

こちらもメニューです。

店内です。

お茶です。

注文したのは、お刺身定食です。

魚と豆腐の煮込みがセットとして付いてきました。

ご飯、お味噌汁、漬物です。

メインのお刺身です。

平目、鮪、さより、かんぱち、サーモンがそれぞれ3切れです。

数年前に食べた際は、もっと豪快なイメージがあった「かとう」のお刺身盛り合わせですが、経営者が変わっていたようです。人の入りが少なくなっていたように感じたのですが、気のせいかもしれません。

豊洲市場に移転後は、店名を変えて営業しています。

「かとう」で食べたのは、2018年9月上旬ですが、この頃から築地市場が閉場する10月上旬まで、今まで以上にたくさんの人が魚河岸横丁へ食事に来ていました。まだ序幕でした。

人気のある寿司店の前には、時間を問わず、毎日行列が出来ていました。

次は、うなぎ店の「福せん」です。

セットメニューです。

こちらがコアのメニューです。

店内です。

注文したのは、人気メニューのうな鳥丼です。

漬物です。

味噌汁です。

うなぎと焼き鳥を同時に味わえる欲張りな丼ぶりです。

この時は、2018年9月上旬の土曜日のお昼です。たくさんの人です。

土曜日に行くと、傾向としてまずはお寿司屋さんの前に行列が出来ますが、閉場前の土曜日は、午前8時や9時位からどこのお店の前にも列が出来ていました。

この日は、魚料理の「高はし」です。

隣の「米花」の前でもたくさんの人が待機していました。

「高はし」の前にあった列の並び方に関する説明です。

店内です。

食べたかった穴子丼は途中で売り切れました。

1時間以上待ってから、ようやく店内に入ることが出来ました。すさまじい勢いで、一品類が順番に売り切れたので、食べれるかどうか微妙でしたが、お刺身がまだ数食分残っていました。

お茶です。

付き出しです。他店よりも少し高めの価格設定の「高はし」ですが、店主はあえていいものを提供することに拘るので、どうしても少し高くなるようです。ただし、店主の腕はたしかで、何を食べても美味しいです。

この日食べたものです。

鳥飼の刺身です。新鮮なので、食感がいいです。

ご飯やお味噌汁も美味しいです。

一番定評があるのは、煮魚かもしれませんが、お刺身も侮れないです。この日食べた、鮪の刺身は素晴らしかったです。目利きがよくないと、このレベルのものは、出せないと思います。

お昼のピークが過ぎたので、人けはまばらになりました。

スーツケースまで持ち込むのは、すごく気合いが入っていますね。

こちらも待つ人がいます。

築地場外の波除通りです。

次は、てんぷらの「天房」です。

メニューです。てんぷら定食や天丼がメインです。

店内です。

この日のおすすめです。

お茶です。

まずは、鮪のブツです。

鮮度がよいです。

この日は、おすすめの天丼を食べました。

築地らしい、海鮮系の具材をたっぷり使った天丼です。海老、ホタテ、キス等を揚げています。

食事を終えると、順番を待つ人がいました。

寿司店の二強、「寿司大」や「大和寿司」の前にはたくさんの人が待っていました。

次は、海鮮丼の「仲家」です。

写真があるので、わかりやすいです。

店内です。

注文したのは、まぐろ、なかおち、うにの海鮮丼です。

味噌汁です。

あさりです。

漬物です。

ボリュームは少なめなので、女性向けかもしれません。

雨の日は若干人が少なくなります。

この日は、海鮮丼の「大江戸」です。

メニューです。

この日は、はまちの丼ぶりがお勧めでした。

店内です。

注文したのは、はまち8点丼です。

お味噌汁です。

はまちに加え、うに、かに、海老、いくら、いか、まぐろ、ほたてが酢飯の上にのっています。

オプションとして、サーモンを単品で注文しました。

生活感が感じられる場内の風景です。

次は、「つきじ丼匠」です。こちらも海鮮丼系のお店です。

メニューです。

メニューの続きです。

店内です。

湯呑です。

注文したのは、一番人気の豪快丼です。

お味噌汁です。

具材は、まぐろ、はまち、鰺、さより、うに、いくら、玉子、海苔です。

店外にあった写真付きメニューです。

この日も寿司店の前には、すごい行列が出来ていました。

魚河岸横丁の横の通りです。

勝どき門です。

海幸橋から入った所です。

この日はラーメン店の「ふぢの」です。

店内です。

注文したのは、チャーシュー麺です。ちぎれ麺で、昔ながらのラーメンという感じの味です。

お店の前で待つ人達です。

この日は晴れていました。

この日は、鳥料理を専門にしている「鳥藤」です。築地場外にもお店があります。

店内のメニューです。親子丼類で知られています。

カウンターに座りました。

店内です。

親子丼は、たくさんの種類を用意しています。

まずは、ぼんじりの煮付けです。

たれがぼんじりとよく合います。

メインは、親子丼です。

鳥スープです。

親子丼は、特上だったと思います。同店の親子丼は他店と比べても美味しいと思います。鳥も美味しいですが、味付けがいいといつも感心します。

持ち帰り用のお弁当も売っています。

この日はまだ空いている方でした。

狭い路地を走るターレーは、築地独特の風景でした。

昔から代々続いていたと思われる横丁の飲食店以外のお店は、豊洲では見れなくなりました。

魚河岸横丁はまさに食のテーマパークでした。

この日は、蕎麦屋の「富士見屋」です。

サイン入り色紙が飾られていました。

写真入りのメニューです。

蕎麦屋さんらしいメニューです。

好評のセットメニューです。

帆立丼セットです。帆立丼が築地らしいメニューです。

ざるそばです。

お味噌汁です。

冷奴です。

ミニ帆立丼です。他では見られない丼ですが、プリプリした帆立と卵とじの相性はいいです。

店内です。

「富士見屋」は10号館にありました。

「富士見屋」で食事をしたのは、豊洲へ移転する数日前の10月1日でしたが、うなぎの「米花」はすでに築地での営業を終了していました。残念でした。

豊洲市場での営業開始に関する案内です。

1号館には、「吉野屋」がありましたが、吉野家チェーンの1号店として有名でした。

1号店の前の通りです。

人で溢れていました。

「吉野屋」の1号店です。

人は並んでいませんでした。やはり、築地まで足を運んで、わざわざ「吉野屋」で食事をと考える人は少数派でした。

1号店で食べた牛丼です。他の吉野屋と変わらない味です。ただし、原点と考えられる場所で食べれたのは、感慨深かったです。

お店の回転率が高いので、列もなかなか出来ないですが、食事を終えたら、待っている人がいました。

食後にコーヒーをと思ったのですが、どこも混んでいたので、諦めました。

「センリ軒」の前には、すごい列が出来ていました。

「岩田」の前も人がたくさん待っていました。

すごい人でした。

築地市場は、この風景が好きでした。