タスマニアの旅②　タスマン半島「デビルズキッチン」「ポートアーサー流刑場跡」、ワイナリー「フロッグモア・クリーク」

2019/12/06 - 2019/12/13

6泊8日で巡る “ベストシーズンに行く” タスマニア島のツアーに参加しました。
ここでは「タスマン半島」からワイナリーレストラン「フロッグモア・クリーク」でのランチまで、ツアー3日目の前半の記録です。

【本日の全行程】　3日目　2019/12/8（日）
ホテル　→タスマン半島　→ポートアーサー流刑場跡　→ワイナリーでランチ　→リッチモンド　→ホバート市内見学　→シーフードレストラン　→同上ホテル連泊

エリア オーストラリア

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 航空会社: カンタス航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

8：00 「レストポイントタワーホテル」を出発。
世界遺産：タスマン半島の「ポートアーサー流刑場跡」に向かいます。
ホバートの市内からは直線距離なら60ｋｍくらいですが、二つの湾をグルっと廻り込んで行くので110ｋｍ、90分ほど掛かります。

レスト ポイント ホテル

9：00　約1時間の乗車で「タスマンアーチ」に到着。
当初の予定には無かったのですが、現地日本人ガイドさんの配慮で立ち寄ります。

海水の浸食によって岩が削られて穴が空き、上部がアーチのようになって残っています。
高さ63.9m、天井までの高さが海抜52.7mという巨大なアーチ型の断層。
いずれは崩落するだろうとのことでした。

このエリア名は1642年にオランダ人の「アベル･タスマン」が最初に上陸して発見したことにちなんで名付けられました。

整備された遊歩道に咲いていた地味なお花です

「デビルズキッチン」＝悪魔の台所って何処？
多分、この平ったい部分の脇の断崖のことだと思います。

デビルズ・キッチンは
「高さ数十ｍの絶壁の岩盤が浸食されて出来た断崖 。
2億年前に起こった大陸移動時の地殻変動の痕跡で、水平に侵食された堆積岩の断崖が 突然縦に方向を変え、火成岩の柱状の岩壁に変化している」・・？
・・何のことやらよく分からん。　

ガイドさん同行でイヤホンガイドも耳に当てていたのに、写真撮りに夢中で説明をよく聞いていなかったから後からでは分からないことも出てきてしまう　(-"-)
ネットで調べても解決しなかったんです。

30分ほどの滞在で駐車場に戻ります。
ここにトイレは有りません。
駐車場は広いけれどあまり観光地化には期待されていないってことかな？

10：00　海岸の岩場から30分ほど走り世界遺産の「ポートアーサー流刑場跡」に到着

ポートアーサー流刑場跡 建造物

ビジターセンターで首から掛ける参観証を受け取ります。
日本語の立派なパンフレットも用意されていました。

先程Googleの地図を見たらここも今、臨時休業になっていました。
コロナの影響はここにもか・・

広い芝生の向こうにメインの見学場所「刑務所」の建物が見えてきます。
綺麗な芝生なのですが、足元にはワラビーちゃんの真っ黒いオトシモノが沢山。
でも、不思議と臭いってあまりしないんです。
まあ、踏まないに越したことはないので気をつけて歩きましょう。

この流刑場は1800年代の最初の入植者の集落の一つであり、国内最大の流刑植民地でした。
2010年に「オーストラリアの囚人遺跡群」の一つとして世界遺産に登録されています。

海の中の島は1,100人ほどの人々が眠る墓がある「死者の島」。
囚人だけではなく、軍人や文官、その家族も埋葬されています。
時間があれば船で渡る事もできるそうです。

周りが海だし脱出が絶対不可能な監獄として知られています。
1877年に監獄としての機能は廃止され今はすっかり観光地。

この建物は当初は粉挽き小屋と穀物倉庫でしたが囚人の数が増えるのに伴い四階建ての刑務所に改造されました。
これはパン焼きの窯だったかな？

床の畳１畳くらいの四角い区切りは独房の跡。
”悪辣な” 囚人用の独房は一階と二階に136室あり、

模範囚は最上階の大部屋で生活しました。
480人もいた事もあったそうです。

火事の跡も生々しい

西から見た刑務所

その裏の監視塔

敷地内の最東部の小高い場所に、

司令官邸があります。
南半球なので家は北向きに建っているんですよね。

庭のお花

婦人の部屋でしょうか

書斎？

キッチン

子供部屋

庭の花

監視塔と裁判所が見えます

足元の花

病院のレベルは結構高かったそうです

アサイラム（精神病院）だとパンフレットには有りましたが、タウンホール？
現在、中にはカフェもあり軽食もできるとか。

園内は広いのでカートも走っています

隔離刑務所の通路

一部を覗くことができ個室になっています。
ここでは孤独と瞑想を通して囚人を更正させるというそれまでに無かった刑罰を科しました。
一日のうち23時間を独居房で過ごし、１時間は強制的に運動をさせられたそうです。

出入口は厳重な鉄格子。

獄舎内の教会。
隣の囚人同志が話をしないよう礼拝席には一人ずつ仕切りが設けられています。

英国国教会。
毎週日曜日には1,100人もの人が集まったそうです。

司祭館

政府コテージの前から

庭園の道が延びています

バラの季節には少し遅かったのでしょうか・・

途中の噴水

ビジターセンターに戻り資料展示を見ます。
世界遺産のマークも。

売店やカフェもありました。
12：00　2時間の見学を終えてから80分ほどバスは走り、

13：20　ランチ会場のワイナリーレストラン「フロッグモア・クリーク」に到着

フロッグモアクリーク ワイナリー 体験・アクティビティ

とても混雑しています

スパークリングワイン・赤・白ワインのテイスティングができます。
全然飲めない方が臨席で、すっかり二人分頂いてしまいラッキー (^_^)

カリカリのパンで蓋がされたスープ

メインはお魚のグリル

デザートはラズベリーのムース

テラス席もあります

ワイナリー遠景

目の前にはブドウ畑

夏なので今はこんな感じ。
15：00　ランチタイムの後、北に約10ｋｍ10分ほど走り、

15：10　リッチモンドの町に到着です