2020春 瀬戸内の古い町並みを歩く 《2日目-2：江戸時代 潮待ちの港として栄えた鞆の浦》

2020/03/19 - 2020/03/21

福山駅前から移動手段をレンタカーに切り替え向かったのは鞆の浦。
白壁土蔵や町家が残る、美しい日本の歴史的風土100選にも選ばれた江戸時代の古い町並み、潮待ちの港として栄え、景勝地の仙酔島など広島屈指の風光明媚な観光地。
2017年11月に鞆町中心部が重要伝統建造物群保存地区に選定されています。

2日目コース

３/２０（金）千光寺山荘⇒尾道駅⇒福山駅⇒福山駅前Timesレンタカー⇒鞆の浦町並み散策⇒たけはら町並み保存地区散策⇒御手洗重要伝統的建造物群保存地区散策⇒大長港 旅館オレンジハウス（宿泊）

鞆の浦HP
http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/site/sights-spots/31144.html

エリア 鞆の浦・鞆公園(広島)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 3.5

• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

福山駅前からレンタカーに移動手段を変え、1時間弱で鞆の浦にやってきた。

午前9時過ぎに到着。

鞆の浦 自然・景勝地

駐車場も空いてた。
福山市制作の鞆の浦の町並み紹介動画
https://www.youtube.com/watch?v=FFhbkmCVvvw

では・・・早速町並みを散策。

この建物は、宮崎駿プロデュースのカフェ御舟宿いろは。
https://www.tomo-iroha.jp/
スタジオジブリの名作アニメ『崖の上のポニョ』の舞台とも言われていて、宮崎駿監督の作画デザインをもとにして再生された建物。

御舟宿 いろは グルメ・レストラン

『鞆の津の商家』https://tomonoura.life/spot/13526/ は、江戸時代の古い商家の間取りがのこる母屋と、明治期に増築された土蔵からなる建物で市の重要文化財に指定されています。

鞆の津の商家 名所・史跡

しっかし、本日は新型コロナウイルスの影響で閉館となっていました。
昨日の尾道同様にこの３連休はこういった閉館が多そうな感じ・・・

町並みって棟続きで並ぶのが殆どですが・・・

これ、ポツンと島みたいに建ってる！
しかもなかなか味のある形。

バスもあるようです。
レトロなボンネットバスも走ってるそうですが、この日は見ることできませんでした。

道路は狭いので自動車は離合してすれ違うよう標識があります。
レンタカーでここも走り抜けてみました。

土蔵造りの建物の隣は改修中。
江戸時代から残る建物も多いので改修している景色も所々で見られます。

穏やかな朝の港に出た。
これが潮待ちの港・・・向こうに常夜灯が見えるわ。

目の前が海なんですが、それで海抜２．８ｍ？
なんかもっちょ低いように感じる。

こういう路地裏いいですね。

狭い路地も・・・

３連休初日の朝・・・
これから観光客が増えてくるんかな？

お店は閉まってますね。
新型コロナの影響？

そんな中、開いているお店もありました。

左側の建物は『太田家住宅』
https://tomonoura.life/spot/12674/

太田家住宅 (鞆七卿落遺跡) 名所・史跡

保命酒の蔵元中村家の屋敷で、国の重要文化財に指定されている歴史的な建造物群です。
しかし新型コロナの影響で閉館です。

天気はいいんで絶好のお出掛け日和ではありますけど・・・

そして鞆の浦って言えば有名な景色にある常夜灯。

その『常夜灯』と『いろは丸展示館』

いろは丸展示館 美術館・博物館

『いろは丸展示館』http://www.tomonoura.jp/tomo/irohamaru.html は1867（慶応3）年に坂本龍馬が乗る船が鞆沖で沈んだいろは丸事件の資料を展示しています。

いろは丸は坂本龍馬の船。
瀬戸内海で軍艦に衝突された際、龍馬が鞆の町に避難し、滞在したことから、この地は龍馬ゆかりの場所としてファンのあいだで有名なんだとか。
ここは開館していましたので、自粛か営業かは自己判断みたいです。

『いろは丸展示館』の隣にあったのは『茶房とうろどう』https://tomonoura.life/gourmet/12625/

茶房 とうろどう グルメ・レストラン

鞆の浦を象徴する『常夜灯』https://tomonoura.life/spot/12679/
ハリウッド映画やドラマのロケ地として登場したこともある有名な観光スポット。

常夜燈 名所・史跡

潮待ちの港の石階段の雁木は船荷の積み降ろしに使用された港湾施設。
約200年前に造られたもので、これほど大規模な雁木が残っている場所は全国的にも無いとか・・・

雁木 名所・史跡

高さは5m以上、1859（安政6）年に建てられたもので、石造りの常夜燈としては日本一の大きさらしい？です。

この景色と板塀に似合う鋳鉄製の郵便ポストも・・・

鞆の浦港の説明。

鞆交番、鞆の浦の町並みに合わせてます。

結構古そうな土蔵造りは保命酒の『岡本亀太郎本店』
http://www.honke-houmeishu.com/

岡本亀太郎本店 グルメ・レストラン

その店名が町名になってる。

港を離れ町内を散策してみます。

ここにも保命酒の店が・・・
店名を見たらここが『岡本亀太郎本店』の店舗だった。
お酒もいいんですが、持ち帰るのは荷物になる・・・

江戸時代の町並みの中に洋風の建物も・・・

民家も風情がありますわ。

住居としてちゃんと健在だし・・・

ひな祭のシーズンですね。

山中鹿介首塚ささやき橋？

鞆の浦で最も古い『静観寺』の近くにある小さな橋？です。
一跨ぎで渡れてしまうこの橋には、悲しい恋物語があり、橋のたもとで悲しきふたりのささやき声が聞こえるという伝説があるそう。
首塚・・・それって幽霊か！！((((；ﾟДﾟ))))

ささやき橋 名所・史跡

尾道同様にお寺が多いです。

道路に鳥居も・・・

備後安国寺 寺・神社・教会

『鞆の津ミュージアム』https://abtm.jp/ も閉館中。

鞆の津ミュージアム 美術館・博物館

小鳥神社。

お堂の中にひな祭が・・・約半世紀前の昭和３０年代のおひな様とある。

長屋もあった。

ちょっと変わった形の建物は、坂本龍馬ゆかりの隠れ家でもある『桝屋清右衛門宅』
https://www.masuya-seiemontaku.com/

龍馬の隠れ部屋桝屋清右衛門宅 名所・史跡

幕末に起こった『いろは丸事件』で坂本龍馬らが滞在していた場所で、当時すでに幕府から命を狙われていた龍馬が屋根裏部屋に潜んでいた場所です。

ここは開館していたんで見てみます。
２００円と安いですよ。

お～坂本龍馬！

これですね。

屋根裏に部屋が・・・

今は見学用に階段がちゃんとあります。
当時は隠れ家なんで階段なんかなかったでしょうけど・・・(^^ゞ

東側納戸から２階に通じる階段を上り、天井裏の隠し空間へ・・・

雰囲気出してます。

さらに奥の階段を進むと・・・

現れるのが・・・

そこには8畳ほどの窓の無い畳敷きの部屋が・・・
これが、龍馬が隠れていたと言い伝えられている部屋で当時の隠れ部屋が趣きそのままに公開されています。

１階へ降りて順路に沿って歩きます。

１階の広間にも龍馬は降りてきたりしたんでしょうね。

縁側もありました。

外に出て更に散策を・・・

天日干ししてますね。

石段を上がります。

２日目も朝から晴れで天気には恵まれそう。

『對潮楼（たいちょうろう）』https://www.hiroshima-kankou.com/spot/8466 です。

福禅寺 對潮楼 名所・史跡

狭い路地を歩きます。

そして最後にやってきたのは・・・

對潮楼へは、福禅寺の境内に入り・・・

本堂前に・・・
福禅寺は平安、鎌倉、室町など各時代の仏像が祀られる観音信仰を集めた寺院。

福禅寺 對潮楼 名所・史跡

本堂に隣接する對潮楼は江戸時代に創建された客殿で、福山藩の迎賓館として守られてきました

ここは鞆の浦を代表する絶景スポット。
入ると広間とその向こうに海が・・・

幸いなことに開館していました。

その昔、朝鮮通信使をもてなすための迎賓館として使われ、朝鮮から来た通信使の高官が『日東第一形勝（朝鮮より東で一番美しい景勝地という意）』と絶賛したという逸話が伝わる、歴史ある場所です。

窓枠が自然の額縁となり、風景が一幅の絵画のように見え、これが日本三景の松島みたいなんです。

對潮楼から正面に望める『仙酔島』https://tomonoura.life/about/sensuijima/ 仙人が酔うほど美しいと言うロケーションからの由来。

仙酔島 自然・景勝地

瀬戸内海の穏やかな海も望みながらまったりできますよ。

朝鮮に由来した展示も・・・

お守り類も・・・

こんな変わり種のお守りも・・・
中央のピンピン暮らしてコロッと逝く、『ピンコロ御守』を戴きました。

そしてレンタカーを止めた駐車場まで戻ります。

カラフルだけどご当地感はないですね。

風情ある古い町並みが残る鞆の浦は初訪問でしたが、なかなか良かった。
次は竹原に向かいます。