出雲大社へお礼参りと周遊の旅（２）出雲大社と稲佐の浜と街歩き［前編］

2020/03/26 - 2020/03/26

2020年3月25日～3月29日，兼ねてから妻と相談していた出雲大社へ30年越しのお礼参りと出雲を周遊する4泊5日の旅へ出かけてきました．

二日目(3/26)はいよいよ出雲大社へお礼参りです．
JR出雲市駅前からバスに乗り出雲大社へ，お礼参りをした後に「稲佐の浜」まで歩いて砂を採取し，その砂を出雲大社奥にある素鵞社へ納め，代わりのお砂を戴いてきました．次に命主社（いのちぬしのやしろ 神魂伊能知奴志神社）をお参りしました．以上が前編です．

■スケジュール
↓3月25日 FDA直行便で仙台→出雲へ移動
●3月26日 出雲大社へお礼参り
　3月27日 松江城と八重垣神社を訪ねる
　3月28日 世界遺産石見銀山を訪ねる
　3月29日 FDA直行便で出雲→仙台へ戻る

拙い旅行記ですがご笑覧いただければ幸いです．

エリア 出雲市(島根)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 旅行の手配内容: 個別手配

このホテル「ドーミーイン出雲」で初めての朝食です．バイキングの予定でしたが，新型コロナウィルス感染予防のためか惣菜単品を小さな器へ入れラップで覆い提供されていました．ご飯とお味噌汁は係の方によそってもらいます．このやり方だとお互いに安心で良いですね．お味噌汁のだしがみさぱぱ好みでとても美味しかったです．

天然温泉 八雲の湯 ドーミーイン出雲 宿・ホテル

こちらのようなお花見弁当のような色々な総菜がちょっとずつ入ったものもありました．こちらも美味しかったです．

天然温泉 八雲の湯 ドーミーイン出雲 宿・ホテル

朝食会場「Hatago 旅籠」に掲げられていたプレートです．季節により変わるのでしょうか？ちょっとステキな飾りでした．

天然温泉 八雲の湯 ドーミーイン出雲 宿・ホテル

朝食会場はホテルのロビーの奥に位置しています．ここは朝食の時間帯と夜の夜鳴きそば無料提供の時間帯以外はクローズです．

天然温泉 八雲の湯 ドーミーイン出雲 宿・ホテル

朝食後，9時ちょっと前にホテルを出発して一畑電鉄出雲駅へ向いました．ところが大社方面への電車が発車したばかり...しかも1時間に1本しかなく電車による移動はあきらめ，JR出雲市駅前からバス(運賃大人 490円)に乗り出雲大社へ向かいました．
市内を走り30分ほどで大社前に到着，最初にバス停近くにある観光案内図をチェックしました．ふむふむ，稲佐の浜までは結構距離がありそうだなぁ...

出雲大社前の交差点から神門通りを望んだ様子です．遙か彼方に大鳥居が見えます．逆になりますが，あとで行ってみようと思います．

神門通り 名所・史跡

出雲大社の入口，二つ目の鳥居が見えます．

神門通り 名所・史跡

出雲大社 勢溜（せいだまり）の大鳥居です．いやぁ...大きいですね．この先が参道です．

大鳥居をくぐった右手にある千家尊福（せんげ たかとみ）の像です．

出雲大社 寺・神社・教会

銅板の説明を読むと，出雲大社の第80代の宮司さんで，宮司退官後は政治家となり大臣まで上り詰めたようです．

出雲大社 寺・神社・教会

像の側にある石(花崗岩)のベンチで大きなサイズの捕獲岩(黒い部分)がありました．石好きなみさぱぱには気になります．

出雲大社 寺・神社・教会

参道です．何だか歩いていて違和感を感じたのですが，下り坂になっている参道は珍しいのではないでしょうか？

参道の右側にあった小さな祠は祓社（はらえのやしろ）です．参拝者はまずここを参拝して身を清めるそうです．

出雲大社 末社 祓社 寺・神社・教会

しばらく参道を歩くと，右側にある浄めの池(きよめのいけ)が見えてきました．水はあまり綺麗とは言えませんが...

出雲大社 寺・神社・教会

松の参道にある大鳥居の手前の祓橋から見た野見宿禰神社の方向です．丁度，新人巫女さんの研修でしょうか？宮司さんらしき人が数人の巫女さんを引率していました．

出雲大社 寺・神社・教会

松の参道です．「中央の路は神様が行き来するので，参拝する人は左右の端のどちらかを歩きます」と言われていますが，現場の注意書きには「松の根の保護のため 参道左右をお進み下さい」とだけしか書いてありません．ネットで見た古い写真では，中央の路を一般の参拝者が歩いている様子が伺えますが，本当はどうなんでしょうね？

出雲大社 寺・神社・教会

「出雲大社のウサギたち」という案内板がありました．いなばの白ウサギ神話にちなむ可愛い小さなウサギ像が出雲大社の敷地内のあちらこちらにあります．この案内図の現在地の様子が次の写真です．

西神苑にはこのようにたくさん小さなウサギの像が並んでいます．可愛い！

ウサギ，ウサギ，ウサギ♪

一匹一匹のウサギはそれぞれ仕草や表情が異なります．

耳がたれているウサギがいました．ダウナーなのかしら？

新規増設か？あるいは修復中のウサギの像もありました．

横に広がって並んでいるウサギさんたちです．

「古事記」にあるオオクニヌシノミコトとスセリ姫がご縁を結ばれた由縁を刻まれた「縁むすびの碑（いしぶみ）」です．

碑の側には一対のウサギさんが，杯を持つウサギさん（スセリ姫役）と酒瓶を持つウサギさん（オオクニヌシノミコト）です．

縁むすびの碑の謂われの解説です．

オオクニヌシノミコトと白ウサギ，そう「因幡の白ウサギ」のシーンです．

出雲大社 寺・神社・教会

出雲大社公式サイトによると「ご慈愛の御神像」と呼ばれる因幡の白ウサギの大国主大神さまと一緒にいるウサギの青銅の像です　との解説がありました．

出雲大社 寺・神社・教会

手水舎です．新型コロナウィルス感染拡大防止のため手酌はありませんでした．

ムスビの御神像です．オオクニヌシノミコトが神さま（大国主大神）になる前の修行中の出来事（魂を戴く様子）を表現しているようです．

出雲大社 寺・神社・教会

ムスビの御神像の裏手にある茅葺き屋根？を持つ会所です．手前の生け垣の内側から撮ると全体が写らず，生け垣の外側で撮ると生け垣が写ってしまうという難しい構図です．

会所の説明によると多目的ルーム（ホール？）の位置づけの建物みたいです．

会所の裏手付近から吉野川に架かる橋を臨みます．

吉野川にかかる橋の上から上流の様子です．

神々の宿舎である東十九社です．

出雲大社 末社 十九社本殿 名所・史跡

八足門です．

八足門前には天皇陛下や皇族方のお名前が書かれている立て札がありました．

大きなしめ縄を要する拝殿です．ここでお参りしました．

御守所です．

神々の宿舎となる西十九社です．この脇を通り大社の裏手へ行けます．

出雲大社 末社 十九社本殿 名所・史跡

西十九社です．

出雲大社 末社 十九社本殿 名所・史跡

巨大なしめ縄を飾る神楽殿です．人のサイズと比べてみると大きいことが分かります．

出雲大社 寺・神社・教会

この大きさです．如何に大きいか分かりますよね．

祓社です．

祓社の脇には白ウサギがありました．

こちらにも階段の途中に白ウサギがいます．

桜が三分咲きくらいでしょうか？

船出する白ウサギさんたちです．

75畳分のサイズの国旗です．日本一大きい国旗だそうです．

こんな所にも白ウサギがいます．

千家国造館です．

永職館です．

千家国造館 名所・史跡

門の脇に置いてある大きな木槌です．

千家国造館 名所・史跡

出雲大社教祖霊社です．

出雲大社から歩き，稲佐の浜にやってきました．

稲佐の浜に到着です．

稲佐の浜 自然・景勝地

稲佐の浜にある弁天島です．広い砂浜にここだけぽつんと岩(島)があるのは不思議な感じがします．だから人は神秘性を持つのかもしれませんね．

これ，マンボウでしょうか？

稲佐の浜 自然・景勝地

浜の北側で何か大きい白いものが動いていますね～．

稲佐の浜 自然・景勝地

近づいてみると白鳥さんでした．白鳥と戯れる子どもさんたちです．

稲佐の浜 自然・景勝地

あちらの方に砂浜から大きな岩が顔を出していますね．何でしょう？

稲佐の浜 自然・景勝地

ゴミのないきれいな場所から砂をゲット．これを持ち帰り，素鵞社へ納めます．

稲佐の浜 自然・景勝地

稲佐の浜から30分ほど歩いて出雲大社に戻りました．素鵞社の姿が木々の向こう側(左)に見えてきました．

素鵞社（そがのやしろ）です．まずはお参り．

素鵞社 寺・神社・教会

素鵞社の裏手に大きな岩がありました．パワースポットらしく人々が岩に手を当てていました．私も頭を下げて岩に触れてきました．

素鵞社 寺・神社・教会

素鵞社の背面と側面に砂箱がありました．ここに稲佐の浜から持って来た砂を納め，代わりに同量の砂を戴きました．

素鵞社 寺・神社・教会

おっ！石の隙間から大きなカナヘビが現れました．神様の化身かしら？お出迎えされたのかもしれませんね．ラッキー♪

出雲大社の裏手です．地面を覆う苔が見事です．

出雲大社(御本殿)の真後ろの様子です．ここの白ウサギさんは...

出雲大社 寺・神社・教会

お社に向けて手を合わせる二体の白ウサギさんが可愛いです．

こちらの白ウサギさんは何を持っているのかな？左はしゃく？右は何？

ハートを持つウサギです．

御本殿の東側から見た斜め後ろ姿です．神々しい雰囲気が漂います．

出雲大社 寺・神社・教会

文庫(ふみぐら)です．いわば図書館ですね．

発掘された御本殿の巨大な柱の跡について説明パネルです．3本の太い木を束ねて1本のさらに太い柱として利用した主旨が書いてありました．巨大な神殿だったんですね．

写真パネルで見る柱の跡です．

命主社へ向かう途中，振り返ってみた様子です．生け垣と石垣の混在がいい雰囲気です．

民家の軒先に素敵な竹の花刺しがありました．

この先に命主社があります．一般民家への小路のようです．

命主社(いのちのぬしのやしろ)です．イノチノヌシノカミは天地万物の根本とされている神様です．

神魂伊能知奴志神社 (命主社) 寺・神社・教会

命主社の由来が書かれています．

神魂伊能知奴志神社 (命主社) 寺・神社・教会

社の裏手には遺跡がありました．真名井遺跡と書かれています．

神魂伊能知奴志神社 (命主社) 寺・神社・教会

境内にある大きな老木です．根元が腐らないよう処理されていました．

神魂伊能知奴志神社 (命主社) 寺・神社・教会

お餅をつく白ウサギさんたちです．

こんな所に鳥居がありますが...

ご神体は何だろう？しめ縄のある木がご神木でしょうか？

松の参道の東側の広場です．

手を合わせている白ウサギさんたちです．

勢溜付近の白ウサギさんは走っていますね．

出雲大社を後にして，神門通りにある店舗を巡りながら歩き，大鳥居をくぐって堀川の橋を渡り，一畑電鉄旧大社駅まで歩くことにしました．
ここから先は後編に続きます．

神迎の道 名所・史跡