アフリカのはずがヨーロッパ2週間周遊旅行＊その１０＊ベルギー・ブリュッセルとブルージュ

2020/03/16 - 2020/03/19

アフリカ旅行を急遽変更して、ヨーロッパ周遊！

その１）周遊決定、マドリード遊び
その２）マドリードからバルセロナ
その３）バルセロナからアンドラ日帰り
その４）バルセロナからニースへ
その５）ニースからモナコ日帰り、マルセイユ
その６）ニースからチューリッヒへ
その７）チューリッヒからリヒテンシュタイン
その８）リヒテンシュタインからウィーン
その９）ウィーンからブダペスト
その１０）ブダペストからブリュッセル、観光、そして終了（←今ここ！）

ここから緊迫が増してきて、ついに国境閉鎖になってしまうことに。
こうなると動いてられません。ということで帰国を決断。
フレキシブルに動いてたため、早々に帰ってくることができました。

ブリュッセルもブルージュも行ったときはレストランはテイクアウトのみだけど、それでもフリット屋はやっていた。
やっぱりイモは国民食なんだなぁって。

エリア ブリュッセル(ベルギー)

• 旅行の満足度: 3.5

初めてのRyanair。定刻前出発で偉い。
幅はまぁ狭いけど、短距離路線なら許せるかなってほどのもの。大男だと辛いかもね。

2時間ぐらいのフライトは定刻前到着。
こちらはブリュッセルですがシャルルロワ空港。
LCCが主にこちらに到着するようで、シェンゲンOUTにも対応している模様。

ここからブリュッセルまではバスで40分ほど。30分おきにバスあり。こんな感じで各地に行くバスがある。リールやルクセンブルクにも行ける。なんか便利ね、ブリュッセルから遠い以外は。
ブリュッセルまでは17ユーロ。バスカウンターのお兄さんは日本語がカタコト出来て癒された(笑)

9時半に出発し、10時10分ぐらいにはBrussel Midiに到着。
ここから電車で1駅、Brussel Centralまで。2.5ユーロ。

Central駅到着。Centralって割には小さい駅。
昔はメインステーションだったんだろうな。
今はMidiの方が大きい。

ここから宿まで行くのですが、宿の受付が実際に泊まるところと別なので、ちょっと遠いので先に観光してしまう。
おお、桜だ。春だねー。

フリット君。
オランダもだけど、こちらもフリット君がいるのね。

つい最近非常事態宣言が出たのでレストランは休み、あるいはテイクアウトのみしかやってない。
でもドラッグストアやスーパーはやっているし、ショップも普通に開いている。
そしてフリット屋もやっている。

たびレジにて外務省から情報に、ベルギー政府情報のQ&Aの翻訳があった。
「Q：サンドイッチ屋、フリット屋は開いてるのでしょうか？」
「A：開いてますが行列ができないようにしなくてはならない」
っていうのがあって、さすがだなと思った。ベルギーもフリット命。

とりあえずメイン通りを歩いてみる。
がっらーん

でもそこそこ人が歩いてるよね。
この時、お隣フランスでは外出禁止令が出た。
しかしベルギーではまだ出ていなかった。
なのでまだみんな散歩しているのである。

こちらはBelgium Stock Exchange。
この工事具合、中は別のところにあるのかしら？

教会とかあるけどもちろんClosed.

なるほど、旧市街はどこも風情あるね。そしてやっぱりオランダの影響が強いのね。

ビールショップだ！開いている！
必要だよねビールショップ。
あとで来てみよう。

そして着いた、グランプラス。
雄大だわー。

グランプラス 広場・公園

しかし、こんな感じ。

がっらーーーーん。

写真が撮りやすいことこの上なし。がしかしさみしいものでもある。
こんなのも貴重よねぇ。

建物自体はすごく豪華だし威厳ある感じ。
きっとにぎやかな時はこのあたりにカフェが立ち並んでいるんだろうなぁ。

この辺もレストランっぽい。でも誰もおらず。

でも素敵な場所だなって思う。
もうちょっとにぎやかな時に来ればよかったのに(;^_^A

そうそう、ベルギーと言えば、世界三大がっかり！小便小僧！
だから行った。
いたよ小僧！

しかし普通の街角にある小僧の噴水って感じで、観光名所ではあるけど、
「ただたまたまそこに小僧の噴水があって有名になって、色んな人に勝手にがっかり言われてるだけ」
と解釈。
かわいそうな小僧。ずーっとずーっと水分取っておしっこしてるだけなのに。。。

小便小僧 建造物

観光客はそこそこいる。
でもこの時はまだちょっと余裕があったのかもしれない
この後はこんな調子ではなかったが(;^_^A

ってことで観光する場所がこのぐらいかな？？
広場に出た。がっらーーーん。

フラフラしてたら薬局。
するとみんな店の前で待ってるから何かと思ったら、なんとチケット制。
チケットを受け取って、番号を呼ばれたら中に入れるという。
ネタだから番号受け取って入ってみた。

入ったら「ここで待て」と言われてレジよりちょっと離れて待たなければならない。

「何が欲しいの？」
と言われて、そういえば携帯お手拭きなくなってきたなぁと思って
「Hand Wipeない？」
って聞いたら持ってきてくれたが臭い付き（しかもグレープフルーツ）
「臭いないのないかな？」
って聞いたら
「それはないけど、アルコールジェルあるよ、100mlの」

ってことで思いがけず、貴重な貴重なアルコール消毒液ゲット。しかも機内持ち込みできるサイズ。
あら、ラッキーね。
他のお店ではなかったみたいなので。
ついでに匂いつきWipeも買った。

お手拭きとジェルをゲットしたのでランチを。
やっぱりフリットを食べなくては！と思ってフリット。

ソース（ケチャップ・マヨネーズ）入りだと5ユーロちょっと。でもなしだと3ユーロ。
私はあまりマヨネーズが好きじゃないのでソースなしで。
さくさく、ほくほく、美味しい。
さすがに全部だと飽きるんだけど、でもやっぱり来たからにはイモを食べなくて！って思うよね。

その後も歩く歩く。
がっらーーんとしたモール。
それでも一応中に店員さんがいて、営業中ではある。
しかし人がいない。

ショッピングストリートにたどり着いたみたいで、フラフラしてたらこちらのお店に着いた。
クオリティ、品揃え、まぁ日本でいうGUって感じかな。
パジャマパンツが洗いたいが洗えなくてもう買っちゃえ！と思ってたのでちょうどよかった。
Tシャツとロングパンツのパジャマセットがなんと７ユーロと激安。
こうゆうところのパジャマは生地のコットン薄すぎなんだけど、この薄すぎなところがかさばらなくて旅にはピッタリなのだよ。

この近くに宿のチェックインするところがあったので、行ってみたらもう宿に入れるというので向かう。
https://www.2go4.be/grand-place.asp
グランプラスすぐそこでお値段も高めだけど、受付が別の場所ということ以外は便利すぎてきれいで最高。
お値段することあって（2泊で５０ユーロ）お部屋はきれいだし、バスルームもきれい。
でも昨日までの宿は2泊で１３ユーロだったんだよ。。。ハンガリー最高。

もう特にすることもないし、見切った感があるので、お買い物を。
ビールを買うしかない(笑)
カルフール行ったらもう私の目はハートでいっぱい。
この種類！素晴らしい。ビール好きにはたまらない。ベルギー住めるなら住みたい。

で、買ってきたのがこちら。
スーパーで買ったビール、とビール専門店で買ったビール。
ヒューガルデンのRoseなんて初めて見た。めちゃうま。

宿のキッチン、ちょっと面白いでしょ。

その後部屋に戻ったらアメリカ人の女子がいた。
大学卒業後、就職前にボランティアでこっちに来たそうで、本当はもうちょっといるはずだったが、コロナ騒ぎで土曜日に帰ることにしたらしい。
色々話していたらなんと同じ大学出身、彼女はずっと若いけれど。
私の大学、アメリカのド田舎の超マイナー三流大学なので、同じ大学出身者に会うこと自体レアなのでお互いびっくり（多分彼女も同じことを思ってると思う(笑)）

そして夕飯。サンドイッチ買った。あまり美味しくなかった(笑)

そして夜はのんびりしてネット見てたら、マクロン大統領がお怒りの外出禁止宣言。この前夜にレストラン閉鎖決定で閉鎖になる0時に大盛り上がり、さらにこの日はレストランが閉鎖な代わりにセーヌ川で散歩する人多数。これに怒ったマクロンが怒りの外出制限および国境閉鎖。

国境閉鎖。。。
こりゃもう旅行続けられない。
こうなるとお隣のベルギーも閉鎖は時間の問題。

仕方ないので急いで帰りのチケットを買う。
幸いにしてブリュッセル、ANA直行便がある。
土曜日に実は飛ぶつもりでいたんだけど、これはもったいないけど破棄。
片道で買うならエミレーツ5万円。
がしかしANAでブリュッセル往復発券してしまう。しかしここでも修行僧というか旅好きが性懲りもなく出た(;^_^A　戻りは12月だけどね。この時までに収まれ！

チケット取って一息したら、もう1人がチェックインしてきた。
メキシコ人で、今パリから逃げてきたと。
もうメキシコへ行く直行便がCDGからはない。アメリカ経由ではメキシコ人は入れないからメキシコ直行便でしか帰る手段がない。メキシコ大使館に相談した結果、ブリュッセルかアムステルダムならまだ直行便があるとのことで、運よくチケットが取れ、ブリュッセルに来たとのこと。本当良かったね。。。

翌朝起きてチケットキャンセルやらを片づける。
暇だしEurail Passも残ってるからどっか行こうと思ってブルージュに行く。
本当はルクセンブルク行きたかったけど国境閉鎖になったら困るから止めておいた。また来る機会はある。ルクセンブルクならビザなしで来れるし。ちょっと面倒くさいけど。

車窓の景色は平和。風車なども見かけた。

電車で1時間と結構近い。
んで到着、ブルージュ。

駅前。

早速街歩き。
とりあえず歩いてみる。

City Centreと書いてある方向に歩いてみる。
銅像発見。

お、この辺かしら？

運河がある。
ボートで運河めぐりもブルージュ名物らしいけど、当然Closed。

人がいない。。。
と思ったらテイクアウトしているカフェの動かせない椅子席に座って優雅に飲む紳士がいた。当然警察に注意されていた。

旧市街に入っていきます。
ちなみにブルージュは世界遺産だそうです。

教会発見。もちろんClosed.

あっちがメインのところかな。
進みます。

本当オランダ風。
めっちゃ近いもんね。

道沿いに進んで行きます。
お店も開いてたり開いてなかったり。

小道がまた素敵。

素敵だなぁと思っていたら。

メインスクエアらしき場所に到着。

教会があります。

建物も素敵。
しかし、ガラガラ。

ま、仕方ないですね。。。
Social Distancing出来てるからいいんじゃないでしょうか？

作りはグランプラスと同じく広場だし、建物も似たり寄ったり。
しかし地方都市だからなんとなくのんびりしている感じ。

もちろん銅像もあって。

お腹空いたからフリット食べた。
ボリュームが(;^_^A
ケチャップつきにしたがしょっぱいな。。。

その後も歩く。
運河がある。素敵な景色。

まぁボート巡りしたら楽しいんだろうなぁと思うけれど。。。

仕方ないよねー。
これで我慢。

フラフラできるだけでも幸せと思わなくちゃね。
ちなみに警察はちらほらといたけれど、何も言われなかった。
多分次の日からはダメだったんだろうけれど。

またまた教会発見。

中に入れるのかー

中と言っても中庭っぽいところだけね。

色々と立派。

しかしいい感じだなー。鐘が鳴ってて、クラシックのある曲を流してた（知ってるんだけどタイトル知らなくて。。。）

教会の前のモニュメント。

この近くも博物館があるのだが、Closed。。。

ブドウの木？
こんなところでワイン作ってる？！

これもMuseum

なんかこれ修道院っぽいな。

壁をくりぬいてマリア様

変わった噴水。

運河のほとり、白鳥さんいっぱい。

白鳥の正しい寝方。
バレエの白鳥の座り方、なかなかこの形に似ているなと感心した。

白鳥の湖だねぇ。ま、深刻さはまったくないけど。
この今の状態は深刻だけど白鳥にとってはいつも通りだけど。

ま、こんなもんかなーブルージュ。
見るもんなかったので1時間半で終了(笑)

駅に到着。
壁画素敵。
時刻表をチェックしたらあと3分ほどでブリュッセル行きが来るというので走って飛び乗る。

Midi駅到着すると向かいには結構な人。
電光表示板には「Marseilles - St Charles」行き
ああ、この間行ったところだぁ。しかしここから南フランスまで行くんだなぁ。。。

この人たち国境閉鎖なので多分みんな帰るところの様子。
これは大変だわ。。。お昼にCloseって話だったけど、彼らがこれから乗る電車はセーフなのかな。この時すでに13時半。
1時間ぐらいDelayしているみたいだが。

宿に戻ってコモンエリアで色々整理してると、昨日のメキシコ人の子とそれ以外のスペイン語圏の人たちで色々と話し合っていた。
あとで聞いたら、どうやらみんな帰る手段を模索しているようだった。
メキシコ人男性はブリュッセルからのフライトが取れなかったが、アムスから帰る手立てをなんとか見つけ、すぐさまアムステルダムへ行ってしまった。
アルゼンチンのカップルは戻るための航空券が高くなって途方に暮れていた。
もうみんなかわいそう。

と思ってたらアメリカ人の同室女子が戻ってきた。
本当は土曜日に帰るところ、宿が明日でCloseしてしまうから急遽明日帰ることにしたらしい。
うわーもうなんかすごいな。
私もマクロンの演説聞いてすぐさま航空券取ったからまだ安いものを見つけることができたけど、今から手配したら相当高くなってるだろうなぁ。

買っておいたインスタントパスタを作り、もうやることもないのでシャワー浴びてもまだ19時という早い時間。
グダグダしてから寝る。

翌朝、早い時間に寝たので5時には起床した。
メキシコ人女子は旅立ち、部屋は一人っきり。
いつもなら貸し切りでうれしいところだけど、今回はさすがにちょっと不安。。。

朝ごはんを食べて空港に行く前にヨーロッパならではの美味しいカップスープを買いにスーパーに行ったら。。。
前日までダラダラ普通に入ってたスーパーが人数制限を開始していた。列は間隔を開けて並んでた。

前日夜、ベルギーの首相も外出禁止令やルールをお出しになったそうなので、スーパーや薬局もこの様になった。

ロックダウンとは、こうゆうことか。。。

とりあえず並びます。

スペース開けてても誰も割り込む人なんていないし、みんな大人しくしっかり並んでいます。さすが。

中は確かにすっからかんだったけど、搬入中だったから物は入るんだろうな。
ビール売り場が結構スペースだらけだったのは、みんな覚悟して引きこもるからだろうなぁと思うとそこは国民性。

レジ前も床のテープに従ってSocial Distancing。

あっちの大きめスーパーはもっと行列。
写真撮ってたらここに写ってる警官がピースしてくれたｗ（撮り損ねた）
なんかウケる、というか心まではまだ鬱っぽくはなってないようだ。
心が元気なのは大事だなぁ。このまま頑張ってほしいなぁと思う。

最後にグランプラスの写真。

また平和になったときは、にぎやかなグランプラスを見に来るよ。

んで、戦利品。
サンドイッチ２つ、チップス、スープ。
この白アスパラスープがめっちゃ美味しい。

そして早めに空港に向かう。駅も電車もガラガラ。
Eurail Passの最後は、この空港路線で使うことに。あまり元が取れなかったかもｗ
ま、元を取ろうとするものでもないからね。

空港にて。
人が少ない、というより各国に帰る人がたくさんいた。

電光掲示板はキャンセルの嵐。

ベンチもSocial Distancing

Arrival Hallにあったスーパーの前にベンチが何台かあったので待機することに。
本を読んだりパソコンで色々作業したり。
Waiting耐久レース。それでもWIFIサクサク使いたい放題なブリュッセルの空港は神。
しばしまったりしてたが、なんかおかしな浮浪者風の人がいて「1ユーロコインない？」って聞いてきて面倒臭そうだから離れる。

スーパーをのぞいたらヒューガルデンのロゼあった！うまいなぁ。

もう暇にも暇なのでOffシェンゲン行っちゃえ。
カウンター開いてないからキオスクでチェックインして進む。
幸いにしてガラガラだった。
イミグレもガラガラ。「いつ入ったの？」って聞かれた。「ドイツか。。。あいつらどこにスタンプ押したんだか」みたいな言い方してて面白かった。

Offシェンゲンはスマーフだらけ。

スマーフってベルギーなのね！！！！
知らなかったよー。

のんびりと待機してたら日本人が増えてきた。
客層のほとんどが、駐在員と家族、あるいは駐在員妻と子供ばかり。
大変だなぁ。。学校Close。そして下手したら日本で学校行くことになるのかな。

搭乗時も1.5m間隔を開けて搭乗。
ドアの前に立っていたANAの職員さんに思わず
「飛ばしてくれてありがとうございます！」
って言う。

機内は駐在員家族が多数いたものの、私の列は誰もいなくてエコファースト。
機内食食べて寝て、また機内食食べたら、あっという間に日本到着。

到着したけど検疫はされず、サーモ通ってスルーでした。
確かに21日から検査と自主隔離要請とは言ってたものの、数日違うからってこれはちょっと。。。
かと言って好き勝手に出かけるのもなんだかね。。。ってことで家に帰ってから2週間自主隔離で引きこもり。仕事はそもそもリモートだったから問題なし。2週間経っても何もなかった。

なんて終わり方なヨーロッパ周遊でした。



当分は海外に行けないけど、早くこの騒ぎが収束して、海外に行けるようになりますように。

ヨーロッパ旅行記、終わり。