2020/02/05 - 2020/02/11
1336位(同エリア16385件中)
Sさん
『DIR EN GREYのライヴを海外でも観てみたい!』
それだけの理由でフランス弾丸一人旅を決行。
海外旅行経験なし、ツアーなしの完全フリープラン6日間の旅。
英語は高校生レベル、フランス語は出国一週間前から独学しただけの、無謀すぎるチャレンジ。
パリに来てまで滞在中に暇を持て余したり、帰りの飛行機が一日遅延したりなどのトラブルも。
2020/2/5~2020/2/11
地元→羽田→CDG→パリ→CDG→羽田→地元
ANA国際線直行便、ANA国内線使用
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2/9 5日目!
朝10:40のパリ。
実は今回の旅は、ゴミ収集業者のストライキ真っ只中だったけど、この日は動いているゴミ収集車を発見。
『ほほぅ、やっと再開したのか~』なんて思いながら見ていたら… -
ゴミ箱の置き方雑すぎてワロタ
おい、左で歩いてるムッシュー、お主だよお主。
ちゃんと置けよ。笑わせんな。
笑わせてくれて有難う -
ホテルの朝ごはん!
ここのパンは何種類か食べたけど、やっぱりクロワッサンが一番美味しい。
さてさて、今日は急遽一日延びた滞在。
何をしようか。
風も強いし、雨予報だし…うーん…
あっ!そうだ! -
まさかのフラッシュインベーダー
(フラッシュインベーダーとは、街中で見つけたインベーダーの写真を集めて得点を集めるアプリです)
凱旋門前のインベーダーの写真を先日載せたけど、そういったインベーダーはパリ市内に沢山いるとの事だったので、
今日はそのインベーダーを探す旅に出ようと思った次第。
このアプリも、わざわざこの時にダウンロードした。
パリの無駄遣い。
『雨だし…』とか言ってた癖に、思いっきりアウトドアの遊びである。
そうと決まれば出発だ! -
全く観光客らしくない装い。
くたくたのライヴ用ポシェットに、日本から持参したローソンのコンビニ袋。
コンビニ袋には、モノプリで買ったパン、おやつ、水が入ってる。
パリジェンヌらしくベンチに座ってもぐもぐするのだ。(強風&雨予報だけど) -
この日は全て徒歩移動。
マクマオン通りに位置するホテルを出て、シャンゼリゼ通りへ。
まずは先日見つけた凱旋門前のインベーダー。 -
その後はセーヌ川方面へてくてく。
また来ちゃったよアレクサンドル三世橋。 -
渡ってる最中。
奥に見えるのはアンヴァリッド廃兵院。 -
ずんずん橋を渡る。
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今思えば、今回の旅でセーヌ川を渡る際、アレクサンドル三世橋しか使ってなかった。
だってこの橋めっちゃ豪華なんだもん! -
ちょうど橋を渡り終えたところかな…?(違ったらスマン)
-
舗装された道を歩く。
強風だったけど、横の広場でサッカー(?)をしてるパリジャンたちを発見。
ボールが強風に煽られて豪速球でこっちに飛んでくるのではと思ったが、そんな事はなかった。
ここで一旦、途中で見つけたベンチに腰掛けて一休み。
パリジェンヌらしくベンチで休憩なのだ。
それにしても風が強い。
強すぎる。
あまりにも強すぎるので、どれだけ強風なのかを友人たちに伝えるべく、自撮り動画を撮ってみた。 -
ぐぬぬ…写真じゃ全く伝わらねぇ…(↑動画をスクショした)
煙草吸いながら撮ったのだが、送りつけた友人たちは口々に
「意地でも煙草吸おうとすんなwww」
「強風の中煙草を吸う勇気」
などと返してきた。
私は風の強さを伝えたかったのだがな。
ちなみにこの動画を撮ってる最中、とんでもない突風が吹き荒れて、このスクショはその突風に煽られてる最中である。 -
その突風に乗って飛んできた謎のカス。
このカスのせいで、動画撮ってる最中は目を開けていられなかった。 -
気を取り直して、いざ、パリジェンヌらしくベンチでパンをもぐもぐ!
コロナウイルスが流行っていたので、日本から持参していたアルコールジェルでしっかり手指を殺菌してから。
しかし、あまりの強風に、パンに挟まってるチーズのカケラが物凄い勢いでぶっ飛んでいった。
チーズがぶっ飛んでいくとかシュールすぎて一人で笑った。
すまんな。不可抗力だったんだ。
飛んできたカスと飛んでったチーズの件も友人たちにLINEした。
「(カスに関して)煙草の灰かと思ったらどこかの誰かのゴミかよww」
「きっと(チーズは)誰かの膝の上やで」
「カスは飛んでくるし◯◯(私)のパンカスは飛んでくしフランス汚ぇww」
確かにフランスはゴミ的な意味では汚かったが、街並みは物凄く綺麗だったぞ。
ゴミ的な意味では汚かったが、街並みはめちゃくちゃ綺麗だったからな。 -
強風に煽られながらベンチに座って動かなかったせいで、体が冷えてきた。
よし、持参したカイロを貼ろう。
しかしただ貼るだけでは面白くない。
そうだ、貼ってる最中の動画も撮ろう!(何故その発想になった)
ベンチにiPhoneを置き、いざ撮影開始。 -
この動画のミッション:強風で飛んでいかないように上手にカイロを貼る
これは動画のスクショです。 -
無事に何も飛ばされる事なくカイロを貼る事が出来た。
この旅行記に動画を貼れない事が悔やまれる。
動画を見てみると、強風のゴゴゴゴゴゴゴという音と、ローソンの袋が終始ガサガサガサガサとうるさかった。
動画の最後では、例の不機嫌そうな顔でカメラを覗いた。
完全にアホの子である。
ちなみにこの動画も友人たちに送った。
「(カイロの)中の砂飛んでいきそうな強風で草」
「初めて人がホッカイロ付けてる動画見たわ」
うん。私もまさか自分の人生でカイロ貼る動画を撮る日が来るなんて思ってもなかったわ。
腰と足裏にカイロを貼り終えたところで、再び散策開始! -
Googleマップも見ずに、ひたすらフラフラとフランスの街をふらつく(ギャグではない)。
今日のミッションはカイロを貼る事ではなく、インベーダーを見つける事である。
という訳で、いかにもインベーダーがいそうな路地に入ってみる。
ここは一体どこだろう。
あてもなく暫く歩き、ふと振り返って建物の裏側を見てみると… -
うおおおおおおおお!!!!!!
いた!!!!いたぞ!!!!!
インベーダーだ!!!!!!
心の中で渾身のガッツポーズをしながら、フラッシュインベーダーでパシャリ。
内心思いっきりニヤニヤしながら意気揚々とツイッターに写メを載せていたら、偶然通りかかった年老いたマダムに話しかけられた。
直感で『この人は危険ではない』と思ったが、念のためポシェットとコートのポケットに手を添えて用心しながら、マダムの話を聞く。
私は『旅行中に必ず言う・聞くであろうフランス語』しか覚えてなかったので、正直マダムが何を言ってるかサッパリだった。
だがそんな私に対して、マダムは根気よく親指と人差し指で『細い』のようなジェスチャーをして路地を指したり、
別れ際には「ボンボヤージュ」と言ってくれたりしたので、
恐らく『細い路地は危険だから気をつけてね』みたいな事を言ってくれてたのだろう。多分。
そして最後にボンボヤージュと言われたという事は、私が観光客だと分かったのだろう。
なるほど。いくら適当な服装でおかしな路地を歩いていても、やはり観光客オーラは拭えないのか。
最後に私も「めふしー!」と言って、マダムと別れた。
貴重な体験だった。
親切なマダムの忠告は有り難かったが、今日のミッションは『インベーダーを見つける事』である。
私は例の不機嫌そうな顔で、再び路地を練り歩いた。
暫く歩くと… -
あ!また居た!!!!
…と思ったが、フラッシュインベーダーで撮影すると、『NO INVADER AROUND YOU(これは違うよ~)』との文字が。
………偽物かよ!!!!!
気を取り直し、適当にほっつき歩く。 -
すると突如、教会のような建物が現れた。
人気のない細い路地の中に、それはもう唐突に。
いやぁ、とても驚いた。
看板らしきものがあったので、Googleの写真翻訳で見てみると、どうやらこの建物は
サント・クロルチド大聖堂(La Basilique Sainte-Clotilde et Sainte-Valère)というらしい。 -
下から見上げた図。
建物自体はこじんまりとしていたが、立派な外観だった。 -
再び歩くと、また偽物インベーダー。
そういえばこんな路地でも、キャリーケースをゴロゴロと引きながら歩いている人を何人か見かけた。
近くにホテルでもあるのだろうか。
このあたりの歩道は舗装されていたが、やはり片手が塞がっているため結構歩きにくそうだった。
リュック&ショルダーだけでパリに来た私、大正解だった。 -
またまた偽物インベーダー。
偽物ばかりで心が折れそうになる。
変なウサギの落書きもあるし。
このレベルなら私だって描けるぞ。(描かないけど)
小雨が降ってきたので、コートのフードを被る。
しかし強風ですぐにフードが脱げてしまう。
フードは諦めた。
時刻は16:30。そろそろホテルに戻るとしよう。
Googleマップを開き、まずはアンヴァリッド廃兵院を目指す。
途中で、警察犬を連れた警官たちが数人歩いていたり、機関銃のような長い銃を構えた女性の警備?らしき人が立っていたりした。
マップによると政府機関の近くだったので、そのせいかも知れない(知らんけど)。
道の途中で、向こう側から一人のムッシューが歩いてきた。
互いの距離がそこそこ縮まったところで、ムッシューがいきなり屈み込んだ。
『これは具合悪いフリして盗みを働く例のやつか!?』と一瞬身構えたが、そのムッシュー、歩道に横たわるように落ちていた太い木の枝をよけてくれただけだった。
きっと強風で折れた枝だろう。
疑って申し訳ない。
私は「めふしー(ニッコリ)」と言ってムッシューと別れた。 -
そんなこんなで戻ってきたぞ、アンヴァリッド廃兵院!
今思えば、さっきの教会もこの廃兵院も、せっかくなら中に入ってみれば良かった。
後の祭りである。
またいつかパリに来る事があったら行ってみようと思う。 -
廃兵院の外にある大砲。
-
またまたアレクサンドル三世橋を渡る。
今回は夕日と曇り空の日にしか見れなかったから、また機会があれば晴れてる日に拝みたい所存。 -
橋の四隅にある柱の一つ。
彫刻がいちいち素晴らしい。
ここで、今日一番と思われる大暴風に遭遇。
しかも追い風。
そこで私がとった行動は… -
>>強風に煽られながら全力疾走<<
(の動画を撮る)
写真中央のマダム、あまりの強風にウオオオオ!!!!となっている(語彙力)。 -
走る走る!!
手前のアベック(主にムッシュー)もウオオオオ!!!!となっている(語彙力)。
橋にいた人々は、あまりの強風に絶叫を上げていた。 -
中央のマダム、再びウオオオオ!!!!!となって(以下略)
追い風だけあって、私も文字通り風に乗って走る事が出来た。
脚が追いつかないほどの強風だった。
この時の私ならウサインボルトにも勝てたかも知れない。
ちなみにこの動画も友人たちに送りつけた。
「ところどころで断末魔聞こえるけどもwww」
「暇を持て余しすぎてて草」 -
橋を渡り終えて、近くにあったベンチで休憩。
鳥たちも強風に煽られ狂ったように舞っている。 -
アルコールジェルで手指を消毒して、ローソンの袋に入れていたおやつ(クッキーみたいな物)をもぐもぐした。
クッキーは粉砂糖がまぶしてあるやつ。
クッキーは日本のスーパーでお惣菜を買う時に使うような、プラスチック製の容器に入っていたのだが、蓋を開ける度に粉砂糖がぶっ飛んでいってたような気がする。
不可抗力である。
クッキーを出す時だけ開けるようにした。 -
休憩を終え、てくてく歩きながらホテルに戻ることに。
忘れかけていたが今日のミッションはインベーダーを見つける事なので、遠回りの道を選んで歩いた。
すると… -
インベーダー発見!!!!!
しかもまさかのVALENTINOである。
VALENTINO店舗にインベーダー。
異色の組み合わせ。 -
こちらはHERMES。
別にHERMESが好きで撮ったのではない。
『メジェドだ』と思って撮った。
(メジェド=エジプト神話の謎の神) -
拾い画で恐縮だが、こちらがメジェド様。
-
こちらは本日捕獲したインベーダー。
一日歩き回って三体しか捕獲出来なかったのは残念だが、観光大国パリにおいて、観光名所以外で楽しむ事が出来たので個人的には満足である。
なおインベーダーはオペラ座近辺に多いらしいので、もしパリでインベーダーハントをしたいという私のような変わり者がいたら、
オペラ座付近を散策してみると良いかも知れない。
ただしインベーダーのモザイクアートは盗まれたり撤去されたりしているそうなので、現在も存在している保証はない。 -
こちらは今日散策したあたりの地図。
左上の青丸は今回泊まったホテルのセシリア(Cécilia)。
帰りにマクマオン通りにあるスーパー(Superette Mac-Mahon)で、飲み物とちょっとした食べ物を購入。
このスーパーの利用は今回二回目だが、前回現金のみと言われたので、今回も現金で支払い。
現金はジップロックお手軽バッグに入れて持ち歩いてたので、みすぼらしいがジップロックから現金を取り出す。
ちなみに日本から持参していたエコバッグをホテルに置いてきたので、代わりに予備で持ち歩いていた日本のコンビニ袋に商品を詰め込んだ。
支払いを終えて店から出て、ホテルも近かったので、現金のジップロックはそのままコンビニ袋に突っ込んだ(良い子は真似しないでね)。
そして私はこの店で、再びパリの無駄遣いをしたのであった。 -
パ リ に 来 て ま で チ ョ コ エ ッ グ
チョコエッグなんて20年以上ぶりである。
ちなみに私は今年30歳だ。
話は少し逸れるが、昨日のライヴでDIR EN GREYへの差し入れを渡す際、プレゼントボックスを探したが見つからなくて、スタッフさんに尋ねた。
最初はステージ下にいたスタッフさんに話しかけたが、「どうしたんだい、マドモワゼル?」と言われた。
マ、マドモワゼル!?今年30ぞ!?!?
そのスタッフさんは、「僕らは渡せないからセキュリティのスタッフに言って!ごめんね!」との事だったので、
セキュリティスタッフを探して再び声をかけたが、そこでもやはり「どうしたんだい、マドモワゼル?」。
マ、マ、マドモワゼル!!!今年30なのにマドモワゼル!!!!
何だかとってもくすぐったい気持ちになった。
(ちなみにセキュリティさんは「僕たちが直接渡すよ!」と、わざわざGoogleの翻訳アプリに入力しながら言ってくれて、差し入れを預かってくれた)
話はチョコエッグに戻る。
さてさて中身は… -
デデーーーーン
イッヌとヘリコプターとクマ。
もう一度言うが私は今年30歳である。 -
まずはクマ。
絵が描けるらしい。
飲み終わった水のキャップに水を入れて、筆を濡らす。 -
固形の絵の具に筆を擦り付ける。
-
描く。
もう一度言うが私は今年30歳である。 -
次にヘリコプター。
紙製のプロペラをセットする。 -
分かりにくいが、ヘリコプターの後ろ側を手前に引っ張る。
そして手を離すと、 -
プロペラにぶつかってプロペラが飛んでいく。
念のため言っておくが私は今年30歳である。 -
最後にイッヌ。
四隅の一箇所だけ窪みがある台座にイッヌを乗せて、窪みに置かれた部分を指でトントンしてイッヌを上下させて遊ぶ。
想像してみて欲しい。
初めて花の都パリに来た30歳女が、ホテルの部屋で一人こんな事をしてブフォッwwwwと吹き出している姿を。
哀れすぎて言葉も出ない。
そして私の、モンマルトルの似顔絵以外のパリの唯一の土産物がこちら。 -
お わ か り い た だ け た だ ろ う か
なお、このイッヌは今でも我が家に居座っている。 -
後半ほとんどパリらしくない写真になってしまったので、ホテルのテラスから見たこの日の夜景をば。
-
さて、明日は帰国日だ!
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この旅行記へのコメント (1)
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- toraさん 2020/02/29 08:00:15
- 面白い
- はしめまして、シニア世代ですか、
面白い‼️
本を読んでいるような、楽しさがあり、4回から5回目を待ってました。
癒されました、ありがとー。
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