2020/02/05 - 2020/02/11
391位(同エリア16626件中)
Sさん
『DIR EN GREYのライヴを海外でも観てみたい!』
それだけの理由でフランス弾丸一人旅を決行。
海外旅行経験なし、ツアーなしの完全フリープラン6日間の旅。
英語は高校生レベル、フランス語は出国一週間前から独学しただけの、無謀すぎるチャレンジ。
パリに来てまで滞在中に暇を持て余したり、帰りの飛行機が一日遅延したりなどのトラブルも。
2020/2/5~2020/2/11
地元→羽田→CDG→パリ→CDG→羽田→地元
ANA国際線直行便、ANA国内線使用
-
2/4に飛行機で地元から東京へ行き、一泊。
そして2/5、いよいよ出国の日。
普段使っている財布、煙草ケース、自宅と車の鍵は、ホテルのフロントに預けておいた。
『余計な物は持っていかない!』
乗った飛行機はANA国際線、羽田→CDG直行便。
羽田空港の両替所で、日本円を少しだけユーロに両替。
2万円だったかな?3万円だったかな?忘れた(笑)。
出国直前にiPhoneを機種変更してしまったため、事前に購入してあった現地simは使わず、イモトのwifiをレンタルした。 -
初めてのパスポート、初めての出国スタンプ。
『出国したという事は、ここは日本だけど日本じゃないのか????ここはどこだ???』という答えのない疑問を抱く。 -
いよいよ搭乗だ。
パスポートを見せ、オンラインチェックインで取得したQRコードをかざし、いざ機内へ。
国内線の飛行機には今まで数えきれないほど乗ってきた。
今回は行き先が海外という違いがあるだけだ。
約12時間という長時間のフライトだったため、お手洗いに行きやすいように事前に通路側の席を指定しておいた。
座席のリクライニングも存分に活用したかったため、後ろに座席のない席を選んだ。
しかしその事をすっかり忘れていた私は、フランス語の「座席を倒しても良いですか?」も勉強していたのだ。
当然、この言葉は一切使う事なく終わった。
我ながら馬鹿である。
離陸までの間にiPhoneのローミングオフなどの設定、フランス時間に合わせた腕時計の時刻設定、靴を折り畳みスリッパに履き替えるなどした。
日本時間2/5 AM11:40、離陸!
後戻りは~もう~出来ない~♪(byひぐらしのなく頃に) -
離陸後の機内食 with ゾンビランド(笑)。
-
着陸前の機内食 with チャーリーズエンジェル。
少し話が逸れるが、私は不眠症のため、睡眠導入剤を飲まないと眠りにつけない。
過去には最高70時間ほど起きていた事もある(その時はそれでも眠れず、仕方なく導入剤を飲んで眠りについた)。
飛行機の到着時刻が、フランス時間の夕方という事もあり、機内では導入剤は飲まなかった。
フライト中の12時間、フランス語音声でひたすら映画を観ていたら、いつの間にかフランスに到着していた。 -
現地時間2/5 16:25、フランスCDG空港に到着!
iPhoneの機内モードを解除して、イモトのwifiを接続した。
荷物は機内持ち込みにしたので、直接『Sortie(出口)』に向かう。
ちなみに私は、機内ではのどぬーる濡れマスクを装着していたが、フランスではマスク=重篤患者が付けるものという認識があり、
尚且つコロナウイルスの影響でアジア人を見る目が…という事もあり、飛行機を降りてすぐマスクは外した。 -
ターミナル1のチューブトンネル。
作りが面白い。 -
『私は本当にフランスに来てしまったのか…?』
直行便という事もあり、この時点ではまだ周りから日本語が聞こえてくる事が多かったので、未だに実感が湧かない。
そして、ドキドキの入国審査。
『日本のパスポートはすごい(語彙力)』という話は知っていたが、今はコロナウイルスの影響で厳しくなっているのでは…?と結構心配だった。
だが、質問される事もなく、もちろん検温などもなく。
「ぼんじゅー!しるぶぷれ!めふしー!」の魔法の言葉であっさり終了した。
「ひらけゴマ」くらい威力のある魔法の言葉である。
むしろ審査官は、お隣の審査官と雑談しながら超テキトーに作業していた。
そしてこの審査官、やりやがった。 -
追記欄に写っとるwwwww
日本の審査官はわざわざ8ページからスタンプを押してくれたのに、この審査官は7ページに押したのだ。
お陰様で、パスポート取得時に『何も書かないでください』と注意されていた追記欄に、思いっきりスタンプの跡が写った。
なるほどこれが適当大国フランス。
大丈夫、逆に笑えたから全然許すよ。
空港の構内図は予め頭に入れていたので、予約していたパリ市内行きのバス『LE-BUS DIRECT(ル・ビュス・ディレクト)』の乗り場に直行。
32番、または34番出口の目の前。
どっちから出てもOK。
私は確か32番から出た気がする。
この時点で、周りから日本語は聞こえなくなっていた。 -
空港の扉を開けて、一歩外に出る。
その瞬間、ヤニカスは瞬時に煙草の匂いを嗅ぎつけた。
『近くに喫煙所があるぞ!!!!!』
見渡してみると、バス乗り場の待合室の横で煙草を吸っているムッシューを発見。
行ってみると、ゴミ箱に灰皿が設けられていた。
その時ちょうど、目の前にLE-BUS DIRECTが停まっていたのだが、私は煙草を優先したのだった。 -
2~3本吸ったところで、次のLE-BUS DIRECTが到着した。
印刷していたチケットを手に、バスに乗り込む。
私「ぼんじゅー!しるぶぷれ!」
運転手さん「Bonjour!(チケットのバーコードを読み取る)」
私「めふしー!」
この三つは本当に魔法の言葉である。
写真左側は、荷物収納用のトランク。
私はそこには預けず、バックパックもショルダーバッグも抱えたまま乗車した。
荷物が少ないと本当に楽だ。
もちろん座席を占領しないよう、座る時もバックパックは背負ったままにした。
バックパックの厚みのせいで、座席にはお尻半分くらいしか座れなかったが、
良い筋トレになると思ってそのままバスに揺られる事にした(ポジティブシンキング)。 -
乗車直後、ぬいぐるみキーホルダーと共にパシャリ。
パリ市内までは約40分だったかな…?
その間私は、バスに揺られて何をしていたかというと、
iPhoneでソシャゲをしていた。
いや、せっかくの初海外なんだぜ。
景色見るとかしろよ。 -
エトワール凱旋門のすぐ近くで、バス降車!
降りる時も運転手さんに「めふしー!おふゔぁー!」と元気よく挨拶。
おフランス、挨拶大事。 -
まずはホテルに向かう。
街並みがオシャレ。 -
今回お世話になった三ツ星ホテル、Cécilia(セシリア)。
マクマオン通り(Avenue Mac mahon)にある。 -
玄関から中に入り、いざチェックイン。
ここで初めて、魔法の言葉以外のフランス語を発する時が来た。
私「ぼんそわ!じゅぶどぅれふぇぁりちぇきん、しるぶぷれ!じゅるぃーざゔぅーおのんどぅ◯◯!)」
(Bonsoir! Je voudrais faire le check-in, s'il vous plait! J'ai réservé au nom de ◯◯!)
(こんばんは!チェックインをお願いします!◯◯の名前で予約しました!)
(予約確認書とパスポートを差し出す)
フロントは女性の方で、とてもにこやかに対応してくださった。
フロント「Bonsoir! 英語とフランス語どっちがいい?(←フランス語)」
私「ううーん…(英語の方がまだ分かるけど…折角勉強してきたんだし…ええい!) ふぉんせ!」
私は思い切ってフランス語でお願いした。
かなり悩んで決めたので、フロントの方も、私があまり自信ないのを悟ってくれたらしく、身振り手振りを交えてフランス語で話してくださった。
フロント「Dacole! ほにゃららららららら」
私「…んん!?」
早速聞き取れない私。
察するフロント。
お互い堪えきれずに吹き出す。
コントかよ。
やさしいせかい
その後二回聞き直して(ごめんね)、やっと聞き取れる言葉が。
フロント「アフクほにゃららららら~」
ああ!凱旋門の事言ってる!!凱旋門見える部屋を希望したから、その確認に違いない!!
私「うぃ!うぃ!!!」
激しく頷く私を見て、フロントの方も更に笑顔に。
やさしいせかい(二度目)
フロント「Dacole! ほにゃらららサンクンドゥ、サンキューメタージュ!(部屋は52号室、5階だよ!)」
サンクンドゥは52、サンキューメタージュは5階だ!
私「さんきゅーめたーじゅ!うぃ!」
フロント「ラクリ、レシシほにゃらららら!デァコー?(外出する時は鍵預けてね!OK?)」
ラクリは鍵、レシシは確か、ここに預けるだ!
私「でぁこー!」
フロント「ウィフィほにゃらららら」
wifiは持ってるから使わないけど…
私「うぃ!」
フロント「プティディジュニー、ほにゃららモンジー、スィズートン、ディズートン(朝食は6時半~10時半まで、そこの食堂でやってるよ!」
プティディジュニーは朝食、モンジーは食堂、スィズートンは6時半、ディズートンは10時半だ!
私「ぷてぃでぃじゅにー!うぃ!」
そんなこんなで、何とかチェックインを終えた私。
出国一週間前からようやく頭に突っ込み始めた、付け焼き刃のフランス語。
もう、ハチャメチャに難しすぎた。
フロントの方が優しすぎる人で本当に良かった。
天使かと思った。いや、天使だったわ。
あ、あと最後に、
私「あっ!じゅぷふゅめー?」(煙草吸ってもいい?)
フロント「ごめんね、ノン…外で吸ってクレメンス」
私「でぁこー!」
というやり取りもあった。
一応書いておくが、フロントの方はもちろんクレメンスなんて言ってない。
そもそも私が、英語の方がまだ分かるのに、なぜフランス語でお願いしたかというと…。
真偽のほどは不明だが、フランスのホテルやお店では、『英語よりフランス語を使った方が対応良くなる事が多い』と事前に調べて知っていたから。
それと、自分の日常生活で外人さんとやり取りする機会があった時、外人さんがカタコトでも一生懸命日本語を話してくれたら、何だか嬉しいじゃん。ね。 -
エレベーター横の階段。
-
客室の廊下。
-
エレベーターのボタン。
フランスでは、
日本の一階→地上階(RC)
日本の二階→一階(トミアリタージュ)
日本の三階→二階(ドゥージェメタージュ)…
という数え方をする。 -
部屋のバスルーム。
広い!めっちゃキレイ!! -
明るい。鏡デカイ。
壁付きのドライヤーは風量ないかと思ったけど、つけてみたらめっちゃパワーあった。
ダイソンの逆verくらいの驚きの風力だった。 -
ヒーターパネル(?)のタオル掛け。
荷物減らす為に衣類を最低限にしたから、自分で洗ってここに掛けておいた。
一日で乾いてた。 -
ドアの内側にも鏡。
-
部屋のドア入ってすぐの所。
大きい鏡!
見切れてるが、エアコンも付いている。 -
鏡は引き戸になってて、中にクローゼットとセーフティーボックス。
念には念をという事で、セーフティーボックスは使わなかった。
外出する時はバックパックに荷物を突っ込んで、ファスナーをワイヤー錠で施錠してた。 -
散らかってて恐縮だが、ベッド。
そして、このカーテンの先には… -
じゃーん!外に出られるテラス!!
凱旋門が見えるー♪
という訳で、初日のミッション開始。
今日のミッションは『凱旋門に登ってエッフェル塔のシャンパンフラッシュを見る』! -
シャンパンフラッシュのために、日が暮れてから行動開始。
海外旅行における危険回避の鉄則、『暗くなったら一人で出歩かない』を早速破る私。
だって、暗くないとシャンパンフラッシュ綺麗に見えないじゃん。笑
凱旋門へ続く地下通路を通り、受付でチケットを購入。
私「ぼんそわ!あんなだると、しるぶぷれ!」
人差し指を立てて『1』を表現する私。
すると、
受付「アン?(親指を立てる)」
受付の人が親指を立てて確認してきた。
一瞬『ん!?』と思ったが、恐らくフランスでは数を数える時は親指から始まるのだろうと瞬時に予測し、咄嗟に
私「うぃ!(親指を立てる)」
とやってみたら、無事に大人一枚購入出来た。
あとから調べたら、やはり親指から順に数えるらしい。
なるほどなー。 -
息を切らしながら、長い長い螺旋階段を登り…
-
エトワール凱旋門、展望台からの景色。
凱旋門を中心に、放射状に伸びていく道がとてもキレイ。 -
-
左上に指が入ってる(笑)。
-
-
-
シャンパンフラッシュの画像も載せたいけど、シャンパンフラッシュ時のエッフェル塔にだけ著作権?があるそうで…。
見たい人はパリへ行こう!笑
一通り堪能してから螺旋階段を下り、途中の売店でポストカードを買って、地上に戻る。 -
間近で見る凱旋門。
-
下から。
-
彫刻がすごい。(語彙力)
-
彫刻がすg(ry
-
無名兵士のお墓。
さて、夜も遅いし、スーパーで晩ご飯を調達してホテルに戻ろうか。 -
一度も使わなかったけど、レンタル電動キックボードのLime。
乗り捨てOKというだけあって、街中のいたる所にこんな感じで乗り捨ててあった。 -
晩ご飯を調達したスーパー、モノプリ(MONOPRIX)。
「ぼんそわ!」
ここでももちろん、挨拶は忘れずに。
支払いの時は、
「ぱぁかー!(カードで!)」
とか、
「(カードを見せながら)じゅぷ?」(出来る?)
とか言えば大丈夫だった。
もっと丁寧な言い方もあるけど、店員さんもさっさと終わらせたいはずなので(笑)、私はあえて簡潔に済ましてた。 -
陳列棚に突如現れた、アサヒスーパードライとラムネ。
スーパードライは分かるけどなぜラムネ!?笑 -
モノプリからの帰り道、マクマオン通りにて。
右側のフルーツが沢山並んでいる店は、Superette Mac-Mahonというスーパー。
滞在中に二度お世話になった。 -
てくてく。
暗くなってからの一人歩きはやめましょう(説得力皆無)。 -
モノプリで買ったもの。
volvicが確実に水の色してない。 -
おまけ。
凱旋門の売店で買ったポストカード。
2日目に続く!
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (4)
-
- おくさん 2022/05/12 15:45:39
- 一人旅
- こんにちは、一人旅のブログが好きです。
私の初海外一人旅もパリでした。
パリで一泊してスペインにわたったのですが、帰りに同じドミトリーに8泊して観光しました。
フランス語は単語を10個くらいしか覚えて無かったので、みんなボディーランゲージで乗りきりました。
でも、困ったのは電車利用の時くらいfだったかな?
物凄く困りましたが。
2020年2月はスペイン行きのチケットを夢中で探していましたが、結局コロナのために延期しました。
数ヵ月たてば行けるだろうと気楽に考えていたら、2年経った今でも行けずにいます。
くっそーです。
-
- milouchatさん 2020/02/28 23:26:38
- 凄い! セブンスターだ…
- パリには S さんが生まれる前から数えきれるぐらい何度も行っているが
親の介護や現在の猫と2人暮らしになったせいで最近は近場のアジアばかりで
パリは2006年が最後!
しかしついに今年の7月末にオリンピック騒ぎから逃れてパリに行くことに
(わずか3泊6日だが…)。
そんなわけでパリの旅行記をチラッと見だして立ち寄ったわけです。
さて本題(いや旅行と無関係の雑談)。
1日目の写真を見て、かすかに Seve… という文字が見え、
あっ! Seven Stars だと喜こんだわけです
(気づく僕は凄いだろう??なんて思ったら、
あとで何度もパッケージが出てくるけど…)。
世の中 喫煙者自体が激減しているが、最近は吸う人で
も 1mg とかタバコとは言えないようなものを吸っている。
現在僕は病気治療中で原則1日2本しか吸わないが
30年以上 14mg の セブンスター(BOX)です。
多分 女性でセブンスターを吸う人は珍しいだろうから
感動し(??)刺激されての雑談で、お邪魔します…
僕がタバコを吸い出したのは 30も過ぎてからだが
(小学生の頃吸ったことはあるが)、パリに1ヶ月いた時でした。
だから不味いけど強いゴロワーズやジタンヌだったので日本に帰ると
軽すぎて物足りない。そこで当然(?)ショートピースに移ったが
フィルターがないので、すぐ袖で口を拭き…
そんなわけでホープやハイライトからゴールデン・バット etc
色々試したが、結局セブンスターに落ち着いたわけです…
ついでに(?)旅行記は笑ってしまうほど面白かったです…
-
- saisaiさん 2020/02/16 13:25:10
- しっかりしてますね~!
- こんにちは(^^)
たぶん、Sさんのお母さんと同じくらいか、もうちょっと上の年齢のパリ好き海外旅行好きのマダム(←自分で言うw)です。
私は海外で数回、スリの被害にあっており(ホーチミンでリュックごと、ロンドンでは2回、現金抜き取られ)、盗難対策のところも興味深く読ませて頂きました!
そして、結論、私が如何に甘かったか、よくわかりました、、、トホホ…(T-T)
Sさんのように、緊張感を持って、万全の対策をしておくべきでした!
お若いのにすごくしっかりされてますね!
そして最後に映り込んでるお顔、色白でとっても美人さんですね!
これからも楽しい旅報告またここでしてくださいね、おばちゃん(マダムじゃなかったのかぃ)は応援してますよ~!
- Sさん からの返信 2020/02/28 04:59:16
- Re: しっかりしてますね~!
- こんにちは!
海外沢山行かれてるのですね、羨ましいです♪
しかし当然現金もですが、ましてやリュックごとだなんて…災難でしたね…;;
私の盗難対策は旅の途中から全く活かしてませんでしたが(苦笑)、代わりに常に不機嫌そうな顔・キョロキョロしない・スタスタ早歩き・バッグのファスナーには手を添える・程よく周囲を警戒する素振りを見せる、を実践してましたʕ•̀ω•́ʔ✧
また海外に行く際は、お互い気をつけて楽しい旅行にしましょう♪
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
パリ(フランス) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 初海外・女一人旅 in パリ
4
47