2020/02/05 - 2020/02/11
747位(同エリア16626件中)
Sさん
『DIR EN GREYのライヴを海外でも観てみたい!』
それだけの理由でフランス弾丸一人旅を決行。
海外旅行経験なし、ツアーなしの完全フリープラン6日間の旅。
英語は高校生レベル、フランス語は出国一週間前から独学しただけの、無謀すぎるチャレンジ。
パリに来てまで滞在中に暇を持て余したり、帰りの飛行機が一日遅延したりなどのトラブルも。
2020/2/5~2020/2/11
地元→羽田→CDG→パリ→CDG→羽田→地元
ANA国際線直行便、ANA国内線使用
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2/6、2日目!
よく晴れた良い天気。
日中の景色の写真を撮り忘れたのでこの写真で許してほしい。
起きたらお昼の12時でビックリ。
ホテルの朝食はもちろん逃した。
今日のミッションは、
・Le Carré d'Encre(ルカレダンクル)でバレンタインの記念切手を買う
・オペラガルニエ見学
・ルーヴル美術館のピラミッドを見てダヴィンチコード感に浸る
・アレクサンドル三世橋を渡る
シャワー浴びてササッと準備して、14時頃、いざ出発! -
まずは最寄駅のシャルル・ド・ゴール=エトワール駅(Charles de Gaulle - Étoile)で、メトロのカルネ(切符)を購入。
券売機はタッチパネル式とローラー式の二種類。
私が使った券売機はローラー式だった。
使い方も事前に調べておいたので楽々購入。
メトロに何回乗るか分からないので、とりあえず10枚綴りを購入した。
ちなみに券売機に並んでいた際、私の目の前に居たのは恐らく観光客と思われるアベックだった。
そして、マダムの方のリュックのファスナーが空いていた。
『海外旅行で声掛けてくる奴は要注意』という自分の鉄則はあったが、やはり気になってしまい、
私「エクスキュゼモワ、ユアバッグイズオープン」
とフランス語と英語混じりで教えてみたら、ムッシューの方が気付いて閉めてあげてて、
「Merci!」と言われて嬉しかった。
さて、いよいよメトロへ。
だが、いざ改札機に切符を入れようとすると、入らない。
通常であればシュッと切符が吸い込まれていくのだが、それが起こらないのだ。
他の改札機も試してみたが駄目だった。
カルネだけが駄目で、NAVIGO(一週間電子パス)は通っているようだった。
さてどうしようかな、と思い少し離れた所で見ていると、他のカルネの人たちも『おや?入らないぞ?』と困惑している様子。
そのうち一人が駅員さんのところに行き、事情を説明。
すると駅員さん、「皆、横からそのまま通って!」
これには笑った。
改札機の横に、切符を持っていなくても通り抜けられるゲート?があるのだが、そこから全員通ってくれとの事。
ワロタ。切符持ってない人でも通れるやん。
とりあえずそのゲートから駅構内へ向かった。 -
今日乗ったのはメトロではなく、RER線。
ホームはこんな感じ。 -
RER線は終点の駅が枝分かれしているので、電光掲示板に、『何駅行きはあと何分で到着するよ』と案内が表示される。
電車が来たので、スリに警戒しつつ乗車。
『ドアから離れる・椅子があいてれば座る』
ドアから離れて、椅子もあいてたので座った。
乗車中は常に警戒してるぜオーラを出していた。
目的地の最寄駅、オーベール駅(Auber)で下車。
メトロの切符は日本と違い、降りた駅で回収されるという事はない。
ただ、たまに抜き打ちで駅員が切符の確認に来ることがある。
先ほど改札を通さずに乗車したので、私は、『もし来たら「改札機がエラーだったから駅員にそのまま通れと言われた」って言わなきゃなぁ…フランス語で何て言うんだろう…英語でいいかな…』などと考えていたが、駅員が来る事はなかった。 -
こちらはオーベール駅の、出口へ向かうエレベーター。
最初に皆で乗っていたエレベーターが、扉が閉まる→開く→閉まる→開くを繰り返すだけで動かず、
そのうち誰かが「隣に行こうぜ」と言い出して、皆でお隣に大移動の最中。 -
お隣エレベーターのお客さんたちと一緒になり、人口密度がかなり高くなる。
スられないよう、気を引き締める。
こちらのエレベーターは問題なく動き、無事に出口へ到着した。 -
地上へ。
まずはパリの郵便局が運営している切手屋さん、『Le Carré d'Encre(ルカレダンクル)』を目指す。
お店の写真は撮り忘れた。 -
購入した商品の写真も撮り忘れたので、ホテルに戻ってから撮影した動画のスクショでご勘弁を。
DIR EN GREYへの差し入れを入れる紙袋と、メッセージカード。 -
そしてこちらが、今年のバレンタインの記念切手。
記念切手はレジのショーケースの中にあったので、
私「ぼんじゅー!さ、しるぶぷれ!」(こんにちは!これください!)
店員さん「Bonjour! アン?(親指を立てる)」
あっ…枚数言い忘れた…ってか、これ、デジャヴ…。
私「うぃ!(親指を立てる)」
そんな感じで無事に最初のミッションをクリア。
次はオペラ座の見学だ! -
オペラガルニエ。
見学の入り口は、写真向かって左側面の壁沿いにある。
まずは正面からパシャリ。 -
近くから。
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正面左側に、『訪問者の入り口はこっち』のような案内があった。
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入り口側。
分かりにくいが、真ん中の円柱の右側が入り口になっている。
フェンスが開いたり閉まったりして、入るタイミングがよく分からなかったので、警備らしき人に
「(チケットを見せながら)ぼんじゅー!いすぃ?(こんにちは!ここですか?)」
と聞くと、そうだと言い、通してくれた。
中に入り、セキュリティゲートを抜け、チケットを提示。
もちろん、受付してくれたすべての人に挨拶は必須。
いよいよ館内へ。 -
チケットの受付を終えた瞬間から、もう凄いことになっていた。
ピュティアの泉。
なんだここは?映画の中か?絵本の中か? -
彫刻がもう、すごい(語彙力)。
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階段を上がった先。
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反対側から。
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アポロンの天井画。
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階段の横の女神像①。
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階段の横の女神像②。
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グラン・フォワイエ。
なんだこれ。童話の中かよ。 -
ヴェルサイユ宮殿行く必要ないやん。
もともと行く予定なかったけど。 -
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天井。
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バカでかい鏡があったのでパシャリ。
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劇場内も開放されていて、シャガールの天井画も見ることが出来たのだが、
出入口の扉に「撮影禁止」の表示があったので残念ながら写真は載せられない。
見たい人はパリへ行こう!笑 -
衣装や小道具も展示してあった。
ペンギンちゃん!!可愛い。 -
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見学を終えて外に出ると、目の前のひらけた場所で、ストリートミュージシャンが演奏していた。
途中参戦の踊る男の子付き。 -
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よし、次の目的地はルーヴル美術館(のピラミッド)。
天気も良いので歩いて行くことにした。
歩き出してすぐ、『江戸っ子』と『ひぐま』を発見。
友人にこの写メを送ったら「ラーメン食べてきてよ」と言われたが、スルーした。 -
てくてくと歩く。
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ルーヴル美術館に到着。
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ダヴィンチコード!これが見たかった!
無事に見られたので、ルーヴルはこれだけで満足した。 -
右手奥に見えるのはカルーゼル凱旋門。
ここで私は、花の都パリで、ついに本性をあらわにした。 -
「 チ ャ リ で 来 た 」(※チャリで来てない)
渾身の変顔自撮りである。
おパリまで来て、観光客で溢れる中、一人で全力の変顔自撮りである。 -
ここに載せられないくらい(載せる必要もないが)、何枚も何枚も変顔自撮りをした。
日本時間で起きてそうな友人たちには、リアルタイムでLINEで送り付けた。
なお、この広場、道行く観光客一人一人になりふり構わず声を掛けまくっているボッタクリ野郎が居たのだが、私が変顔自撮りを終えて近くを通ると、
完 全 に ス ル ー さ れ た 。
思わず「おい待て私には!?」とツッコミそうになった。
めちゃくちゃ近くを通ったのに、あからさまに距離をあけられた。
きっと私が変顔自撮りばかりしていたので、関わりたくないと思われたのだろう。 -
セーヌ川沿いをお散歩。
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夕日。
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アレクサンドル三世橋とエッフェル塔。
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アレクサンドル三世橋。
日が傾く前に来れたら良かったな。
ここで私は、本日の隠れミッションを実行する。
友人から「エッフェル塔バックにしてラルクのポーズで撮ってきて」と言われていたのだ。
その時は「一人だし他人にスマホ預けるとか不安だし無理だわ」と断っていたのだが、私の目に、アレクサンドル三世橋の欄干が映った。
『…よし、いけるな』 -
ここにiPhoneを置く。
…いや、『ここにiPhoneを置く。』じゃねーよ、何が『よし、いけるな』だよ、風吹いたらセーヌ川にポチャンで一貫の終わりじゃねーかよ。
我ながらトンデモ野郎である。
インカメにして、セルフタイマーをセットする。
構図を確認して、シャッターボタンを押す。 -
や り や が っ た 。
掲載用にモザイクをかけているので見えないが、後ろのマダム、温かい微笑みを浮かべてじっとこちらを見つめている。
このポーズでは全部で3枚撮ったが、そのうち2枚は、通行人がこちらを見つめている写真になった。 -
ラルクっぽくとりあえず四人にして雑に加工して友人に送ったら、「飛んできてるように見える」とダメ出しを食らった一枚。
仕方ないので、ラルクの四人と同じ向きになるよう、新たに加工した。 -
…私、花の都パリで何やってんだ?
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そろそろ帰ろうと思った時、首輪のない、恐らく野生のイッヌが現れた。
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イッヌが一人でスタコラサッサと歩いていくので、すれ違う人々、みんなイッヌを見ていた。
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その後も変顔自撮りばかりしつつ、歩いてホテル近辺まで戻ることにした。
こちらはグラン・パレ。 -
ツアー客らしき人だかりがいた。
そういえば、パリの横断歩道の信号は、日本のような点滅はなく、いきなり赤に変わる。
私が横断歩道を渡っていると、ちょうど中央分離帯のところで赤に変わった。 -
取り残された私
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狭い足下。
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いや、怖えーよ。笑
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シャンゼリゼ通りをてくてく。
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これ…灰皿…なのか…?
余談だが、パリの人々、めちゃくちゃ歩き煙草してた。
歩行者天国ならぬ、喫煙者天国状態だった。 -
シャンゼリゼ通り側から見る、エトワール凱旋門。
このあと、ホテルがあるマクマオン通りに入り、どこか適当なお店で夕食をとる事にした。
ホテルを通り過ぎ、ほどなくして目に入ったのが、MM cafeというカフェ…レストラン…カフェ…?笑
テラス席に灰皿が置いてあったので、ここに決めた。
『フランスではアジア人はテラス席に案内されない』などと噂に聞いていたので、恐る恐る入ってみる。
私「ぼんそわ!じゅゔどぅれあんてはす…!じゅゔふゅめ!」
(Bonsoir! Je voudrais une terrasse...! Je veux fumer!)
(こんばんは!テラス席をお願いしたいのですが…煙草を吸いたくて!)
すると、イケメンムッシューが100000000万€の笑顔でテラス席に案内してくれた。 -
アジア人がテラス席断られるなんてことはなかった。
しかもそのムッシュー、この席の頭上にあったヒーターの温度を上げてくれた。
優男かよ。
メニューをGoogle翻訳のカメラ機能で翻訳しながら、注文したい品を選ぶ。 -
>>美しいサイズのカタツムリ<<
-
>>面白い鳥<<
翻訳が愉快すぎたので、このスクショも友人に送ったら、
>>南部人<<
>>3人の少年<<
と返ってきた。
よくよく見たら確かに、南部人も3人の少年もメニューに載っていた。
一人で吹き出した。
『注文したい物が決まったらアイコンタクトで店員さんを呼ぶ』という事も事前に調べていたので、ローストダックブレストとブラッディマリーに決めた私は、メニューを閉じて先ほどのムッシューを待った。
いい感じのタイミングでムッシューが来て注文を取ってくれた。
流石にローストダックブレストとブラッディマリーのフランス発音までは分からなかったので、注文の際は、
私「(メニューを指しながら) さ、(これと、)」
ムッシュー「マゲリカーナ?ウーケィ!」
私「(メニューを指しながら)(合ってるかな…?)ぶらっでぃまりー、しるぶぷれ!」
ムッシュー「ブラック、アン、ボン!ブラッディメリー、ウーケィ!」
というやり取りになった。
『ブラック、アン、ボン!』がどういう意味だったのかは不明だが、『ボン』なので、きっと良い意味の何かだろう。(適当) -
まずはブラッディマリー。
おつまみ付き。 -
席からの眺め。
-
続いて、ローストダックブレスト。
鴨の肉なんて多分今まで食べた事なかったが、とても美味しかった。
私があまり好きではない人参が山盛りに添えてあったが、人参の味が気にならないほどソースがまろやかで濃厚で、美味しく頂けた。
途中、先ほどのムッシューが「どうだい?」と聞きに来てくれたので、笑顔で「せぼん!!」と返した。
量が結構キツイと思ったが、パンも含めて全部完食した。
お会計の際、改めて「せてとぅれぼん!!」と、美味しかった旨を伝えた。
それと、少しダメ元で
「えすくじゅぷ ぷはんどぅるぬ ふぉと あゔぇっくゔ?」
(Est-ce que je peux prendre une photo avec vous?)
(一緒に写真を撮っても良いですか?)」
と聞いてみたら、10000000000000億€の笑顔で快諾してくださった。
セルフタイマーを「とわ、どぅ、あん!」と伝えて、パシャリ。 -
本当に素敵なムッシューだった。
なぜ日本人だと分かったのか不明だが(支払いに使ったカードかな?)、別れ際に
私「めふしーぼく!おふゔぁー!!」
ムッシュー「Merci~!! アリガトー!バイバイ!」
というやり取りがあった。
なぜ日本人だと分かったのか不明だが(二度目)、とても嬉しかった。
ちなみにお会計と写真はカウンターで行ったのだが、もう一人の店員さんのムッシューと、カウンター席に座っていたお客さんのマダムも、
私とムッシューのやり取りを笑顔で見ていて、最後には3人揃って超絶笑顔で私を見送ってくれた。
マダムも「バイバイ!」と言ってくれた。
カタコトのフランス語で一生懸命やり取りして嬉しそうにしている日本人女性、という感じだったのだろうか。
パリの人々、とても温かかった。 -
帰りにモノプリ(MONOPRIX)で買ったもの。
-
おまけ。
この表情は身内ネタだが、滞在中に移動する時は常にこの不機嫌そうな顔で、真っ直ぐ前を見て腕を肩幅に広げてガニ股でズンズンと歩いていた。
要するに、弱そうに見えなければ良いのだ。
もしくは変人を装うry
そのお陰かは不明だが、悪そうな奴に狙われることもなく、最後まで安全に過ごすことが出来た。
次回は3日目!
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