2020/02/02 - 2020/02/02
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かつのすけさん
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昨年11月の川口に次いで、JR東日本主催の「駅からハイキング」に参加しました
今回の駅ハイは『【歴史探訪】横川駅~丸山変電所~碓氷湖~めがね橋を歩く鉄道遺構ハイキング』
横川駅からアプトの道をひたすら歩き碓氷湖、めがね橋を通って熊ノ平まで歩いて、ちょうどお昼に横川に戻って定番の峠の釜めしをいただきました
【表紙の写真】碓氷第3橋梁(めがね橋)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
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早朝、まだ真っ暗~な池袋駅に到着です
池袋駅 駅
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東武東上線05:30発準急小川町行に乗って出発
東武東上線 乗り物
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途中で空が明るくなってきた
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06:48 小川町駅に到着
小川町駅 駅
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07:01発の八高線高崎行に乗り換えます
乗換時間は八高線の本数から考えればまぁ良かったと言えるでしょう
ちょうど太陽が昇ってきましたJR八高線 乗り物
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車内はガラガラ
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昨年の台風19号の影響で不通になっていた八高線は11月27日に復旧しましたが、いまだにその爪痕が残されていました
八高線もこの橋を渡る辺りは徐行して進んで行きます -
07:57 高崎に到着して
高崎駅 駅
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08:02発の信越線横川行に乗換
乗換時間5分ととても良かったですJR信越本線 乗り物
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安中駅前では本日日曜日も安中精錬所が操業しているよう
安中駅 駅
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車窓からは雪を冠した富士山…ではなく、浅間山
浅間山 自然・景勝地
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08:36 終点横川駅に到着しました
横川駅 (群馬県) 駅
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ここ横川駅は1997年に長野行新幹線(現・北陸新幹線)が開業した際に軽井沢方面が廃線となり、終端駅となって、現在その西端はこのようになっている
嘗てはこの先軽井沢、長野、直江津を経て新潟へと至る大動脈だった信越本線も現在は高崎・横川間、篠ノ井・長野間、直江津・新潟間の全く離れた3区間が信越本線として残っており、昔を知らない人は何で全然違う路線が同じ「信越本線」という路線名なのだろうか?と思うかもしれない
そんな高崎・横川間の信越「本線」も、現在は本線という名称には似つかわしくない1時間に1本のローカル線になってしまった -
1番線ホームにはかつて碓井峠越えで活躍した「アプト式レール」が展示されています
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駅前には
(左)全国JR路線のなかで最大の難所と言われた信越本線横川~軽井沢間のシェルパとして平成9年9月30日まで活躍した「EF63-3号」機関車の動輪(株式会社荻野屋所有)
(右)SLぐんまよこかわでも活躍のD51 498号機を模した顔出しパネル -
横川駅近くのここが「アプトの道」の起点
アプトの道は旧熊ノ平駅まで、信越本線の廃線跡にできた5.9kmの遊歩道
横川駅の標高が387m、熊野平の標高が679mと約300mの標高差があります -
少し碓氷峠側に行ったところにある安中市観光機構横川オフィス
ここが「駅ハイ」の受付場所
HPには8時30分~となっているのに、ここのオープンが9時からって… -
仕方ないので周辺をブラってみる
で、9時になったので再び行ってみると、9時前でも受付してくれたみたい
ならそう書いておいてよぉ~ヽ(`Д´)ノ
前回の川口の時はあんなに人いっぱいいたのに、都心から離れると参加者全くいなかったので、わからなかった -
気を取り直して出発します
すぐ前にある鉄道文化むらの電気機関車
静態保存ではなく、走ってます!碓氷峠鉄道文化むら テーマパーク
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碓氷関所跡にちょっと寄り道
この西門は幕府が管理したけど…碓氷関所跡 名所・史跡
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こっちの東門は安中藩が管理したそう
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関所跡の敷地内に置かれた「おじぎ石」
通行人はこの石に手をついて手形を差し出し通行の許可を受けた
今も(?)昔もお役人様様なんですね -
再びアプトの道へと戻ります
碓氷峠鉄道文化むらの保存車両が見えます -
このアプトの道は旧信越本線の上り線の廃線跡に造られています
松井田町(現・安中市)によって買収されて遊歩道と整備された現在も、当時の架線柱や信号はそのまま
因みにその隣にある旧下り線はそのまま先ほどの鉄道文化むら内の遊戯施設(トロッコ列車「シェルパ君」)として利用されています
さすが「かかぁ天下と空っ風」といわれる上州、歩いていると空気が冷たくて寒い!アプトの道 公園・植物園
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上信越自動車道の下をくぐり
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09:30 旧丸山変電所に到着
碓氷峠を行き来する列車に電力を供給するため、明治45年に建てられた機械室棟と蓄電池室棟は国の重要文化財に指定されています
東側のこちらの建物は蓄電池室の建物 上り坂を登る列車に必要な電力を補うため312個の蓄電池が整然と並んでいたそう旧丸山変電所 名所・史跡
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正面から
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蓄電池室のすぐ西側に建つ機械室
回転変流器と変圧器があった -
その前にはトロッコ列車のまるやま駅がある
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霧積川橋梁を渡って突き進む
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ここで線路をくぐり反対側へ
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←旧線(現在はトロッコ列車シェルパ君の線路)
新線(現在は廃線)→
の分岐点
旧線は1963年に新線が建設されてアプト式鉄道が廃止されるまで使用された
新線は1997年に長野新幹線(現在の北陸新幹線)開通により廃線となった -
トロッコ列車はすぐに終点の峠の湯駅に
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09:45 峠の湯に到着
峠の湯 温泉
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少し進んだところに白秋歌碑
うすいねの 南おもてと なりにけり くだりつゝ思ふ 春のふかきを
大正12年春39歳だった北原白秋が品のを訪れた帰りに「碓氷の春」と題して詠ったと言われている
元々は横川駅のそばに建てられえていたものだが、碓氷峠鉄道文化むら開設に伴って現在の場所に移設された -
その先で1号トンネル(187m)に突入
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トンネルの中です
歩いているときはあまり上り坂と言う感じはしなかったけどほぼずっと上り坂
碓氷峠は最大66.7‰の勾配区間と言われるので、振り返るとやっぱり結構傾斜あるかなぁとは思うけど、このくらいの坂電車登れないのかなぁ…高架線に上る電車ってもっと急坂登ってるように見えるけど -
第1トンネルを抜けたところの登り口
ここから中山道になっているようだ -
「クマに注意」とあちこちに書かれている
今はまだ熊は冬眠中だと思われるので、本日は遭遇しなかったが… -
第2橋梁通過
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第2トンネル(113m)に突入
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第2トンネルの内部
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10:00 第2トンネルを過ぎると碓氷湖が現れます
ちょうど横川駅からスタートして1時間です碓氷湖 自然・景勝地
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坂本ダム
昭和33年度築 碓氷川を堰き止めた堤高36.3mのダムです -
第3トンネル(78m)
その先に第4トンネル(100m)m第5トンネル(244m)が見えています -
10:13 第5トンネルを出たところに橋が現れる
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そう、これが碓氷第3橋梁、「めがね橋」と言われている橋です
トンネルと橋の間を左に入ったところから橋の全景を見ることができました碓氷第三橋梁(めがね橋) 名所・史跡
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橋を渡ります
めがね橋は長さ91m、高さは31m
明治25年に200万8000個の煉瓦が積み上げられて完成 -
右手奥には新線の鉄橋が見えます
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下を覗けば国道が~
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橋を渡るとすぐに次の第6トンネル(546m)に突入
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今回のコースの中では一番長いトンネルです
蒸気機関車が走ったこのトンネル、途中には排煙口があります -
7号トンネル(75m)
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出るとすぐに8号トンネル(92m)
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出ると橋を渡って9号トンネル(120m)
9号トンネルの奥には10号トンネルが見えます -
最後の10号トンネル(103m)に入ります
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10:30 10号トンネルを抜けたところがアプトの道の折り返し点「熊ノ平」
嘗ては熊ノ平駅(信号所)があった場所になります -
この殉難碑は昭和25年6月9日早朝突如として山崩れが起こり一瞬にして埋め去られた職員と家族50の御霊を末永く祀るために建てられた
設立当時は線路の反対側にあったが、参拝するためには危険かつ不便だったため昭和43年12月にここに移設された -
すぐ隣には「熊の平神社」
地面には残雪… -
この変電所は昭和12年に設置されてアプト式廃止後も改修されて横川 - 軽井沢間の廃線まで使用されました
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旧熊ノ平駅のホーム
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アプト式開通の碑
1893(明治26)年4月、碓氷線開通を記念して軽井沢駅前に建てられた鉄道碑 -
熊ノ平駅から来た方を振り返る
トンネルが4つ -
両脇に旧熊ノ平駅のホーム
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軽井沢方 この先は立入禁止になっています
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11:00 めがね橋に戻ってきました
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橋の6号トンネル方の国道へと降りる道から
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国道から見上げる
堂々とした佇まい碓氷第三橋梁(めがね橋) 名所・史跡
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方向を変えて
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再び橋の上に登るの大変そうなので、しばらく国道を歩いて行き、3号トンネルと4号トンネルの間から再びアプトの道に戻ります
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11:20 碓氷湖まで戻ってきました
碓氷湖 自然・景勝地
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11:30 峠の湯に到着
峠の湯 温泉
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峠の湯の周辺は「碓氷峠の森公園」
その一角にストーンサークルがありました
縄文時代中期終末から後期初頭(役4000年前)にできたものだそうです -
国道に出たところで、ちょっと峠の方へと戻ってみる
坂本宿の峠側の入口 -
脇には芭蕉の句碑があります
ひとつ脱てうしろにおひぬ衣かへ -
坂本宿は中山道六十九宿の17番目の宿場町
本陣と脇本陣が4軒、旅籠は最盛期に40軒ほどあったそう -
古い家屋も多く、各家の玄関には昔の屋号が掲げられています
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石碑は「坂本小学校発祥の地」
解説板は「佐藤本陣跡」 -
歩道脇に用水路が整備されています
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坂本宿下木戸跡
坂本宿もここまで -
薬師坂を下り、横川駅方面へ
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12:20 横川駅のそばにあるおぎのやドライブイン横川店さんにて昼食にします
峠の釜めし本舗 おぎのや 横川店 グルメ・レストラン
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いただいたのはもちろん横川名物「峠の釜めし」(1100円)
食事をしている人の殆どが釜めし食べてます -
鶏肉・ささがき牛蒡・椎茸・筍・ウズラの卵・グリーンピース・紅しょうが・栗・杏が上に乗っています
器の「釜」は益子焼
1958年業績不振の打開策として画期的な駅弁として開発・販売され、機関車連結のための長時間停車による車内での販売、モータリゼーションの進展の中駅弁だけではなくドライブインでの販売などにより鉄道依存割合を減らし、日本随一の人気駅弁」と評されたこともあるくらい有名になり、北陸新幹線開業による軽井沢方廃止にもめげずガンバってます -
その後、線路を越えて駅の改札前へ
おぎのや本店の目の前にあったのが「おぎのや資料館」おぎのや資料館 美術館・博物館
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それほど大きな資料館ではありませんが、資料館の隅にあった釜めしの釜は大きいぞっ!
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数々の栄光
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機関車連結のための長時間停車を狙って売り続けた販売台車にはいっぱいの釜めし
3分停車でホームにあった410個が全て売れたこともあったそう(Wikipedia情報) -
資料館の前にはおぎのや本店
さきほどの横川店に比べればかなりこじんまりとしています峠の釜めし本舗 おぎのや 横川本店 グルメ・レストラン
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更に駅の脇にもおぎのやの売店がある
どんだけおぎのや~!?
続いては碓氷峠鉄道文化むらへ行ってきま~す
https://4travel.jp/travelogue/11596645峠の釜めし本舗 おぎのや 横川駅売店 グルメ・レストラン
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