
2019/12/29 - 2019/12/31
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ROSARYさん
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この旅行記のスケジュール
2019/12/29
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まずは聖救世主教会へ
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続いては聖十字架教会
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この日の最高は、聖マリア教会。内部の壁画が素晴らしい。
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聖処女教会は荒削り。
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岩の上から教会群を眺めました。
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聖ミカエル教会へ。
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聖ミカエル教会と内部でつながっている聖ゴルゴダ教会は女人禁制。
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今日から2泊は、マウンテン・ビュー・ホテル。その名の通り眺めのとても良いホテルでした。
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この旅行記スケジュールを元に
2019年末から2020年初にかけて、アディスアベバ、ラリベラ、ゴンダール、バハルダールと、エチオピア北部の教会巡りをしました。
その2はアディスアベバから飛行機でゴンダール経由でラリベラへ。昼食後に今回の旅のハイライト、岩窟教会群の観光が始まりました。この日は第一教会群。巨大な一つ岩から掘られた聖救世主教会、壁画に埋め尽くされた最古の聖マリア教会、女人禁制の聖ゴルゴダ教会など。教会同士が岩のトンネルで迷路のように結ばれているのも印象深かったです。
高山病と、教会群のもつ力に圧倒されて、ホテルに戻ってダウンしてしまいました。
・アディスアベバからプロペラ機でゴンダール経由でラリベラへ
・ラリベラ空港から田舎道を通ってまずホテルに
・ラリベラの街で昼食
・ラリベラの岩窟教会群Ⅰ
聖救世主教会:司教さまに祝別を受ける
聖十字架教会:エチオピアのマドンナ
聖マリア教会:壁画に彩られた内部、Pillar of Light
聖処女教会:荒削りでゴツゴツ岩が足裏に当たる
岩の上へ(聖マリア教会と聖救世主教会の間)
聖ミカエル教会:高い天井、天使の目が掘られた柱頭
聖ゴルゴダ教会:女人禁制、聖人のレリーフ
アダムの墓
聖書を学ぶ子どもたち
・日没とともにホテルに戻る、夕食
表紙写真は、壁画に彩られた聖マリア教会の天井とアーチ。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- 交通手段
- 観光バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- エチオピア航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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アディスアベバからプロペラ機で、まずはゴンダールへ。
この飛行機は、ゴンダール、ラリベラを経由してアクスムまで行きます。
高原と崖が続きます。 -
機内では軽食が出ました。素朴だけどなんだかおいしいパンケーキ。
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遠くに山が見えてきました。
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ゴンダール空港に到着。
ダンボールに入っているのは野菜のようです。 -
飛行機はゴンダールを飛び立って、ラリベラへ。
川が台地を侵食した様子がよくわかります。 -
ラリベラ空港に到着。可愛らしい飛行機ですね。
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ターミナルまで歩いて向かいます。
ラリベラ空港 (LLI) 空港
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「ラリベラへようこそ」の看板も手作り風。
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空港内は古いけれどかなりお金をかけて作った感じ。
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空港からは田舎道を街に向かいます。
車窓から見える家は、ほとんどが土を塗り固めた壁。 -
藁を頭に乗せて運ぶ人。
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途中の眺望スポット。
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遠くの山を望遠で。
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イチオシ
展望スポットでお土産物を売る人たち。
売り子さんたちの手作りです。意外と街中よりも工夫のある面白いものがありました。買わなかったのが残念。 -
一旦ホテルに寄って、しばし休憩。
マウンテン・ビュー・ホテルです。 -
その名の通り、テラスからは山と低い部分の素晴らしい景色が。
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テラスにはこの風景を楽しむ宿泊客もいました。
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まずは昼食。ラリベラの街中にある、セブンオリーブスホテルです。
ラリベラの人口は15,000人ほど。農業のほか、観光に従事している人も多いそうです。セブンオリーブス ホテル レストラン 地元の料理
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最初に出てきたのは、インジェラ? とおもったけど、そうではなく、甘く味付けサれたクレープ状のもの。名前は「キタ」というそうです。
これは食べやすい味。 -
続いてはほうれん草のスープ。
ほぼ生のにんにくたっぷりなので要注意。胃を壊します。 -
エチオピアでスパークリングウォーターを頼むと、ほぼ間違いなくこのAMBOが出てきます。
私は普段食事のときはスパークリングウォーターにしていますが、この味はあまり好みではなかったのと、標高の高いところにいると炭酸水がちょっときついな、と感じたので、翌日からはスティルウォーターに。 -
メインは牛肉と野菜の炒めもの。炭をつかう鍋で出てきました。一体型。
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インジェラもちょっと。
インジェラというのはエチオピアの主食。テフという穀物の粉を発行させて薄焼きにしたものです。これでおかずを包んで食べるのです。発酵させているのでうっすらと酸っぱい。それが苦手な人もいるようですが、なれてくると意外とおいしい。お店によっても随分味がちがいました。 -
コーヒーセレモニーをやっています。
普段はコーヒーを飲まない私も、エチオピアでは毎日のようにコーヒーをいただきました。味が全く違います。ちょっと青い感じの植物の感じが強いのです。 -
食後はいよいよ、旅のメインイベント、岩窟教会群の観光です。
今日は、第一グループの観光。ここが入り口。チケットをチェックされます。
テーブル状のものに、「世界遺産」の表示。
ラリベラは、12世紀ザグウェ朝のゲブレ・メスケル・ラリベラ王が新たなエルサレムを作ろうとして建てた街。ちょうど本物のエルサレムはムスリムに占領されており、キリスト教徒が巡礼に行けなくなっていたのです。
ラリベラの意味は、「蜂に選ばれた者」。王が生まれたとき蜂が群がったことから名付けられたそうです。ラリベラの岩窟教会群 史跡・遺跡
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見えてきました。保存のための巨大な屋根の下、聖救世主教会(Bete Medhane Alem)。最も大きい一枚岩の教会です。
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階段を降りたところ。
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先程降りてきた人が、教会の外壁に顔をよせて祈りを捧げています。
北側の外柱は、地震で崩れたのを修復したもの。四角い石が積み上げられていますが、もともとの姿ではありません。 -
イチオシ
角を曲がった東側が本来の姿。外の柱も全て、一枚岩から掘り出して作っているのです。
上の窓はアクスム様式。アクスムのオベリスクの形です。 -
下には鍵穴状の穴が2つ並んだ窓。それぞれ天国と地獄を表しているのだとか。
ラリベラの教会では、窓の意匠もとてもおもしろかったです。 -
地面には聖水盤もありました。
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南側。岩を掘り下げて作ったことは、柱の下の部分を見てもよくわかります。地盤というか掘り下げた下の部分とそのまま接続しています。
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中に入りましょう。(入ったのは西側の入り口から)
階段の下で靴を脱ぎ、靴下になります。靴は教会群のガイド役(といってもついてくるだけ)の少年(あとで高校生だとわかる)が番をしてくれました。
教会の中は絨毯が敷き詰められていてそこにダニなどがいると言われています。今は乾季のため気にしなくてもよい、という意見もありますが、安心のために靴下の上に透明なビニール袋をはき、輪ゴムで止めて、その上からもう一枚靴下を履きました。一番外の靴下はとにかく汚れるので、毎日使い捨てです。 -
入ったすぐのところは、チャンティングの場所。
エチオピア正教の教会は、基本的に三層になっています。一番外が楽器などを使って祈りを捧げるチャンティングの場所です。
内部ももちろん、一枚岩を掘り抜いて作ったもの。 -
アーチも窓枠もとても精巧に彫り抜かれています。
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真ん中の部分は聖職者が信者に祝福を与えるところ。
その奥、カーテンの向こうが至聖所です。 -
真ん中部分から入り口を見たところ。
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教会の中には、極彩色の聖画がたくさん置かれていました。
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十字架架刑図や聖母子像、聖人の絵など。
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司教様でしょうか。この日は日曜日なので、特別な十字架を手に持っていらっしゃいます。
ラリベラの十字架と言われ、一度盗まれたことがあるそうです。 -
イチオシ
その十字架で、祝福をいただきます。
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私も祝別していただきました。
頭にあたったときは、「ゴツン」という感じでかなりの重量を感じました。17Kgの金とのこと。 -
床に開いた3つの穴は、アブラハム、ヤコブ、イサクの墓を模したものとのこと。
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静かに祈る聖職者。
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聖救世主教会から聖マリア教会へは、この石のトンネルをくぐって。
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穴を抜けると、目の前に聖マリア教会が。
ラリベラの中でも最古の教会です。これももちろん、岩をくり抜いて作られたもの。
上の3つの窓は三位一体、真ん中の縦の部分は、キリスト降臨とマリアの受胎を表しているそう。 -
振り返るとこんな感じ。階段のある台の向こう、左側の穴が今出てきたところです。
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子宝が得られるというプール。
一面に藻が浮かんでいます。 -
十字架状の聖水盤にも藻がたくさん。
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ここには3つの教会が隣接していて、真ん中の聖マリア教会の右、岩の中に横穴的に掘られているのが聖十字架教会です。
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イチオシ
聖十字架教会(Bet Meskel)に入ります。
中にはエチオピアの方の顔をした聖母子像。
とても小さな教会です。 -
入ってすぐ奥が至聖所。
至聖所手前には架刑図。 -
天井からは小さな鐘も。
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イチオシ
聖十字架教会から出て、聖マリア教会(Bete Maryam)へ。
聖マリア教会の窓もとても面白い。様々な種類の十字架が彫られています。 -
聖マリア教会への入り口。
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中に入った途端に息を飲みます。
壁と言わず、柱と言わず、天井と言わず、一面壁画で飾られているのです。
12~13世紀の壁画です。素晴らしい色合い。 -
イチオシ
左がわ、白い布が巻かれているのが、Piller of Light。人類の発祥と終末が記されているとのこと。
上にも回廊があることがわかります。かつては上がれたそうですが、今はもういけないのだとか。次に行くときは、また入れない場所が増えていそうな気がします。 -
Piller of Light。この奥が至聖所です。
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Piller of Lightの上部。これも岩をくり抜いて作られたもの。
ただ建築上の意味はない、純粋に飾り(象徴)のための柱なのです。
奥に壁画が見えました。 -
柱の前で祈る聖職者たち。
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イチオシ
天井とアーチ、そして壁面の装飾。
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奥の壁面は、カナの結婚のシーンでしょうか。
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聖家族のエジプトへの逃避を描いた壁画もありました。
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イチオシ
ダビデの星。
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太陽を表したアーチの脇から外に出ます。
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次の教会は、聖処女教会(Bet Denagel)です。ここはかつて聖具室として使われていたところとのこと。
入り口の奥に、聖職者の姿が見えました。 -
熱心に読んでいるのは聖書でしょうか。
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この教会が最も荒削り。外に向かう階段も、のみのあとが残っています。
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階段の上、聖処女教会の中から見た、聖マリア教会の窓。
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岩山の上に登ります。聖マリア教会を見下ろしたところ。
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手すりもなく、切り立った岩を登っていきます。左側は聖救世主教会です。
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聖救世主教会との間部分から見下ろした聖マリア教会と、右手の聖十字架教会。
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右側を見下ろしたところ。聖救世主教会の西側の入り口ですね。
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あ、私達の姿が、教会の壁面に影絵のように映っています。
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手を挙げる私。
映ってる、映ってる。 -
聖処女教会の裏手(岩の上)にあった建物。民家なのでしょうか。聖職者の家?
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ここから聖ミカエル教会へは、岩のあいだの狭い道を通ります。
脇道いいた正教徒の女性たち。みな、白い民族衣装に身を包んでいます。 -
階段を登って、聖ミカエル教会の基壇へ。
この奥の窓もとてもおもしろい形でした。おそらく、聖ミカエル教会と内部でつながっている、聖ゴルゴダ教会の窓ではないでしょうか。 -
右手の壁には横穴。巡礼の人がここに泊まったり、聖職者が住んだりしたそうです。
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角を曲がったところ。
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聖ミカエル教会(Debre Sina-Mikael)に入ります。
この教会はとても天井が高い。 -
柱やアーチがとても精巧に彫られています。
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柱頭の十字架の左右、縦のアーモンド型の部分は、天使の目と呼ばれています。
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聖ミカエル教会と内部でつながっているのが、聖ゴルゴダ教会(Bete Golgota-Selassié)。
ここは女人禁制。入り口から内部を撮影。 -
中は男性のみ。聖職者が見張っていて、女性が入ろうとすると留めます。
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ここからは同行者の写真。
中には十二使徒のレリーフがあるそうです。見えるのは4体のみ。残りは至聖所にあるそう。 -
こうした像は他では見かけませんでした。
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こっちは随分傷んでいます。
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やや低いアーチの下にも。横の柱には壁画も見えます。
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もう一体。
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左手奥が至聖所ですね。
さらに、聖三位一体教会にも続いているそうです。 -
聖ミカエル教会を出ます。
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出てきたところ。左手の岩の中に入ると・・・
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外につながっていました。
この部分は、アダムの墓(Tomb of Adam)と言われています。 -
とてもわかりにくい構造なので、Webサイトから見取り図を持ってきました。
https://www.zamaniproject.org/site-ethiopia-lalibela-rock-hewn-churches.html
ラリベラの教会を3Dで再現するプロジェクトのようです。 -
イチオシ
岩窟教会群の近くには、神学校もあるようです。
中央に座る聖職者から、周囲に座る生徒たちが聖書を学びます。
聖職者はカードなど、お土産物も作っているのかな。 -
アマハラ語のアルファベットを記した羊皮紙もありました。
こんなにたくさん! -
長かった一日。ホテルに帰り着いたらちょうど日没。
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アビシニアの台地に訪れる夕暮れです。
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夜、ホテルでの夕食。
ビールを飲んでみましたが、体調が悪く、半分も飲めません。
ちなみにホテルの標高は2680m。標高3000mを越えなければ大丈夫なはずなのですが、やはり体力が落ちているのでしょう。 -
パスタもほとんど食べられませんでした。
もっとも味付けも薄くて、食べにくかったのですが。 -
デザートのフルーツサラダ。
疲れ果てていて、バスルームの写真は取り忘れました。
明日もラリベラの岩窟教会群の観光が続きます。 -
バタンキューです。
このホテルは、ダブルベッドのほかに、もう一つベッドが置かれていました。どちらもクッションが固くて、寝心地良かったです。
ダニスプレーも使いましたが、ここは標高も高いせいか、ダニには悩まされませんでした。
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