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東京都下水道局のツアーの抽選に当たり、参加しました。<br />応募は定員の約3倍あり、幾つかあるツアーの中でも最も人気あったようです。<br />東京都では早く下水道が整備されましたが、大雨による浸水被害を防ぐため、現在は大きな下水道管で再構築を進めています。<br />今回は、その工事現場と実際に使われている下水管を見学しました。工事現場ではトンネルの掘削直前のタイミングで、工事中では見られない実物のシールドマシンを見ることができました。

下水道のインフラを巡る~江東幹線工事・蔵前水の館~

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2020/01/15 - 2020/01/15

149位(同エリア213件中)

旅行記グループ インフラ探検に行こう

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るびこんさん

東京都下水道局のツアーの抽選に当たり、参加しました。
応募は定員の約3倍あり、幾つかあるツアーの中でも最も人気あったようです。
東京都では早く下水道が整備されましたが、大雨による浸水被害を防ぐため、現在は大きな下水道管で再構築を進めています。
今回は、その工事現場と実際に使われている下水管を見学しました。工事現場ではトンネルの掘削直前のタイミングで、工事中では見られない実物のシールドマシンを見ることができました。

旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
  • 錦糸町駅前から貸し切りバスに乗り、江東幹線の立坑作業現場に到着する。<br />

    錦糸町駅前から貸し切りバスに乗り、江東幹線の立坑作業現場に到着する。

  • 江東区内の大雨浸水被害を防ぐため、幹線やポンプ所の整備を進めている。<br />「江東幹線その3工事」は約2年間であるが、全て完成するのは10年後だという。<br />総工費は216億円(「その3」のみ?)<br /><br />現場事務所で説明を受けた後、工事現場の見学へ。

    江東区内の大雨浸水被害を防ぐため、幹線やポンプ所の整備を進めている。
    「江東幹線その3工事」は約2年間であるが、全て完成するのは10年後だという。
    総工費は216億円(「その3」のみ?)

    現場事務所で説明を受けた後、工事現場の見学へ。

  • トンネルを支えるコンクリートセグメント。<br />厚さは30cm、重さは6tもある。2万ピース使う。<br />

    トンネルを支えるコンクリートセグメント。
    厚さは30cm、重さは6tもある。2万ピース使う。

  • 深さ33mの発進立坑を上から覗く。既にシールドマシンは完成し設置され、整然と掘削開始を待っている。

    深さ33mの発進立坑を上から覗く。既にシールドマシンは完成し設置され、整然と掘削開始を待っている。

  • 仮設エレベータ(7人乗り)で立坑の下へ。<br />地下の気温は約18度で年間を通して安定している。(本日の地上は13度)

    仮設エレベータ(7人乗り)で立坑の下へ。
    地下の気温は約18度で年間を通して安定している。(本日の地上は13度)

  • 「泥土圧式シールドマシン」<br />直径4.48m、長さ6.64m<br />内径3.75mのセグメントを組み立てながら掘り進む。<br />直線区間では、1時間で最大1.5m、1日6m進むことができる。

    イチオシ

    「泥土圧式シールドマシン」
    直径4.48m、長さ6.64m
    内径3.75mのセグメントを組み立てながら掘り進む。
    直線区間では、1時間で最大1.5m、1日6m進むことができる。

  • 掘削面とシールドマシンの間から覗く。<br />ここから到達立坑まで416m掘り進み、既設の下水道管に接続される。

    掘削面とシールドマシンの間から覗く。
    ここから到達立坑まで416m掘り進み、既設の下水道管に接続される。

  • カッターフェイス

    カッターフェイス

  • 作業員はシールド機内では4人、地上コントロール室ではオペレータ3人と少ない。

    作業員はシールド機内では4人、地上コントロール室ではオペレータ3人と少ない。

  • 立坑の反対側の江東幹線区間は完成している。内径6.0m、延長約4.3km。<br />ここから下流側に300mほど足場の上を歩いて見学する。<br />中央には作業用の電気機関車の軌道がある。間もなく足場は解体される。

    立坑の反対側の江東幹線区間は完成している。内径6.0m、延長約4.3km。
    ここから下流側に300mほど足場の上を歩いて見学する。
    中央には作業用の電気機関車の軌道がある。間もなく足場は解体される。

  • 掘削汚泥の搬出装置は、台車に乗せられてシールドマシンの後ろに付いて行く。<br />土は泥水にして地上に送られる。

    掘削汚泥の搬出装置は、台車に乗せられてシールドマシンの後ろに付いて行く。
    土は泥水にして地上に送られる。

  • レールを走る人力四輪車。行き止まりまで30分くらいかかりそう。

    レールを走る人力四輪車。行き止まりまで30分くらいかかりそう。

  • カーブの度合いによって、幅の違うコンクリートセグメントが使われる。<br />

    カーブの度合いによって、幅の違うコンクリートセグメントが使われる。

  • 見学記念にセグメントに落書きをする。

    見学記念にセグメントに落書きをする。

  • 特に急なカーブでは、鋼製セグメントが使われ、内側はセメントで覆う。(手前側)

    特に急なカーブでは、鋼製セグメントが使われ、内側はセメントで覆う。(手前側)

  • セグメントの表示例<br />部位によって様々なピースをパズルのようにはめ込んでいく。

    セグメントの表示例
    部位によって様々なピースをパズルのようにはめ込んでいく。

  • 立坑に接する鋼製セグメント

    立坑に接する鋼製セグメント

  • 食事会場のソラマチ30階より。

    食事会場のソラマチ30階より。

  • 「ブラッスリーオザミ 東京スカイツリーソラマチ店」で昼食をとる。<br />下水道ツアーに似合わないお洒落なレストラン。

    「ブラッスリーオザミ 東京スカイツリーソラマチ店」で昼食をとる。
    下水道ツアーに似合わないお洒落なレストラン。

    ブラッスリーオザミ 東京スカイツリータウン・ソラマチ店 グルメ・レストラン

  • 前菜は、ホタテ・ホウレン草のテリーヌとサーモン。

    前菜は、ホタテ・ホウレン草のテリーヌとサーモン。

  • メイン料理は、黒毛アンガス牛のステーキ、エシャレットソース。

    メイン料理は、黒毛アンガス牛のステーキ、エシャレットソース。

  • 次の見学先まで近辺を車中観光。

    次の見学先まで近辺を車中観光。

  • 「蔵前水の館」<br />1985年蔵前国技館は両国に移転し、跡地に北部下水道事務所が建てられた。<br />水の館は昔の倉庫「お蔵」を再現したもの。<br />下水道工事の立坑を利用した見学施設で、東京都で下水管を直に見学できるのはここだけ。<br />

    「蔵前水の館」
    1985年蔵前国技館は両国に移転し、跡地に北部下水道事務所が建てられた。
    水の館は昔の倉庫「お蔵」を再現したもの。
    下水道工事の立坑を利用した見学施設で、東京都で下水管を直に見学できるのはここだけ。

    蔵前水の館 美術館・博物館

  • 入口から階段で地下30mに降りる。<br />国技館の跡地らしく、階段には多くの力士の手形が展示されている。

    入口から階段で地下30mに降りる。
    国技館の跡地らしく、階段には多くの力士の手形が展示されている。

  • 汚水と雨水を収容する合流式の下水管で、大雨浸水被害を防ぐために大きな管となっている。<br />通常汚水は浅草幹線まで圧送管を通って300mポンプで圧送し、三河島水再生センターで処理される。<br />

    汚水と雨水を収容する合流式の下水管で、大雨浸水被害を防ぐために大きな管となっている。
    通常汚水は浅草幹線まで圧送管を通って300mポンプで圧送し、三河島水再生センターで処理される。

  • 大雨時は併設の蔵前ポンプで雨水を汲み上げて隣接する隅田川に排水される。<br />合流式下水道ではごみの流出を抑える装置を通るものの、汚水は雨水と一緒に川に放流されることになる。<br />昨年の台風19号では、トンネルの半分の以上の雨水が流入したが、まだ余裕があったようだ。

    大雨時は併設の蔵前ポンプで雨水を汲み上げて隣接する隅田川に排水される。
    合流式下水道ではごみの流出を抑える装置を通るものの、汚水は雨水と一緒に川に放流されることになる。
    昨年の台風19号では、トンネルの半分の以上の雨水が流入したが、まだ余裕があったようだ。

  • 浅草橋幹線の大きさの比較<br />内径6.25m、延長5,800m

    浅草橋幹線の大きさの比較
    内径6.25m、延長5,800m

  • 「ドロップシャフト」<br />通常は汚水が右側の細い管を、大雨時は左側の太い管を流下する。

    「ドロップシャフト」
    通常は汚水が右側の細い管を、大雨時は左側の太い管を流下する。

  • ドロップシャフトの模型<br />落差の水圧を和らげるため、上部らせんで渦を作り、下部らせんで流水を減勢させる構造になっている。

    ドロップシャフトの模型
    落差の水圧を和らげるため、上部らせんで渦を作り、下部らせんで流水を減勢させる構造になっている。

  • 大正から昭和初期のマンホール蓋が展示されている。

    大正から昭和初期のマンホール蓋が展示されている。

  • 東京都区部のマンホール蓋<br />「サクラ」と「イチョウ」と「ユリカモメ」がデザインされている。<br />2001年から使われているが、カラー版はここにしかない?

    東京都区部のマンホール蓋
    「サクラ」と「イチョウ」と「ユリカモメ」がデザインされている。
    2001年から使われているが、カラー版はここにしかない?

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