2019/12/27 - 2019/12/30
9457位(同エリア16376件中)
クッキーさん
実質、今回の旅行の最終日です。今日は美術館に行ってみたいと思います。ただし、昨日同様、ストライキの動きが気になります。時間に余裕を持って、ダメなら徒歩で移動してみましょう。街歩きも旅の醍醐味の一つですから。夜は噂の教会コンサートへ。駆け出しの音楽家などが中心みたいですが、チケットも比較的安いのでお手頃です。さあ!パリの街へ再び繰り出しましょう。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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昨日は帰りが遅くなり、今朝は寝坊です。この日の朝は冷えましたね。0℃くらいだとホテルの人。1時間ばかりセーヌ川沿いを走ってみます。走り始めてすぐ夜明けです。
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朝焼けがセーヌ川に反射して、とても綺麗です。
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橋を渡って中央から。この時間帯は本当に刻々と色合いが変化していきます。それにしても、大きく蛇行して流れるセーヌ川、流れが結構急です。
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さあ、堪能したらホテルに戻りましょう。今朝は抑え目で1時間/9km程でした。
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朝日をあびる近所の景色。とても綺麗です。
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シャワーを浴びて、今回はホテルの朝食を摂ります。エクスプレス・ブレイクファーストというバフェ形式で8ユーロ。これなら格安!
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パンは少しずつですが種類も豊富。
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大きなパンは自分で好きなだけ切っていただけます。
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ホットミールはこちら。ベーコンはいわゆるカチカチ系ではなくて、しっとり柔らかく、とても美味しいものでした。スクランブルエッグも牛乳を加えてあるのでしょうか、ふっくっらした食感。ソーセージも良い味でした。
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質素ながらこれで十分。また、相変わらず牛乳は抜群に美味です。
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冷蔵庫内にはフルーツポンチも。丁寧に切り分けられたフルーツ。シロップもほんのり甘く、大変上品な味付けでした。ドロッと砂糖で甘さを前面に出すのではないところにセンスを感じます。
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お腹一杯です。さあ、街に出ましょう。ふと空を見上げると、沢山の飛行機雲。パリの遥か上空を通過する航空機です。
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この坂の先にフランス国鉄の駅があります。
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Gare de Suresnes Mont Valerien駅に到着です。
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昨日は左の自動券売機がローカル路線のみ発売中止でした。ICカードへのチャージなどはできるようですが。昨晩買った券で入場です。
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電車が到着。今日はラ・デファンスからの地下鉄も止まっているかもしれませんので、サン・ラザール駅まで行ってしまいます。
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あっという間に到着です。
サン ラザール駅 駅
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さて、駅前のバス乗り場で少し待ってみましたが、やはりバスは来ません。待つだけ無駄ですので、今日もまた街歩きを堪能します。
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どんどん南へ進んでとりあえずオルセー美術館方向へ行ってみましょう。
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地下鉄への通路は閉鎖。これはダメですね。ストライキです。
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これは豪華絢爛な外観。高級デパート「ギャラリー・ラファイエット・オスマン本店」です。
ギャラリー ラファイエット百貨店 (パリ オスマン本店) 百貨店・デパート
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その隣は、これまたデパート「プランタン本店」。外観のみで中は割愛(笑)。
プランタン オスマン本店 百貨店・デパート
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その先に見えてきたひときわ巨大かつ豪華な建物はオペラ座。
オペラガルニエ 劇場・ホール・ショー
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正面から全景。ひときわ威容を誇る建築物です。
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このとおりの大迫力!圧倒的な存在感です。
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周辺の装飾も手が込んでいます。とても芸術的。
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さあそれでは内部見学に参加してみましょう。結構な長さの列ですが、ガイドツアーでなければサクサクと見て回れるようです。
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ここの入口から入場です。
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クレジットカードのみ対応の自動券売機は比較的空いていました。
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内部もまた豪華絢爛。裏側からエントランスへ。有名な大階段です。ミュージカル「オペラ座の怪人」のシーンが蘇ります。仮面舞踏会で「マスカレード」を全員で歌うシーンはあまりにも有名。それにしても、このタイヤの形の金色の一対の装飾、何を意味しているのでしょう?
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階段の下の床ですが、ミュージカルでは怪人がここから床下に姿を消します(笑)。
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さて、階段を上がっていよいよホール内へ!
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来ました!かなりの収容人員を誇る大劇場ですね。
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座席の高級感がハンパありません。素晴らしい雰囲気です。
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そしてこれ。シャガールによるカラフルな天井の絵と、豪華なシャンデリア。これは見事の一言に尽きます。落ちてきませんように(笑)。
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圧倒的な豪華絢爛さを誇る大休憩室。この大広間はすさまじい!
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さて、「オペラ座の怪人」マニアであれば・・・怪人が常に空けておけと命じる「5番ボックス」。でもこれ、劇中で空けておけというのはどういう意味なんでしょうか?自分が観に来るためでしょうか?永久欠番みたいな名誉シートとして敬えということでしょうか?もし、怪人がここから入っていくのであれば他のお客さんにバレますね(笑)。
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今日は怪人はご不在な様子(笑)。
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さて、オペラ座を満喫したところで、オルセーに向けて歩を速めます。遠くにオベリスクが見えてきました。
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ヴァンドーム広場に出ました。少しだけ見学です。
ヴァンドーム広場 広場・公園
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大きなオベリスク・・・ではなく円柱ですね。一番上はナポレオン像だそうです。
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さて、さらに南下します。途中のアーケードの床の綺麗なモザイク。
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大きな公園に出ました。200m×500mくらいの長方形で、コンコルド広場とルーブル美術館に挟まれた区画を占めます。
チュイルリー公園 広場・公園
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振り返ると、何とも見事なアーチが続く建物の外観。
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さて、こちらでもクリスマス・マーケットが継続開催中です。またまた寄り道です(笑)。
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一角にスケートコートが。靴の貸し出しも行っているようです。
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公園を横切るとセーヌ川が見えてきました。
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長い名前の橋を渡ります。対岸の大きな建物がオルセー美術館です。
レオポール セダール サンゴール橋 (ソルフェリーノ橋) 建造物
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橋のたもとで焼き栗を売っていました。雑誌か何かのコラムで「パリの秋から冬の風物詩」と読んだ記憶があります。
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6ユーロほど?だったと思います。安くはありませんが、話のネタに食べてみます。
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このように手巻き寿司のように、紙に包んでくれます。食べてみると・・・う~ん、あんまり甘くはない(笑)。まあでも、時間は1230。空腹を少し満たすにはちょうど良いかも。橋の上にあるベンチに座り、セーヌ川の流れを楽しみながら完食。
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さて、オルセー美術館に到着ですが、このとおりの長蛇の列。こちらはチケットをオンライン等で事前購入していない者の列。まあ行き当たりばったりの旅ですのでしょうがありません。
オルセー美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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やっと入口が。中に入ると館内は結構暖かいです。
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チケットは14ユーロでした。
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カバンに加え、暑いのでコートも預けてしまいます。無料でした。
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さて館内は多数の区画に分かれています。1Fから攻略してみます。
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音声ガイドが5ユーロで利用可能です。多言語対応。
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クロード・モネの「ヴェトゥイユの教会」。こういうマイナーな作品は東京の「モネ展」ではまず見られません。印象派作品の初期のもの。でも、凄くいい!
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マネの「笛を吹く少年」。この半身立ち的なポーズが絶妙です。
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中にはこんな展示も。パリのオペラ座のカットモデル。先ほど見てきたばかりですが、内部の構造がよくわかります。
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エドガー・ドガの「踊りの花形」。照明に照らされている表現が生き生きしています。
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さて、5階に上がって来ました。ここは「カフェ・カンパーナ」。大勢のお客さんで賑っています。混雑していますので、スキップ(笑)。まあでも1430を回り、流石にお腹が空いてきました。
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2Fにあるレストランはちょっと高級そう。1Fの軽食カフェにします。
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こちらが「カフェ・ド・ルウス」。サンドイッチなどがお手軽価格で食べられます。
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スイーツ系もあります。
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9ユーロで、サンド+ミネラルウォーター+クッキー。味は上々です。でも、時間がもったいないのでかき込みます(笑)。
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改めて5Fに戻り、気合を入れて印象派の本丸を攻略(笑)。このように時計の裏側にも出られました。
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ここの5Fは一瞬たりとも気を抜けない、まさに珠玉の名作ばかりの黄金のフロア。ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」。これは東京の美術館の企画展で見たことがあります。とても鮮やかで、木陰から漏れる陽の陰影がアクセントになっています。
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こんなのもクロード・モネ。「モントルグイユ街、1878年6月30日の祝祭」。風景画が有名なモネも、こんなにも原色鮮やかなフランス国旗が乱舞する街中の景色を描いていたとは。睡蓮しか知らないとビックリしてしまいます(笑)。
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こんな感じで全部掲載していたら大変なことになりますので、省略します(笑)。とにかく、このフロアには1つたりとも駄作はないと断言!大混雑のこの部屋はゴッホの作品。もう、諦めて写真は撮らずに人の隙間から眺めておしまいです。
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予想以上の長時間いました。時間は1630近く。もうルーブルに行く気力も時間的猶予もありません。とにかくオルセーは素晴らしい美術館でした。東京のオルセー展ではそのわずかな作品群しか見れないことがよくわかりました。美術の教科書に載っているような名作以外のマイナーな作品でも、物凄く良いものが目白押し。じっくり鑑賞することをオススメします。最後に売店をパッと見ておしまいです。
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ルーブルは、短時間で攻略するにはあまりに巨大な相手です。またの機会に譲ることにします。せめて外観だけでも見に行きます。このロワイヤル橋を渡って行ってみましょう。
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パリの凱旋門3つのうち第2のもの。結果的に最後に見ることに。これは中型のものですが立派な造り。
カルーゼル凱旋門 国立公園
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正面がルーブル美術館の建物。ってか、両翼がずっと続いています。どこまでがルーブル博物館なのか良く分かりません。
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建物が続いて通りをまたいでしまっています(笑)。
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さて、夜は2030から教会コンサート。現在1700ですので、それまでは最後の街歩きを堪能できます。セーヌ川沿いを東に進んでみます。その上流の中州にはクレーンが見えます。ということは・・・
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ノートルダム大聖堂。残念ながら、大火災で焼け落ちてしまいました。復旧はまだ進んでいません。数年がかりの再建工事になるものと思われます。
ノートルダム大聖堂 寺院・教会
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正面から。痛ましいお姿。一目見ようと観光客も結構来ていました。
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さて、段々と日が暮れてきました。遠くに煌びやかに光る建物を発見。
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これが噂のパリ市庁舎の建物。とてつもなく立派な建物で、青色にライトアップされています。
パリ市庁舎 現代・近代建築
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圧倒的な迫力。庁舎の前には出店もあり、パリ市民が思い思いに楽しんでいます。日本の市役所の庁舎で、ここまでやっちゃう例ってありますかね(笑)?
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さて、市役所脇の地下鉄駅への入口を覗くと・・・おお!開いています。運行中のようです。少し離れた場所に来ましたし、回数券が10枚中の半数以上残っています。積極的に使いましょう。
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地下鉄1番線でコンコルド広場まで。そこから北上してマドレーヌ寺院に来ました。本日の教会コンサートはここです。しかし、教会と言うより神殿です(笑)。
マドレーヌ寺院 寺院・教会
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開演まで2時間ばかりあります。夕食を楽しみます。近傍に良さげなカフェが。それほど高くなさそうです。
Le Colibri ホテル
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入ると、バー・カウンターもあり、なかなかの雰囲気。
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席に案内されて、ゆっくり料理を選びます。この店には英語メニューがありましたので助かりました。外の看板にも表示されていたステーキ・タルタルをオーダーします。
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やはり赤ワイン。安定のおいしさ。
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結構混んでいるようでしたが、ワインをちびりちびり飲みながら20分ばかり待つと、来ました!ステーキ・タルタル。この店の看板メニュー?でしょうか。日本でいう牛ユッケですが、玉ねぎやケッパーとともに細かく刻まれ、ブラックペッパーその他のスパイスが香るまさに逸品!これは強烈においしい!!そんなに大量ではないものの、濃い味付けもあり、想像以上のボリューム。ワインが進みました。大満足!
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もう1軒、路地の小さなオープン・カフェで時間をつぶして再度寺院へ。長蛇の列。これは予想外でした。今回の演目はラヴェルのボレロとベートヴェンの第九。フランスでも人気曲なんでしょうか?チケットはネットで購入、23ユーロと格安(笑)。
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開場30分前でしたが、お客さんをさばき切れず、15分以上、大幅に遅れて開演(笑)。会場はコンサートホールではないため、音響は正直、最悪(笑)。残響が色々なところに反射して、ボワッとなってしまいよく聞こえません。最後方のカテゴリー3という安い席であることもありますが・・・。オケはHELIOS ORCHESTREという若い音楽家中心の楽団。
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ボレロを終え、第九へ。しかしコントラバスが2本のみと、流石に編成が貧弱で大変そう。更に第4楽章。開始されても何故かソリストも合唱団もいない。え?と思っていると、2回目の不協和音のファンファーレでソリスト登場。ウソだろーー!バリトンが歌う中、合唱団も集まってくる。最初の「フロイデ!」の直前に集合完了(笑)。これにはたまげました(笑)。
しかし、この人数、完全に人数不足の合唱団。音響も最悪で更に良く聞こえない。ソリストはそれなりに上手だったのですが、大変残念です。 -
何とか終演。中には日本人観光客もいて「良く響いてたね。この教会は残響が残るように設計したのかな?」・・・オジサン、違うと思うぞ(笑)。
時刻は2230。この後、サン・ラザール駅まで地下鉄に乗ろうとするも、またしてもスト。もういいです。googleマップによると、わずか400mと近傍。徒歩で移動し、そこから近郊線で無事ホテルに戻ることができました。明日の空港への移動が気になりますが、とりあえず国鉄切符を予め購入して本日は終了です。
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