2019/08/01 - 2019/08/08
312位(同エリア897件中)
napaさん
おととし五所川原の立佞武多の館を訪れて以来、出陣式が見たいといい続けている我が家の末っ子。そんなわけで夏休みは東北へ。宿の確保が難しく立佞武多は逃しましたが、竿燈まつり、ねぶたの海上運行と見学しました。趣のある温泉宿の多い東北、以前から泊まってみたかった温泉巡りもできました。
8/ 1 深夜、フェリーで八戸へ
8/ 2 龍泉洞、浄土ヶ浜、鉛温泉
8/ 3 牛の博物館、毛越寺、山寺、銀山温泉
8/ 4 即身仏、十六羅漢岩、竿燈まつり
8/ 5 角館、小岩井農場、藤七温泉
8/ 6 八幡平、乳頭温泉
8/ 7 尾去沢鉱山、ねぶた海上運行
8/ 8 帰宅
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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藤七温泉の夜明け、色とりどりに染まる雲を眺めながらひと風呂浴びたあとは、
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ひとりで蓬莱境へ散歩
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ごつごつした溶岩の上にしがみつく樹木、自然が造り出した庭園です。
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岩の間をくぐったり
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入り組んだ岩の上に板を渡した橋を歩いたり
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イチヤクソウでしょうか、白い妖精のような花を見つけました。
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早朝、訪れる人もなく静かに佇む蓬莱沼
蓬莱沼 自然・景勝地
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1時間ほどの散策の後はもう一度、温泉へ
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見る角度によってねずみ色にも
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青みを帯びた乳白色にも見える湯。ふだん温泉に行っても夕方いちど入るぐらいですが、藤七温泉の泉質と雰囲気のすばらしさに何度も何度もお湯につかりました。
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朝食の後は八幡平山頂へハイキング
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鏡沼、噴火した後の火口に水が溜まってできた火口湖。5月下旬から6月上旬の雪解けの頃には龍の瞳のような紋様が浮かび上がるそうで、ドラゴンアイと呼ばれています。
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メガネ沼、すぐ隣にも沼があって眼鏡のように見えるところから名づけられましたが、写真にとるのは難しいですね。
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ふたつの沼を隔てる火口壁を鼻に見立てて、若いお兄ちゃんがサングラスをかけているように見えなくもありません。
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八幡平頂上。台地状の火山のためほとんど登りらしいものもなく到着、その分さほど眺望がききません。
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冬の厳しい風雪を避けるように低く茂る木々、伸びた幹からは風下側にだけ枝が伸びています。
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八幡沼と避難小屋
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湖面に雲が映って印象的です
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さわやかな風が吹き渡ります
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どこを見ても美しく、また夏が短いことを感じさせられました。
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ワタスゲははかなげなおもむき
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あちらこちらに不定形の小さな池が見えます。木道から外れるとずぶずぶ足が埋まってしまうのかもしれません。
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沼と花と雲
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ニッコウキスゲの咲く湿原を木道は渡って行きます。
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ギボウシの花も咲いていました。
八幡平山頂遊歩道 公園・植物園
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湿地ではモウセンゴケの群落も見られました。土壌が貧栄養であることを示しています。
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他では見られないうつくしい風景を楽しむと同時に、高層湿原の特徴である池塘やミズゴケの発達によってできた盛り上がりを観察することができました。
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今度は後生掛温泉に車を停めて地獄めぐり
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歩き始めてすぐ、遊歩道の脇に直径20cmほどのマッドポットが口を開けていました。小さいながらぼこぼこと沸騰した泥が沸きあがります。
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先ほどまでと同じように火山が生み出した地形ですが、うってかわって荒々しい景観です。
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黒い硫化物の沈殿の混じった湯池、この先にも同じような泥湯があって、染料を煮ているようすに似ているところから紺屋地獄と名付けられていました。
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泥でできた富士山型の山、頂上からは時々熱い泥が吹き出しています。
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ぼこぼこと音を立てながら猛烈な温度で湧き出るお湯はそのまま川となって流れていきます。
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遊歩道途中にある石楠花茶屋の名物、黒たまご。う~ん、暑くてゆで卵の気分ではないので飲み物だけ買いました。そういえば藤七温泉でも売っていました。
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荒涼とした地表にはいくつもマッドポットが開いています。表面は泥が固まって薄皮を張ったようになっていて、歩道を外れると踏み抜いて煮えたぎる泥のなかに落ち込むことになるでしょう。
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乳白色の大湯沼
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場所によってお湯の色も変わり、噴煙を上げたり、ねずみ色の泥を噴き出す小山があったりと変化に富んでいます。以前は散策路が沼を一周していたようですが、火山活動が活発化しているようで、大湯沼の向こう側では歩道が泥火山や沼の一部となっているのが見えました。また中坊主地獄を経て泥火山に抜ける遊歩道も閉鎖されているので、もともと周遊路だったものがY字型の行き止まりとなって、折り返さなければならないのは残念です。
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泥火山、国内最大級のものだそうです。高さ1-2mの泥火山がいくつも連なっていますが、現在は活動が穏やかなようでした。
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田沢湖畔の思い出の潟分校まで遠まわりしてみました。
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旧田沢湖町立生保内小学校潟分校、昭和49年廃校。以降は地域の集会所として利用していましたが老朽化が進み、一時は解体も検討されていたそうです。
ところで生保内(おぼない)の地名、気になって調べてみるとやはりアイヌ語由来のものでした。東北地方にはいくつものアイヌ語に由来する地名が残されています。 -
廃校から30年を経た平成16年、地元の人々の手によって2年がかりで修復され一般公開されています。
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職員室、古い教材も展示されています。
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廊下から覗く黒板
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校庭の見える明るい教室
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昭和2年竣工の体育館、よくぞ保存してくれたものです。
思い出の潟分校 名所・史跡
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懐かしい雰囲気の廊下。どこへ行っても人が減ってしまい、寂れた商店街や閉校になった学校を見ることが多くなってしまいました。生活のために仕事を求めて都市に人が集まるのは仕方がないとはいえ、淋しい限りです。
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今夜は乳頭温泉郷に滞在です、こちらも一度は泊まってみたかった温泉宿、鶴の湯。
乳頭温泉郷 秘湯 鶴の湯温泉 宿・ホテル
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温泉そのものの魅力と合わせて、鶴の湯を象徴するのが茅葺き屋根の本陣。秋田藩主が湯治に訪れた際、警護のものが詰めたという建物。
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帳場からしていい雰囲気です
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ビールやジュースが流水で冷やしてあります
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敷地の中央を小川が流れ、その周囲に宿泊棟、温泉棟がいくつも連なっています。
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まずは帳場横の木戸から入って一号館へ、どこも趣があります。
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渡り廊下で小川を越えて内湯へ
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軽くひと風呂浴びたあとは冷たい飲み物で一息ついて
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小川の向こうは露天風呂、すすきが風情を醸し出すとともにちょうどよい目隠しとなっています。
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白湯、黒湯の温泉棟。白湯、黒湯、中の湯、滝の湯と敷地内には4つの源泉が湧いています。それぞれに成分も効能も違うそうなのですが、いずれも乳白色をしています。
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中の湯、眼っこの湯と呼ばれ目や神経の疲れを癒してくれるそうです。
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中の湯から表に出ると混浴露天風呂、ほかにも女性専用露天風呂が2カ所あります。ほかのお客さんがいれば写真に収めることはできないので幸運です。
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露天風呂のお湯は美人の湯とされる白湯のもの
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最高のお湯、最高の風情
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陽が傾き明かりが灯り始めました
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本陣や帳場の前には長椅子がしつらえてあり、浴衣姿の人々が涼みに出てきました。
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5月の連休には日帰り入浴のお客さんが1,000人近く訪れ、駐車場まで続く長蛇の順番待ちだったそうです。日帰り入浴は10時から15時までなのであきらめて帰った人も多かったことでしょう。
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江戸時代の風情の残る本陣の客室、鍵はなく用心には心張棒。
暗くなってから灯油ランプも灯してみました、懐かしい匂い。 -
夕食は囲炉裏を囲んで。炭火で岩魚の塩焼きや名物の山の芋鍋を温めることもできますが、暑いのでさすがに炭をおこすのはやめておきました。
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当初は順路的に乳頭温泉は昨日、今日は藤七温泉のつもりでした。しかしどうしても本陣に泊まってみたくて、問い合わせると今日しか本陣は空いていないというので日程を組み直していました。
大満足。昨日に引き続き客室にはテレビもないのですが、かえって静かな時間をゆっくり楽しめました。
つづく・・・
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