2019/08/01 - 2019/08/08
1135位(同エリア1352件中)
napaさん
おととし五所川原の立佞武多の館を訪れて以来、出陣式が見たいといい続けている我が家の末っ子。そんなわけで夏休みは東北へ。宿の確保が難しく立佞武多は逃しましたが、竿燈まつり、ねぶたの海上運行と見学しました。趣のある温泉宿の多い東北、以前から泊まってみたかった温泉巡りもできました。
8/ 1 深夜、フェリーで八戸へ
8/ 2 龍泉洞、浄土ヶ浜、鉛温泉
8/ 3 牛の博物館、毛越寺、山寺、銀山温泉
8/ 4 即身仏、十六羅漢岩、竿燈まつり
8/ 5 角館、小岩井農場、藤七温泉
8/ 6 八幡平、乳頭温泉
8/ 7 尾去沢鉱山、ねぶた海上運行
8/ 8 帰宅
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
銀山温泉の静かな朝
-
冬になると延沢銀山遺跡は閉鎖になるようですが、雪景色の温泉街も風情があることでしょう。
-
酒田市海向寺、全国に18体現存するという即身仏のうち2体がいらっしゃる寺院。即身仏は撮影禁止なので、こちらは境内にある粟島観音堂、傘福が奉納されています。
即身仏は生きることさえ苦しかった時代に人々を救済するため、壮絶な修行を経て生きたままミイラになることを自ら選んだ高僧です。長期間にわたり穀物を断ち木の実や草の根だけを少量口にして命をつなぐ木食修業を行って、限界まで腐敗の原因となる体組織を削りました。そののち、地中の棺のなかに座禅したまま入り読経を続ける土中入定を行い、その声が聞こえなくなるといったん密封して三年三か月後に掘り起こして祀られたものです。
古今東西、宗教が原因となる争いや殺戮が絶えませんが、本来宗教は人の幸せを祈るものだと思います。海向寺 寺・神社・教会
-
海向寺の道向かいには映画おくりびとで撮影に使われた古い洋館。
-
すぐ隣の日和山公園、灯台が北前船交易の拠点であった酒田を思い起こさせます。ここからは日本海沿いを北上して秋田を目指します。
-
鳥海山の噴火によって流れた溶岩に、地元の住職が日本海の荒波で命を落とした漁師の供養と海上安全を祈願して十六羅漢を刻むことを発願しました。
十六羅漢岩 寺・神社・教会
-
十六羅漢のほか、釈迦牟尼、文殊菩薩、舎利弗など合わせて22体の磨崖仏が自然の景観に溶け込んでいます。
-
お賽銭が涙のように
-
荒々しい岩場に点々と刻まれている磨崖仏、寒風吹きすさぶ冬はどんな風景になるのでしょうか
-
ナデシコの花と十六羅漢
人のために祈るという、今の時代に少なくなってしまった信仰の在り方を、いずれ摩耗して消えていくであろう石仏に重ね合わせてしみじみとしました。 -
今夜は竿燈まつりを観覧しますが、市内のホテルは全然予約できそうになかったので見切りをつけ、大曲駅前に宿をとってありました。ひとまず宿に車を預けて、秋田駅まで普通列車で50分。秋田新幹線なら30分、在来線と同じ区間を新幹線が走るのは不思議な気がします。列車のなかは大勢の浴衣姿の若者たちと一緒でした。
-
千秋公園のお堀は蓮の花が満開でした。
-
秋田名物ババヘラアイス
-
ババ(おばあさん)がへらを使ってバナナとイチゴ味のアイスを花の形に盛り付けてくれます。
-
暑かった一日にも夕暮れが迫り、竿燈の入場です
「ようこそ秋田へ」、来ました秋田に秋田竿燈まつり 祭り・イベント
-
各町内ごとの町紋が描かれた竿燈が次々に通り過ぎていきます。鐵砲町、下鍛冶町・・・、城下町を思わせる町名ばかりです。町紋は藩主であった佐竹公が贈り与えたといわれており、松、鶴、日の出などがあしらわれた紋様は民の幸福を願っていたことがうかがえます。
馬口労町は駿馬が描かれた提灯。馬市があったことに由来する町名だそうですが、家畜に関するものを見つけてうれしくなりました。ちびっ子たちも入場です。 -
位置に着きました
-
「どっこいしょー」の掛け声とともに竿燈が立ち上がりました。徐々に継竹を足しながら夜空に高く上がっていきます。
-
竿燈280本余り、1万もの提灯が大通りを埋め尽くします。提灯は米俵を表し、五穀豊穣を祈願するお祭りです。どこまでも続いて揺れる竿燈はまさしく稲穂のようです。
-
わずかな風にも大きくしなる竿燈
-
額の上でバランスをとる差し手。掌に載せて高く掲げたり、肩や腰に載せる妙技も
-
ときにはバランスを崩して観客席に倒れてくることも。案外、壊れたりろうそくが消えたりしないものです。
-
子どもたちも順番に
-
いちばん小さな幼若でも長さ5m、重さ5kg、もっとも大きな大若になると提灯46個、長さ12m、重さ50kgあるそうです。
-
子どもが上げる竿燈を両側から支えるように補助しています。
-
1時間余りの演技が終わってお疲れさまでした。
-
ふれあいの時間、竿燈や差し手の人たちと一緒に写真を撮ったり、実際に竿燈を上げてみることも出来ます。
牛を飼っている我が家はわざわざ牛島町の竿燈のところまで駆けつけて写真を撮りましたよ! -
とても重くて、まったく上がる気がしません。
-
太鼓と笛の音とともに退場、それぞれの町内まで竿燈が戻っていきます。あちらこちらにお囃子の音が散っていき、各町内でもどり竿燈が上がっているのを遠く眺めながら駅に向かいました。帰りの列車もお祭りから戻る人々で込み合っていました。
つづく・・・
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
秋田市(秋田) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
PR
旅行記グループ 東北の温泉と祭りを巡る
0
29