2019/11/30 - 2019/11/30
950位(同エリア4429件中)
ぬいぬいさん
先週に引き続きぐるっとパスを利用して美術館巡りをしようと日本橋へ。
まずは本館に入っている三井記念美術館へ。
ここまでは今日は美術館巡りをするつもりだったのですが、近くの日本銀行貨幣博物館で、私の大好きな建築家「辰野金吾展」が開催されていることを知って、それを見ることに。
辰野金吾展を見たら隣りの辰野作品の日本銀行本店をじっくり眺めて、そうしたら次は彼の代表作の東京駅が見たくなり、丸の内へ移動。
東京駅の全景を上から見ようとKITTEの屋上ガーデンへ
KITTEの中で偶然見つけたJPタワー学術文化総合ミュージアム インターメディアテクで東京大学の学術研究資料や標本をじっくり見入ってしまい,遅めのランチを丸の内で食べていたら、皇居へ向かう行列を見つけ、大嘗宮一般参観に向かう列に加わってしまい・・・そんな感じで思いつくまま気の向くままに、予定が目まぐるしく変わってしまい、皇居を出てからようやくぐるっとパスの美術館巡りに戻って東京国立近代美術館、科学技術館を見て最後に靖国神社に参拝
結局日本橋から靖国神社まで歩いて回る一日になってしまいました。
2日間かけてぐるっとパスの利用はまだ6施設のみ
これでは、2か月間の有効期間の中でどれだけ見ることができるのか、先が思いやられる状況です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
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都営浅草線の日本橋駅から歩いて日本橋を渡り三井記念美術館へ向かいます。
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イチオシ
日本橋の欄干のモニュメントといえば、東野圭吾の麒麟の翼で一躍有名になった、麒麟像がメジャーですが、実は橋の両側には東京都のマークに足を乗せた獅子の像もあるんです。
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そして橋を渡り切った右手に日本橋魚市場発祥の地の石碑があります。
今は移転してしまった築地市場ができる前は、関東大震災で焼失してしまうまで江戸時代から300年も続いた魚河岸がここにあったそうです。 -
イチオシ
日本橋の三越を通り抜けて三井本館にある三井記念館に到着
ここで今日最初のぐるっとパスを利用しての美術鑑賞を。
ここ普通に特別展に入ると入館料は1300円するので、2200円で90施設以上の施設で使えるぐるっとパスは超お得です。 -
まずは入口で鹿のブロンズ像がお出迎え。
これと全く同じものが小金井の江戸東京たてもの園に移築された三井財閥総領家、三井八郎右衛門邸にありました。
なんで鹿なのか?
昔から商家では鹿は富をもたらす象徴とされてきたそうで、まあ、縁起物なんですね。 -
12/1までは高麗茶碗展を開催中で茶器の展示だけでした。
館内写真撮影禁止なので中の様子が紹介できないのが残念ですが、越後屋の頃からの江戸時代以来350年もの間に三井家で収集されてきた茶道具や絵画、書籍などの貴重なコレクションを展示公開しているのですが、建物自体重要文化財になっている三井本館の中の美術館。
重厚感あふれる空間に展示されている茶の湯の名碗は見応えありました。 -
下に降りると何やら行列が
あの奥に千疋屋がありますが、並んでいる人に聞くと、どうやらケーキが目的らしい -
イチオシ
三井記念美術館ですぐ近くの日銀貨幣博物館で、私の大好きな建築家辰野金吾展をやっていることを知って見に行くことに。
ここも内部は撮影禁止なのでポスターだけ -
図面に押印されていた検印には工学博士 辰野金吾の文字が
9月に貨幣博物館は見たばかりだったので、辰野金吾展のみじっくり見学しているうちに、彼の代表作「東京駅」が近いので、同じく彼の作品の日本銀行を久しぶりにじっくり眺めた後東京駅へ向かうことに。 -
辰野金吾の設計による現在の日本銀行本店は2代目で、最初は、明治15年10月10日にここから100mほど離れた永代橋に開業しました。
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永代橋のたもとにあった、辰野金吾の師匠であるジョサイア・コンドルが設計した北海道開拓使物産売捌所を利用したもので、すぐに手狭になってしまい、新たな店舗をここに造ることになったそうです。
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なぜこの地が選ばれたのかというと、日本橋は江戸時代から五街道の起点でとなる交通の要衝で、金融・商業の中心地として栄えていて、しかも貨幣にゆかりの深い「金座」の跡地だったためここに白羽の矢が立ったそうです。
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確かに道向かいには、三井財閥の本拠地である三井本館が、はす向かいには同じく三井家創業の越後屋が前身の三越があり、日本橋も含めて国の重要文化財に指定されています。
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先ほどの辰野金吾展で知ったにわか知識ですが、辰野金吾は日本銀行本店の設計にあたり、欧米諸国の銀行を14ヶ月も見学して回ったそうです。
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外観はブリュッセルのベルギー国立銀行を参考に、重厚感あるネオ・バロック様式を採用しています。
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イチオシ
関東大震災でも再建されたドーム部分は焼失したものの建物自体はびくともしなかったとか。
当時では珍しいエレベーター、水洗便所、防火シャッターを供えるまさに近代建築だったそうです。
私はいまだに外から眺めるだけで内部に入ったことがありませんが事前予約制で、平日限定で見学ツアーがあるようなのでいつか見てみたいものです。 -
新しい一万円札の顔となる渋沢栄一は日本経済の父と呼ばれていますが、その銅像が常盤橋の横の公園に建っていました。
東京証券取引所、東京商工会議所、第一国立銀行(現みずほ銀行)、東京ガス、帝国ホテル、キリンビールなど、なだたる企業の設立に関与したまさに日本経済の礎を築いた人物だけに日本銀行を背にしたこの場所に建てられたのでしょうね。 -
辰野金吾の代表作といえばやっぱりこちらの東京駅
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イチオシ
丸の内北口と南口の2か所あるこちらのドーム きれいです
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皇居から行幸道路を抜けると正面に東京駅があるのですが、その真ん中にある皇室専用の入口
普段は閉鎖されています。 -
いつも日の丸が2本掲揚されています
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先程見た日本銀行はブリュッセルのベルギー国立銀行参考に設計したようですが、東京駅は長らくオランダのアムステルダム駅を参考に設計したという説でしたが、最近はそうではないことが判明したようです。
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私も実際アムステルダム駅を見たときに、これ東京駅とは違うな、そう感じていましたが気のせいではなかったようです。
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こちらは丸の内南口のドーム
東口ドームと違ってアイアンの梁がつながっています。 -
東京駅のすぐ横にあった東京中央郵便局が、再開発によりJPタワーとなり、6階までの下層階が商業施設のKITTE丸の内になっています。
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5階まで吹き抜けのアトリウムにはきらきら光るクリスマスツリーが
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その6階にあるキッテガーデンは丸の内界隈のパノラマビューが楽しめます。
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眼下に東京駅の全貌を見ることができます。
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昼間だったので見ることはできませんでしたが、絶対夜景がきれいだと思います。
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今度夜来るようだなあ。
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4階には東京中央郵便局だった頃の局長室が復元されています。
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KITTEの2階と3階にあるインターメディアテクは、日本郵便株式会社と東京大学総合研究博物館とのコラボより作られたユニークな博物館です。
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展示室内部は撮影禁止なので画像で紹介できませんが、展示されているのは東大の古い学術研究資料や標本が中心。
レトロな雰囲気の空間に並べられた骨格標本は映画のナイトミュージアムの世界を髣髴させるものがありました。
この写真のエリアのみ写真撮影がOKでした。 -
こんなクオリティの高い展示でなんと無料で見れる。
早めに駅についてしまった時の暇つぶしには最高の場所かも。 -
食事をしようと丸の内仲通りをうろうろ
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先日ラグビーワールドカップで活躍した日本チームのパレードが行われた丸の内仲通りにはキャプテンのリーチマイケルのブロンズ像が
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何故かベンチに座った忍者もいます
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こちらは復元されたジョサイア・コンドルの設計した三菱1号館
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1階がCAFE1894という、銀行営業室として利用された空間を復元したクラシックな趣のミュージアムカフェ・バーになっています。
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お茶しようと思って入ったのですが、人気のお店なので並んで待たないと利用できませんでした。
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三菱1号館は美術館になっていますが裏手に無料で見学できる三菱資料館があります。
その中にあったのが、ジョサイア・コンドルの設計により建てられた三菱一号館の模型が -
ランチは三菱一号館の裏にあるこちらのお店 マルゴ丸の内で。
冬の時期ですがオープンエアのテラス席にはジェットヒーターがあって暖かで、気持ちよくランチできました。 -
フィッシュランチは赤魚のソテーで美味しかったです。
これで税込み1100円。 -
ランチを終えて再び丸の内仲通りを歩いていると、皇居に向かうたくさんの人姿を見かけ・・・・
なんだろう・・・
そうか、先日から始まった大嘗宮と、今日から始まった乾通の通り抜け紅葉の一般参観の列だ・・・ -
思わず列に加わってしまい、皇居を目指してぞろぞろつながって歩くことに
ずいぶん長い列でしたが坂下門までは滞ることなくすんなり入れました。 -
宮殿が見えていますが立ち入り制限がかかっていて、今日は遠目でしか見ることができません。
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乾通の紅葉コースと大嘗宮参観ルートの分岐点はここ宮内庁庁舎の前でした。
大嘗宮参観ルートはここから富士見櫓を抜けて東御苑へ進みます。
事前のリサーチ不足で両方見たい場合は乾通リを抜けてから裏から大嘗宮へ入れたようで、10mほど進んだところでそれが分かり、戻ろうとしたら警察官から強い口調でNGが出されやむなくそのまま進むことに。 -
富士見櫓を抜けて百人番所の前から東御苑に入るまでスムーズに進んでいったのですが大嘗宮が遠目に見えるあたりで列は完全にストップ
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写真撮影する人たちが何重にも重なって全然進みません。
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ちょうど止まった前に寒桜の木があっていい感じに桜が咲いていたのでしばし桜の花見を楽しみます。
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大嘗宮まではわずかな距離なのですが係の人に聞くとここから1時間くらいかかりそうとのことで、係の人が勧める迂回ルートを進むことに
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迂回ルートも結局正面で合流していて長いこと並ばずに正面に近づくことができました。実際並んでいたのは15分ほどでした。
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「大嘗祭」は毎年11月に国と国民の安寧や五穀豊穣を祈って行われる宮中祭祀の「新嘗祭」を天皇が即位後、大規模に行うもので、皇位継承に伴う一世に一度の重要な儀式とされています。
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イチオシ
この儀式が行われるようになったのは7世紀後半の天武天皇の時代からだそうで、以来歴代の天皇が即位後に「大嘗祭」を行うことが皇室の伝統となったそうです。
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「大嘗祭」の中心的な儀式として2つあるそうです。
一つが11月14日~15日にかけて行われた「大嘗宮の儀」です。 -
儀式は皇居東御苑に建てられたこの「大嘗宮」で、夕方から翌日の夜明け前まで夜通し行われました。
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もう一つは11月16日と18日に行われた「大饗の儀」
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天皇陛下が「大嘗宮の儀」に参列した人たちを招いて催される饗宴で、ここではなくて皇居の宮殿で行われました。
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そのあと、伊勢神宮に参拝、最後に12月4日宮中三殿に参拝して天皇即位に伴う一連の儀式がすべて終わりました。
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3か月かけて建てられたこれらの大嘗宮の建物は来年早々解体されて、伊勢神宮同様、どこかに神社に再建される運命にあるようです。
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大嘗宮の一般参観は12月8日で終わっていますのでこの旅行記をアップした時にはすでに終わっているので、残念ながらもう見ることはできません。
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でも、東外苑の天守台の前にあるので遠目に眺めることはできるのでしょうね。
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こちらのユニークな形の建物は桃華楽堂といって昭和41年に昭和天皇の香淳皇后の還暦記念として建設された200名収容の音楽ホール。
「テッセン」という花の花弁をイメージした屋根と、八面体という珍しい形の建物。
誰が利用するのかというとやはり皇族の人たちのようで、毎年音大の卒業生の演奏会などが開催されているようです。 -
帰りは平川門から出ました。
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長い寄り道を終えてぐるっとパスの美術館巡りを東京近代美術館から再開します。
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ここを見るのは久しぶり
こちらは赤瀬川源平の作品 -
赤瀬川源平って物書きだとばかり思っていたのですが前衛芸術家でもあったんですね。
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こちらはドット柄でおなじみの草間彌生の作品
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隣にあった公文書を保存して一般公開している国立公文書館
ここ初めて入ってみました。 -
イチオシ
令和おじさん
菅官房長官が掲げていた令和の元号の漢字のレプリカ -
令和おじさんを紹介したらその前の平成おじさんの小渕さんも出さないといけませんよね
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こちらは昭和27年7月28日付けの日米安保条約の文書で時の総理大臣吉田茂と昭和天皇のサインと押印があります。
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イチオシ
こちらの赤煉瓦の建物は、重要文化財に指定されている旧近衛師団司令部庁舎
今は東京国立近代美術館の工芸館になっています。
ここでもぐるっとパスが使えるのですが、ちょうど、展示入れ替えで常設展は見学できませんでした。 -
前庭にあるこちらのモニュメントを見ただけ
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入口に皇居を向いて建つ北白川宮能久親王の騎馬像がありました。
上野の寛永寺の貫主も務めた皇族ですね。 -
北の丸公園を抜けて次は科学技術館へ向かいます
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ススキの穂が日差しを受けていい感じに輝いていました
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北の丸公園の中にある科学技術館
こちらが今日のぐるっとパスを使った最後の施設 -
ここはどちらかというと子供向けの施設
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久しぶりに来たらかなり雰囲気が変わっていました。
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来年の東京オリンピックの柔道と空手の会場となる武道館は、改修工事の仕上げ段階で閉鎖されていました。
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田安門を抜けて東京国立近代美術館へ
今日江戸城の門をいくつくぐったかな?
4つ目かな? -
靖国神社の目の前の牛が淵のお濠端に大山巌の騎馬像があります。
大山巌といえば、日露戦争で元帥陸軍大将として活躍し「陸の大山、海の東郷」とも言われた軍人で、初代陸軍大臣となった政治家。
あの西郷隆盛の従弟だったそうです。 -
隣に建っているのは品川弥次郎像
吉田松陰の松下村塾の塾生で幕末の志士の一人ですね。 -
靖国神社の道向かいの江戸城田安門の入り口にどう見ても灯台に見える塔があります。
これは常夜灯として祀られた英霊のために、明治4年に靖国神社に建てられたもので
高燈篭と呼ばれています。
高い建物の無かった当時の九段坂の上からは、筑波山や千葉まで見渡すことができたそうで、品川沖を行きかう船からは見ての通りの灯台の役目も果たしていたそうです。 -
九段の坂を上って靖国神社の入口にひときわ存在感のあるバカでかい鳥居があります。これが一の鳥居で建てた当初は日本一の高さの鳥居だったそうですが、今では熊野大社本宮が日本一で、5番目の大きさになるようです。
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でも、ビルの高さで10階建てに相当する高さの鳥居は迫力ある大きさです。
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大鳥居を抜けてしばらく進むと、参道のど真ん中に12mもの高さのあるちょんまげ姿の侍の銅像があります。
普通考えるとこんなど真ん中に銅像はないよね。
誰の銅像かというと大村益次郎??? 誰それ?
そう思う方が多いのではないでしょうか?
幕末のヒーローといえば西郷隆盛、高杉晋作、坂本龍馬あたりが御三家なんでしょうが、実はこの大村益次郎は影のヒーローなんです。
長州藩の参謀として薩長戦争、戊辰戦争で活躍した天才軍略家とよばれ、戊辰戦争での戦没者を慰霊するために靖国神社の前身となる招魂社の創設に寄与したという功績を評価され、このありえない場所に立派な銅像が造られたたそうです。 -
靖国神社に久しぶりに来たら、参道の右側にあった茶店が、こんなおしゃれなお店に変わっていました。
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この能楽堂は明治14年に芝公園に建てられたもので、明治36年に?・國神社に奉納、移築されたもの。
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参道の右手奥にある遊就館は、靖国神社に鎮まる英霊の遺書や遺品などを収蔵・展示する博物館。
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久しぶりに入ってみようと思ったら入館は4時までだそうで入れませんでした。
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1階部分のカフェや売店のあるフロアにはゼロ戦やSLが展示されていて、ここは無料で見学できます。
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こちらは沖縄戦で実際使われていた九六式十五糎榴弾砲
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現在の遊就館は実は2代目
最初の建物は関東大震災で倒壊してしまい、昭和7年に再建された近代建築なんです。 -
最後に靖国神社を参拝して今日のぐるっとパスの散歩を終了です。
こんな寄り道ばかりしていたら年内にあと2回はぐるっとパスの美術館巡りをしないと消化できませんね。
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