2019/11/29 - 2019/12/02
53位(同エリア717件中)
まつじゅんさん
- まつじゅんさんTOP
- 旅行記680冊
- クチコミ1121件
- Q&A回答61件
- 889,296アクセス
- フォロワー160人
この旅行記のスケジュール
2019/11/29
もっと見る
閉じる
この旅行記スケジュールを元に
3日目です。
今日も雨の心配はなさそうで、ホテルで朝食を取って石川ICから高速に乗り、南風原北ICから約1時間で、本日の目的地の沖縄のパワースポットとして名高い斎場御嶽(せーふぁうたき)に向かいます。
表紙写真は、「サングーイ」で撮影した一枚ですが、龍や光の玉が写りこんでいて、一寸神秘的な気持ちになりました。(詳細は後述)
土、日のみ定時ガイドがあり、少人数で細かく背景等聞かせて頂きましたが、読み方から大きな誤解があったことを思い知らされました。
琉球文化は、歴史的に今の日本文化とは全く異なった背景であり、薩摩藩の統合、廃藩置県等々、その時々の波に飲まれていき、言葉一つにしても大切な文化が失われているように思いました。
特に、この場所は斎場御嶽ではなく、「せーふぁうたき」であり、漢字表記は適さないと思います。
「サングーイ」ではガイドさんから写真撮影のコツを教えて頂き、龍を画面に収めることができました。
ニライ、カナイ橋を通り、天空のカフェで遅めのランチをして、玉城城跡から奥武島を一周し、明日の帰還に向け洗濯や荷物整理等のため、早い目にホテルに戻ることにしました。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー JALグループ 徒歩
-
ガイドツァーの受付をすませ、少し時間があったので、ガイドの方が少しお話ししましょうと、ウチナー語の解説や、若者には殆ど通じくなってきているという、琉球文化に対する愁い等お聞きしました。
斎場御嶽というのは、漢字表記=本土文化の押し付けの極みで、「斎場」は一般的には火葬場と思われますが、この辺りは「サイハバル」と呼ばれていて「せーふぁ」に訛り、当て字で「斎場」となり、御嶽は、普通に発音すると「おんたけ」ですが、琉球は母音が『あいう』の3つしかなかったので「うたき」と読むという事で、完全な当て字ですね。
琉球文化の地名等の表現は、仮名表記が望ましいように思います。 -
本日のガイドさん。
凄く有名な方のようです。
「せーふぁうたき」は、琉球王国時代に国王が参拝した王国の中で最も格の高い聖地です。
人工的な建造物はなく、うっそうとした樹木とむきだしの岩山そのものが、神の宿る存在として拝まれており、かつては男子禁制で、たとえ国王であっても女装に改める必要があったと伝えられています。
最高位の神女である聞得大君(きこえおおぎみ)の就任儀礼が行われた場所で、琉球文化の『最高の聖地』として崇められてきた場所で、天皇家の伊勢神宮に匹敵する場所が、琉球では尚家の斎場御嶽ということですね。 -
「せーふぁうたき」は世界遺産ですが、ガイドさんの説明がなければ、岩と森を見ただけ、という感じですが、こちらから望む久高島や、拝所の説明を聞いて琉球王国最高の聖地という事の一端を知ることができました。
これから行かれる方、ガイドツァーは是非参加して、欲しいです。
ガイドさんと歩く1時間程は、凄く有意義な時間となりました。
こちらは御門口(うじょうぐち)で、参道の入口です。
6つの香炉が並べられていて、それぞれ御嶽内の拝所の分身に当たり、海の彼方に神の島「久高島」を望むことができます。 -
大庫理(ウフグーイ)です。
御嶽内の6つのイビ(拝所)のうち、第1の拝所で、大広間の意味です。
イビの中でも、大庫理・寄満・三庫理の3か所は、首里城内にある部屋と同じ名前です。
当時の首里城と斎場御嶽との深い関わりが現れています。
王朝時代は聞得大君(きこえおおきみ)の就任の儀式「お新下り(おあらおり)」が行われた場所です。 -
寄満(ユインチ)第2の拝所で、首里城にあった台所の名前が付けられています。
遥か昔、貿易によって世界中から王国に豊穣が寄り満つるようにと、名付けられたようです。 -
シキヨダユルアマガヌビーとアマダユルアシカヌビーの壺。
第3、第4の拝所です。
2本の鍾乳石(チータイイシ)から滴り落ちて、壺に貯えられた水が聖水とされ、聞得大君の就任の儀式で額に水をつける神事、お水撫でに使われました。 -
「せーふぁうたき」は2000年に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つとして世界遺産に登録されました。
琉球王国時代、国家的な祭事には聖なる白砂を「神の島」といわれる久高島から運び入れ、それを御嶽全体に敷きつめていました。
最も大きな行事が、聞得大君の就任式である「お新下り」で、琉球国王や聞得大君の聖地巡拝の行事を今に伝える「東御廻り」(アガリウマーイ)の参拝地として、崇拝されている場所です。 -
三庫理(サングーイ)です。
最も有名なスポットと思います。
特徴的な三角岩の真正面が、5番目の拝所「三庫理」です。
そして右側に6番目の「チョウノハナ」があります。
この空間の地下から、金の勾玉3個を含む多数の鎮め物が発見され、崇高な祈りが行われていたと思われます。
金の勾玉って、本当に珍しいらしいです。 -
イチオシ
表紙の写真ですが、一寸珍しいものを撮影できました。
奥が5番目の拝所「三庫理」ですが、ガイドさんによると写真を撮ると、三角形の頂点の部分に「光の玉」が写るらしいです。
ガイドさんが撮影した写真を見させて頂きましたが神秘的で、私もこの辺りで・・・というアドバイスを受けて撮影すると、確かに光の玉が写っています。 -
イチオシ
もっと驚いたのが右上の壁に現れた青い光。
拡大すると龍が空に翔んでいるように見えませんか。
同行の方々も、この写真を見て色々撮影されましたが、何故か私だけ。。。
良いことあるかな、と思ってしまいました。 -
「チョウノハナ」を背に久高島です。
戦争の艦砲射撃を受け穴が開いたらしいですが、昔は洞窟の中だったのですね。
最近、マナーの悪い方々も多いようです。
どのような場所であるのか、誰にでも理解できるように表記して、できればガイドさんと一緒に廻るようにして、理解を深めて欲しいです。
「せーふぁうたき」を始めイビ(拝所)は、沖縄の人々にとって大切な祈りの場です。
祈っている方を見かけたら、写真を撮ったり、騒いだりせず、現地の方をリスペクトし、邪魔することをしないようにして欲しいです。
祈りの場所は大切な場所。
特に、沖縄は昔から引き継がれ、今も祈りを続けられています。
-
受付まで戻り、ガイドさんと記念撮影し、駐車場のある道の駅「がんじゅう駅・南城」に戻り、徒歩で知念岬公園に向かいます。
太平洋が一望でき、久高島やコマカ島を間近に見ることができる見渡せる場所です。 -
順路はこんな感じです。
-
岬からは、きのこ岩も見ることができました。
沖合2キロ程に浮かぶコマカ島は、美しい白い砂浜に囲まれた周囲800メートルの無人島で、透明度が高く、沖縄でも有数の美しさらしいです。 -
次の目的地はニライカナイ橋です。
県道86号から国道331号に向かってU字型にかかる全長1,200mの橋で、橋の真ん中で名前が分かれており山側がニライ橋、海側がカナイ橋です。
ニライカナイの意味は諸説あるようですが、豊穣や生命の源、そして神々が住む島という意味もあるそうです。 -
自衛隊の演習地の脇に車を止め、トンネル上部の展望台に向かいます。
絶景ですね。
この小さな写真では表現できない、180°の広がりと、青い海のコントラスト。
そして何より「風」です。
立っているだけで、心地よく気持ちが豊かになっていきます。 -
13時を過ぎ、お腹も減ってきたので今日のランチに向かいます。
県道86号沿いには絶景カフェが多いとの事で、便利なスマホリサーチします。
レンタカーの貸し出し時に頂いた、マップにも掲載されていた「ooloo」に決定しました。
この道は、南城市つきしろカフェストリートと呼ばれているらしいです。
確かに絶景。
食事も美味しかったです。(詳細は4日目で) -
次に向かったのは、玉城城跡。
グスク跡のなかでも最も古いと言われており、伝説も残る神秘的な城跡です。
こちらは世界遺産の、グスク群からは漏れているようですが、風情のある城跡で、標高約180mの天然の要塞に築かれた城跡です。
琉球の創世神 アマミキヨに由来する聖地巡る「東御廻り(あがりうまーい)」の拝所の1つとなっているようです。 -
玉城城は別名アマツズ城と称され、築城年代や歴代の城主については定かでは無いようですが、「島尻郡誌」で「アマミキヨ」が築いた城であるとの伝説が残っています。
城は、一の郭、二の郭、三の郭からなる階段状の山城で、天然の要害の地に築かれています。
一の郭のみ原型を留め、二の郭と三の郭の城壁は、米軍基地建設の骨材料として持ち去られ、根石がかろうじて残っている状況です。 -
急な階段を上ると、石灰岩をくり抜いた印象的な円形の城門があり、ここからは久高島や沖縄本島の中南部が一望できます。
夏至の日には穴の真ん中から陽が昇るようです。
このくり抜かれた穴がハートに見えます。 -
ちょっとハートに入ってみました。
オッ、後光が射しています。 -
本日最後の目的地、奥武島((おうじま)に到着です。
本島とは100メートル程の橋(奥武橋)で繋がり、あっという間に島を一周できる人口1,000人程の周囲約1.6kmの小さな島で、漁業が盛んなで、島の入口には、有名なもずくソバのお店があったり、モズクが有名らしいです。
「いまいゆ市場」は小さな市場ですが、地元の野菜や手作り惣菜、海鮮や寿司等、販売されています。
島内はのんびりとした雰囲気で、新鮮な魚を安く買えたり食事もできます -
奥武島といえば天ぷららしいです。
沖縄の天ぷらは、本土の天ぷらと少し違い、サクサクとした衣ではなく、分厚い衣でフリッターの様な食感に仕上げられています。
もずく、紅いも、ゴーヤ等、幅広い食材がありました。 -
奥武島には猫が沢山、のんびりと寛いでいます。
結構、人に慣れていて、座っていると膝に乗ってくる子もいました。
野良猫らしいですが、漁港で餌は豊富のようですし、きちんと去勢や避妊手術を受けている印の耳がカットされていました。
地域に見守られているんでしょうね。
後ろの人形は、「なんじぃ」という海と緑と光あふれる南城市のキャラクターで、口元やムネノワンポントは、市域がハートの形をしていることからのようです。
非公認で「なんばぁ」というのも、いるらしいです。
のんびりした、おおらかで明るい雰囲気の南城市に合っている感じがしますね。
明日はいよいよ最終日、今日は少し早いですが18時にはホテルに到着、折角水着を持ってきたのでプールに入り、コインランドリーで洗濯して、買い物、大浴場とホテルライフを楽しむ事にします。
本日これまで。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
沖縄
-
前の旅行記
冬でも暖かい沖縄へVer.2019 (2日目)
2019/11/29~
糸満・ひめゆり
-
次の旅行記
冬でも暖かい沖縄へVer.2019 (4日目+食事、ホテル)
2019/11/29~
那覇
-
思い立ったら即行動 冬でも暖かい沖縄へ(1日目)
2018/11/30~
恩納・読谷
-
思い立ったら即行動 冬でも暖かい沖縄へ(2日目 パートⅠ)
2018/12/01~
恩納・読谷
-
思い立ったら即行動 冬でも暖かい沖縄へ(2日目 パートⅡ)
2018/12/01~
美ら海・本部・今帰仁
-
思い立ったら即行動 冬でも暖かい沖縄へ(3日目 パートⅠ)
2018/12/02~
沖縄市・うるま市・伊計島
-
思い立ったら即行動 冬でも暖かい沖縄へ(3日目 パートⅡ)
2018/12/02~
沖縄市・うるま市・伊計島
-
思い立ったら即行動 冬でも暖かい沖縄へ(4日目)
2018/12/03~
那覇
-
冬でも暖かい沖縄へVer.2019 (1日目)
2019/11/29~
糸満・ひめゆり
-
冬でも暖かい沖縄へVer.2019 (2日目)
2019/11/29~
糸満・ひめゆり
-
冬でも暖かい沖縄へVer.2019 (3日目)
2019/11/29~
知念・玉城・八重瀬
-
冬でも暖かい沖縄へVer.2019 (4日目+食事、ホテル)
2019/11/29~
那覇
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
知念・玉城・八重瀬(沖縄) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 沖縄
0
24