海中道路で平安座島へ、そして東・南部を回り、平和の礎で献花

2023/11/17 - 2023/11/18

　11月中旬、恩納村谷茶ベイのホテルを朝9時に出発。石川ICの傍を通って東側のうるま市に出て、国道329号を南下し、沖縄北IC付近から県道を東に照間ビーチ方向に向かった。左に海中道路が見えたところから左折して、平安座島へ車を走らせた。沖縄本島から平安座島へは砂州があって、かつては干潮時には歩いて渡ることができたが、荒天の日や満潮時には通行困難で、いつでも島まで行ける道路が住民の願いであった。道路建築に向けて住民が土砂を運ぶなど働き、台風など幾多の困難を克服して現在は立派な道路が開通している。
海中道路の中ほどに道の駅あやはし館があり、ここで休憩して昼食をとった。2階には資料室があり、道路開通の歴史などの資料が展示されていた。その後、宮城島、伊計島へと車を走らせたが行き違う車の数は急に減った。伊計島の北端のAJリゾート付近まで行き、青い綺麗な海を眺めた後にUターンして、平安座島まで戻り浜比嘉大橋をわたり浜比嘉島のアマミチューの墓やシルミチュー、浜比嘉ビーチを訪れた。アマミチューは、琉球民族の祖霊神といわれている女神であり、シルミチューは日本的な神社で、厳かな雰囲気が漂うパワースポットである。
その後、海中道路を沖縄本島に帰って藪地島に寄り、那覇に向かった。那覇では国際通り近くのホテルでチェックインして、国際通りを散策して牧志公設市場で夕食をとった。公設市場は新しくなり多くの客で賑わっていた。
翌日、8時30分にホテルを出発して国道329号・331号を東進して、知念岬に向かった。曇り空だったが、岬には多くの観光客が訪れていた。数年前に行った神の島の久高島もはっきり見えた。その後、今回は斎場御嶽の参拝はせずに国道331号を南向かった。
途中、右折して県道86号のニライカナイ橋の坂道を登った。この橋は下る道からの方が眺望が良いので、橋を登り切ったところでＵターンして、青い海の景色を楽しんだ。県道86号にもどって平和記念公園に向かって車を走らせた。平和公園の平和の礎には、国籍や軍人・非軍人の区別なく沖縄戦で亡くなられた人々の名が刻銘されている。献花して手をあわせた。その後、平和公園から3ｋｍほど西進し、ひめゆりの塔付近を南下し、平和創造の森公園を訪れ、「ひろしまの塔」などを訪れた（広島県や香川県などの慰霊碑は平和公園にはなく、この公園にある）。
その後、10分あまり西に走って喜屋武岬・具志川城址を見学した。日本人には全く出会わなかったが、10数人の米国人に出会い、明るく挨拶をした。具志川城跡は西海岸に突き出た断崖に築かれた城であり、国の文化財であるが観光地としてはあまり知られていない。具志川城跡見学で予定していた沖縄本島の観光をすべて終え、国道331号を那覇空港に向けて北上した。

エリア 知念・玉城・八重瀬(沖縄)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

　海中道路の道の駅「あやはし館」からの眺望。

　道の駅２階には伝馬船や資料の展示室がある。

伊計島からの眺望。

　うるま市の観光案内板。

　浜比嘉島の観光マップ。

アマミチューの墓の墓がある小島。

アマミチューの墓へ向かう波に洗われた小道。

アマミチューの墓の前にあるきのこ岩と浜比嘉大橋。

　琉球民族の祖霊神といわれている女神、アマミチューの墓。

比嘉漁港付近の海岸。

日本的な神社のシルミチューの鳥居と石段。

シルミチューは洞窟の中にあり、厳かな雰囲気が漂うパワースポット。

シルミチューのまわりは熱帯広葉樹の巨木の森。　

青い海が綺麗な浜比嘉ビーチ。

浜比嘉ビーチ

牧志公設市場に向かう市場本通り。

新しく建てられた牧志公設市場内。

公設市場2階の食堂。

知念岬への小道。

知念岬から南側の海岸をのぞむ。

知念岬のモニュメント。

知念岬から北側の海をのぞむ。神の島久高島も見える。

平和記念公園の案内図。

平和記念公園で献花。

平和の礎に献花。

平和記念公園から太平洋をのぞむ。

平和記念公園の中心部。

平和創造の森公園にある広島県の慰霊碑。

庵治石の石碑が並ぶ香川県の慰霊碑。

具志川城址の石垣。

具志川城址から西の海岸をのぞむ。

具志川城址の石垣。

帰路、那覇空港に向かう国道331号の道の駅いとまん内の休憩広場。

道の駅の駐車場。

那覇空港に到着。いよいよ全日空機で広島に帰る。