2019/11/29 - 2019/12/02
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まつじゅんさん
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2日目、今日も薄曇りながら、25℃前後と快適な気温です。
今日のメインは、JALクーポンを購入しておいた「おきなわワールド」「玉泉洞」ですが、その前に「ガンガラーの谷」ガイドツァーに参加することとし、昨日予約しておきました。
結構面白く、1時間程ガイドさんと一緒に原生林の様な箇所を歩き回りました。
おきなわワールドは、過去に来たことはありますが、大きく変わっているようで、久々の訪問でしたがクーポンのスィーツを食べながら、園内を何度も行ったり来たりして楽しむ事ができました。
時間があったので、南部戦跡を巡り、摩文仁の丘では電気自動車の呼び込みにつられ飛び乗ったのですが、思いの外大ヒットで、時間を有効に使うことができました。
ひめゆりの塔は、時間ぎりぎりで慌ただしい中、戦争の悲惨さを改めて認識しました。
戦争の犠牲者を数で伝えていますが、一人一人の名前があり、その人の人生を滅ぼしてしまう、本当に数では表せない思いです。
最後にアウトレットモールに立ち寄り、ホテル近くのステーキ屋さんで夕食を頂き、21時前にホテルに帰着しました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- レンタカー JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
PR
-
ホテルを出て石川ICから高速に乗ると1時間弱で、昨日予約しておいた「ガンガラーの谷」に到着です。
おきなわワールドとは道を挟んであり、同じ経営者のようです。 -
集合場所のケイブcafeに向かいます。
こちらで予約確認し、料金を払ってツァー開始まで待機です。
専門ガイドが案内する、80分ほどの予約制の鍾乳洞が崩壊してできた谷間に広がる自然豊かな森の中を歩くツァーで、1人2,500円です。 -
ケイブcafeは、鍾乳洞そのままのオープンカフェで、大きく深く開いた洞窟は、太古の人が未来のために残してくれたかのような空間です。
ガンガラーの谷は、旧石器時代の生活場所として好条件であるとの見方から、2007年から調査対象場所となり、2009年からは調査範囲をケイブカフェ(サキタリ洞)に移し調査が続けられています。
約9千年前の押引文土器、約1万4千年前の石器、約2万3千年前の世界最古の釣り針等が発見されていいるようです。 -
今回のツァー参加者7人が、ガイドの方を先頭に進んでいきます。
豊かな自然や、考古学的、民族学的にも価値のある場を守る事と、訪問者に多くの体験や体感を案内することがガイドさんの役割のようです。
若干20歳との事ですが、トークも巧みで、途中で巡り合った昆虫や植物についても解説してくれました。
ちなみにガンガラーの謂れは、昔地元の人が隆起サンゴの裂け目に、石を落とした時のガンガラーという音らしいです。 -
ガンガラーの谷は、数十万年前までは鍾乳洞だった場所が崩れてできた、自然が残る亜熱帯の森です。
約1万8000年前に生きていた「港川人」の居住区としての可能性も高く、「自然」や「命」に思いを巡らせながら現地を歩くというコンセプトのツァーです。
谷の広さは約14,500坪、歩行距離は約1㎞で、巨大な樹木や、鍾乳洞、動植物一つ一つに太古の世界が広がっています。 -
HPの注意事項には以下の内容が記載されています。
・歩道は整備されているが、何箇所かの階段があるので、車いすやベビーカーでの参加は出来ない。
・ツァー出発時にボトルでお茶を配っているので、それ以外の飲食物は持込できない。
・ルートにはトイレが無いので、入口で済ませておくこと。
・谷内の動植物等は持ち出したり動かしたりしない。
・谷内禁煙。
・ペット同伴の入場は出来ない。
確かに、自然の中に道を作っているので、これ以上の環境破壊やバリアフリーには対応できないでしょうね。 -
途中には、洞窟内を歩く所もあります。
ガイドの方が、入口でランプに火を付けて、渡してくれます。
懐中電灯では得られない、雰囲気がありました。 -
道中には「イナグ洞・イキガ洞」という男女の象徴の洞窟があります。
ツァーコースとなる以前の琉球王朝の時代から、地元住民に信仰され続けてきた聖地があります。
イキガとは男性を意味し、子宝や命の成長を、イナグとは女性を意味し、良縁や安産などを願う信仰の場所、御願所があります。
写真はイキガ洞の内部です。 -
谷の森を進むと、森の賢者「大主(ウフシュ)ガジュマル」が目の前に現れます。
圧倒的な風格をたたえた谷の番人で、何百生きてきて、今もゆっくりと成長を続けるガジュマルの大木には、神秘的なものを感じます。
ガジュマルは歩く、というのは本当のようです。
ただ、時間軸は凄く長いですが・・・・。 -
コースの終盤には、周囲を見渡せるツリーテラスが設置されています。
スタッフさんが手作りのツリーテラスから下を見ると、高さが解ります。
見晴らしがよく、遠くには海も見えます。 -
日本人のルーツかも、と言われている港川人は、沖縄県南部の石灰岩採石場で1970年に化石人骨として発見されたもので、4体の内の港川人1号と言われる人骨は、頭の先から足の先まで骨が揃い、保存状態が非常によく、研究対象となっているようです。
約2万年前に、この地に生きていた旧石器時代の人類で、身長はおおよそ150cm前後と、現代人に比べると小柄のようです。
その骨格から、森の中を歩き回りながら狩猟採集の生活をしていたであろうと推測されています。
現在判明している最古の人類は、アフリカ中部で発見された約700万年前のチャド猿人と言われ、その後、様々な人類が誕生しては消滅し、私たちホモ・サピエンスは、今からおよそ20万年ほど前にアフリカ誕生し、今から約6万年前に祖先はアフリカを飛び出し、世界中に旅立っていったと言われています。
日本人の祖先はどのような経路で辿り着いたのか、という手掛かりとして、港川人の発見は重要な手がかりとなっているようです。
この谷で生活していた港川人が、海を越え日本本土に渡り、日本人の祖先となった可能性もあると考えると、奥深いものですね。
遠くアフリカから沖縄にたどり着いた先人たちが、沖縄を飛び出し北へと向かう旅を続けたのではないでしょうか、そんなことを考えるとロマンを感じますね。 -
結構楽しく過ごせたガンガラーの谷ツァーの解散地点は、おきなわワールド内です。
こちらが正面玄関で、前の道路を挟んでガンガラーの谷駐車場があります。
解散した場所が良く解らなかったので、何度か広い園内を彷徨い歩くことになりました。
このモニュメントは、2012年に沖縄初の有料観光施設玉泉洞の開園40周年を機に、
設置されたもので「獅子吼乃搭(ししくのとう)」と言うらしいです。
5体・3種類の大獅子で構成し、中央に壷屋焼シーサーがあり、2対の希少な中国産大獅子と唐三彩(陶器)の獅子像が鎮座しています。
本獅子は1985年に開催された、科学万博の中国館の入口に飾られていたもので、
中国と沖縄の文化交流の象徴として譲渡されたものらしいです -
琉球王国城下町には、築100年以上の古い民家が数棟移築されて、昔の沖縄の街並みが再現されています。
4棟の登録有形文化財があり、こちらは喜屋武家で琉球王朝時代の沖縄を感じながら、紅型体験ができるようです。 -
南都酒造所の横を通ると、こんなものが見えます。
奥様は絶対パスといって目もくれませんが、水だけで100日以上生きるといわれるハブをサトウキビからつくった59度のアルコールに浸けて抽出し、13種類の泡盛ベースのハブ酒がありました。 -
昨年は色々中北部の観光地を巡る予定で、水族館やフルーツパーク等のJALクーポンを活用しましたが、今回は此処だけです。
玉泉洞には別料金が必要(700円)ですが、おきなわワールド入場料+食べ歩きスィーツ2個付きです。
2人ですから、5種中4種のスィーツを頂くことができました。 -
最初は地ビール喫茶で、マンゴーフロートです。
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結構なボリュウムがありました。
マンゴーとアイスのバランス抜群です。 -
次はフルーツラボでパインのソフトクリーム。
これも販売しているものと同じで、しっかりボリュウムがあります。 -
琉球王国城下町で赤瓦民家の風景や、庭の花々を眺めながら、ブクブクー茶屋で頂いたのは、ICEくずもちです。
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くずもちに餡白玉たっぷりの、スィーツです。
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最後は茶屋三段花です。
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紅イモサンダーで〆ます。
ランチは「沖縄そば自慢 なんと屋」で軽くしておいたのですが、スィーツでお腹一杯になりました。 -
20年以上振りに玉泉洞を見学します。
私は、通算4度目になりますが、月日が経って記憶が朧げになっているだけでなく、大幅に通路等改修されていて、全く初めてのような感覚でした。 -
玉泉洞は、30万年の自然の営みがり上げた鍾乳洞で、1967年3月、沖縄がまだアメリカ統治下の頃に、愛媛大学学術探検部の調査隊山内浩教授によって、最初の探検・調査が行われ、全貌が明らかになりました。
鍾乳石の数は100万本以上で国内最多、全長は5,000mと国内最大級といわれる長さで、天然記念物となっています。
見学できるのは890mで、残りのエリアは研究用として保存されているようです。 -
玉泉洞は、珊瑚を主成分とした琉球石灰岩でできている為、他の鍾乳洞と比較し、鍾乳石の成長が早いようです。
3年に1㎜という速度で成長していますが、それでも1㎝成長するには30年ですからね。
一寸不注意でも折れてしまえば、また取り返すには長い長い時間が掛ります。
大切に見守っていかなければ、と思います。 -
玉泉洞はGoogleマップのストリートビューでも見れるようですが、実際見てから振り返ると、余計に凄さが解りますね。
https://www.google.com/maps/@26.1404539,127.7491202,3a,75y,267.04h,90t/data=!3m7!1e1!3m5!1sAF1QipOFqqYqF7JByQX0GyqVetwp3134eyCWkKAqHzlW!2e10!3e12!7i13312!8i6656 -
最後は長いエスカレーターで運んでくれます。
出口を出るとマンゴーやパパイア等、約100種類450本の熱帯果樹を栽培している、熱帯フルツ園です。 -
少し歩くと琉球ガラス王国です。
土、日限定のゲームでピンポン玉を投げて、入ったらその商品を頂けるというものです。
試しにやってみましたが、結構難しかったですが、お店の方の大いなるオマケに助けられ、商品ゲットです。 -
琉球ガラスのコップ&一輪挿しです。
手触りが良いですね。 -
15時からのエイサーをみて、おきなわワールドをでました。
結構長居していましたが、次も20数年振りの摩文仁の丘に向かいます。
翌日は、那覇マラソンが開催され、こちらもルートに当たり準備が進んでいる駐車場に到着、歩いていると呼び込みの声が・・・・。
電気自動車のおじさんから、乗っていかないかと誘われました。
奥さん二つ返事で乗車しますが、この選択が大ヒットでした。
奥様の選択は、食事以外は迷わないで、ほぼ即決ですが間違いないように思います。
帰ってから調べるとこのような記載がありました。
平和祈念公園は40㌶と広い上、 摩文仁の丘までは坂道になっているので 沖縄県平和祈念財団が運行している園内バス(1乗車100円/7人乗り)をご利用ください。
ホント、利用をお勧めします。 -
100円/人で、摩文仁の丘の名所を案内付きで走ってくれます。
途中でもう一組拾って4人のお客さんを乗せ、日本各県出身地別の慰霊碑を案内してくれます。
結構な坂道ですが、電気自動車で分かりやすい解説を聞きながら一周できたのは本当に良かったです。
国立沖縄戦没者墓苑(こちらも車内からの景色です。)
最後は平和の礎前で降ろしてくれました。 -
平和の礎です。
世界の恒久平和を願い、国籍や軍人、民間人の区別なく、沖縄戦等で亡くなった全ての人々の氏名を刻んだ祈念碑で、2018年6月1日現在、刻銘されている人数は24万1,525人との事です。
川西市の人口が157,509人(2019年9月)ですから、もう二度とこのようなことのないよう祈りたいです。 -
断崖絶壁の海岸に面して「平和の広場」があり、その中心に「平和の火」が灯されています。
「平和の火」に伸びる通路は、沖縄戦が終結した1945年6月23日の日の出の向きを軸にしているそうです。
この火は沖縄戦最初の上陸地である座間味村阿嘉島で採取した火と、被爆地である広島市の「平和の灯」、長崎市の「誓いの火」からそれぞれ分けられた火を合わせ、毎年6月23日の慰霊の日に灯される事になっています。
先の戦争による大きな犠牲を忘れず、冥福を祈り平和の誓いをしたいと思います。 -
平和の広場から、沖縄県立平和祈念資料館に向かいます。
2000年4月開設の博物館で、「平和の礎」の平和の火を中心に同心円状に配置され、軸線等を一体的に空間構成する手法が採用されています。
規模の壮大さを出さない様に、出来るだけ低層設計でセットバックさせて、沖縄の伝統的な民家集落の様な小さな赤瓦屋根の集まりを感じさせる設計手法が施されています 。 -
展示設計プロポーザル競技により、設計施工:(有)team DREAM、設計者:(株)乃村工藝社(福村俊治+team DREAM)により建築され、1999年6月に竣工したようです。
予算は74億円で、2000年3月15日に旧資料館は閉館し、3月29日に開館記念式典を行なわれ、4月1日から一般公開が開始されています。 -
沖縄平和祈念堂、平和を祈念した塔で高さ45m。
7つの海と合掌をかたどっているようで、中には高さ12m、幅約8mの平和願望、戦没者追悼の象徴として、山田真山氏の原型による平和祈念像が安置されているそうです。
今回はひめゆりの塔に向かうため、パスさせて頂きました。 -
16時45分、ひめゆりの塔に到着です。
こちらも20数年ぶり、入口で献花を買って捧げます。 -
ひめゆり平和祈念資料館が17時まで入場できたので、駆け足でしたが見学することができました。
現在「ひめゆりの塔」が建っている場所は、陸軍病院第三外科が撤退後に入った壕で「伊原第三外科壕」と呼ばれています。
ここには、ひめゆり学徒を含む陸軍病院関係者、通信兵、住民などおよそ100名がいましたが、解散命令後の6月19日早朝、米軍のガス弾攻撃を受け、80名あまりが亡くなっています。
他にも荒野を彷徨、逃げまどった女師、一高女で、陸軍病院に動員されて亡くなった生徒と教師136名、動員以外で沖縄戦で亡くなった教師と生徒91名、合わせて227名が沖縄戦で命を落としました。
国民を守れない軍部、最後は沖縄の人々を楯にした戦いとなりましたが、太田司令官の「沖縄県民斯く戦えり」は決して美談なんかではありません。
如何に一般人を守るか、国民を守るかというのが、政の中枢、事を起こした人の使命だと思います。 -
丁度日没の時間に近くなり、糸満市役所近くの橋の上から、太陽の沈む瞬間を眺めることができました。
綺麗です。 -
本日最後の目的地は、アウトレットモールアシビナーです。
-
特に買い物等目的は無かったのですが、ブラブラとモール内を散策いたしました。
何かコレっと閃くものがあれば、夕食を食べて帰ろうかと思っていましたが、特に物珍しくなく、1時間程店を見て、ホテル近くのステーキハウスで夕食を頂き、ホテルに帰ります。
(夕食は4日目で・・・) -
夕焼けの中、那覇空港に向かう飛行機が綺麗でした。
沖縄もあと2日・・・・。
寂しいです。(まだ早い?。)
本日これまで。
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