2018/10/28 - 2018/10/29
105位(同エリア199件中)
ゆーちさん
この旅行記のスケジュール
2018/10/29
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くしもと橋杭岩
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すさみ南IC
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世界遺産・和歌山の名勝熊野古道をめぐる4泊5日の旅に出た。
熊野を歩くと古来より日本人が受け継ぐ精神文化に触れることができるようだ。単に信者というよりは、巨木や滝や巨岩など自然に宿る魂を感じながら歩くことの楽しさを少しでも味わってみたかった。
南紀田辺のホテルハーベストを拠点にレンタカーで巡る夫婦旅。
一日の行程は無理のない範囲で計画、毎日ルートを変えた。
1日目;空路 新千歳空港から羽田経由で関空へ
関空から電車で→日根野→和歌山→紀伊田辺→紀伊新庄
→タクシーでホテルへ
2日目;熊野三山をめぐり、新宮の徐福寿司、
神倉神社の古道を登る・串本の橋杭岩を観光して戻る
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10月28日日曜日 空路;新千歳空港12:10発大阪(関空)14:30着
2時間20分のフライト。今回はJALマイルで往復した。 -
15:17発 関空から快速で19分、15:36発 日根野から 紀伊路快速 に乗り換えて和歌山まで行く。
ホテルハーヴェスト南紀田辺 宿・ホテル
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JR;関空快速 関空 15:17発 19分
乗換 日根野 15:36発
紀伊路快速 和歌山 16:07着 31分JR 関空快速 乗り物
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乗客はほとんどいなくてガラガラ。
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特急黒潮17号に乗り換える
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JR; 和歌山から16:16発 「特急黒潮17号」に乗換
紀伊田辺 17:26着 紀伊水道を右に見て快適な鉄道の旅70分
紀伊田辺駅 駅
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紀伊田辺17:46発「きのくに線」普通列車に乗り、紀伊新庄駅に17:50着
たった4分とは!
無人駅でタクシーも来ないのでホテルに電話すると
「すぐお迎えに参ります。」との答えで一安心。
18:30 にホテルチェックイン紀伊新庄駅 駅
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18:30頃 ホテルにチェックイン。
疲れたのでホテルで夕食とする。エレベーターの天井の明り模様がおしゃれ。ホテルハーヴェスト南紀田辺 宿・ホテル
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19:00 レストラン 彩 で。安着祝の御膳「熊野」を注文。
ホテルハーヴェスト南紀田辺 宿・ホテル
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冷酒3種飲み比べ で 夫はご満悦
The Dining 彩 グルメ・レストラン
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組肴盛り合わせ
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豆乳菊花仕立て
梅鶏ささみ、海老、栗麩、松茸、三つ葉、酢橘 -
本日のお造り盛り合わせ あしらいの刺身がぷりぷりして新鮮!土佐醤油
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蓋物
玉地蒸しもろこし餡かけ
かんぱち、百合根、銀杏、タピオカ、クコの実 -
焼き物;野菜餡かけ、鰆柚庵漬、揚げじゃが芋、人参、薩摩芋 南瓜、隠元豆、枝豆
熊野米、しらす山椒煮、香の物、赤出汁
水菓子。
以上 東急ハーベスト南紀田辺 ダイニング「彩」 -
小 鍋;猪豚すき焼き風
舞茸,えのき,エリンギ,白菜,すき麩,刻み白葱,季節麩
どれも美味しくいただきました。 -
東急ホテルハーベスト南紀田辺
今年の残ポイントで4泊予約していた。 -
10月29日月曜日
レンタカー会社の人がホテルまで迎えに来てくれる。3日間で18900円 -
国道311号線を西へ走らせ、田辺市本宮町の熊野本宮大社へ着いた。
熊野本宮大社 寺・神社・教会
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創建2050年特別拝観の案内板が。
平成30年(2018)に第10代崇神天皇65年(紀元前33年)旧社地大斉原へ鎮座してから数えて2050年を迎えるので、各種の奉納イベントや行事が行われているそうだ。 -
かなりの石段だ。
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創建2050年奉祝式年とあって
参詣階段道の両脇には「熊野大権現」の旗が立ち並んでいた。
もう少しで石段が終わる。 -
山門の屋根を仰いだ。
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手水口で清める
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杉木立が美しい。ここは現在スペインのサンディアゴ巡礼路と並んで、世界中のウォーカーに人気となっているらしい。
檜皮葺きの社殿三社は、背後の杉林に映え、重厚な威厳に満ちていた。 -
こちらは階段を登ったところにある手水鉢。
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川柳の天地人は‘三選’に名付けられた位(くらい)なので、思わず写す。
熊野本宮大社 寺・神社・教会
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2004年には「紀伊山地の霊場と参詣道の一部がユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産として登録された。
右側にバス停があり、本数の少ないバスを待つ外国人が目立った。
熊野本宮大社を離れる。 -
本日の目的地のひとつ、新宮の街まで行く。
和歌山にも川湯温泉があった。北海道の阿寒国立公園の川湯温泉も有名だ。 -
熊野川と鉄道が平行して走っている。168号線に入り、左手を流れるコバルトブルーの川は熊野川。新宮市の北東部を流れる。この後、熊野速玉大社を左に見る。
朱塗りの社殿が周りの緑に映えて鮮やかに光っていた。
今回はそこを通り過ぎ、新宮市街へ入る。 -
新宮市に到着。駅前広場。南国だ。この辺りに車を止めて噂の「徐福寿司」を探す。「徐福」とは、2200年前、秦の始皇帝の命を受け不老不死の薬を探しに日本へやってきた人物。「天台鳥薬」という薬草を発見。その後も新宮に永住し、農耕、捕鯨、紙漉きなど様々な技法を伝えたといわれている。新宮の人々はこの人物を親しみをこめて 徐福さん と呼んでいるとのこと。
徐福寿司 駅前店 グルメ・レストラン
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「徐福寿司」は観光協会のすぐそばにあった。
ここの「さんま姿寿司」は新宮の郷土料理としてお祭りや祝い事に作られてきたことで有名だそう。徐福寿司 駅前店 グルメ・レストラン
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「さんま寿司」は、熊野灘のさんまを10日~1ヵ月塩漬けにし、さらにゆずや橙酢に漬けたものをすし飯にのせたもの。「昆布寿司」は平安時代から熊野の神々にお供えした昆布を使い、地元新宮で白板昆布に加工し、勝浦産のマグロのだしで煮上げたものを使っているという。どちらも歴史や調理法を知ると一層美味しく感じた。
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次は観光センターから、地図と情報をもらって神倉神社へ向かう。
駐車場に止めてこの橋を渡る。 -
橋を渡った先に案内板。
ここを左に行った所に石段があり、そこから登っていくらしい。
夫は下で待っているという。一緒に行きたいけど膝を痛めているので仕方がないか?神倉山 名所・史跡
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神倉神社への急な石段に挑戦する。塀も手すりも綱も無い。時折すれ違うのは杖を持った参拝者だった。「まだ大分かかりますか?」と質問するたびに「まだですけど、神社まで行った方がいいですよー」という返事がどの人からも返ってくる。
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かなり登ってようやく赤い鳥居が見えてきた。
途中’’ここから先は女人禁制’‘と書かれた場所があった。
女人禁制の昔、お堂が設けられ参拝の女人はこれより入山が許されずこのお堂にて真言を唱えたという。明治5年(1872)女人禁制は解かれた。 -
この鳥居を抜けて振り返った所。本格的な参道になっているようだ。
毎年2月6日夜、白装束に身を包んだ男たちが、538段の石段を火をかざして駆け降りる勇壮な火祭りがあるが、その出発点となるところ。
新年の聖なる神火をいただくという原始信仰を今に伝える儀式だそうである。 -
手水口にお行儀よく並んだ柄杓。
神倉神社 手水鉢 名所・史跡
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右手に大岩があり、それを守るかのような赤い建物が神倉神社。
市内西方にそびえる権現山(神倉山)は神が降臨する神体山として崇められてきた。主峰は千穂ヶ峰(253m)「鎮護ヶ峰」神仏が鎮まり守護してくれる山。
古くから熊野速玉神社の神降臨の神域として重要だったという。 -
ここでお参りするようだ。
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神倉神社・天磐盾(神倉山)神武天皇顕彰碑
奥に見える大岩は「ゴトビキ岩」だ。ここに神様が鎮座する磐座(イワクラ)と言われる。神倉神社 寺・神社・教会
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ラテン系(スペイン語のようだった)の団体さんが先客としてお昼のお弁当を食べていた。
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新宮の街が一望できた。
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さらに石段を登った神倉神社から街を望む。お参りをして降りることにする。
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岩の割れ目にもこんなに楚々として可憐に咲くキキョウ。
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あちこちにキキョウが可憐に咲いていた。
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下りは膝ががくがくしそうな急な傾斜だ。一瞬ざわっと身震いする。
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一人先を行く人がいてどんどん距離が離れていく。
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あの鳥居をくぐれば登り口に着く。もうすぐだ。
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降りてから、熊野三山の詳しい解説を読む。熊野三山とは熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社のこと。
土地のおじ様たちが数人いて休んでいた。聞くと、お祭りには男たちがここを走って登るんだよと教えてくれた。神倉山 名所・史跡
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新宮の街から那智大社まで車を走らせる。
三重、奈良、和歌山3県にまたがる熊野古道は熊野三山へ通じる参詣の道で、五つの主要道を一般的に熊野古道と呼んでいるそうだ。江戸時代には多くの人々が熊野付近に宿泊したようだという。 -
那智の滝ももうすぐだ。
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道中、ナビは大変役に立った。
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那智の滝にまつわる案内版。
その昔神武天皇がこの大滝をご神体と祀られたとある。
高浜虚子が「神にませばまことうるはし那智の滝」と詠じたそうだ。 -
那智の滝だ。
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那智の滝遠望。日本三大名瀑の一つで日本一の落差133mを誇る。銚子口の幅13m、滝壺の深さ10m、水量1トン毎秒。1100年あまり前から修験者の道場となった。世界遺産、国の名勝である。
那智の滝(那智大滝) 自然・景勝地
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遠くからは気づかなかったが、銚子口に神様の締め飾りがあった。
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滝が見える高台までの坂道。
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那智大社の案内図で位置関係を確かめたかったが、正直言ってあまりよくわからなかった。
熊野那智大社 寺・神社・教会
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那智の滝は落差133m、勇壮だった。
那智の滝(那智大滝) 自然・景勝地
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こちらの案内図のほうが、わかりやすかった。
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滝の傍まで行くと、当然だが音が大きくなり、一層迫力が感じられる。
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この煙を浴びるとご利益がありそう。お線香を束にしてお供えする。
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奥の石段を登って帰る。
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途中 ‘特急くろしお’とすれ違った。
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新宮の公設市場でみかん10kg買う。1000円也。
みかんは最後まで道中のビタミン補給に役立った。
ここは勝浦湾のあたり。 -
新宮の街を出るとき橋を渡った。那智湾のあたり。こんどは、一路串本へ。
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勝浦の海岸線、42号線をずっと走る。
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夕刻近くいくつかの海水浴場を抜けると橋杭岩が見えてきた。丁度東側(うら)から見たところだ。
道の駅 くしもと橋杭岩 道の駅
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橋杭岩。成り立ちが説明されている。地球のマグマの隆起の後、風雨にさらされた周囲の岩が崩れて固まったマグマがむき出しになって奇岩の列を創り出した。
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夕陽を浴びて奇岩が並ぶ光景は、とてもめずらしかった。
潮が引いていたので、堤防を降りて岩の傍まで行く。
そびえ立っている部分は岩の隙間に入った1400万年前のマグマ(石英斑岩)で出来ているそうだ。橋杭岩 自然・景勝地
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向こうに見えるのは紀伊大島だ。よくニュースで聞く「潮岬灯台」がある島だ。
確か、本州最南端だった。 -
夕陽を浴びて奇岩が誇らしく輝いているようだ。
幅15m、長さ900mにわたって橋脚のような巨岩が、紀伊大島に向かって真っすぐに並んでいる。
弘法大師がつくったという伝説も残っているそうな。近くに弘法温泉もあった。 -
結構奥まで行ってみた。大きな岩の前に転がっている小さな大小の岩は巨大地震による津波で運ばれた岩なのだそう。
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こちらも地層の成り立ちの解説。
この辺りは南紀熊野ジオパークになっている。 -
塩の満ち引きがある。次第に満ちて来た。
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かなり塩が満ちた状態がよくわかる。
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日が暮れる。
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すっかり暗くなった。ホテルへ急ごう。お腹も空いてきた。
すさみ海水浴場 ビーチ
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夕陽にむかって車を走らせた。
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太陽が沈む瞬間。
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私達の前をバギー車のような車がずーっと走っていた。
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ホテルの近くにある海鮮レストラン「勘八屋」で夕食。
北海道とは魚の種類が違ったが、お刺身は新鮮でおいしかった。海鮮れすとらん 勘八屋 グルメ・レストラン
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ウツボの天ぷら。後学のために注文してみたが、淡白な味でなかなか美味しかった。
ホテルに徒歩で戻って大浴場に行く。 -
ホテルまで徒歩5分。部屋に戻ってくつろぐ。
ホテルハーヴェスト南紀田辺 宿・ホテル
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翌日撮った勘八屋の写真。
海鮮れすとらん 勘八屋 グルメ・レストラン
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