2019/08/11 - 2019/08/11
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worldspanさん
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モスクワからエアマルタを利用し、空路3時間でマルタ共和国に到着した。マルタに訪れるのは今回が初めてのこと。モスクワは雨で気温が低く前日の最高気温が11度だったがマルタの最高気温は38度、気温の差に最初は夏バテのようになったが、歩いていると次第に身体が慣れてきて一日周遊した。バレッタは街全体が要塞になっており町歩きがとても面白い。バレッタについては2回に分けて紹介したい。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- ショッピング
- 2.0
- 交通
- 4.0
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船 徒歩 飛行機
- 航空会社
- エミレーツ航空 JAL マルタ航空 ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- ブッキングドットコム
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8月11日の深夜1:00前にモスクワのシェレメーチェヴォ国際空港前に位置するノボテルから送迎車で空港に到着。
アエロエクスプレス 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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早朝4:40のフライトだが、2時前からチェックインカウンターの前には行列が。
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シェレメーチェヴォ国際空港にあるカプセル型の休息場所。ドバイのようだ。
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エアマルタでは食事をオーダーしていないのでバーガーキングで腹ごしらえ
バーガーキング (シェレメーチエヴォ国際空港 ターミナルD フロア2店) ファーストフード
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これから搭乗するエアマルタ。4:40に出発のはずだったが、6:00前の出発となった。
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アエロフロートがベースとする空港のシェレメーチェヴォ国際空港。
シェレメーチエヴォ国際空港 (SVO) 空港
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モスクワ滞在中もこんな良い天気だったら良かったのに。。
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昔ながらのシェレメーチェヴォ第2ターミナル。1990年代、このターミナルは鬼門だった。機内預けの荷物がこじ開けられる被害が多発し、自分も2度も壊されたことがある。そして入国手続きは怠慢でなかなか進まない。極めつけがデクラララツィアで、荷物検査や審査官のサインをもらうまでの手間隙もあり、到着して全ての手続きが終わりアライバルホールに出てくるまで90分近くかかることもざらだった。
色んな意味でこの空港は学生時代から思い出のつまった空港だ。シェレメーチエヴォ国際空港 (SVO) 空港
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エアマルタはモスクワ上空からウクライナ方面に南西方向に進む。そして旧ユーゴ上空、地形から見て恐らくツルナゴーラ共和国(モンテネグロ)を経てアドリア海に達した。
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エアマルタはその名のとおり、マルタのフラッグキャリアだが、サービスは簡素化されLCCと同じ。モスクワからマルタまでフライト時間は三時間以上要するが機内サービスはない。
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マルタ島が見えてきた間もなくランディングだ。
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マルタ国際空港。入国審査はササッと終わり、インフォメーションでバスの情報を仕入れた。我々は首都バレッタの対岸、スリーマという町のホテルを予約していたので、そこまでバスで向かうことに。
マルタ国際空港 (MLA) 空港
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スリーマ行きの直行便のバスに乗車した。白い息も見えたモスクワから38度迄気温が上がる。
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バスは一時間ほどでスリーマに到着した。ホテルに荷物を置いて少し休憩をとって早速行動開始。
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スリーマからバレッタまでは渡し船がでており、バスで向かうよりもはるかに便利だ。
スリーマ フェリー バス系
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Parish church of Jesus of Nazareth 。1895年に建設されたナザレ派の教会だ。ファサードは小さいながらに立派に作られており、海岸線を歩いているだけではこの教会のファサードの良さは分かりにくい。バレッタへの渡し船からはよく見えるので、船上から景観をたのしみたい。
ナザレス教会 寺院・教会
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バレッタとスリーマの狭間に浮かぶマノエル島の先端に作られたに作られたマノエル要塞Fort Manoel。1720年代から30年代に建設された城壁は星形に形成され、分かりやすく言えば五稜郭のような感じになっている。
マノエル要塞 史跡・遺跡
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スリーマからバレッタまでの船の上からよく見えるこのドーム型の建物はBasilica of Our Lady of Mount Carmelマウント・カーメル大聖堂だ。1570年頃に建設された。対岸のスリーマからもよく見える象徴的な建物だ。
カーマライト教会 寺院・教会
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そして手前の建物がSt. Paul’s Anglican Pro-Cathedralサン・ポール臨時主教座聖堂だ。ゴシック様式かと思いきや、ネオクラシック様式なのだそうだ。建物自体も意外に新しく、1844年に建設されたものなのだそうだ。
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バレッタ側から見たマノエル要塞。船の上からでは城壁が星形に形成されているのは分かりにくい。マノエル島はバレッタとスリーマの間に浮かぶ島で、グジラから小さな橋が架けられておりマルタ本島から歩いて渡ることができる。
マノエル島 散歩・街歩き
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スリーマとバレッタを結ぶ渡し船は、バレッタやスリーマ、そしてマノエル島の景観を楽しめるのでおすすめだ。スリーマとバレッタ間の移動は圧倒的に渡し船が便利だ。しかも船から見る対岸がよく見渡せ二度おいしい。
スリーマ フェリー バス系
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Basilica of Our Lady of Mount Carmel横を走る通りTriq Marsamxett。
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バレッタと言えば細い路地に張り出して作られたこの美しい出窓だ。M.A. Vassalliは通りの途中は階段状になっている
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レトロな感じである一方、とてもカラフル。通りを歩いていると、次の路地の出窓はどんなものなのな、交差点の手前に達する前に楽しくなってくる。M.A. Vassalliの出窓の様子。
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坂道や階段が多いバレッタの町並み。M.A. Vassalliにて
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こちらは階段に並ぶ家々。住むにはかなり不便そうだ。
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バルコニーのデコレーションが凄い!
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緑を基調とした出窓が並ぶ通り
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バレッタの一角にて
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確かオールドベーカリー通りと並行に走る、オールドミント通りだったと思う。バレッタの象徴的な坂道のある通りだ。
オールド ベーカリー通り 散歩・街歩き
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聖アンドリュースコットランド教会St Andrew's Scots Church。1857年に建設された、その名のとおり、スコットランド教会の教会だ。特徴としてはマルタで最初に建設されたネオゴシック様式の建物として知られている。
聖アンドリュースコットランド教会 寺院・教会
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Triq-In-NofsinharとTriq Id-Dejqa通りの交差点からTriq Id-Dejqa通りを撮影。通りのスポットにはワインの樽が置かれている。写真では少しわかりにくいが長い階段状になっているとおりで雰囲気が素晴らしい。
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歩行者天国のリパブリックストリート。おおくのお土産店が軒を連ねる観光名所のひとつ。バレッタ随一の繁華街だ。ブティックやお土産店が軒を連ねる場所。歩行者天国になっているのでとても歩きやすいとおりだ。
リパブリック通り 散歩・街歩き
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Triq in-Nofsinharからのびる裏路地、St. Zachary St.。リパブリックストリートのような派手さはないが、教会に通ずる裏路地の雰囲気も独特のものがあり、思わずシャッターを下ろしたくなる場所だ。
先に見えるのは聖ヨハネ准司教座聖堂Kon-Katidral ta' San Ġwann。
The St. Johns Cathedral聖ヨハネ大聖堂 寺院・教会
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王立歌劇場。元々1866年に歌劇場として建設されたが、1942年のドイツ軍の空襲により建物が破壊されてしまい、列柱が残るのみとなった。しかし劇場は死に絶えていない。現在この王立歌劇場の跡地は野外劇場として活用されることもあるのだとか。ある意味雰囲気が出て面白そうだ。
王立歌劇場 史跡・遺跡
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Pomnik Jean de la Vallette像。
生涯1495年~ 1568年のフランス人貴族だ。1565年、マルタはオスマン帝国の大船団に包囲されていたが、バレットの指揮のもと、マルタ騎士団はオスマン帝国軍に見事勝利した。バレットはマルタの英雄だ。彼の名前が現在の首都の名前になっていることからもいかに畏敬を持たれているのかわかる。バレットの像は2012年に建設された。
住所はJean De Valette Square,Il-Belt Valletta -
バレット広場であることを現している。
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イタリア聖カタリナ教会St. Catherine of Italy。1576年にイタリア人の聖ヨハネという騎士により建設されたと言われている。現在はバレットに在住するイタリアンコミュニティの教会として機能しており、内部は2012年に修復されている。
イタリア聖カタリナ教会 寺院・教会
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赤い屋根がわずかに見えるのがSt. Catherine of Italy
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先ほどからスリーマの船が着眼した場所からずっとスリーシティーズ方面にある着てきたサウスストリート
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勝利の聖母教会Knisja tal-Vittorjaは1566年に建設された由緒ある教会だ。バレット率いる騎士団たちが1565年に大国オスマン帝国の大群団を退け大勝利を飾ったことを記念して建設された教会だ。ドイツ軍による空襲の被害をいくつか受けており、修復されている。
勝利の聖母教会 寺院・教会
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オーベルジュドゥカスティーユAuberge Castille。1744年に建設された。当初はポルトガルから訪れた騎士団たちの寄宿舎として使用されていた。その後フランス軍の本部としても使用されるなど、使用者は紆余曲折を経ている。現在は首相官邸として使用されているようで、そのため内部見学は残念ながらできない。
住所はIl-Belt Vallettaオーベルジュ ドゥ カスティーユ/首相官邸 建造物
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建物の前には大砲がおかれ、往年の雰囲気を醸し出している。
オーベルジュ ドゥ カスティーユ/首相官邸 建造物
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マルタ中央銀行貨幣博物館Central Bank Of Malta Currency Museum。首相官邸のすぐ目の前にある建物だ。いかにも政府関連施設の建物であるとわかるような立派なたてもの。かつてマルタで発行した貨幣などが展示されている。
マルタ中央銀行貨幣博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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Central Bank of Malta Annexe
マルタ中央銀行の別館。近代的な建物でありながらもバレット要塞を形成する城壁との景観を損ねないように考えられたような作りをしており、秀逸の建物だ城塞との一体感を感じさせる。
St. Jame's Counterguard Valletta, VLT 1060 マルタ -
聖パブリウス教会St. Publius Parish Church。バレッタの城塞から見渡すとすぐにこの教会が目につく。1768年に建設された歴史を持つ教会だ。聖楼の背後に見える朱色のドームもこの教会の一部なので、かなり大きな教会であることがわかる。
48 Triq Il-Miratur, Il-Furjana, マルタSt. Publius Parish Church 寺院・教会
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バレッタは街自体が要塞となっており、海岸線とはこれだけの高さの違いがある。
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ドミニク・ミントフ(1916-2012)像Dom Mintoff Monument。1950年代に活躍した政治家で、マルタ共和国がイギリスから1964年に独立するまでのあいだ、マルタ共和国独立のためにイギリスとの政治的闘争で活躍した。マルタ建国の父のような存在か。
http://duminkumintoff.com/ -
1992年に設立されたマルタ証券取引所。証券取引所としてはとてもこじんまりしている建物で、それでいてとても証券取引所とは思えないような外観の建物だ。周辺には公的機関の建物が多く建っているが、証券取引所は教会のように感じる建物だ。
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バレッタの東側にはスリーシティーズと呼ばれる町がある。右側がセングレアの町と聖ミケーレ砦(セングレアの要塞)。1551年のオスマン帝国軍の襲来の教訓に、1552年に建設された要塞だ。1565年にオスマン帝国軍が再び襲来し最も被害を受けた要塞だが落ちることなく持ちこたえた。1921年には要塞としての役割を終え、殆どが取り壊されることになった。要塞のフロント部分はĠnien il-Gardjolaという公園になっている。
セングレア 散歩・街歩き
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対岸には大きな造船所のような施設が見える。ここはコルディングレイン貨物ターミナルだ。その名のとおり、貨物船で入荷した穀物などがここに入ってくるようだ。
アッパー・バラッカ・ガーデン -
まるで海に浮かぶ空母のように見える聖アンジェロ砦Forti Sant' Anġlu。ヴィットリーオーザという町で、スリーシティーズの真ん中に当たる。1530年にマルタ騎士団が迫りくるだろうオスマン帝国軍に備え聖アンジェロ砦を作ったわけだが、1565年にオスマン帝国軍が襲来した際にはその存在を示すことになった。現在も砦は残されており堅固な防御壁を対岸から眺めることができる
聖アンジェロ砦 建造物
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聖アンジェロ砦。堅固な要塞であることことがよくわかる
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バレッタに作られた聖エルモ砦。1551年に来るべきオスマン帝国軍との戦いのために作られた砦だった。1565年のオスマン帝国軍の襲来の説き、聖エルモ砦は激しい攻撃を受け、陥落してしまった。
しかし1ヶ月の激戦の結果、援軍が来たため何とか撃退し勝利を得た。現在博物館となっている。聖エルモ砦 建造物
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スリーシティーズの中で最も外側にあるのがコスピークワ。ここに作られた砦がリカソリ砦Fort Ricasoliだ。一番外側にあるので、外敵にさらされやすい。それ故いち早く砦が築かれていたのだと思いきや、最も新しい1670年に作られた。こちらはアンジェロ砦のように厚い装甲におおわれた空母のような感じではなく戦艦のようなシュッとした形に見える。
Fort Ricasoli 史跡・遺跡
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アッパー・バラッカ・ガーデンThe Saluting Battery。スリーシティーズを見渡せるスポットとしてはベストな場所でもある。きれいに整えられた庭園でベンチも所々においてあり、町歩きの後に休息するにはちょうど良い場所だ。
アッパーバラッカガーデン 広場・公園
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庭園の中には博物館もある。今回は時間の都合と子供が楽しめそうにない展示物っぽかったので入館しなかった。
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公園で小休止した後、再び町歩きを開始
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リパブリックストリート
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聖バーバラ教会Santa Barbara church。1570年に建設された教会。リパブリックストリートに面している。歩行者天国をお店を見ながら歩いていると、ほかの建物と同化をしているので思わず見逃してしまうほど、ファサードが小さく、目立たない建物だ。
Triq Ir-Repubblika, Il-Belt Valletta,サンタバーバラ教会 寺院・教会
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出窓がすごい!
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アッシジの聖フランチェスコ教会St Francis of Assisi Church。バーバラ教会と同じくリパブリックストリートに面しており、こちらもファサードが小さく目立ちにくい。バーバラ教会と異なるのはこの教会が交差点に面し、交差点に十字架を持つ像が建っているので見落としにくいことだろう。
アッシジの聖フランシスコ教会 (ヴァレッタ) 寺院・教会
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聖ヨハネ准司教座聖堂 St John's Co-Cathedral 。1573年に騎士団たちにより建設された由緒ある教会だ。リパブリックストリートに面しているものの、教会付近は広場のような場所もあり、ほかの二つの教会とは特別感が異なる。聖楼に大きな時計がついているのが目印だ。バレッタを代表する教会だけ風格が漂う。
聖ヨハネ大聖堂 寺院・教会
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