7.空に浮かぶように船が行き交う町、スリーマ（マルタ共和国）―10歳7歳の娘とモスクワ、マルタ、チュニスそしてドバイの旅

2019/08/12 - 2019/08/12

マルタ共和国の古都、エムディーナの次に訪れたのは隣接する、ローマ時代の遺跡が残る町、ラバトという町を訪れた。ラバトは時間の都合上、メインストリートのセントパウロストリートを散策するだけにとどめたが、ローマ時代の地下墓地が残る教会があるなど見所もある。

そしてラバトからバスにのり、スリーマに戻って町を散策。
スリーマは19世紀にできた町。バレッタは海を隔てて対岸に見える。海岸線にはプロムナードが作られ、ショッピングエリアがあり、ビーチもある。しかも空港から僅か10キロの場所にあり、利便性も抜群だ。そのためかマルタで最も住みたい町に選ばれている。
日本人の我々からするとエキゾチックなバレッタの方が魅力的に感じるが、海岸線のプロムナードや海岸線沿いの建物の屋上からの眺めは一見の価値がある風景だ。

エリア スリーマ(マルタ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 2.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 タクシー 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: ブッキングドットコム

Triq id-dejqaという細い路地。。

聖パウロ教会前の聖パウロ広場はよく整備されている

ラバトの中心的な教会でもある聖パウロ教会。1783年にけんせつされたバロック様式の建物だ。この聖パウロ教会の知名度をあげたものはやはり教会にある地下洞窟の地下墓地だろう。

聖パウロ教会と洞窟 寺院・教会

聖パウロ教会付近の建物

聖パウロ教会

建物の壁は花束で彩られている

素敵な建物が多いラバト

聖カタルドゥス教会St Cataldus Church。ラバトの中心部に位置し、聖パウロ教会の直ぐ近くにいちする。この教会も聖パウロ同様に洞窟墓地が有名な教会だ。聖パウロ教会と異なり、赤い屋根が目印だ。地下墓地は2世紀から3世紀に作られたものだと言われている。


Bir Ir-Riebu, Ir-Rabat, マルタ

聖カタルダス教会と地下洞窟 寺院・教会

食事をそろそろどうしようかとおもっていたら、たまたま目についたレストランがここ、Kazin Partit Laburista Rabat

住所はTriq San Pawl, Ir-Rabat,

後でわかったが、この店の評価はとても低かった。

とはいえ、スパゲティはどんな店でも美味しいし外れがない。娘はシーフードスパゲティを注文。味の評判悪いお店でも、娘が美味しいと食べてくれればそれでよい。

写真で見て美味そうだなー、と頼んだ料理はなんだか写真と違ってでてきた。しかも大したうまさじゃない。パンに赤みを帯びた料理は、パンに焦げ目をつけてケチャップをつけただけのような味。

娘たちは美味しそうに食べていたが。。。。

食事を終え、バス乗り場に向かって引き返すことにした。

ラバトの路地裏

住むには不便そうだが、おしゃれだわー。

すごい！この車。移動する八百屋さん

エムディーナの前にあるバス乗り場からバスにのり、スリーマ迄戻ってきた。せっかくなのですこしだけスリーマを散策することにした。

スリーマは海側とこんもりした丘の上に町が築かれているので坂道が多い。

Knisja tal-Qalb Imqaddsa ta' Marija、英語ではParish Church of Sacro Cuorというらしい。バロック様式の建物で、歴史を感じさせるような外観だが、1877に建設されたようで比較的新しい教会だ。ファサードは素晴らしく聖楼が2棟建ち、堂々とした姿は見る人目を止める。教会の近くにいると道が狭く聖楼に気づきにくいが、バレッタとスリーマを結ぶ渡し船からはこの教会がよくみえる
Triq San Trofimu
Tas-Sliema

聖心教会 寺院・教会

Parish Church of Sacro Cuorのファサード下手に電球をつけない方が良いように感じる。。。

スリーマは1850年代から急速に発達した町で町の歴史としては浅い。しかしマルタでは最も人気のある居住エリアとしてしられている。

坂道は多いものの、海岸線にプロムナードがあり、ショッピングエリアもある。そしてビーチもある。住むには一通り揃っている感じだ。

Knisja tal-Verġni Marija Kewkba tal-Baħar、英語ではStella Maris Churchという。1853年にバロック様式の教会としてけんせつされた。スリーマは19世紀以後に人口増加と共に発展してきたが、これに比例して教会も、けんせつされた。この教会もそのうちの一つである。


住所はTriq Il - Kbira, Tas-Sliema

Stella Maris Church 寺院・教会

Stella Maris Churchのドーム

教会の前にも小さな教会がある。GoogleマップにもMaps.meにも掲載されていない教会だ。

スリーマビーチSliema beach。ビーチといってもスリーマには砂浜はない。隣町のセントジュリアンまで行かないと(徒歩20分ほどか)砂浜はない。しかしスリーマに住む人たちはスリーマビーチから海に飛び込んで泳いでいたり岩の上に寝転んで日光浴を楽しんでいる。小さな子連れにはちとハードルが高い。

スリーマビーチ ビーチ

スリーマビーチではこんな具合に海と海岸にこれだけ段差がある場所もある。

ホテルに戻る前に立ち寄ったThe Plaza Shopping Centre。スリーマでは比較的大きなショッピングモールだが、日本人には「え？この程度？」と思えるくらい小さなもの。買い物客も少ないのもさることながら、何せ活気がない。。

プラザ ショッピングセンター ショッピングセンター

娘には「ショッピングモールいくでー！」と期待を込めて言ったので、娘たちも施設にはいる前までは喜んではいたのだが、入ってみて落胆。きらびやかさがないのだ。

歩いていてたまたま見つけたMonsoon Children 。娘たちも目を輝かせて中にはいった。
幼稚園から中学生くらいまでの子供服専門店だ。服はどちらかと言えば落ち着いた雰囲気か、思いっきり柄が入ったものがおおい。しかも値段もそれなり。娘の気に入った服もなく、結局購入することなく、ホテルに戻ることに。ショッピングを楽しみにスリーマを町歩きしていたにも関わらず、期待はずれだったため、娘たちからの風当たりが強かったのは言うまでもない。

スリーマは海岸線にプロムナードがもうけられている。夕方には暑さが和らぐのでランニングしている人がいたり、老夫婦が散策していたりしている。散歩するだけでも景観を楽しめる場所だ。

プロムナードでアイスクリーム屋さんがあったので、アイスで娘たちの機嫌をなだめホテルに戻った。

Sliema Promenade 散歩・街歩き

プロムナードに面した場所にあるParish Church of Jesus of Nazareth。スリーマからバレッタまでの渡し船の上からよく見える教会だ。

プロムナードからの眺め

対岸に見えるバレッタの町並み

前々回の旅行記でも紹介したように、スリーマは首都バレッタの対岸に位置し、渡し船が頻発している。この他にも観光船が
行く便も発着している。

ホテルに戻ると早速水着に着替え、屋上のプールに。

プールで泳ぎ終え、プールサイドにあるバーで乾杯！娘たちもご機嫌だ

プールサイドからの眺め。ミニチュアみたいでホンマにきれいでしょ？

ホテルの真下。海岸線にプロムナードが続いているのがよくわかる。

泳いだあとはホテルのレストランで夕食。飲み物がついていないのでビールや水は持ち込み

翌日ホテルの直ぐ近くのバス停からバスで空港へ。空港まで約10キロなので渋滞にかかったとしても1時間もかからないでしょ、と思っていた。しかし空港までいろんな場所を迂回しながらいく上、渋滞にもかかり一時間以上要した。

マルタ国際空港のターミナル

マルタ国際空港 (MLA) 空港

空港の免税店はこじんまりしている。