2019/09/17 - 2019/09/18
455位(同エリア876件中)
かぴたんさん
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海外渡航回数20回以上、渡航20ヶ国を越えるもののなぜか行ったことのなかった南半球。2019年9月についに赤道を超え、オセアニアにやって来ました。
9月14日 NH789羽田発22:30 機中泊
9月15日 シドニー着08:55 ホテルチェックイン後マンリービーチへ シドニー泊
9月16日 シドニー泊
9月17日 シドニー発エアーズロック1泊2日ツアー参加 エアーズロック泊
9月18日 エアーズロック観光後シドニーへ シドニー泊 ★今ココです
9月19日 VA555シドニー発09:35 パース着12:45 パース3泊
9月20日 日帰りでロットネスト島へ
9月21日 午後~夜ピナクルズツアー
9月22日 日帰りでフリーマントルへ NH882 パース発21:45 機中泊
9月23日 成田着08:25
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.0
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朝4時半起床。私が申し込んだJTBオーストラリアの1泊2日ツアーには朝食が含まれていたので、こちらのバッグに入ったお弁当をホテルフロントで受け取ります。同じバスに乗っていても、申し込み代理店が違うと朝食無しの場合もあり、要確認です。中身はシリアル、クッキー、チーズ、クラッカー、牛乳、オーガニックジュース、バナナ、と思ったよりたっぷり。前夜はサンセットの野菜スティックとワイン、りんご、パン、ヨーグルトしか食べていなかったので空腹感100%。真っ暗なバスの中でむさぼるように完食したため、中身の写真はなし。ご容赦を。こちらは帰国後に撮ったお弁当バッグの写真。割としっかりしてデザインが可愛いので、ちょっとした買い物時のエコバッグとして重宝しています。
アウトバック パイオニア ホテル ホテル
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バスは真っ暗な道を進みます。途中、野生のディンゴを見かけました。目が暗闇で光り、動物園で見たディンゴとは印象がまったく違う。到着した駐車場にはお湯とインスタントコーヒー&ココア、ティーバッグとクッキーが用意されていましたが、サンライズまであまり時間がなく、紅茶の入った紙コップを片手に急ぎ鑑賞ポイントへ。実際は写真よりもっと暗かったです。
エアーズロック サンライズ 自然・景勝地
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空が白んできました。ん?なんだかイメージしてたのと違う。赤くない。後でガイドさんが説明してくれたところによると、この日は濃い霧が出ていて岩肌が赤く染まらず、ピンク色の優しいエアーズロック・サンライズだったそう。なるほど。
エアーズロック サンライズ 自然・景勝地
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日が昇るのはエアーズロックとは反対側から。この太陽光が岩肌に直接あたると真っ赤に見えるらしい。さらに展望台は別にあったことを、日が昇り駐車場へ戻るときに気づくという失態。一方、展望台は前方に大きな木があり、エアーズロック全景をきれいに撮影するのは難しそうでした。霧のない深紅のエアーズロックを展望台から見るためにも再訪しないと。
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サンライズ鑑賞を終えバスに乗り込み、まずは登山口へ。サンライズ鑑賞場所の風は穏やかだったのに、登山口付近は木が揺れるほどの強風。したがって7時の国立公園による登山可否判断は「強風のため登山禁止」。1時間後の判断を待ちながら、クニヤウォークの駐車場へとバスは進みます。
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バスはエアーズロックの岩山を回るように進みますが、途中、当地のアボリジニでありウルルの所有者であるアナング族にとり特別な意味があるため、撮影が禁じられている箇所がいくつかあります。確かこの先がしばらく禁止区域。
ウルル・サンライズ&登山&ベースツアー アクティビティ・乗り物体験
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アナング族の神話で、頭を割られた男の顔だったと思いますが、肝心のストーリーを忘れてしまいました。帰国後WEBで探したけれど見つからず。アナング族の神話は口伝で文字には残さず、また種族外に公開されているのはほんの一部だそうです。残りは一族のみの秘密だそう。
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クニヤウォークに。遠くから見るとつるつるの岩肌に見えるエアーズロックですが、こんな風に穴ぼこや亀裂が結構入っています。ナウシカに出てくる王蟲に見える。
ウルル(カタ ジュタ国立公園) / エアーズロック 国立公園
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遊歩道はこんな風に危険がないよう整備されていました。車椅子もアクセス可能とのこと。
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岩肌の亀裂は、日本のガイドブックにも載っているアナング族の伝説、甥をリル(毒蛇)に殺されたクニヤ(ニシキヘビ)の物語のラストシーン。右から左に物語は進みます。リルを追うクニヤ。一撃目で死なないリルに二激目の鉄槌を加えるクニヤ。とうとう絶命し目を閉じたリルの姿。この反対側には、リルが再び悪さをしないよみ見張るクニヤの姿とされる岩がありました。
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ハート型に見える岩肌の穴。この写真を携帯の待ち受けにすると、永遠の愛が実ると人気だったそうです。ちなみに現地アナング族にはハートの概念がないので、そんな言い伝えはまったくないそうな。
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ムティジュルの泉。雨が降ると奥の黒く筋になっている谷間から水がここに集まってきます。ウルルのに住む生物すべてにとっての貴重な水場。この砂漠の土地で水が枯れないということがどれ程の奇跡か、想像します。
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洞窟に描かれたアナング族の壁画。鑑賞的なものではなく、文字を持たなかったアナング族が、年長者が年少者に教えを授けるための手段として描かれたもの。ぐるぐる巻きの丸は水場を示しているそう。
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ヨルダンのワディ・ラム砂漠で古代の壁画を初めて見たとき、絵画としては稚拙なのに、えも言えない力強さを感じ惹きつけられました。このアナング族の壁画にも同じ感動を覚えます。鑑賞のための絵画と違い、彼らが生きるための叡智を込め、それが世代から世代へと紡がれていった時の重みのためでしょうか。そこに暮らしていた人がいた、というのを確かに感じました。
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クニヤウォークから駐車場に戻ってきて撮った写真。エアーズロックは登山口以外に登れる箇所がないのか?という問いの答えは、なし。周囲はすべてこんな断崖絶壁。
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さて、バスは再び登山口前に来ました。誰も登っていません。。。
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登山禁止の理由はこちら。気温36度以上が見込まれるため、でした。強風と違い気温は上がる一方なので、たとえ待ったところで本日の登山は終日禁止です。この時の皆のがっかり感ったら半端ない。しかもガイドさんのスマホの天気予報では最高気温は35度。国立公園レンジャーの個人的な判断に依るところが大きいとのことで、余計に悔しがる私たち。
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私は運動が得意な方ではないので、当初は余り登る気はなかったのですが、最後のチャンスということで念のため登山靴を購入し、現地を見て判断することにしていました。この程度の傾斜と高さならワディ・ラムの岩登りより楽勝だったなぁ。
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エアーズロック登山禁止となった今はもうこの標識もないのですね。それまでは国立公園レンジャー隊が、毎日7時、8時、10時、12時、2時に登山の可否を判断して上の写真の標識を出していました。この日は気温が理由なのでその後の判断もなくなってしまいました。
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国立公園レンジャーに一生懸命交渉しても、決定は覆ることはありません。ちなみに登山禁止されているウルルに上ると高額の罰金。現在は全面登山禁止になったので、いつ登っても罰金です。
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ウルルの持ち主であるアナング族が、何故ウルル登山に反対しているかや、登山の可否の判断基準、登山の危険性などが説明されています。
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登山の可能性がなくなったため、ツアー参加者全員、登山口の横から始まるマラウォーク散策となりました。ここに暮らした人々は砂漠の日差しや強風を遮る洞窟を生活の場として利用していました。それぞれの洞窟は男性の場所と女性の場所に分かれています。こちらは男性の洞窟だったかな。急ぎ足で回っていたので分からなくなってしまいました。
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こちらは間違いなく女性の場所。今で言うキッチンです。確かにまな板となる平らな岩があったり、煮炊きするのに煙が上手く流れそうな洞窟です。
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遊歩道を奥まで進むと滝の後があります。黒い筋がそれ。カンジュ渓谷です。雨が降ると滝が現れるそう。周囲に青々と葉を繁らせたユーカリの木があるのは水がある証拠です。
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遠くから見るとつるつるに見えるエアーズロックの岩肌も、近くから見るとかなりデコボコしています。エアーズロックの岩を近くで見れるのはこれが最後。この後はアナング族の文化・歴史を学べるカルチャーセンターに寄り、お土産を買いました。ミートパイなどの軽食、飲み物も買えます。ガイドさん曰くウルルで一番美味しいコーヒーが飲めるとか。なおカルチャーセンターは撮影禁止なので写真はありません。
ここで買えるVISITOR GUIDE BOOK(英語)はおすすめ。実は今もそれを見ながら地名を確認して書いています。ウルル-カタジュタ カルチュラルセンター 建造物
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ウルル散策ツアーはこれで終了。各自のホテルに戻ってきました。登山は叶わなかったけれど、麓の散策はとても興味深く、もし登山していて見れなかったとしたら、残念過ぎる。というより半日では麓ウォークも全然足りませ~ん。絶対にまた来たい!
アウトバック パイオニア ホテル ホテル
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空港へ向かうバスのピックアップ時刻まで1時間以上ありました。軽く昼ごはんを済ませるついでに、近くの展望台に登ってみることに。
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遠くにエアーズロックを眺めながら、ガソリンスタンドの売店で買ったフライドポテトを一人ぱくつきます。周囲には誰もいず、この雄大な光景を独り占め。食事はつつましいながら贅沢な時間。名残惜しくもエアーズロックに別れを告げ、ホテルに戻ります。
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展望台の周囲にはガイドさんが言っていた、葉が針のように固くジーンズ位は簡単に突き刺すという危険な植物が繁っています。帰り道、好奇心でほんの少し触ったら痛い目に遭いました。歩くときは誤って脚が触れないようにくれぐれも気を付けましょう。
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シドニーへの帰路便は大幅に遅れました。小さな土産物屋とカフェカウンター以外何もない小さなエアーズロック空港が、カンタスとJET STARの客で溢れかえり、座る場所を探すのも一苦労。運行状況を示す掲示板がないので、係員のアナウンスに頼るしかなく、英語の苦手な私は聞き取りに苦労しました。私の乗るJET STARは結局1時間半ほど遅れて出発。帰路便から見たカタジュタ。
エアーズロック空港 (AYQ) 空港
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機内から再びエアーズロックに別れを告げます。素晴らしい場所でした。オーストラリア旅行を思い立ったときは計画に入っていなかったのですが、思い切って来て良かった。というより1泊2日だと足りず、また訪れたい気持ちがふつふつと湧きあがります。ガイドさんの「仕事で毎日見ていても飽きることがない」という言葉に納得です。
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機内から見た夕日。出発が遅れたこともあり、シドニーに着く頃にはすっかり夜。スーツケースを預けていたHoliday Inn Old Sydenyに再びチェックインし、夕食場所を探します。翌日はパースに向かうため、またもや早朝起床。雨も結構降っていたので、夕食はホテルから徒歩3分の自分で肉を焼くステーキ店、PHILLIP'S FOOTEにしました。
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片手に傘を持っていたので外観の写真なし。一見するとパブです。手前のパブコーナーを通り過ぎ奥に進むと、サラダ・バー&生肉の並んだショーケースがどどーんと現われます。好みの肉を買って自分で焼く仕組み。シドニー最後の夜、思い切って日本ではまず食べる機会のないTボーンを選びました。レジで会計をすると、大きな白い皿に無造作に置かれた生肉を渡されました。こんな大きな生肉の塊を手にするのは初めてかも。
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こちらが肉を焼く炭火コンロ。海外ひとりバーベキューです(笑)。
が、ここで大失敗をしました。とあるシドニー在住の方のブログに「肉を焼いている間にサラダを取り、待つ」とあったので従ったものの、強火の上に肉を置いてしまい、さらにのんびりサラダを選んでお皿に乗せていたら、戻ってきた時には肉からもうもうと煙が! しかも1枚の皿に肉とサラダ両方乗せなければならないのに、サラダを皿一杯に乗せてしまい、慌てて端に寄せて肉を乗せるスペースを作る羽目に。 -
という訳で、肉が皿からはみ出てます。思い切り焦げてます。な、の、に☆美味しーい!!味付けは塩と胡椒だけなのに、複雑な肉の旨味が口いっぱいに広がり、普段塊肉をほとんど食べない私はテンションMAX。ドラマにもなったマンガ「きのう何食べた?」には、牛肉に含まれるアナンダマイドという物質が、脳内で幸せホルモンが作るとありました。この時まさにその状態。しかもサラダも美味しい。欲張り過ぎたかな?と思ったけれど完食。残り少なくなった時、店員さんが「もう閉店近いからサラダ片付けるよ。おかわりするなら今のうちに」と声をかけてくれたので、おかわり。デザート代わりにパイナップルなどのフルーツを山盛り頂きました。奥のテーブルの日本人カップルに何度もちら見されてたけど、気にしなーい。完全にハイです。帰り際、バーテンダーさんに「何注文した?」と訊かれ答えると「オレの一番のお気に入りだ。フィレとサーロイン両方味わえるから。good choice!」と誉めてくれました。
フィリップスフーテ 地元の料理
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幸せ気分でPHILLIP'S FOOTEを後にし、その足で、シドニー最後の夜はここに行こう!と決めていたとあるパブへ。
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AUSTRALIAN HOTEL。昔、アルコールの供出がホテルにしか許されなかった頃に出来た歴史あるパブ兼B&B。先述のPHILLIP'S FOOTE でのお作法を紹介していたシドニー在住者ブログ「まごつきません シドニーでは」略称まごしどさんの熱烈お勧めパブです。
オーストラリアン ヘリテージ ホテル バー
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バーテンダーは若くて可愛らしい女性でした。この後訪れるパースもバーテンダーはいつも若い女性で、女ひとり飲むのに安心感があります。PHILLIP'S FOOTEのおっちゃんバーテンダーも楽しかったけどね。
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あまり強くないヤツを、と言って出してもらったものの、銘柄を忘れてしまいました。残念。まごしどさんがお勧めしていたシャラスラガーでもバラゴランボックでもなかった気がします。アルコール低めのを選んでくれたのは確か。うん、美味しい! 爽やかな苦みに適度なコク。お肉でお腹を満たした後に丁度よいビールでした。バールームには客が自分ひとりなのが、ちと寂しい。雨の平日だからかな。
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雨のロックス地区をホテルへと戻ります。日曜の賑わいとは全く違う表情のロックス。まだ10時前だったと思いますが、人っ子ひとりいません。シドニーを離れる寂しさがひしひしと込み上げてきました。
翌日は早朝にホテルを出発し、飛行機でパースへ向かいます。今回はここまで。次回はパース1日目です。
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