2019.8 夏・北海道ガーデン街道花巡り【２】…「風のガーデン」あのテレビドラマの世界へ

2019/08/03 - 2019/08/03

山歩きがだんだんとおっくうになってきた最近の楽しみは、季節の花巡り。
お金をかけなくても、あちこち楽しめる場所はあるけれど、入園料はかかるけど、その分見事なガーデン（「庭」というより「ガーデン」のほうがしっくりくる場所）が楽しめる「北海道ガーデン街道」を回るのが目下の楽しみ。

昨年、旭川・上野ファームと帯広・六花の森の２か所訪問。
今年は８施設あるガーデンのうち４施設に入場できる「ガーデン街道チケット」を購入して回ろうと考えていた時に、ペア・ガーデン入園無料券を４枚GETしたので、４か所を２回に分けて回ってくることに。

「北海道ガーデン街道花巡り」として旅行記のグループを作成しました。
前述の上野ファームと六花の森、それとこの「風のガーデン」の前に訪れた「森のガーデン」は旅行記としてアップしています。

　【１】大雪・森のガーデン
★【２】富良野・風のガーデン
　【３】帯広・真鍋庭園
　【４】帯広・十勝ヒルズ

***********「風のガーデン」***********

２００８年１０月からフジテレビの木曜劇場で放送されたドラマ。
中井貴一、神木隆之介、黒木メイサなどが出演。
北海道富良野が舞台となっていて、実際にロケ地となった庭や建物がそのまま残されて、ドラマのタイトルそのまま「風のガーデン」として公開されています。

大好きなドラマでした。
意外にも「北の国から」は見ていない私。^^;
だから、富良野と言えば「風のガーデン」が思い浮かぶ私。

なので、今回の旅行記は花巡りと言うより、ドラマ「風のガーデン」巡りと個人的な思い入れ満載となっていますのであしからず。^^;
でも、このドラマのおかげで、イングリッシュガーデンの魅力にはまったともいえるので、ここが原点かな。

エリア 富良野(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5

大雪「森のガーデン」を後にして、富良野へ。
前の旅行記はこちら→https://4travel.jp/travelogue/11544230

軽く２時間はかかりますが。（笑）
「でっかいどう北海道」ですからね、皆さん北海道の広さ甘く見ないでくださいね。

もうすぐで午後２時になろうとしています、さすがにおなかがすきました。
富良野と言えば「オムカレー」
ここで４か所目くらいかな、基本的なルールは決められているけどお店によって全然違うオムカレーなので、楽しみ♪

今回は、富良野プリンスホテル近くにある「Panier(パニエ)」さん。
住宅街の中にあり、建物も普通のおうちのようで、看板がなければ見落としちゃいそう。

ここは「黒いカレー」が有名なのかな。

パニエ 富良野 グルメ・レストラン

カレーもいろいろあるけど、ここはやっぱり「オムカレー」でしょ。

あら、値上がりした？
富良野オムカレーには定義があり
・地元産の食材使用
・旗を立てる(お子様ランチについているようなの)
・値段は１０００円以下

となっているはずだったけど、定義が緩くなったのかな～。
ちょっとびっくりしたけど。^^;

「ビストロ」と言うより、小上りがある地元の食堂っぽい。(笑)

やってきました、黒いオムカレー。

写真で見るより、実際はもっと真っ黒。
ちょっとスパイシーだけど、コクがあるから辛いの苦手な私でも大丈夫。
付け合わせのカボチャが、辛さを和らげてくれていいお仕事してます。

うん、ここのオムカレー、意外とはまるかも。

オムカレーの「パニエ」さんから、車で数分、「風のガーデン」がある新富良野プリンスホテルの駐車場へ。(駐車料無料、日帰り温泉もありますから)

駐車場からこの建物か見えたらまっすぐ進みます。
この建物たしか「富良野ドラマ館」だったかな。
映画やドラマに関するものが、展示販売されています。

気になったのは、嵐のニノが倉本聰さんにあてた手紙があり、これは「撮影禁止」となっていることでした。(笑)

新富良野プリンスホテル 宿・ホテル

１分も歩けば、風のガーデンへの入り口の入り口(実際には入り口はちょっと離れているので車で移動することになります)が見えてきます。

子供たちばかりじゃなく大人も遊んでいるアスレチックエリアを横目に。

楽しそう～。

こちらの建物で、チケットを購入します。
わが家は、無料入園券がありますので～。

お迎えの車が来ますのでここでお待ちくださいとのこと。
景色を眺めながら歩いていきたいんですが、と言ったら、とにかく暑いのでおやめになったほうがいいです、と言われ素直に待つことに。

ちょうど、風のガーデンから戻ってくる車が到着。
入れ替わりに、車に乗り込みます。

２分もかからず到着。

お土産ショップの「ガブリエルの家」が、送迎バスの発着場所となります。
この「ガブリエル」と言う名前、この後度々出てくるキーワードになります。

風のガーデン 自然・景勝地

さ、いよいよ、ドラマの世界へ。

もう私の中では、ガーデン散策と言うより、ドラマのロケ地巡りになってしまっています。^^;

午前中に行った「森のガーデン」でもそうだし、昨年の「上野ファーム」でもこのように、現在咲いているお花の写真が張り出されています。

お花の手入れの作業中。

暑いのにお疲れ様です、と声をかけて。

お花畑が見える前にあった小屋。

「押し花工房」

作品が何点か展示されています。

これも押し花？

一般的にイメージする押し花の作品とは少し違う感じ。

さ、いよいよガーデンへ。

まずは「見晴台」と呼ばれる場所へ。

あ、ここに「大天使ガブリエル」が！

庭全体が見渡せる感じです。

ここは、今までのガーデンに比べると、こじんまりとしてそんなに広くはありません。

この緑のトンネルはガーデンの定番？

「森のガーデン」の旅行記でも書いたけど、本当にこういう自然な庭が大好きな私。
と言っても、いい加減にできるわけじゃなく結構計算されたものなんですけどね。

昨年、旭川の「上野ファーム」に行って、本当に感動し、大好きなガーデンとなりましたが、それもそのはず「上野ファーム」を手掛けている「上野砂由紀」さんが実は、ドラマの「風のガーデン」のお庭を監修していたんです。

季節ごとに咲く花を計算して、お花を植えていく。
色とか種類とか本当にいろいろ複雑な要素が絡み合ってできる、魔法の世界です。

ドラマでは、黒木メイサ演じる「ルイ」が庭師としてこのガーデンを手掛けています。

ブドウ棚。

気のせいか甘いにおいがする。

美味しそう。（笑）

ドラマの中のセットが再現されている「グリーンハウス」が咲き乱れる花の向こうに見えてきました。

「大天使ガブリエル」の像

神木隆之介演じる「岳」が、中井貴一演じる父・貞美のことをなぜか「大天使ガブリエル」と思い込んでしまうというお話がとても印象的でした。

知的障害のある「岳」と、家族に負い目がある「大天使ガブリエル」こと父・貞美のシーンが切なくて、いつも泣きながら見ていたな～。

建物の中はだれでも自由に入れます。

ドラマのセットが再現されています。

もう１０年以上も前に見たドラマなので、家のセットはほとんど覚えていません。
お庭だけが強烈にイメージに残っていますが。^^;

ガーデン巡りをするようになって、もう一度見と見たいと思っているドラマだけど、DVDBOX、３万円近くするんです。^^;
いくら好きでも、無理だわ。

建物の側面も、蔦が壁を覆っていていい雰囲気。

あ、ここにも「大天使ガブリエル」が。（笑）

それでは再び、お庭の中を歩きます。

旭川・「上野ファーム」の上野砂由紀さんの手掛けるガーデンは本当にステキです。

標識のキャンピングカーって。（笑）

キャンプサイトがあるわけではありませんよ。
これもドラマを見ていた人なら、そうそう、とわかる。
当然夫は、ちんぷんかんぷんです。

がんに侵された貞美（中井貴一）が、富良野で生活するために知人から譲り受けたキャンピングカーに必要な医療器具などを積み込んで生活していた。（貞美は医師）

１０年以上も前のドラマなのに、一つ一つその場面が浮かんでくるような気がする。

特に、うろ覚えだけど、中井貴一ふんする父親が最後の時を迎えるときだったか、亡くなった後だったか、確かこのキャンピングカーの周りが一面のエゾエンゴサクが咲き乱れていたシーンが忘れられなくて。（その記憶に間違いがないかどうかまたドラマを見たいんだけど）

続いて「薔薇の庭」

今咲いているバラの花。

「岳の夢」と言うタイトルがつけられています。

岳は神木隆之介が演じた、中井貴一の息子の名前です。

濃いピンクの花びらの真ん中に白い花びらがあります。
ステキなパラです。

「ルイの涙」

黒木メイサが演じた、「岳」のお姉さん。
ルイはガーデニングの仕事をしています。

優しい色合いですね。

写真にあるようにはたくさん咲いていなくて、ちょっと残念。

「野の花の散歩道」とあるので歩いてみましょう。

本当に、どこにでもありそうな花ばかり。
普段よく目にするけど、変な雑草が混じっていないので絵になるんだろうな～。
朝見かけたようにスタッフさんの、手間暇がかかっているんですものね。

入り口にあった「今日咲いているお花」のカードを持ち歩きたいわ。

癒されます。

「サンゴミズキの路」へ行ってみます。

「サンゴミズキ」って初めて聞いたな～。
調べたら、冬に枝が赤くなるから「サンゴ」と言う名前が付いたらしい。

道の両側がサンゴミズキかな。

花も終わり、落葉する前の時期なのでよくわかりませんね。

再び、メインガーデンに戻ってきて、またゆっくりと歩いていると「Touch Me」と札がある葉っぱが…

触ってみると、まるでタオルみたい！
ふわっふわ、タオルみたいな感触、気持ちいい～。

帰るときに、「今日咲いているお花」の写真で確認したら「ラムズイヤー」と言うお花？葉っぱでした。

再びグリーンハウスへ戻ってきました。

クレマチス・ジャックマニー

グリーンハウス裏手にある「蛍のそふとくりん」へ。

螢のそふとくりん売店 グルメ・レストラン

こう暑くっちゃね～（笑）
暑くなくてもいただきますが。^^;

お金を載せるトレイがステキ。

「蛍のそふとくりん　ハスカップソース　ワッフルコーン」

ハスカップのソースが控えめな甘さと酸味で、バニラの味の邪魔をしません。

お迎えの車に乗って、戻ってきました。

相変わらず、アスレチックは大賑わい。

駐車場すぐそばに「ニングルテラス」と言うのがありますが、ここは何でしょう。

ニングルテラス 専門店

建物が点在しているようだけど…

お土産ショップなんですね。

一軒一軒個性的なショップが並んでいます。
ホテルの敷地内にこんなユニークな場所があるなんて、楽しいですね。

ふと床を見ると、落ち葉で作ったハートの形。
ちょっとしたインスタ映えスポットになっていました。

今日は「森のガーデン」「風のガーデン」と二つのガーデンを回りました。
次回は、帯広にある二つのガーデンめざしますよ～。