☆憧れの初スペイン　2週間の旅　5日目 トレド☆

2017/05/22 - 2017/06/05

5/26(金)

今日はマドリードのプエルタ・デ・アトーチャ駅から、短距離の高速列車AVANTに乗り33分でトレドに行きます

スペインの鉄道駅では、飛行機並みに、大きなスーツケースのＸ線荷物検査があります

観光客が多い夏場は、間に合うのか心配です

トレドは西東南がタホ川に面し、昔の西ゴート王国の首都

（ちなみに、なぜかGOOGLE MAPではいつの間にかテージョ川との表記
調べてみるとテージョとはポルトガル語で、スペイン語ではタホ
不思議だ！）

トレドはイスラム教・ユダヤ教・キリスト教の文化が交錯した歴史を持ち、旧市街は世界遺産に登録

画家のエル・グレコが活躍した町としても有名

エリア トレド(スペイン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

マドリードのアトーチャ駅

映画、ズートピアの中に出てくる駅舎のモデルと言われている

ていうか、ほとんど植物園

ヨーロッパらしい、ドーム型のホーム

今回も、チケットは全てネットで予約済み

マドリード プエルタ デ アトーチャ駅 (AVE) 駅

駅舎が3階建てなので、何階の何番線から出るのかチョット分かりにくい

エスカレータが段差のない、スロープになっている

大きい駅だからこそ、可能なのだろう

これだと、スーツケースの移動も楽ちん

人口池の中には、カメが沢山いました！

トレド駅に着きました

スペイン独特のイスラム教と、キリスト教の建築様式が融合したネオムデハル様式

（ネオは新しいという意味。新しいムデハル様式）の建物で、1919年に完成（改装）

トレド駅 駅

駅舎の中はイスラム色の強い感じがしました

駅からは、タクシーでホテル（パラドール　デ　トレド）Parador de Toledoに向います

その途中の展望台で一旦、車を止めてもらい撮影

トレドの全景　

中央は、アルカサルAlcazar de Toledo

やや右はトレドの大聖堂

やや左の大きい建物は神学校
　
この後、ホテルに行き、タクシーを待たせ、チェックインの手続きだけして、荷物はフロントで預け、同じタクシーでアルカンタラ橋まで戻ります

タクシーの運転手は何も言ってませんが、顔でなんでそんな変な行動するの？！

と、言っているように見えました(笑)

アルカンタラ橋の東側のバロック式凱旋門

上の方にギロチンのような門がある

敵から攻められそうになると、あれがズドンと降りるのだろうか・・・

アルカンタラ橋 建造物

橋の中ほどから、アルカサル

アルカサルとタホ川

橋の西側の門

ここから、長―い、斜面を登り、アルカサル方向に向います

実は、この門の先にショートカット出来る階段があるらしい…

※緩やかな斜面を時間かけて進みましたが、急な階段を短時間で上る方法もあるそうです！

アルカサルに着きました

元は、3世紀にローマ帝国の宮殿があった場所に、11世紀にアルフォンソ6世が要塞に改築したもの

この町で最も高い標高548mの丘に立つ長方形の建物です

1936年、共和国軍の包囲戦によって破壊され、再建され、現在は軍事博物館となっている

アルカサル / 軍事博物館 (トレド) 城・宮殿

ここにも2階建てバス

一度乗ってみたいです(笑)

トレド大聖堂に着きました

スペインカトリックの総本山,フェルナンド3世の命により1226年に着工し、なんと270年余りの歳月をかけ、1493年に完成したゴシック様式の大聖堂です！

バチカンのサンピエトロ大聖堂、イギリスのセントポール大聖堂、スペインのセビリア大聖堂に次ぐ大きさです

素晴らしい！

正面ファサードには3つの扉が付いており、左から順に「地獄の扉」「免罪の扉」「裁きの扉」

アップにしないと分からないが、中央の「免罪の扉」の上には、最後の晩餐の彫刻版

トレド大聖堂 寺院・教会

高さ90mの鐘楼

下部四角の4段の構造物と、その上に小尖塔がついた八角形の構造から成る

この大聖堂には750枚のステンドグラスがあります

目はキョロキョロ、上を見過ぎで首が痛い

ステンドグラスを沢山撮りましたが、その内ほんの一部です

同じように見えますが、形と絵柄が微妙に異なってます

バラ窓のステンドグラス

ステンドグラスと、小さいマリア様

水平に突き出したパイプが特徴的な、スペイン独特のパイプオルガン

間違い無ければ、大聖堂内に計4台のパイプオルガンがあるのでは…

こちらにもパイプオルガン

とにかく、天井が高くて広い！

聖職者の間

トレドの歴代高位聖職者の肖像画が飾られている

周りのフレスコ画はフアン デ ボルゴーニャ（Juan de Borgonia)の作品

イスラムとキリストが融合した、ムデハル様式の美しい装飾が施されています

トレド大聖堂の目玉のひとつ　「トランスパレンテ」（ナルシソ・トメ作）

祭壇画の裏にあり、スペイン独自のバロック様式

天使や聖母子像など、過剰ともいえる装飾が施されていて素晴らしい！

天井から差し込む光が、「トランスパレンテ」を鮮やかに映し出している

十二使徒の1人、サンティアゴの礼拝堂Chapel of Santiago

上部の絵は、白馬に乗ったヤコブが,キリスト教徒を救った伝説を描いたもの

セゴビアの大聖堂も柵で覆われていたが、こちらも同様ではあるが、柵の間隔が狭く、レンズに干渉し、写真がうまく撮れない

名前が分かった数少ない礼拝堂Chapel of Saint Ildephonsus

聖具室

正面はエル・グレコ作「聖衣剥奪」

天井画はルカ・ジョルダーノ作「聖イルデフォンソの昇天」

「聖衣剥奪」は、額縁装飾も非常に豪華なもの

「聖イルデフォンソの昇天」も素晴らしい！

額の上にも素晴らしい装飾

天井画

宝物室

純金、純銀、宝石があしらわれた聖体顕示台は、高さ約3m、重さ約200kgと大変巨大な物

トレド大聖堂の目玉その２　　主祭壇

高さ約30mの主祭壇には、キリストの生涯20場面を表した木彫りの衝立がある

壁一面に、新約聖書の各場面が描かれている

上部の拡大

中央にあるのは、キリストの生誕

これは、受胎告知のようだ

マリア様と天使かな？

聖歌隊席

聖歌隊席と豪華なパイプオルガン

聖歌隊席右側にも、デザインの違う豪華なパイプオルガン

にこやかな、マリア様は珍しい！

パイプオルガンと聖母子像

あらゆる箇所にある装飾が素晴らしい

中央司教席の真上の巨大な彫刻

トレド大聖堂を十分堪能出来ました！

トレド市庁舎Ayuntamiento de Toledo

この後は、規模の小さい教会を回ります

ツーリストブレスレット（直訳ですが）という、7教会期限なし、出入り自由のチケットを9ユーロで購入します。

いわゆる、紙製のリストバンドを付けてもらいます（7教会どこでも購入可）

この7教会は開館時間も、ＨＰの作りも全く同じ　仲良さそうだ(笑)

先ずは、1教会目エル サルバドル教会Iglesia de El Salvador

小さい教会です

エル サルバドル教会Iglesia de El Salvador

装飾も現代的です。

続いて、2教会目　サント トメ教会Iglesia de Santo Tome

ここは、エルグレコの「オルガス伯の埋葬」が有名

グレコはギリシャのクレタ島生まれ
グレコはイタリア語で「ギリシャ人」　エルは男性定冠詞

という事は、イタリアにいる、ギリシャ人男性はすべてエルグレコと呼ばれる(笑)

本名はドメニコス・テオトコプーロス

サント トメ教会Iglesia de Santo Tome

エルグレコの「オルガス伯の埋葬」

天界と地上の2部構成になっており、上部には魂の昇天、下部には肉体の埋葬

サント トメ教会 寺院・教会

ちょっとピンボケではあるが、ここにもマリア様

また、マリア様

中央祭壇？

3教会目サンタ・マリーア・ラ・ブランカ教会Sinagoga de Santa Maria La Blanca
名称の中のSinagogaシナゴーグとはユダヤ教の会堂

正確に言うと、元シナゴーグ　　1406年、キリスト教会に転用

複雑な歴史背景がある教会です

サンタ マリア ラ ブランカ教会 寺院・教会

白い森のようだ

4教会目サン・フアン・デ・ロス・レージェス修道院Monasterio de San Juan de los Reyes

スペイン独自のイサベル様式の建築で、修道院の回廊は1階がゴシック様式

2階がプラテレスコ、3階がムデハル様式

サン ファン デ ロス レイエス教会 寺院・教会

こちらの祭壇屏もキリストの生涯を描いている

全体的に白っぽく（グレー）、派手さは無いが、装飾がものすごく細やか

サン・フアン・デ・ロス・レージェス修道院　中庭パティオ

左下の大きい木はオレンジの木

サン・フアン・デ・ロス・レージェス修道院　全景

旧市街地の西の外れまで来ました

サン・マルティン橋Puente San Martin

サン・マルティン橋 建造物

遠くに、先ほどのサン・フアン・デ・ロス・レージェス修道院が見えます

残りの３教会に行くためには、再び旧市街地に戻る必要がありますが、一旦城壁の外に出て、大きく回り込みます

これは、カンブロン門　Puerta Del Cambron　（puertaは門の事）

城壁には門が三つ、川からは橋が二本　それではそう簡単に攻め入る事は出来ない

カンブロン門 建造物

このような城壁を右手に見ながら東方向に進みます

左手は、車がビュンビュン走る、新市街

Puerta de Alfonso VI

次に出てくるビサグラ門、Puerta de Bisagraの旧門になります

ビサグラの門 建造物

ビサグラ門Puerta de Bisagra

正確には　新(Nueva=new)ビサグラ門

ビサグラ新門 建造物

デカくて、ゴツイ門だ！

ビサグラ門は二重構造になっており、これは、旧市街側の外側

周りは囲まれており、今で言えば、セキュリティーチェックの場所なんだろうか？

サンティアゴ･デル･アラバル教会Parroquia de Santiago el Mayor

サンティアゴ デル アラバル教会 寺院・教会

太陽の門Puerta del sol

５教会目Mezquita del Cristo de La Luz

メスキータMezquitaとはモスクの事

999年に建てられた旧モスクは、トレド市で最も古い建物です。

クリスト デ ラ ルス 寺院・教会

内部も、古くあるのはここだけだ

屋上からは、太陽の門Puerta del solと新市街が見渡せる

6教会目Iglesia de los Jesuitas (San Ildefonso)

イエズス会教会

ここの目玉は、50mほどの高さの塔に登れる事です

サント イルデフォンソ教会 寺院・教会

礼拝堂というよりは、祭壇だろうか

中央祭壇（だと思う）

ちっちぃけど、センターはマリア様

小振りながら、パイプオルガンもある

やっぱり、マリア様

またまた、マリア様

塔の上からの景観

ここまで、相当歩いたので、大聖堂からはかなり離れているかと錯覚したが、ぐるっと回って戻ってきたので、近いのは当たり前か…

トレドの大聖堂は目と鼻の先

ミラドールとは反対側になるため、ここから見える景観は、アルカサルと大聖堂の位置関係が逆

こうしてみると、アルカサルは巨大だ！

降りてきました

最後　７教会目Real Colegio Doncellas Nobles

薄い紫色を基調とした、柔らかい感じの教会

祭壇

中央祭壇

普通にキンキラ

今日、宿泊するパラドール　デ　トレドParador de Toledoからの展望

トレドのライトアップは金土曜のみなので、それに合わせ行程を組みました

ちなみに、今日は金曜日

まだ、明るいです

まだ、明るいです

ようやく、ライトアップが始まりました

トレドのアルカサル・・・これを見たかったのです！

大聖堂

トレド全景

街にも、明かりがつき始めました

完全に夜も更けました

明日は、コルドバに行きます　(^^)/

この旅行記へのコメント （1）

• 鯨飲馬食の老年さん 2019/10/25 21:18:56

  トレドのパラドールは良いところですね

  私は、このパラドールからの眺望が好きで、2度ここに泊まりに行きました。
  テージョ川の対岸になるので、市街との行き来は多少不便ですが、景観に多少の苦労は変えられません。
  街に出るのが面倒なので、2度ともディナーはパラドールで食べました。食事は満足でしたが、街中のレストランに行けていません。また行くことがあったとしても、ハーフボードになると思います。