源頼朝墓下段に横穴墓？

2019/09/17 - 2019/09/17

　源頼朝墓の石段の右には鉄パイプの小屋掛けがある。その裏の崖に横穴があるではないか。
　この上段には3つの横穴墓があり、江戸後期以降大正時代に毛利季光墓、大江広元墓、島津忠久墓に転用されている。また、北条義時法華堂跡がある中段には三浦一族のやぐらがある。しかし、三浦一族が祀られている横穴がやぐらかどうかは見ても判断が付かない。それにしても頼朝法華堂（墓）の横にやぐらなど掘るものであろうか？しかし、この下段にも横穴墓が存在しているとしたら、三浦一族が祀られている横穴もやぐらではなく、横穴墓である可能性が高まる。また、この先の東の山麓にも「義時やぐら」と呼ばれる横穴墓ともう1基の横穴墓が並んでいる。古墳時代末期に都合7基の横穴墓が掘られたとする方が理解し易い。
（表紙写真は横穴墓？）

エリア 鎌倉(神奈川)

横穴墓？