リゾートしらかみ号で行く、五能線の旅【３】五所川原編 2019年 8月

2019/08/23 - 2019/08/25

3日目は、津軽五所川原駅から
津軽鉄道に乗って金木駅まで。
金木は作家 太宰治の生まれ故郷。
太宰所縁の地や味を訪ねます。

午後は五所川原に戻り、立佞武多の館を
見学後、リゾートしらかみ・青池号で
弘前まで。これで３本全てのしらかみ号
に乗り、五能線も制覇した事に。。

表紙は楽しみにしていた、だざい弁当。
太宰治の大好物が詰まった
美味しいお弁当です。

エリア 五所川原(青森)

おはようございます。
先ずは朝風呂から。。
誰も来られず、独り占め中。
意外と良いお湯です。温泉は良いね ♪

ホテルサンルート五所川原 宿・ホテル

朝食会場からは、岩木山が見える…
はず…

郷土色は薄めですが、イガメンチは
ありました。

JRの五所川原駅

五所川原駅 駅

構内では繋がっていますが
建物としては隣にあるのが
津軽鉄道の五所川原駅

津軽五所川原駅 駅

駅舎の中はこんな感じ

ストーブ列車にも
いつか乗ってみたいかな。。
今日は風鈴列車です。

津軽鉄道の五所川原駅は、津軽五所川原

オレンジな走れメロス号で出発します！

前後はロングシート
真ん中はクロスシートの座席です。

太宰治がプリントされた切符は
記念に持ち帰れます。

列車の揺れに合わせて
風鈴がチリンチリンと… ♪

日本の原風景。。

無人駅も多いですが、金木駅は
駅員さんもいて、駅舎も立派です。

金木駅 駅

am 8:30過ぎに到着。
net情報では、8:30から開いてると
なってた施設は閉まっていた為
町中を散策していたら…

太宰治の生家、斜陽館は開いてました。

太宰治記念館「斜陽館」 美術館・博物館

斜陽館に入って直ぐの土間です。
太宰少年に、幼少期自分の家を嫌いに
させた場所でもあります。

地主である父の元に持ち込まれた米。
育てた米を査定してもらう為
小作人達が持ち込んだもの。。

この辺りの土地からして、質の良い米を
作るのは難しかったそうです。
少しでも高く買って貰いたい小作人達の
姿を目の当たりにして、太宰少年こと
津島修治君は、金持ちが嫌いになった
とか。。
純粋だったんだね。。

使用人も多かったんだろうね。
大きな台所

太宰治像の置かれた蔵の

石段は、修治くんのお気に入りの場所。
ここで、乳母のタカさんが作ってくれた
おにぎりを食べるのが好きだったそう。。

一階の和室

庭

金貸業もしていたようで
銀行みたいな一室

中国製と思われる、豪華な衝立

二階に上がると

お客をもてなした、洋間

和室

上から見た庭も素敵

奥の和室は、太宰の母の部屋。
子ども達の勉強部屋でもあったそうです。

襖の中に『斜陽』の文字。。
太宰治の代表作の一つである『斜陽』は
彼にとって、子どもの頃から見慣れた
言葉であったみたい。。

雪の結晶をかたどった欄間も素敵です。

太宰の兄が手放した後、斜陽館と名付け
られて旅館として使われていたとか。。

現在は、津島家時代の内装に戻されて
太宰治の生家として公開されています。

金持ちが嫌でこの家を捨てた太宰治。
その、捨てた太宰治の生家として
世の中に公開されている。。皮肉かな…

津軽三味線が金木発祥とは知りません
でした。。

津軽三味線会館 美術館・博物館

毎日中のホールでは、津軽三味線の演奏
が観られます。
何曲が演奏してくださいましたが
迫力があってビンビンと響いてくる
『津軽じょんがら節』が、やはり一番
良かったです。

子守のタカさんとよく訪れたという
雲祥院

雲祥院 寺・神社・教会

津島家の菩提寺である南台寺。
太宰が日曜学校に通った場所でも
あるそうです。

南台寺 寺・神社・教会

金木の鎮守様、金木八幡宮

その前のスーパーを覗いてみたら
ホヤや鰊など、地元の食材。。
そして私は初めて見るパスタソースを
買ってみた！
やっぱり寒い地方は、辛い物が売れる？！

斜陽館の前にあるお土産屋さんで
五所川原の特産 中まで赤いりんごの
ジュースと太宰の好物でもある
若生昆布を購入。

赤いりんごジュースは酸っぱくて
美味しかった ♪

金木観光物産館 マディニー グルメ・レストラン

では、最後の目的地へ向かいます。

太宰疎開の家
勘当された太宰治ですが
母の死を機に兄と和解。
ここで疎開生活を送ったそうです。

太宰治疎開の家 旧津島家新座敷 名所・史跡

一部斜陽館から移築された建物があり

その中には、太宰治が執筆した部屋も
残されています。

訪問時居合わせたお客さんの中から
当時の太宰と同じ年恰好の方が
執筆中の太宰と、同じポーズを取って
くれました。

ステキなお庭もあります。

スタッフの方がとても熱心に説明して
下さり、大変興味深い時間が過ごせ
ました。お陰で昔読んだ太宰作品です
がもう一度読んでみたくなりました。

電車の時間が近づき、芦野公園までは
行く時間がなくなってしまいました。

最近、太宰治の映画のCMを観ますね。
生誕110周年だからかな…
太宰治の人生に触れる旅だったので
映画にも興味あり、小栗旬くんだし
こちらも是非観に行ってみよう！

金木駅 駅

汗引かせに、りんごシャーベット ♪

毘沙門駅

毘沙門駅 駅

帰りは、アテンダントさんが同乗して
おり、五所川原到着後の観光相談にも
のって下さいました。

この駅で、鉄道ファンぽい人達が
乗降りしてましたが…
何かあるのかな？

嘉瀬駅 駅

津軽五所川原駅の待合室で

お願いしておいた、だざい弁当を
頂きます ♪

太宰治の好物ばかりを詰め込んだ
美味しいお弁当です。

津軽鉄道へ要予約です。

駅前のお土産屋さんで、五所川原特産の
中まで赤いりんご製品を購入しました。

でるそーれ グルメ・レストラン

立佞武多の館
人型の張り子は、青森の『ねぶた』

立佞武多の館 美術館・博物館

丸や四角の型に描かれるのが
弘前の『ねぷた』

人型で縦に細長くが
五所川原の『立佞武多』と
ねぶた祭でも、微妙に違うのですね…

かぐや姫の立佞武多
五所川原の町は、通りがそんなに広く
ない為、縦に細長いねぶたが作られた
のだそうです。

こちらは、日本書紀の伝承
神武天皇と金鵄を描いた立佞武多。
凄い迫力です！

かなりの接近で観られる展示

睫毛一本一本に、凄い手間が掛かって
いるのがよく分かります。

立佞武多は、ビルの5階くらいに
相当する高さがあります。

一階では、ねぶた祭のお囃子を再現中

ホテルに荷物を引き取りに行き
五所川原駅へ。
りんごマークのJRロゴが可愛い ♪

五所川原駅 駅

最後に乗るのは
リゾートしらかみ・青池号

ブルーの車体ですが

内部はこんな感じ

前の座席との間も十分な為、座席を
倒されても不快感はありません。

グループ向けの座席にも仕切りが
ありますね。

岩木山ともお別れだね…

岩木山(津軽富士) 自然・景勝地

途中で橅号とすれ違いました。
明日又秋田から出発する為に
秋田の方へ向かうんだね。

おばあちゃんたちが交代で、地元に
伝わる昔話を津軽弁で話してくれます。

一つ目は、何とか分かったものの
二つ目のお話は、津軽弁の難度が
上がり内容は良く分かりませんでした。
それでも心地良く感じたのは、優しい
口調で熱心に語ってくれたから。。

弘前駅に到着。
30分しかない為、先ずはバスのチケット
売り場へ

弘前駅 駅

そして駅前のアートホテルのカフェへ。

電話でお願いしておいた
タルト・タタンを引き取りに。。
前回頂いてとても美味しかったので…
でも、めちゃ大きな箱で重かった！

ティーラウンジ オークレール グルメ・レストラン

空港へはエアポートライナーで
約50分。

青森空港 空港

あらっ、お土産コーナー綺麗になってる…

今が旬の『嶽きび』
甘くて美味し買った ♪

晩御飯も新しくなったレストランで。
十三湖のしじみラーメン ♪

森のレストラン ライアン 青森空港店 グルメ・レストラン

手荷物検査で長蛇の列。
その為飛行機の出発が遅延したほど。。

やっと座席に到着したら、他の方が
座っておられました。私の席です。と
伝えたものの、既に隣の方と意気投合
されたみたいで、間違いと認めた上で
もういいですか？と。。呆
「そっちの景色が良かったから
この席を取ったの！」と思ったけど
後からなだれ込んでくる人が多くて
通路に立ってるのも迷惑な状態…

もういいですと諦め、その間違った
おじさんの席へ座ることに…

天候が悪く、揺れるとのアナウンス
でしたが、思ったよりマシで良かった。

なんか最後にどっと疲れましたが
余裕を持って搭乗手続きしなかった
自分が悪い…と反省。。

雨が降ったみたいだけど
今回も濡れずに帰れました。

実は、10月にも又青森へ行く予定です。
今度もお天気に恵まれると良いなぁ ♪

最後までお付き合い下さり
ありがとうごさいました。

大阪国際空港 (伊丹空港) 空港