平成令和またぎの旅はシチリア島＆ローマのグルメ旅【平成編6】地震から蘇った世界遺産の街～ラグーサ～とリストランテ・ドゥオモの全部(≧▽≦)～

2019/04/26 - 2019/05/04

旅5日目、午前中はモディカからラグーサに半日旅行。

現在旅しているのはシチリア島の南東部。
ノート渓谷一帯です。

1693年、今から約300年以上前、この地域は大地震により壊滅的被害を受けたそうです。

その頃主流だったバロック様式で街は再建され、『ノート渓谷の後期バロック都市』として世界遺産に登録されています。

さらに、この地域はグルメレストランが集中していて、とびきり美味しいものが食べられることでも有名なのです。

ラグーサでは、バロック建築の街歩きとミシュラン☆☆のお店で、リーズナブルで美味しいランチを楽しみました！

【旅程】
1日目：成田→ヘルシンキ→ローマ（泊）
2日目：ローマ滞在　ローマ（泊）
3日目：ローマ観光後、寝台列車でシチリア島へ。列車(泊)
4日目：シラクーサ＆モディカ　モディカ（泊）
5日目：ラグーサ＆モディカ　モディカ（泊）★★★→ココ
6日目：モディカからタオルミーナへ　タオルミーナ（泊）
7日目：タオルミーナ半日滞在→ローマへ　ローマ（泊）
8日目:ローマ→ヘルシンキ→
9日目:成田着。

エリア ラグーザ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

旅5日目
午前中はモディカからラグーサに半日旅行！

ホテルではタクシーが便利だと勧められましたが、節約して路線バスでむかうことに。

チケットは谷の街（アルタ）のバス停前、写真のバールで購入。
往復で4.2ユーロ。往復買っておいた方が安心！

モディカ 旧市街・古い町並み

バールの中、タイルが可愛い^^
翌日のメーデーも営業していました。

カターニア行きのチケットも購入可。

9:40発　AST社のバスでラグーサへまで約30分。

欧米人夫婦と一緒でした。

車窓。

私が思い描くシチリアらしい風景。

車窓：突然、岩肌と石の家々が見えました。
ラグーサの街だ～(^^)/

Risorgimento通りの郵便局前で下車（新市街）
黄色が目印。

バスターミナルは街はずれにあります。
街の中心へは、ココで途中下車した方が近くてオススメです（徒歩約15分）

ラグーサの新市街
郵便局から少し戻って左折、Migliorisi通りをまっすぐ。

ラグーザ スーペリオーレ 散歩・街歩き

深い谷に架かるカプッチーニ橋。並列した三本の真ん中の橋。

橋を渡った先に見どころが集まってます。

橋を渡ったら街の雰囲気が変わった気がしたなぁ。

ラグーサもまた丘の上の街、下の街に分かれています。

上の街は「ラグーサ・スーペリオーレ」

地震後、都市計画により誕生した街だそう。

高い位置にあったサン・ジョバンニ・バティスタ大聖堂。

この辺が上の街「ラグーサ・スーペリオーレ」の中心。

入り口、ファサードの彫刻。

バロック建築の大聖堂です。

中へ。

とても広かった記憶。

マリア様の像を台車でガラガラ運んで設置してました。

毎日、作業してるんでしょうか？
像って固定してるものだと思っていたので、ビックリ。

後ろを振り返る。

存在感ある外観に比べてシンプルな印象だった。

お店のベランダに遊び心。

近くのインフォで地図を貰いました。
サイン帳に漢字で名前書いてほしいと言われ、漢字でサインしたらすごく喜ばれました^^

司祭館

向かいの教会にも入ってみることに。

外観からは想像できないくらいシンプルな教会だった。

街角のマリア様。

ヴィート教会。

とても小さな教会だったので、中はどんな感じなのか見たくなりました。

観光客には無縁な地元の人が通う教会。

熱心にお祈りしてる方が何人かいて、自分がそこにいるのが場違いに感じてしまった。。。

バロック建築の住宅街。

下の街『イブラ』まで下っていきます。
この辺はゆるやかな下り。

ゴミが落ちてないとても美しい通り。

お掃除中の人がいました！

ここにも祈りの場。

洗濯物みつけた。
あんまり生活感ない洗練された街並みだったので、つい写真撮ってしまった。

サンタ・マリア・デッレ・スカレ教会

教会前の広場からの眺めは必見！

ラグーサの街が大自然の中にポツンとあるのが、よくわかる。

下の街はラグーサ・インフェリオーレ『イブラ』

地震で壊滅的になった街を、再びココに一から始めて作り上げたんだ、と思うと感慨深い。。

ココから本格的な下りがはじまります。

下の街から上の街に登ってる方もたくさんいたけど、ちょっとした山登りです。

『上の街→下の街』の順で街歩きすることを強くお勧めします！

下の街、イブラの景色を見ながら歩くのは楽しい^^
とは言え、暑かったので下りもけっこう大変だった。

マテーラとかオストゥーニとかモディカとか、ここラグーサとか。。。

南イタリアの石が積み重なった街は好きだな～(*´ω｀)

ドーム越しに見る景色も大好き(^^)

色のある家を発見！

この辺は家を飾るタイルが可愛いかった(^^)

ちょっとアラブを感じます。
アラブが支配していた時代の名残？

シチリアでよく見るメドゥーサと3本足のシンボル。

可愛い(*´∀｀*)

実は道を間違ってしまい、見つけた可愛い家々でした。

岩に彫られた祈りの場。

教会や祈りの場がたくさんあって、ラグーサの街の人々の信仰心の深さを感じます。

石の家、石の階段。

地震で壊滅的になった後、人々が石を積んだり、彫ったりして再生したんだと思うと何かすごいパワーを感じてしまう。。

家と家に挟まれた狭い階段。

地元民は毎日利用してるんだろうな。

もと貴族のお屋敷。
カンチェレッリーア邸。

バロック建築で建てられてます。

サンタ・マリア・デリトーリア教会が見えてきた。

立派なお屋敷が点々としていた通り。

この階段イイ！と思って写真撮ったら『コンダトーレの階段』ていう名前が付いてました。

柱の彫刻とか、見ながら歩くの楽しかった^^

もと貴族の館。
コンゼッティーニ邸。

やっと下まで降りてきた。

写真はイブラ地区の入り口にあったプルガトリオ教会。

ラグーサ イブラ (旧市街) 旧市街・古い町並み

石の道の住宅街を歩いて行きます。

よく旅行雑誌で紹介されてる「ロカンダ・ドン・セラフィーノ」

下の街「イブラ」の大聖堂：サンジョルジュ教会。

この建物の間に見える青いドームの教会の風景が、とても好きでした。

サンジョゼッペ教会。

12:00までの開館で、次は15:00までお昼休みに入ってしまうので急いで向かいました。

中へ。

天井も壁も白かった。

イブラ地区のサン・ジョルジュ大聖堂。
シチリア・バロックの傑作とのこと。

モディカにも”シチリア・バロックの傑作”と言われる同じ名前のサン・ジョルジュ教会があり、同じ作者です。形が似ている！！

中へ。入り口は正面ではなくヨコ。

作者はシラクーサ出身のロザリオ・ガリアルディ。
地震後の街の復興に尽力した建築家だそう。

濃いピンクのカーテンが印象的。

主祭壇も濃いピンク。

ステンドグラスがたくさんありました。
聖人の物語を描いているそうです。

開館時間が12:30マデで、お昼休みに入ってしまいます。
次16:30からの開館時間には、もうラグーサにはいないので、駆け足で見ました。

サンジョルジュ大聖堂があるドゥオーモ広場も白くて、とても美しかった。

でも今回見た中では、シラクーサのドゥオーモ広場がイチバン美しかったなぁ。。

ランチは日本から予約済、住宅街にある「リストランテ・ドゥオーモ」
ミシュラン☆☆です！

夜はかなりのお値段だけど、ランチはリーズナブル！という地球の歩き方情報を見て。

綺麗目の小さなお店で、窓から緑の景色が見えました。

ランチはお料理にミネラルウォーター付きで税金など込で、ひとり47.5ユーロ（約6000円）でOK。

連絡なしドタキャンした場合は、小さなお店だからすごく困ると言うことで、たしか100ユーロのペナルティだったような。。必ず事前に連絡必要です。

まず初めに出てきたグリッシーニ。
クロワッサンみたいなパイ生地で、いきなり美味しかった^^

店員さんも親切で、ランチなら緊張せず過ごせます。

サーモンで巻いたメロンに白いソース。
一口でパクリ。

出てきたものすべて、素材そのものが◎
この辺でとれる野菜とかが、とても美味しいのだと思われる。

アツアツでやって来た大きいパン。
表面がサクサク^^美味しいパン屋さんレベル。

オリーブオイルがなくなってしまい、追加をお願いするとパンも持ってきてくれ、大きなパンを２つ食べちゃいました。

オリーブオイルも美味で写真撮らせてもらいました。

食材屋さんで同じの探して買って帰ろうと思ったけど、残念ながら見つからず＞＜

マグロのカラスミのパスタ。
たしかニンジンのソースだったような。

とても綺麗な色のパスタ。
今まで食べたことない複雑な味なのに美味しく感じたな。

トリュフのアイス(≧▽≦)
天使の羽みたい。

お肉はポーク。
ジャガイモのピューレとトリュフのせ。

私は海外で食べるポークに野生の味を感じてしまい、苦手なことが多いのだけど、下に隠れてるソースと一緒に食べるとこれは◎

シチリア名物のカンノーロとアイス。

カンノーロと言えば、甘いお菓子の代表みたいなイメージだったけど全然甘くなくて、驚いた。

こちらもアイス。
夫は違うデザートが出てきたのだったかな。。思い出せない。。

オマケのお菓子付き。
エスプレッソが付いてました。

書いてても美味しかった記憶が甦って悶絶(≧▽≦)
そのまま食べても美味しい素材に手を加えて、こんなに美味しく綺麗に変身させちゃうのは、スゴイ！

これで6000円は日本に置き換えてもお値打ちです！
こんな素敵な情報をくれた地球の歩き方にひたすら感謝です<m(__)m>

美味しいランチで大満足で、のこり時間ぶらぶらお散歩。

お店のタイル。

ラグーサってこんなイメージなのかな。

可愛いバール。

インフォでこの日の夜、ラグーサのお祭りがあると教えてもらいました。

楽しそうなイベントがたくさんあったので、ラグーサに宿泊してたら参加したかった(/ω＼)

イブリオ庭園の入口。
帰りはタクシーで、上の街の行きたかったお店へ。定額10ユーロ。

上の街やバスターミナルまで行くバスもここから出発。
ちょうどタクシーが一台止まってたので、こちらを利用。

パスティチェリア、お菓子屋さんです。
1950年創業ジョバンニ・ディ・パスクアーレ。

クレア・トラベラー見て行きたかったお店。
おやつにクッキー購入。

上の街「ラグーサ・スーペリオーレ」の街並み。

バスターミナルまでのバスは本数が少なく時間が合わず、モディカ行きの始発バスターミナルまで、徒歩でむかうことに。

こちらバスターミナル。

サン・ジョバンニ・バティスタ教会近くにあったお菓子屋さんから徒歩、かなり距離があり、すごく疲れました＞＜

行きに降りた郵便局のところはバス停の目印がなかったので、安心のためこちらのバスターミナルまで来たのです。

15:45発のバスでモディカへ。

車窓：さよなら！ラグーサ。
行きモディカから一緒だった欧米人夫婦と帰りも一緒でした。

バスの窓いっぱいに広がる、石の建物が積み重なったラグーサの美しい街を見ていると、今自分は日本から遠く離れた場所にいる、そんな感じがしてなりませんでした。

この旅行記へのコメント （2）

• beatriceさん 2020/01/20 16:42:23

  お久しぶりです。

  いつもHaNaさんの旅行記を参考にさせていただいてますbeatriceです。イギリス、スペイン、バルト三国と大いに頼らせて頂きました。バルト三国はなんと2度のドタキャンをするハメになり、昨年夏に三度目の正直で実現致しました。
  この春、シチリア島旅行を計画、また何度も旅行記を拝見しています。今回は飛行機の乗り継ぎが多くミュンヘン、パリで宿泊するので、シチリアが６泊になってしまいましたが、頑張って計画建てます！

  HaNaさん からの返信 2020/01/27 00:38:06

  お久しぶりです（^^)

  beatriceさん
  
  こんにちは！
  お久しぶりです^^
  
  旅行記読んで下さり、コメントも頂きありがとうざいます。
  今日コメントに気が付いて、返信が遅くなってしまいました。
  ごめんなさい！
  
  バルトでも素敵なホテルに宿泊されていますね。
  3度目の正直で実現されてヨカッタです！！
  
  旅行記参考にして頂いてとても嬉しいです(*´ω｀)
  
  春にシチリア計画されているんですね。
  見どころが広範囲に点在してるので、どこに行くか悩みますよね。
  それが楽しくもありますが^^
  
  また素敵なホテルライフを過ごされるのかなと想像しています^^
  たのしいシチリアの旅になりますように☆
  
  HaNa