2019/07/02 - 2019/07/08
5240位(同エリア16385件中)
Emiさん
この夏、ずっと行きたかった念願のパリへ行ってきました!
行こうと思っていた矢先テロが発生してしまいそこからタイミングを逃していたパリ旅行。
パリに短期留学経験もある夫にお願いしてこの夏いくことができました。
メインは大好きな美術館巡り。5泊の旅行で8箇所の美術館を巡ることに成功!
他にもグルメやパリの定番スポットなど盛りだくさんのパリ旅行です。
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2日目は丸々1日ルーブル美術館!ホテルからも徒歩10分くらいの立地だったので
朝から晩までたっぷり楽しみました。
ミュージアムパスを利用。最近規定が変わり、基本1施設1回のみの利用となったので注意。ルーブルは3箇所入り口があるので1日3回までの入場が可能とのことでした。
後半はシュリー翼とリシュリュー翼。
フランドル地方の絵画や古代エジプトの貴重な作品、彫刻が広がった広場などドゥノン翼とはまた違った魅力が満載。
ドゥノン翼よりも人が少なくゆっくり見学できるのも特徴です。
館内にあるカフェアンジェリーナでスイーツを堪能したり、
素晴らしいロケーションにあるレストラン、カフェマルリーでディナーをいただいたり。
美術品以外のスポットも堪能したルーブル美術館巡り後編です!
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ルーブル美術館後編です!
ドゥノン翼を堪能した私たちが次に向かうのはリシュリュー翼です。ルーヴル美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
リシュリュー翼にはフランス彫刻、古代オリエント美術、装飾美術、北ヨーロッパやフランスの絵画の名作を鑑賞することができます。
しかし!リサーチ不足だった私たち。ルーブルは平日、閉鎖されている区画がありこの日はリシュリュー翼のフランス絵画、古代オリエント美術の大半がクローズ中。
フォンテーヌブロー派の名作たちを見ることができず残念。。 -
気を取り直して入館!
リシュリュー翼の入り口を抜けるとまず出迎えてくれるのがピュジェの中庭とマルリーの中庭。
吹き抜けで開放感のある空間には数多くのフランス彫刻が展示されています。 -
日差しが降り注いでいい感じに暖かく、ベンチもたくさん設置されているので
のんびりしている人も多かった印象。
確かにぼーっと、ずっと居られるような不思議な空間でした。 -
中庭に併設された展示室にもフランス彫刻作品が多く展示。
夫に是非見せてあげたい!と思っていた「ナポレオンの大理石像」を発見。
昨年開催されていたルーブル美術館展で来日していたとても大きな大理石像。
ローブの質感など細部の表現まで素晴らしい!夫もすごく気に入っており、
ルーブルで見た作品の中で5本指に入るくらい良かったと感想を述べていました。 -
フランス彫刻を堪能した後は絵画の展示室へ。
フランス絵画エリアはクローズされていたのでフランドル絵画のエリアを鑑賞。
まず私たちを出迎えてくれたのがルーベンスの大作そして24枚の連作、「マリードメディシスの生涯」。
これが本当に凄かった!大きな展示室の壁一面にぐるりと展示されていた絵画は、リュクサンブール宮殿のために描かれたそう。マリー・ド・メディシスの権力をギリシャ神話のモチーフをまじえながら誇張気味に描いた作品。
解説を読みながらじっくりと鑑賞しました。 -
ルーベンスをはじめとしたフランドルの巨匠の作品たちを抜けると、
こちらの名作を発見。レンブラントが描いた「バテシバ」です。
この作品、私の中で一番印象に残った作品で一目見た瞬間から心奪われました。
存在感、そしてレンブラントだからこそ表現できる光。
写真では絶対に伝わらない魅力がある1点。この作品に出会えただけでもルーブルに来て良かった! -
そしてフランドル絵画といえばこの方、フェルメール!
日本でも大人気の彼の作品、ルーブルでは2点鑑賞することができます。
右の「天文学者」は数年前に来日していたので再会、左の「レースを編む女」とは初めまして。
日本に来日したら人だかりがすごくてゆっくり鑑賞することなんてかなわない名作。ルーブルではほとんど人がおらず貸切状態でした。
ドゥノン翼にはあんなに日本人もいたのになぜ!
近くでじっくり細部を見たり、ソファに座って遠目から鑑賞したり。
贅沢な時間を過ごすことができました! -
絵画作品をたっぷり堪能した後はヨーロッパの豪華絢爛な装飾美術のエリアへ。
一番のメインは「ナポレオン3世の部屋」!
どこを見ても煌びやかな装飾にびっくり。
この立派なシャンデリアが印象的な部屋は食堂。長いテーブルも特徴的。
こんな豪華絢爛な部屋での食事、私だったら落ち着かない。笑 -
こちらは居間でしょうか?
赤いベルベット張りのソファー。1つだけでもインパクト強いのにいくつあるの!!と思うくらい至る所に設置されていました。
あまりの豪華絢爛ぶりにポカンとする一般市民夫婦の私たちでした。笑 -
豪華絢爛な装飾に圧倒された後は甘いものでちょっと休憩。
リシュリュー翼にもカフェレストランがあるのですが、
こちら、実は有名なサロンドテである「アンジェリーナ」が入っているのです!
お食事メニューも美味しそうだったから次回来る機会があればランチ利用もいいなー。
今回はお茶利用だったのでケーキをいただきます。
私はルーブル店限定のピラミッド型のチョコレートケーキ。 -
夫はアンジェリーナといえばモンブラン!ということでモンブランを注文。
どちらも濃厚ながら上品な甘さでとても美味しかったです。
私たちみたいに美術館巡りに時間を取られてしまいフランスらしいサロンドテに行く時間がなかなかない!という方々にお勧めのカフェですよ! -
アンジェリーナでのお茶休憩を終えたら今度は最後のエリア、
シュリー翼へ。
正方形型でぐるりと鑑賞できる造りになっていました。 -
ミロのビーナスや書記坐像といった有名作品はこちらのシュリー翼にありますよ!
-
シュリー翼に入場するとまずルーブル美術館の城壁跡を見学することができます。
当時の図やルーブル美術館が今の建造物になるまでの経緯なんかもわかりやすく展示されていて、美術品鑑賞とはまた違ったフランスの歴史を体感できる空間でした。 -
城壁跡を抜けるとドーン!とこの方が出迎えてくれました!
タニスの大スフィンクスです。
綺麗で凛々しい顔つきが魅力的なスフィンクス、とても存在感がありました。 -
そのままエジプトエリアへ突入。
こちらのお面、昨年のルーブル美術館展でも来日していたのでよく覚えていました。
くっきりしたアイラインはガラス石でできているんですよ。深い青みが綺麗。 -
ずらりと並んだ小型スフィンクスがなんとなくかわいらしい。私も一緒に横に並んで記念撮影してしまいました。笑
-
大きな足がお出迎え!
この足の持ち主さまは左上に展示されているお顔の方。
破損前はどれだけ大きな彫像だったんだろう。。想像するだけでも楽しい。 -
おー!この展示室が見たかった!
ずらりと並んだ棺がインパクト大!
生前の顔を表現されることが多かった棺。一つずつ見ると表情や描かれているモチーフが異なっており、それぞれの人生が描かれていて大変興味深かった。 -
このかわいらしいカバはルーブル美術館のマスコットキャラクターと言っても
過言ではないエジプトのカバ。とても小さいので見逃し注意です!
体にはナイル川の生き物や植物が描かれています。
このブルーも澄んでいてとても綺麗。数千年前のものとは思えないクオリティー。 -
この大きな牡牛の柱は紀元前6世紀ごろ建てられた宮殿に使われたもの。
イランにあった宮殿だそう。
牛は神聖な生き物だったのでモチーフとしてよく使われたとか。 -
どれだけ大きいかというとこんなに大きい!
左下で一生懸命撮影しているのが夫です。笑
こんな立派な柱が使われていた宮殿、どれだけ立派なものだったんだろう。。 -
今回こちらの古代オリエント美術エリアでピンポイントに再会したい作品がありました。それがこちら、台車に乗ったハリネズミ!
11年前に開催されたルーブル美術館展で来日しており、
メインビジュアルを飾っていました。そしてこんなストラップも販売されていたんです。せっかくなので実家から発掘して美術館に持参。笑
こんな小さな、みんなが素通りしてしまう作品をメインビジュアルとして起用し目玉の作品の一つとした当時の学芸員さんのセンスに脱帽です! -
古代エジプト、オリエント美術を抜けて2階へ移動。
リシュリュー翼でも見学した豪華絢爛な装飾を紹介した展示室がシュリー翼にもありました。
こちらは太陽王とも言われるルイ14世の部屋。
誰でも一度は見た事があるであろう類14世の肖像画が展示されていました。 -
この上品なティファニーブルーが基調となったお部屋は「マリーアントワネットの部屋」と名付けられていました。
とても小さなお部屋ですが全ての調度品が気品にあふれていて、女性が憧れるような空間でした。 -
まだ見ていなかった古代エジプト/オリエンタル美術ゾーンがあったので鑑賞。
こちらには有名な「書記坐像」があります。
ピーンと張った腰布を机代わりにしパピルスを広げています。
手にはペンを持っていたようですがそちらは残っていないそう。
当時の大事な仕事の様子を垣間見ることができる貴重な作品です。 -
道なりに進むとアンリ2世の部屋にたどり着きました!
展示品はリニューアル中でほとんど撤去されていましたが、
有名なジョルジュブラックの天井画は鑑賞可能。
モダンなブラックの絵画と豪華なアンリ二世の部屋の対比がまた面白い! -
アンリ2世の部屋の近くにはアンリ2世の階段と呼ばれる階段があります。
美術館随一の美しい階段だとか。
天井を見上げるととても細かい彫刻が施されておりとても美しい!
この階段を上って3階へ行くと、フランス絵画やバロック、ロココの絵画を堪能できる展示室につながっています。 -
シュリー翼の3階、絵画エリアには面白い作品がたくさん!
まずはよく日本のメディアにも取り上げられることが多い「ダイヤのエースを持ついかさま師」。
4人の登場人物の関係性や物語が一枚の絵画から読み取れて面白い。
真ん中の女性の表情、やっぱりインパクト強い。 -
寂しげな表情で直立しているヴァトーの「ピエロ」。
下半分に描かれている登場人物たちの存在もミステリアスな一枚ですね。
こちらの展示室にはヴァトーの有名な作品が展示されており、
「シテ島の巡礼」も一緒に鑑賞ができます。私はこのピエロが好み! -
うつろでアンニュイな表情が印象的なシャルダンの「赤えい」。
マティスをはじめとした有名な画家たちもインパクトをうけたとか。
夫から「こんな作品が好きなの~?」と言われましたがこのエイの表情に
なんとも言えない魅力を感じてしまう。 -
あ!この猿の擬人化シリーズ!
以前、ルーブル美術館展にも来日していました。
同じシリーズの作品がいくつか一緒に展示されています。
やっぱり可愛い。 -
こちらも再会シリーズ。以前、来日していた時にも印象深かった
「壊れた壺」。かの有名なデュバリー夫人が注文して描かれたもの。
純潔を失った悲劇の少女の姿に、デュバリー夫人も自分の過去を重ねていたのではないかとも言われているそう。 -
プシュケとアモル。前回の旅行記でも紹介した大理石像と同じ二人を描かれた大きな作品。
アモルにキスをされて驚くプシュケの姿がとても可愛らしい。 -
アングルの名作を2点ご紹介。
ドゥノン翼では心奪われた「オダリスク」が展示されていますが、
シュリー翼ではこちらの「浴女」を鑑賞できます。
このすべすべの肌、アングルでないと表現できない質感です。 -
そして似た女性が描かれている「トルコ風呂」。こちらは円形の作品。ナポレオン皇子が注文し渡されるも皇妃が不快感を持ったため返却されてしまったそう。あのピカソがとてもお気に入りだった作品としても知られています。
-
ドラクロワの自画像も発見!こんな男前だったんですね。
他にも信じられないくらい大きな作品が展示されている部屋など魅力満載のエリア。
ほとんど人がおらずじっくりゆっくり楽しむことができました。
たっぷりと絵画の名作を堪能した後は最後に、ルーブルの顔でもあるあの方に会いに行きます! -
ルーブルの有名人がいる部屋には魅力的な彫刻作品が展示されています。
とても気に入ったのは狩りの女神ディアナの像。
凛とした顔立ち、狩りの女神らしく左手には獲物である鹿をしっかりと捕らえています。 -
こちらも私の中では必見作品、「刑罰に処せられたマルシュアス」。
勝負事に負けたマルシュアス、生きながらに全身の皮を剥がされるという残酷な刑罰を受ける直前のシーン。(神話の刑罰って本当にえぐい。。)
苦悶に満ちた表情が表現されていました。 -
私たちのルーブル美術館巡りはこの方で締め!
誰もが知っている「ミロのヴィーナス」です。
ここだけかなりの人だかりで作品の知名度がよく伝わってきました。
たくさんの人を魅了する美しさがよくわかる。やっぱり本物はすごい。 -
せっかくなので後ろ姿も見学。(人がすごい。何人かの写真に写り込んでしまった自信あり。笑)
落ちそうな腰布の質感がよく表現されています。
一日かけてもやっぱり見きれなかったルーブル美術館巡りはミロのビーナスで終了。
見れなかった作品も多かったので、近いうちまた来たいなー。
大体の位置関係はわかったし、今度はもっと気持ちにゆとりを持って鑑賞できそう。本当に素晴らしい美術館でした! -
出口を抜けると大きなミュージアムショップが通路の両脇に!
さすがルーブル、モナリザやミロのビーナスといった有名作品をモチーフとした雑貨からたくさんの書籍、パリモチーフのグッズなどたくさんの商品がずらり。
私が気に入ったのはエジプトエリアで見た青いカバのグッズ!
ぬいぐるみや絵本などグッズ展開豊富!このカバくんのミニチュアを購入しました。お洒落なお土産を買うにもぴったりなスポットです。 -
明るいけれどこの時点で夜の8時、クタクタだった私たちが向かったのは
ルーブル美術館の回廊を使ったレストラン「ル カフェ マルリー」。
人気店と聞いていたので事前にネットで予約済み。スムーズに入店できました!
この通り満席だったので予約して正解。人気の、テラス席に通していただきました。ル カフェ マルリー カフェ
-
なんと!テーブルからはルーブルのピラミッドや建物が一望できるのです!
本当はライトアップされたピラミッドを見たかったんだけどまだまだ明るい。笑
ご飯を食べながら日没を待ちます。 -
まずはドリンクを注文!アルコール弱めの私たち夫婦、仲良くレモネードを注文。笑
この一日で見てきたお気に入りの作品について二人で語ります。
お互いのトップ5をあげてみたら見事に全くかぶってなくてびっくり。 -
お料理はこの2品をシェア。
ロブスターのサラダとトリュフの香りが楽しめるラヴィオリ。
どちらもボリュームがあって美味しい!
ロブスターは肉厚、ラヴィオリは香りが良くて満足でした。 -
ちょっとずつ暗くなってきて、回廊もライトアップされ始めました。
歴史ある建物を使ったレストラン、食べ物だけでなく雰囲気も良くて
あー本当にパリに来てるんだなあと改めて実感。 -
食後の紅茶を頼んだところで夜10時前。
ようやく日が落ち目の前のピラミッドもライトアップ!
すごく綺麗ー!夜遅いのにもかかわらずこのライトアップを待っていた観光客で賑わっていました。 -
たくさんの名作に出会い、美術館のカフェやレストランも堪能し、
長年夢見ていた初めてのルーヴル美術館、大切な思い出になりました。
今度は母を絶対に連れてこなければ!
長くなりましたがルーブル美術館巡りの一日、これにて終了です!
歩いてホテルに戻り、深い眠りについたのでした。。。
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