2019/07/20 - 2019/07/20
63位(同エリア474件中)
へびおさん
今年の夏旅は北陸・福井県に来ています。
旅後半は敦賀、鯖江、福井を回りました。
敦賀では港町をサイクリング、鯖江では眼鏡の街を堪能。
また、古代史好きの私にとって福井(越前)と言えば、第26代・継体天皇の出身地なんですよね。
北陸の地からどういう因果で即位し大和(奈良)に向かったのか。
古代に想いを馳せながら福井の街を歩いてきました。
そして最後の最後、大きなミスを犯して大パニックになるという・・・
≪往路≫
7/19(金)22:30 バスタ新宿 → 5:20 JR南草津 <深夜バス アミー号731便(AMYFACT)・4列スタンダード>(早割14/6580円)
≪復路≫
7/20(土)23:30 京都駅烏丸口 → 6:50 東京駅日本橋口<青春エコドリーム 316号>(4700円)
- 旅行の満足度
- 3.0
- 観光
- 3.0
- グルメ
- 1.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
旅前半は若狭の熊川宿と上中の瓜割の滝を見てきました。
これから敦賀に移動します。 -
ラッピング電車。
福井県のゆるキャラかしら??
JR小浜線はICカードが使えないので注意が必要です。 -
上中10:12 → 敦賀11:05
-
まずはお昼を食べにアーケード街を歩きます。
-
口コミで評判の良かった『まるさん屋』さん。
駅から歩いて3分くらいの場所にあります。 -
お独り様はカウンター席に案内されます。
福井と言ったらやっぱり鯖かな~と思い、3種のにぎり6貫(980円)とお味噌汁(300円)を注文。
鯖寿司は焼鯖とばってら、もう1種は穴子でした。
美味しかったのだけど、如何せん接客態度が良くなくて・・・
詳細は語りませんが、若い従業員の方全体が愛想無く接客マナーも良くなかった。
旅先でこんなにムカムカしながら食事を摂ったのってあまり無いことだったので残念でした。
人気店のようですが、個人的評価は★2ですね。 -
気を取り直して駅へ戻ります。
敦賀駅の商店街には『銀河鉄道999』と『宇宙戦艦ヤマト』のモニュメントが多数あります。
敦賀は全国有数の鉄道と港の町ということで、敦賀港開港100周年を記念して市のイメージ「科学都市」と歴史を引き継いだ「港」と「鉄道」からこの2作品の像を設置することになったのだそうです。 -
敦賀駅前は特に賑わっているという感じではないのですが、拓けていて綺麗でした。
-
駅の観光案内所へ。
自転車を借りるのです。
案内所のお姉さんがとても親切に相談に乗ってくださって癒されました。 -
レンタサイクルはママチャリやロードバイク、電動自転車等色々な車種があります。
貸出時間は2時間から。
観光案内所で乗る自転車の鍵を借りたら、駐輪所まで行って自分の自転車を取り出します。 -
ママチャリにしようか迷ったのですが、効率を考えて電動自転車を借りました。
2時間で600円。
因みにママチャリは2時間で300円でした。
性能は良かったのですが、椅子が固くて2時間乗っただけでしたがお尻が痛くなってしまった。 -
12:05
サイクリングスタート!
これは・・・?
鯖ってことかしら??
鹿児島・枕崎のカツオまみれの町並みを思い出す。 -
旅の当日まで天気がはっきりしなかったのでサイクリングができるか不安だったのですが、どうにか雨が上がって良かった。
敦賀は周遊バスもあるのですが、1時間に1本で且つ一方方向に向かうルートしかないので点在する観光スポットに行くにはちょっと使いづらいんですよね。 -
駅から自転車を漕ぐこと20分、松原公園入口に着きました。
目指すは『氣比(けひ)の松原』! -
おお!
松並木です。 -
そして到着、氣比の松原です~
氣比の松原は静岡の『三保の松原』と佐賀の『虹の松原』と合わせて日本三大松原の1つに数えられているんです。 -
砂浜の松並木ってあまり見る機会がないので来られて良かった!
氣比の松原は他の松原と比べてアカマツの比率が高いのだそうです。(他は塩に強いクロマツが主要) -
海だ!
日本海だ! -
敦賀湾。
波が無くて静かです。 -
子供たちはシュノーケリングみたいなことをしていた。
海に入るにはまだちょっと寒いかな~?? -
凄く澄んだ海。
天気が良ければもっと綺麗に見れたのだろうな。 -
松並木は東西に1.5kmも続いているのだそうです。
-
砂浜にあったカヤック。
これで海に出るのかな。
気持ち良さそうです。 -
氣比の松原、滞在時間5分でしたが堪能しました!
-
次に向かうは松原とは真逆方面の金崎宮。
向こうに見える急坂はナンダ?? -
そう言えば観光案内所のお姉さんに「物凄い坂があるので、ここは通らないほうがいいですよ」と言われていたのだった。
Googleマップで検索しながら走っていたのですが、まさかその道を進んでいたとは。(最短距離を検索してるからね)
電動自転車だったのでそれほどキツく感じず上ることができたのですが、下りのほうが物凄いスピードがついてしまってとても怖かった。 -
この辺りは昔の港町という印象。
年代を感じる倉庫が連なっています。
この倉庫は昭和初期に建てられたもの。 -
敦賀港開港100周年 記念モニュメント。
オブジェは北前船の帆をイメージしているそうです。
背後に海上保安庁の巡視船が停泊していました。 -
旧敦賀港駅舎です。
シベリア鉄道経由でヨーロッパ諸国と繋がる「欧亜国際連絡列車」の発着駅として賑わった時代の敦賀港駅駅舎を再現したもので、この建物自体は1999年に建てられたものらしい。
今は資料館になっています。 -
時計台。
時計台広場、芝生広場、半円形広場と綺麗に整備されれいました。
散歩するにはもってこい。 -
向こうに見えのるのが赤レンガ倉庫。
赤レンガ倉庫と言うと横浜が有名ですが、横浜のほうは2号館が1911年に竣工されたのに対し、敦賀のほうは1904年に建設されています。
もとは石油貯蔵用だったそう。 -
こちらの赤レンガ倉庫は南棟がレストラン館、北棟がジオラマ館となっています。
ジオラマ館には昭和時代の鉄道模型があることと敦賀市が鉄道遺産の街としての観光資源を整備するために、かつて小浜線を走っていた車輛を屋外展示しているのだそう。 -
現在地を確認。
目指す金崎宮へはどう行くのかな? -
線路を渡ります。
ん?
なんか違和感。 -
えー
なに これ!
線路はあるけど柵がしてあって電車なんか通れないよね。
廃線跡なのかしら。 -
ここは元は「敦賀港駅」だったようです。
2019年の今年、正式に鉄道駅としては廃駅になったそう。
今は周辺観光の駐車場になっていました。 -
敷地の隅にあったレンガ造りの建物。
なんか素敵だぞ。 -
ランプ小屋だったんですね!
旧敦賀港駅ランプ小屋(金ヶ崎停車場ランプ小舎)。 -
無料で見学ができます。
旧敦賀港駅は1882年に「金ヶ崎駅」として開業。
このランプ小屋は国内最古の鉄道建築物の1つなんだそう。 -
「ランプ小屋って言うんだから昔のランプが展示されているのかしら」と思っていのですが、想像していたものとは違った。
調べたらランプ小屋は列車の灯火に使用される『カンテラ』という燃料を補完する油庫のことらしいです。
展示されているのは蒸気機関車が使用していたランプ。 -
赤と緑のランプを汽車の前後に取り付け、何の汽車なのか(旅客車か貨物列車か)を判別していたんですって。
-
明治時代の敦賀港。
敦賀港駅はウラジオストックを経てシベリア鉄道経由でヨーロッパに繋がっていた。
欧亜国際連絡列車の発着駅として国際的にも重要な拠点だったのだそうです。
ウラジオストクは日本から一番近いヨーロッパということで、近年人気が高まっていますよね。
昔は敦賀から行けたのか~ -
明治40年代のランプ小屋。
戦火に耐えて遺っているのも凄いことです。 -
ランプ小屋の前の道を抜けると階段が見えてきました。
あれが金崎宮に続く階段ですね。
結構長いな・・・ -
階段を上がっていると脇道に鳥居があります。
愛宕神社。
愛宕神社は全国にありますが、修験道に通じる神社なので普通の神社より階段がきついらしい。(母・談)
東京港区の愛宕神社の階段は「出世階段」と呼ばれるキツイ階段です。 -
お社。
珍しい形ですね。
ここの愛宕神社の御祭神は火之迦具土(ひのかぐつち)神。
愛宕神社の総本社は京都で御祭神は各地の愛宕神社によって違うのですが、概ね防火の神様が祀られているようです。 -
今時期 陽花ははもう見ごろが終わっているのですが、ここの紫陽花はちょうど見ごろでした。
-
本筋に戻ります。
きゃ
すごい太いトカゲを発見。
動きも鈍かったので、卵でも抱えているのかしら。
しっぽが切れていました。 -
金崎宮の鳥居に到着。
-
金崎宮の御祭神は後醍醐天皇の皇子2人。
お宮は地元の方の強い要望によって明治時代に建てられたのだそうです。 -
金崎宮案内図。
桜がたくさん植えられているんですね。
敷地内に古墳まであったのか~
行った時には気づかなかったわ。残念。 -
早速お参り。
無事に旅が終えられますように! -
摂社 絹掛神社。
-
ここの狛犬さんもミニサイズでした。
-
小道が整備されていたのでちょっと行ってみる。
-
ぎゃ~
虫が落ちてきそうだなぁ。 -
木の間から街を見下ろせます。
自転車で走ってきた時計台の辺りが見えますね。 -
うぅ~ん
なかなか険しい感じになってきたぞ。
蒸し暑いし体力消耗。。 -
脇にはお城跡に続く道がありましたが、ちょっと大変そうなのでスルー。
-
スタートしてから5分も歩いていないのですが、先が見えない・・・
と言うことで、ここで進むのは止めました。 -
一番上まで行けばきっと絶景が見れるのでしょうけど、この景色で我慢する。
ここからでも海が見えるしね! -
あと30分で駅に戻らなければなりません。
まだ大事な観光名所に行っていないのに(; ・`д・´)ヤバイ
川には小ぶりの船が停泊していました。
長閑で素敵な風景。 -
駅方面に戻りつつ見たい所は寄り道しちゃいます。
こちらは晴明神社。
御祭神は保食神(うけもちのかみ)と言う食べ物を守護する神様と安倍晴明公であります。 -
安倍晴明といえば、この五芒星ですよね。
むかし京都にある晴明神社にも行ったことがあるのですが、ここと同じく小規模の神社でした。
安倍晴明は野村萬斎さんが映画で主演していましたし、羽生結弦選手がフィギュアスケートでも演じられていましたよね。
稀代の陰陽師なので、もっと大きい規模の神社を想像していたのですが・・・ -
晴明神社の近くの通り。
なんか素敵な通りだ! -
ここは三日市町という地名で、その名の通り市がたったことから名づけられたそう。
今でも朝市があるんですね。
残念ながら翌日の朝市は中止みたい。 -
通りには可愛らしいお店が何軒も。
今回は時間がなくてお洒落カフェに立ち寄れなかったのが心残りです。 -
紙わらべ資料館なんてあるんですね。
昔なつかしい伝承遊びの風景や、語り継がれてきた昔話を生き生きとした情景で表現している紙わらべの世界なんだそうです。 -
吊るし雛?
-
さるぼぼ?
ちゃんと帯をつけていて可愛かった。 -
敦賀市のマンホール。
氣比の松原ですね。 -
13:50
越前国一宮・氣比神宮に到着!
時間がないので大急ぎで見学見学ぅ
因みにこの大鳥居は、江戸時代前期(1645年)の造営で木造朱塗の両部鳥居です。
空襲の被害を免れており、国の重要文化財に指定されています。
奈良の春日大社・広島の厳島神社の大鳥居とともに「日本三大鳥居」にも数えられているのだそうですよ。 -
氣比神宮の大鳥居をくぐると参道脇にまた鳥居があります。
これは猿田彦神社。 -
こちらの猿田彦神社の狛犬様。
ちょっと ほのぼの系かな。 -
猿田彦神社のお社。
猿田彦は導きの神様とされています。
ここでも旅の無事を祈る。 -
外拝殿。
氣比神宮の主祭神は伊奢沙別命(いざさわけのみこと)で、御食津大神(みけつおおかみ)とも呼ばれる食物を司る神様です。
他に応神天皇、応神天皇の父・仲哀天皇と母・神功皇后も祀られています。
ということは八幡信仰との関わりもあるのかな。 -
廻廊。
-
敷地内には「九社之宮」という摂社が9つありました。
今回時間がなくて行けなかったのですが、東参道のほうには「敦賀」の名前の由来となった「角鹿(つぬが)」神社があります。 -
表参道の大鳥居前に戻ってきました。
「島木」と呼ばれる部分に3種類の家紋があります。
左から巴紋、桐花紋章、菊花紋章です。
菊花紋章は天皇や皇室が使用している格式のある家紋で日本の国章です。
桐花紋章も、菊花紋章と同じく日本の国章として扱われていて、現在では日本政府の紋章となっています。
巴紋は三つ巴と呼ばれ、三つ巴は八幡神宮ともゆかり深い紋章。
氣比神宮の巴紋は珍しい右回りの三つ巴で、右三つ巴は八幡神社の神文であるのだとか。
色々読み解いていくと、どことどこの権力が関わっているかが分かってきますね。 -
神社前にあった銅像。
『お砂持ち神事』の様子です。
昔は氣比神宮付近まで入江で、参拝者が難儀しているのを知った神官・僧侶たちが浜の砂を運んで道を造ったのだそうです。 -
14:10
敦賀駅の観光案内所に到着。
自転車返却時間を5分ほどオーバーしちゃったけど追加料金はおまけしてくれました。
駅では簡易のお土産屋さんがあったので、いくつか買ってみました。
おぼろ昆布は全国シェア80%以上。 -
豆らくがん。
中身はおたふくの形をした落雁でした。
伝統銘菓だそう。 -
福井県は恐竜の化石が全国一見つかるので有名ですよね。
ホームのベンチに恐竜がいて、最初 人かと思っちゃったよ。 -
北陸本線。
敦賀駅が始発のようで、すでに電車が待機していました。 -
敦賀14:37 → 鯖江15:14
この日、鯖江にあるサンドーム福井でAAAのライブがあったようで、鯖江駅には駅員さんが多数待機していました。
小さい駅なので、何かの催しで全国からファンが集まるとキャパ越えちゃって大変なんだろうな。 -
でも私にとって鯖江は「眼鏡」の街!
鯖江は眼鏡フレーム全国シェアの95%を占める“めがねのまち”。
眼鏡産業は100年以上の歴史を持つらしいです。
まずは『めがねストリート』を歩きます。 -
地下道にめがねアート?
-
もう至るところ眼鏡だらけ!
-
ここまで徹底しているって凄い。
観光で来た身としては大変楽しいです。 -
信用金庫も「さばえのめがね」アピール!
-
駅から歩くこと15分、鯖江でのお目当て『めがねミュージアム』に着きました。
-
今年の5月に来場者数100万人を超えたんですね。
-
まずはカフェで休憩を。
カフェは16時まで。 -
ケーキセット700円にしました。
モンブランやチーズケーキがあったけど今回はショートケーキを注文。
ケーキは鯖江市内のケーキ屋さんから週代わりで取寄せたケーキなんだそうです。
暑くて喉が渇いていたのでコーラにしちゃいましたが、やっぱりケーキには紅茶のほうが良かった・・・ -
フォークが!!!
とことん こだわっている♪ -
この天井から吊り下がっているアート・・・
-
眼鏡の集合体でした(@_@。ビックリー
-
眼鏡のフレームを造る材料で出来た日本地図。
-
我が街・埼玉は綺麗な水色の素材でした!
関東で一番目立っているww -
因みに鯖江のある福井県がこちら。
福井って面白い形をしているんだな。 -
ミュージアム内には博物館もありました。
結構お子様連れの方がいらっしゃって、皆さん興味深そうに見学していましたよ。 -
そして何故めがねミュージアムに来たかというと、めがねグッズが欲しかったから!
-
・めがねストラップ 648円×3
・めがね拭き 540円
・眼鏡堅パン 486円 -
特にこのストラップが欲しかったんですよね。
せっかく福井に来たからには何か残るものを買いたい・・・
本物の眼鏡は買えないけど、これだったら丁度良いお土産になります。
買ったストラップは小サイズでしたが、値段によって微妙に大きさが違うめがねストラップが色々ありました。
フレームの柄ももっと奇抜なものもありましたし、予約制ですが、めがねストラップを造る体験コーナーもあるみたいです。
めがねミュージアムHP
https://www.megane.gr.jp/museum/ -
駅に戻ってきました。
『鯖江』の名前の由来ですが、地形に関係する名前らしいですね。
「サバ」はサバ土のことで粘土に小砂が混じったサバサバした土のこと。
この辺は川と川に挟まれた砂質の沖積地なのだそうです。
また近隣には横江町、深江町、吉江町と「江」のつく地名が多く、水に関係する土地柄だったことが想像されます。
福井は鯖街道もあるし、鯖江も魚の『鯖』に関係する地名かと思っていたら全然違った・・・ -
さあ、最後の目的地に移動しますよ~
-
鯖江16:16 → 福井16:31
福井県の県庁所在地・福井市にやってきました。
まずやりたかったことが・・・ -
路面電車に乗ること!
福井鉄道です。
意外に本数が少なくて時間を合わせるのが大変だった。 -
車内でフリーチケットを購入。
550円分も乗らなかったんだけど、1回1回小銭用意するのも面倒くさくて。
そしてここでも運転手さんの態度にイラっとする・・・
福井城址大名町 ⇔ 福井駅は路面電車では珍しいスイッチバックをやってました。 -
福井16:37 → 足羽山公園口16:47
今旅最後の見学スポットへ向かいます。
あ~
あの階段を上るのか・・・ -
「百坂(百段坂)」という名前の坂。
明治時代には坂の上り切ったところに時鐘楼があって、街に鐘の音が響いていたそうです。
天気の良い日は綺麗な景色が望めそう。 -
目指す足羽(あすわ)神社の参道。
しかし夏場の階段歩きは辛い。 -
鳥居が見えてきました。
でも鳥居の目の前に大樹がある・・・
調べたら樹齢420年ともいわれるタカオモミジの木だそう。
紅葉の時期はそれは見事なんですって。 -
御拝殿。
足羽神社は1500年の歴史があり、福井では最古の神社なのだそう。 -
狛犬様。
足元の子ども狛犬が可愛い。 -
御祭神は継体天皇と大宮地の霊5座。
大宮地之霊(おおみやどころのみたま)は宮中で祀られている神様のことで、事業の安全のために観請したのだそう。
その5神が、
・生井神 (いくいのかみ)
・福井神 (さくいのかみ)
・綱長井神(つながいのかみ)
※この3神は井戸・水の神様
・阿須波神(あすはのかみ)→ 足場の神=工事安全守神
・波比岐神(はひきのかみ)→ 門の神=方位除け、人の出入りの守神
神社名・足羽は阿須波神から来ているそう。
福井県の地名由来も、もしかしたらここに祀られている福井神だったりするのかな。 -
足羽神社の御紋は全国でも3社しかない『三光の紋』で、太陽・月・星(北極星)の文様を組み合わせた紋です。
御朱印にその紋が押されるようなので、興味のある方はご参拝なさってみてはいかがでしょう。 -
足羽神社ではもう1つ見たいものがありまして。
神社から『あじさいの道通り』を歩きます。 -
むう
またも階段じゃ。
夕方だから外灯が灯り始めていい感じ。 -
階段を上り切ると足羽山公園に着きます。
え!
こんな所に古墳が!!??
古墳マニア興奮(; ・`д・´) -
実はこの周辺には「名もなき小さな古墳」が10基以上あるのだそう!
石棺が出土した古墳もあるみたいです。
この『山頂古墳』は1600年前の円墳と見られ、古墳時代特有の文様を刻んだ石棺や、それを収めるための石室、また石棺の周りから玉類、丘の上からは古墳のまわりを飾った埴輪が見つかっている他、周辺から「三角縁神獣鏡」という青銅の鏡の破片が見つかっているとのこと。
これらの埋葬品は他にあまり例がなく、古墳の大きさとあわせて地位の高い人が葬られた古墳と考えられているのだそうです。 -
そして山頂古墳の頂上に建てられているこの像、第26代・継体天皇です。
継体天皇は越前出身ですが、15代・応神天皇の5世孫とされています。
25代天皇の武烈が跡継ぎを決めないで崩御してしまったため後継にと担ぎ出され、武烈天皇の同母姉である手白香皇女(雄略天皇の孫)を皇后にすることによって即位。
ただ即位後20年近く経ってようやく大和入りを果たしていることから、強い反対勢力があったことが窺えます。
実は継体天皇即位 = 新王朝説があって、継体天皇はそれまでのヤマト王権とは全く違う出自(天皇家の血は引いていない地方豪族?)のため、天皇と認められなかった=大和入りが遅れたという考えもあるようです。 -
どちらにせよ、手白香皇女との間の皇子が欽明天皇で現皇族まで繋がっているので凄いことだとは思いますが。
継体天皇像からの眺め。
福井は山と海に囲まれた美しい土地ですね。 -
百坂まで戻ってきました。
物見台があります。 -
そこからの景色。
夕焼けが見れたらな~ -
ここから色々な山が見えるんですね。
-
足羽山公園口17:42 → 福井城址大名町17:45
帰りのバスが福井発19:30なので、残りの時間でホテルの日帰り温泉に行くことに。 -
福井城址大名町で下車。
時間があったら軽く夕飯食べられるかな~と思いながら道を歩いているとカレー専門店の看板が。
ホテルまで5分くらいの位置だしサッと食べてサッと向かえば大丈夫かな!? -
喫茶カビラの看板商品『カビラカレー』。
ミニサイズのクラムチャウダーがついて750円でした。
コンビーフを使ったカレーなのかな?
福神漬けと一緒に食べたほうが味に深みが出ました。
お店はママと娘さんらしき人がキリモリしていて、お客は地元のオジ様たちばかり。
常連さんが集まるバーのようなお店でした。 -
マズい、やはり食事をしたのは時間的に無理がありました。
お風呂に入って身支度整えて・・・を30分でやらねばなりません。
アパホテルの日帰り温泉は2時間1000円。
使い方が分からなかったので女性スタッフの方に利用方法を聞いたのですが、これまたサービス業にはあるまじき対応で本日3度目のイラッ"(-""-)" -
結局予定していた路面電車の時間に間に合わず・・・
駅行きのバスにもタッチの差で乗れなかったので福井駅まで歩くことにしました。
途中立派な神社を発見。
佐佳枝廼社(さかえのやしろ)という神社のようです。
寛永5年(1628年)に福井城の鎮守として城内に徳川家康を勧請して祀ったのに始まったことから「越前東照宮」とも呼ばれているのだとか。 -
神社から少し行くと福井城の石垣が見えてきました。
-
城跡に県庁が建っています。
珍しい。 -
駅前の飲み屋街。
整然としていますね。 -
アパホテルから歩いて20分、福井駅に到着しました。
駅前には恐竜のオブジェ。 -
ライトアップだけでなく、恐竜の首が上下し鳴き声まで発するんです。
凄い力の入れようだわ。 -
オブジェの前には化石のレプリカも展示されています。
-
駅の外壁にはトリックアートが。
角度によって恐竜が飛び出してくるかのように見えるんです。 -
現在19:10
深夜バスの発車時間まで20分あるので、お土産でも買いに行こうか。
駅中にあった立ち飲み屋さん。
ああいう所でカッコ良くお酒を飲んでみたい。
(ほぼ下戸のため叶わぬ夢) -
駅に直結しているショッピングゾーン『PRiSM福井』は19時で閉店しちゃってたので、駅のセブンイレブンで色々購入。
・一口蒲鉾のどくろ 648円
・梵の酒粕クリームチーズ 540円
・幻のにっき羽二重 864円
・鯖へしこ 焼きほぐし 918円
・こじゃれ手土産甘えびふりかけ 410円
・清酒 越前岬吟雪花 496円
・鯖のへしこ焼き 432円×2
・羽二重サブレ 972円
合計 5712円!
コンビニなのに凄い量を買ってしまった。
ちゃんと保冷剤もつけてくださったし、レジを占領してしまってスイマセンでした。 -
因みに幻のにっき羽二重(右)と羽二重サブレ(左)。
羽二重サブレはホワイトチョコでコーティングされた羽二重がサブレに挟まれています。
面白い味でした。 -
お土産も無事買って福井から深夜バスで東京に向かっています!
・・・という状態のはずだったのですが・・・
何故か福井から京都に向かっています。
実は、バスに乗れなかったんです!!!
出発15分前に福井駅東口には居たのですが、バス乗場が見つからない!
東口のロータリーに1番~3番のバス乗場はあるのですが、私が乗るバスは4番乗場。
探して探して結局見つからず・・・
今考えると、こういう時こそGoogleマップ使えよって話なんですけどね。
もうパニクっていて。
周辺に居た人にお訊きしても分からず右往左往。
せっかく日帰り温泉に行ったのに心も身体も汗だくです。 -
「お金はかかるが北陸新幹線で帰るしかない!」と考えたものの、恐ろしいことに気づく。
お金がない( ゚Д゚)アワワ
(手持ち残金8000円なり)
いつもだったら持ってきているクレジットカードもキャッシュカードも、よりによってこの日持ってくるのを失念していたんです。(← 旅行の時は軽いお財布に入れ替えている)
すぐに埼玉にいる弟に電話をして、どうにか帰る方法を考えてもらいます。
① モバイルSuicaの登録をして新幹線で帰る案 → 終電の新幹線が10分後。個人情報の登録をしてたら間に合わない
② 駅員さんにお金を借りる案 → 断られる(当たり前。弟よ、どこ情報だったんだ)
京都まで行くお金はどうにかあったので、京都まで行って、そこから深夜バスで帰る方法が一番現実的(京都 → 東京の深夜バスは本数が多いため)だったのですが当日の申込で、しかもバス乗車時間間際で、更に女性安心車両となると空きがないんですよね。
また普段旅行で色々な深夜バスを使っていたせいで、すでにIDとパスワード登録している会社が多かったのですが、どれもその番号を失念。
加えて手元にクレカが無いため、弟に実家の母に連絡を取ってもらって私のクレカ番号を確認してもらったり・・・
とにかくパニックパニック~♪(← 心理的には死にそうになる手前) -
パニックしていてもしょうがないので、とにかく最後の望みをかけて京都へ。
(これ以上遅くなると京都にも行けなくなる)
福井20:34 → 京都22:02(サンダーバード自由席・5000円くらい)
電車に乗っている間に弟が女性席の空いている深夜バスを見つけてくれて私の情報をサイトに再登録してくれて、どうにかバス乗車券ゲット!
もう本当にね、京都で深夜バスに乗れなかったら、最終手段として駅前で野宿して翌朝出発の高速バスに乗って帰るか、お巡りさんに泣きついて新幹線代2万円を借りるしかなかったですわ。
あと私はスマホとガラケー2台持ちなのですが、この時ほど2台持っていて良かったと思ったことはありません。
両方とも充電残が20%くらいになってしまい、どうにか首の皮1枚で繋がっていた状況ですが、ガラケーで弟と連絡をとりながらスマホで深夜バス検索をしていました。 -
京都駅では普段使わない烏丸口に行かなくてはならなくて、そこでもちょっと迷ったのですが どうにか高速バス乗場へ。
バスを待つ時間お土産整理をしていたら、買ったものが足りないことに気づく。
敦賀駅で買ったお土産の焼鯖寿司が1つ足りない!
実家と弟宅に1箱ずつ買っていたのに・・・( ノД`)シクシク…
もはやどこで落としたのか皆目見当もつかん。
って言うか、こんな大きい箱モノを落としておいて、よく気づかないなワタシ・・・ -
楽しみにしていた『はまやき安兵衛』の焼鯖寿司(1200円)ですが、迷惑料で弟に。
写真を撮って送ってもらいました。
とても美味しかったそうです。 -
弟が見つけてくれたのは西日本JRバスの青春エコドリーム316号。
青春エコドリームは何回か乗っているのですが、席が狭すぎてあまり利用したくないバス・・・
でも当日予約でも4700円と破格の安さでした。
因みにもともと予約していたのは19:30 福井駅 → 6:30 バスタ新宿 <WILLER EXPRESS L5452便 4列リラックスシート>(5830円)でした。
23:20 京都駅出発。 -
7/21(日)6:50
東京駅に到着。
帰ってこれて良かったよ~
手持ちでお金がないってこんなに恐ろしいことだったんですね!
旅の最後の最後で生きた心地がしませんでしたが、福井県の色々な観光地を巡れて良い旅となりました。
ただ今回のことを教訓に、旅出発前にモバイルSuicaの登録をしていくことにしようか考え中です(/ω\)
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この旅行記へのコメント (2)
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- *ちょこ*さん 2019/07/30 12:42:37
- こんにちは~
- 最後、嵐のようなパニックさが伝わってきましたよ(^^;
手持ちのお金がないって真っ青になりますよねぇ。。。
あとケータイの充電(×_×;)
でもすぐ別ルートが考えられて、弟さんの協力もあって良かったですね~。
それにしても4番乗り場はどこだったんでしょうね?
福井は何年か前に初めて行って鯖江が眼鏡の街だというのもその時知りました。
気比の松原は行きましたよ~。
太平洋側と砂が違って海がきれいだったのが印象的でした。
最近どこにも出掛けてないので、私も弾丸日帰り旅したくなりました(о´∀`о)
*ちょこ*
- へびおさん からの返信 2019/08/02 21:28:38
- RE: こんにちは?
- *ちょこ*さん
こんばんわ
いつも旅行記を読んでコメントくださりありがとうございます。
今回の旅は最後にあのようなオチが待っているとは思いもよりませんでした(@_@。
そして人はパニックになると本当に頭が働かなくなります。
冷静に考えればバス停の場所をGoogleマップで調べれば良かったのですが、出発時間10分前になっていたこともあって慌てちゃったんですよね・・・
4番乗場はロータリにはなくて、駅前から少し離れたところにあったっぽいです。
福井は東尋坊くらいしか知らなかったのですが、調べると色々ありましたね。
鯖江のメガネ推しは凄かったですよ!
*ちょこ*さんは車の運転をされるので自由にどこでも行けるのが羨ましいです。
私は行きたい場所があっても移動手段をまず探して無理だったら諦めないといけないので・・・
氣比の松原も雨だったら行けていませんでしたから。
深夜バスでの日帰り旅も回数を重ねてきましたが、そろそろ行ける範囲の県がなくなってきました((;^_^A
体力のあるうちに福岡までチャレンジしてみたい!
(深夜バス最長乗車だったのは青森の11時間。海外旅行ができちゃうよ!)
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