リタイア68才初パリ一人旅①(準備・出発編)

2019/06/04 - 2019/06/18

４年前に妻が病気で他界。子供たちも結婚して家を離れ、仕事もこの3月末にリタイア。時間もできたし、行きたかった海外旅行に行きたい！！
でも、海外旅行の経験もほとんどない上、英語は話せない。旅行会社のパッケージツアーもおひとり様割増料金を払ってまで参加するのはどうも気が進まない。
なら、身軽な独り身。思い切って一人で行ってみることにしました。何とかなるだろう。

行き先はフランス。女子サッカーワールドカップ。なでしこジャパン応援でパリに決定。

■主な日程
6/4(火)　　16:35 羽田発
6/5(水)　　7:00 パリ着
6/6(木)　　ルーブル美術館
6/8(土)　　ベルサイユ宮殿
6/10(月)　 18;00 パルク デ プリンス(パリ）（日本VSアルゼンチン）
6/12(水)　 7:35 パリ→レンヌ→モンサンミッシェル
6/13(木)　 モンサンミッシェル→レンヌ
6/14(金)　 18:00 ローザンパーク(レンヌ）（日本VSスコットランド）
6/15(土)　 レンヌ→パリ
6/16(日)　 18:00 パルク デ プリンス(パリ)　(アメリカVSチリ)
6/17(月)　 14:00 パリ発
6/18(火)　 15:15 羽田着

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: ベトナム航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

事前準備①ワールドカップのチケット入手
さて、先ずはワールドカップのチケットをゲットして旅行の柱を確定。ネットで探すとViagogoや worldsports-c.comなど日本語で海外のスポーツ観戦チケットを扱っているサイトがいろいろあるが、値段は売り手が決める、チケット現物は1週間位前に指定場所か宿泊ホテルに送る、チケットの名前は自分の名前ではないなど、本当にチケットが入手でき、会場に入れるかどうか不安。再販サイトのようで「残り枚数僅か」など購入を煽る言葉も表示される。言葉が話せないのでトラブったときはどうしようもない。日本国内でチケットは入手しておきたい。ところでチケットはいつ売り出すのか？もう売り出しているの？JFAでは扱わないの？調べてみたら、FIFAで3月8日にWeb Siteで販売開始とわかり、FIFAで申し込むことにした。

FIFAのSite（https://tickets.fwwc19.fr/）を販売前に訪れ販売方法や料金などサイト内を調べておく。フランス語と英語なので英語を選択し見ていくが、語学力がなくわからないことばかりなので、Google翻訳で確認。変な日本語訳だが内容の判断はつく。自分の英語よりは信用が置ける。
下調べをしているので申し込みの時は必要なことだけをやればOK。代金決済のクレジットは「VISA」が公式だが「MasterCard」もOK。「JCB」は使えない。行ってから気づいたのだけれど、フランスに行くなら「VISA」。ワールドカップの会場内ではカードは「VISA」しか使えない。電車のチケットも「僕のMasterCard」は使えなかった。そういえば東京オリンピックのチケット購入もクレジットは「VISA」のみだった。

申し込みは地図の上で会場の開催地を選び、試合を選び、席の希望ゾーンを選ぶ。申し込んだゲームは以下の3試合。

１、アルゼンチン/日本　（パルクデプランス - パリ）
2019年6月10日 - 06:00 PMキックオフ　　
カテゴリ1 Price 30ユーロ

２、日本/ スコットランド　（ロアションパーク - レンヌ）
2019年6月14日 - 03:00 PM キックオフ
カテゴリ1 Price 30ユーロ

３、アメリカ / チリ　（パルクデプランス - パリ）
2019年6月16日 - 06:00 PMキックオフ
カテゴリー4 PriceU 9ユーロ

Eチケットなので配送料はかからず合計金額69ユーロ

希望の3ゲームを選び終わったときには、開催初戦のフランス戦と決勝戦は売り切れになっていた。
確認メールが届き、Eチケットは間近になったらダウンロードできるようになるので紙にプリントして会場に持ってくるようにとのこと。5月20日にFIFAからダウンロードできるとのメールが来たので、無事チケット入手。一安心。

事前準備②　ホテルの手配。
さて観戦するゲームのチケットが取れたので、ホテルと飛行機の予約をしてしまおう。パリに行くことにしたが、パリのことはさっぱりわからない。調べるとパリの1区から9区は観光地が多い。10区から12区、18区、20区は生活感がある若くておしゃれな印象。13区から15区は一般的。16区17区はブルジョアが多い街で夜は静か。19区は近寄らない方がいい。との説明があったので、信じて15区までで探すことに。

このフォートラベルに一人旅の女性が泊まったというホテルがあり、宿泊者のコメントもいいので、最初のホテルは「ホテルヨーロッパ（写真）」に決定。北駅と東駅の近くでアクセスがいい。フロントも親切。写真も立派（帰ってから気づいたのだけれど、写真は北駅の写真だった）。

パリには7泊。違うホテルも経験と思い最初のホテル4泊の後移動してもう3泊。全く見当がつかないけれど、移動は近い方がいいかと思い、モンマルトルあたりなら有名だし、地下鉄1本で移動できるので「ヴィラ・モンマルトル」に決めた。

次はモンサンミッシェル。モンサンミッシェルはレンヌから日帰りでも行けるようだが１泊することに。モンサンミッシェルの中は高いので敬遠。島の外の方がモンサンミッシェルの夜景や朝の風景を見るのにいいみたい。徒歩優先の旅行なのであまり遠くても困る。バス停近辺のホテルに決める。島まで歩いて20～30分ぐらい。

レンヌではワールドカップ観戦が目的なので、1泊でいいかと思ったが、レンヌがどんなところかわからない。焦ることになるのは嫌なので余裕の2泊で予約。昨年ウィーンで宿泊した「イビス」が駅前にあったので、ここにしようと思ったが思ったより高い。ここまでホテルの費用が予算オーバーなので押さえたかった。「キリヤードレンヌ」妥当な値段だが、駅から遠いので大いに迷った。地下鉄を降りてから徒歩10分。レンヌ駅とホテルとサッカー場が三角形になる位置にある。サッカー場からの帰りはバス1本で帰れそう。無料の駐車場というのがうたい文句にあるので、郊外にあるのが歴然としている。歩くのは平気だが重いトランクがあるので迷いに迷った。が、三ツ星と費用とイメージの良さで決めてしまった。何回も調べているとだんだん値段が高くなって行くので焦ってしまう。確かに時間がたてば安い部屋は埋まっていくことになる。でも場所を除けば今回泊まったホテル5軒の中では一番印象が良かった。

最後はパリに戻ってからの2泊。サッカー場が南東にあり、レンヌから戻る駅もモンパルナス駅なのでその近くで決定。フロントにサッカー日本代表だったゴールキーパーの小島さんに似ているムッシュがいて愛想良く「こんにちは」と日本語で挨拶をしてくれた。フロントで日本語を聞けて気持ちが和んだ。

事前準備③飛行機とレンヌへのTGVの予約
飛行機は羽田発で探す。ネットで探すと中国東方航空が一番安く、乗り換え時間も少ないが同乗者に中国人が多そうなので敬遠。5,000円程高いがベトナム航空に決定。羽田16時35分出発、パリ7時到着。夜到着はホテルまで無事につくかどうか不安があるので嫌だが、朝早い分には構わない。往復83,590円

パリからモンサンミッシェルへはモンパルナス駅からレンヌまでTGV。レンヌからはバス。フランス国鉄SNCF予約サイト（https://en.oui.sncf/en/）で予約。モンパルナス駅の出発時間は7時35分。朝早いけれどほかの時間よりは安かったのと、この時はまだ勤めていて5時に起きていたので早いと感じなかったこともあり決定。60歳以上の割引後料金でTGVファーストクラスで49ユーロ、バスは11.3ユーロ。合計60.3ユーロ。これで行きの切符は確保。

帰りの切符は現地で時間に合わせて買うことにした。TGVはEチケットが発行されたが、バスの切符はパリの駅の発券機で予約に使ったクレジットカードと6桁のリファレンスナンバーを入力して発券しなければならない。クレジットカード忘れないようにしなければ。（写真のチケットはEチケットと発券後のバスチケット）

出発【羽田空港】
一人旅ではガイドであり、ある意味保険でもあるWi-Fiは絶対必要。このサイトで予約、モバイルバッテリーのオプション込みで15日間6,540円。羽田空港2階の到着ロビーで受取った後3階の出発ロビーへ。

出発前に家の近くの銀行で両替をしておこうと思ったらどの銀行も扱ってないので空港で両替をする。300ユーロ、37,623円。1ユーロ125.41円。プラス手持ちで43ユーロ持参。6/11パリでキャッシング、200ユーロ＋手数料2.75ユーロ、計202.75ユーロ、26,839円。1ユーロ132.377円。空港に比べると高いがしょうがない。現金は以上。帰国時20ユーロ残っていた。

ベトナム航空でハノイ空港へ。乗客はほぼ7割。淡いグリーンでカーテンや毛布などが統一されていて清潔な印象。自分の席は翼の少し前、3人掛けの通路側 20Ｇ（希望通り）。窓側には若くておしゃれなベトナム人女性。間が空いていてリラックス。機内食は和食の海鮮丼が魅力だったが、満腹感が欲しかったので、ヨーロピアンのピラフと鶏肉をもらう。おいしかった。微妙な揺れが多く、シートベルトのランプが着きっぱなしだったがハノイに予定通り到着。雨、稲妻多発、蒸し暑い。

ハノイでトランジット。カウンターでチケットを見せると搭乗口の番号を記入してくれた。カウンター左のエスカレーターを昇って出発ロビーへ。また荷物検査がある。今度は靴も脱ぎベルトも外す。

ハノイからパリへの座席は後ろの方39D、通路と通路の間の3人掛けに一人だけ。何人かが同じ状況でみんな横になって寝ていたので、遠慮なく横になって睡眠をとることができた。ラッキー！！