エベレスト山周辺旅行記(ブログ) 一覧に戻る
2019.4.2<br />トレッキング13日目 歩行距離12km(iPhoneヘルスケア参照)<br />  <br />5:00ゴラクシェプロッジ出発→7:12カラパタール5550m登頂→8:15ゴラクシェプロッジ着→9:30出発→11:40ロブチェ<br /><br />昨日のエベレストベースキャンプピストンに続き、今日はカラパタール登頂を目指す。今回一番挑戦する気持ちで登らねばならない日が来た!<br /><br />ロッジの外は昨夜降り続いた雪で5~7センチほど積雪があった。信じられない寒さだ!カラパタール山頂の積雪と体感温度を想像もしたくない。<br /><br />いつもの雪山装備を身に着け出発。<br />ヘッドライトに照らされるルートの正面にカラパタール(5550m)の山容が薄暗く見えた。<br />30分ほど登ると山々の稜線はサーモンピンクに染まりだす。<br /><br />5400mを超えると歩きがのろくなる。Kさんは立ち止まってしまった。駆け寄り山頂はあそこと励ます。立ち止まり座ったらそのまま逝ってしまいそうな寒さ。指先、足先がしびれている。厚いグローブ、厚い靴下も役に立ちはしない。<br /><br />彼のロレツが回らない状態が心配になり「降りるか?登れるか?」と聞くが返答はよく理解できなかった。それでも彼は持ち前の超ポジティブ魂を発揮しのろのろとついてくる。<br /><br />果てしない登りに思えたが気が付けば先行したトレッカーが山頂で奇声を上げていた。<br /><br />僕たちは固い握手でエベレスト山頂から上がるご来光を見つめた。<br />https://youtu.be/DuWTNMEUUt8<br /><br />続きはこちら<br />https://4travel.jp/travelogue/11515550<br /> <br /><br />

エベレスト街道274㌔巡礼の道を歩き登った記録 15.カラパタール~(5550m)~ロブチェ(4910m)神々の座エベレスト

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2019/03/19 - 2019/04/15

5位(同エリア272件中)

bara

baraさん

2019.4.2
トレッキング13日目 歩行距離12km(iPhoneヘルスケア参照)
  
5:00ゴラクシェプロッジ出発→7:12カラパタール5550m登頂→8:15ゴラクシェプロッジ着→9:30出発→11:40ロブチェ

昨日のエベレストベースキャンプピストンに続き、今日はカラパタール登頂を目指す。今回一番挑戦する気持ちで登らねばならない日が来た!

ロッジの外は昨夜降り続いた雪で5~7センチほど積雪があった。信じられない寒さだ!カラパタール山頂の積雪と体感温度を想像もしたくない。

いつもの雪山装備を身に着け出発。
ヘッドライトに照らされるルートの正面にカラパタール(5550m)の山容が薄暗く見えた。
30分ほど登ると山々の稜線はサーモンピンクに染まりだす。

5400mを超えると歩きがのろくなる。Kさんは立ち止まってしまった。駆け寄り山頂はあそこと励ます。立ち止まり座ったらそのまま逝ってしまいそうな寒さ。指先、足先がしびれている。厚いグローブ、厚い靴下も役に立ちはしない。

彼のロレツが回らない状態が心配になり「降りるか?登れるか?」と聞くが返答はよく理解できなかった。それでも彼は持ち前の超ポジティブ魂を発揮しのろのろとついてくる。

果てしない登りに思えたが気が付けば先行したトレッカーが山頂で奇声を上げていた。

僕たちは固い握手でエベレスト山頂から上がるご来光を見つめた。
https://youtu.be/DuWTNMEUUt8

続きはこちら
https://4travel.jp/travelogue/11515550
 

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
2.0
グルメ
3.0
ショッピング
1.0
交通
1.0
同行者
友人
一人あたり費用
25万円 - 30万円
交通手段
徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 2019.4.2<br />トレッキング13日目 歩行距離12km(iPhoneヘルスケア参照)<br />  <br />5:00ゴラクシェプロッジ出発→7:12カラパタール5550m登頂→8:15ゴラクシェプロッジ着→9:30出発→11:40ロブチェ<br />

    2019.4.2
    トレッキング13日目 歩行距離12km(iPhoneヘルスケア参照)
      
    5:00ゴラクシェプロッジ出発→7:12カラパタール5550m登頂→8:15ゴラクシェプロッジ着→9:30出発→11:40ロブチェ

  • 5:00ゴラクシェプ・ロッジ出発。<br />昨夜から降り始めた雪は降り止んだが積雪は思ったよりある。山頂付近が岩場なのか平らな山頂なのか分らず少し不安だがガイドもポーターも何事もなかったように歩きはじめた。ああいけるんだと判断する。

    5:00ゴラクシェプ・ロッジ出発。
    昨夜から降り始めた雪は降り止んだが積雪は思ったよりある。山頂付近が岩場なのか平らな山頂なのか分らず少し不安だがガイドもポーターも何事もなかったように歩きはじめた。ああいけるんだと判断する。

  • ヘッドライトの明かりを頼りに登り始めて30分。雪をかぶったロッジやはるか彼方の峰々が青く浮かび上がる。肩で息を吸う。

    ヘッドライトの明かりを頼りに登り始めて30分。雪をかぶったロッジやはるか彼方の峰々が青く浮かび上がる。肩で息を吸う。

  • トレッカーたちはグループでそれぞれのペースで登る。全身が凍てつく寒さ。

    トレッカーたちはグループでそれぞれのペースで登る。全身が凍てつく寒さ。

  • はるか彼方のタムセルク、カンテガが』わずかにピンクに染まりだす。

    はるか彼方のタムセルク、カンテガが』わずかにピンクに染まりだす。

  • 中央の円錐形がエベレスト。手前がヌプツェ7861m。薄暗いエベレストは異様な迫力があった。

    中央の円錐形がエベレスト。手前がヌプツェ7861m。薄暗いエベレストは異様な迫力があった。

  • 最後の頑張りなのだが足が重くゆっくりゆっくり登っていく。あまりの寒さにガイドに渡しておいたNIKONはシャッターが下りず。

    最後の頑張りなのだが足が重くゆっくりゆっくり登っていく。あまりの寒さにガイドに渡しておいたNIKONはシャッターが下りず。

  • カラパタールピーク着8:15。3時間かかった。思わずガッツ!<br />後ろのプモリ7165mにちょうど朝日が当たり始めた。

    カラパタールピーク着8:15。3時間かかった。思わずガッツ!
    後ろのプモリ7165mにちょうど朝日が当たり始めた。

  • 岩場に上がって写真撮影。一歩間違えれば切れ落ちた反対側へ落ちそうだった。海外のトレッカーがKさんを支えていてくれた。プモリに陽が当たる。

    岩場に上がって写真撮影。一歩間違えれば切れ落ちた反対側へ落ちそうだった。海外のトレッカーがKさんを支えていてくれた。プモリに陽が当たる。

  • そしてエベレストを見るとピークの少し左にご来光が上がってきた。これを機に体の震えが止まる。太陽は暖かい。<br />

    そしてエベレストを見るとピークの少し左にご来光が上がってきた。これを機に体の震えが止まる。太陽は暖かい。

  • ダイアモンド富士は何度も見ているがエベレスト山頂からご来光が現れるなんて何という奇跡だろうか。

    ダイアモンド富士は何度も見ているがエベレスト山頂からご来光が現れるなんて何という奇跡だろうか。

  • どれくらい頂上にいただろうか20分か30分か。いつまでいても見飽きることはないが雪が緩んでスリップしては元も子もない。そろそろ降りる時間だ!

    どれくらい頂上にいただろうか20分か30分か。いつまでいても見飽きることはないが雪が緩んでスリップしては元も子もない。そろそろ降りる時間だ!

  • まじかで見るプモリは雪煙を上げる。どんな寒さなのか想像もつかない。

    まじかで見るプモリは雪煙を上げる。どんな寒さなのか想像もつかない。

  • カラパタールピークは岩稜の上にあった。山頂のタルチョ目指しトレッカーが登っていく。もちろん僕らも立ってきました。

    カラパタールピークは岩稜の上にあった。山頂のタルチョ目指しトレッカーが登っていく。もちろん僕らも立ってきました。

  • 左ピークがカラパタール5550?右雪煙を上げるのがプモリ7165m

    左ピークがカラパタール5550?右雪煙を上げるのがプモリ7165m

  • あっという間に太陽はエベレスト上空に登りとても暖かくなった。<br />下山である。

    あっという間に太陽はエベレスト上空に登りとても暖かくなった。
    下山である。

  • 雪の表面が柔らかくなりスリップしやすい。慎重に降りる。

    雪の表面が柔らかくなりスリップしやすい。慎重に降りる。

  • 下山完了。Kさんの体調が心配になる。工程ではこれからゴーキョへ向かうのだ!

    下山完了。Kさんの体調が心配になる。工程ではこれからゴーキョへ向かうのだ!

  • 昨日とは打って変わり一夜にして真っ白な世界のなった。

    昨日とは打って変わり一夜にして真っ白な世界のなった。

  • EBCに向けヤクが荷揚げが始まる。とても絵になる感動的なシーンだった。

    EBCに向けヤクが荷揚げが始まる。とても絵になる感動的なシーンだった。

  • 8:15ゴラクシェプロッジ着→9:30出発<br />

    8:15ゴラクシェプロッジ着→9:30出発

  • ゴラクシェプのロッジ。ヨーロッパのグループはここからヘリでカトマンズまで降りて行った。そんな手もあるのだ。4日かかってルクラへ降りそこから飛行機で降りるのとここからヘリで定員6名でカトマンズまで降りるのとでは飛行機代、四日分の宿泊代、食事代、飲み物代など足せばヘリチャーターしても費用は変わらないようだ!

    ゴラクシェプのロッジ。ヨーロッパのグループはここからヘリでカトマンズまで降りて行った。そんな手もあるのだ。4日かかってルクラへ降りそこから飛行機で降りるのとここからヘリで定員6名でカトマンズまで降りるのとでは飛行機代、四日分の宿泊代、食事代、飲み物代など足せばヘリチャーターしても費用は変わらないようだ!

  • さあ、荒涼とした氷河を下りていく。カラパタールへ登る時Kさんの消耗が激しく平坦になってもペースが上がらない。雪も降りカラパタールへのトラバースrouteもスリップしやすいようだ。迷いに迷った末ガイドにこのままエベレスト街道沿いに降りることを伝える。そしてKさんのに降りることを伝える。この時点でゴーキョ・リへの挑戦はなくなった。

    さあ、荒涼とした氷河を下りていく。カラパタールへ登る時Kさんの消耗が激しく平坦になってもペースが上がらない。雪も降りカラパタールへのトラバースrouteもスリップしやすいようだ。迷いに迷った末ガイドにこのままエベレスト街道沿いに降りることを伝える。そしてKさんのに降りることを伝える。この時点でゴーキョ・リへの挑戦はなくなった。

  • EBCへのヤクのキャラバンとたびたびすれ違う。そういえばベースキャンプのテントが異常に多かったような気がした。

    EBCへのヤクのキャラバンとたびたびすれ違う。そういえばベースキャンプのテントが異常に多かったような気がした。

  • 蟻のようにたくさんのトレッカーの行列。みなEBCに向けて登っていく。<br />僕たちはもう降りるのみだ。諦められない気持ちとこれで満足しようという気持ちで複雑だった。

    蟻のようにたくさんのトレッカーの行列。みなEBCに向けて登っていく。
    僕たちはもう降りるのみだ。諦められない気持ちとこれで満足しようという気持ちで複雑だった。

  • クーンブ氷河を下りロブチェ4190mへ。名残惜しくやたらシャッターを切りまくる。<br />ゴーキョに未練たらしくシャッターを切る。

    クーンブ氷河を下りロブチェ4190mへ。名残惜しくやたらシャッターを切りまくる。
    ゴーキョに未練たらしくシャッターを切る。

  • ゴラクシェプより1時間半ほど降りてきた。クーンブ氷河の先端あたりか。

    ゴラクシェプより1時間半ほど降りてきた。クーンブ氷河の先端あたりか。

  • 雪がなくなりこの先にあるロブチェ4910mに9:30到着。Kさんの疲労を考え今日はここで宿泊となった。guideの判断は正しいと思う。

    雪がなくなりこの先にあるロブチェ4910mに9:30到着。Kさんの疲労を考え今日はここで宿泊となった。guideの判断は正しいと思う。

  • ロブチェまでひたすら下っていく。氷河後の荒涼とした大地。

    ロブチェまでひたすら下っていく。氷河後の荒涼とした大地。

  • ロブチェロッジにて。<br />昼食を後久しぶりにロッジでゆったり。心身ともになんだか満足しています。思えばここへ来るまでに中年おじさんはこの二年トレーニングに明け暮れ、いろいろな山に登り、山行計画をNepalとやり取りし準備してきたことを思い出していました。

    ロブチェロッジにて。
    昼食を後久しぶりにロッジでゆったり。心身ともになんだか満足しています。思えばここへ来るまでに中年おじさんはこの二年トレーニングに明け暮れ、いろいろな山に登り、山行計画をNepalとやり取りし準備してきたことを思い出していました。

  • ロブチェのロッジ。<br />guideやporterの食欲はすごい。どんぶり2杯はいってるんとちゃうか~!!!<br />たべないと歩けない。彼らが身をもって教えてくれる。

    ロブチェのロッジ。
    guideやporterの食欲はすごい。どんぶり2杯はいってるんとちゃうか~!!!
    たべないと歩けない。彼らが身をもって教えてくれる。

  • 夕食が終わるとすることも無く僕はとても気が楽になり気持ちが清々していた。<br />のんびり写真を撮りながら来た道をかみしめながら降りていけばいいんじゃない。<br />エベレスト街道はどんな歩き方をしても楽しいはず。ゴーキョはあきらめたが山友と楽しみつくして歩いていこう!

    夕食が終わるとすることも無く僕はとても気が楽になり気持ちが清々していた。
    のんびり写真を撮りながら来た道をかみしめながら降りていけばいいんじゃない。
    エベレスト街道はどんな歩き方をしても楽しいはず。ゴーキョはあきらめたが山友と楽しみつくして歩いていこう!

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この旅行記へのコメント (2)

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  • まんくっとさん 2019/07/04 23:44:09
    すばらしい写真をありがとうございます!!
    ダイヤモンド富士ならぬ、ダイヤモンドエベレスト!
    夜が明け始め赤身を帯びた山々が、純白の頂へと変わる様子が感動的でした。
    すぐそこのように見えるエベレストピークへは、さらに3000m以上も登らないとならないのですね。山の偉大さを感じました。
    私の知らない世界をご紹介いただき、ありがとうございます。

    bara

    baraさん からの返信 2019/07/06 10:22:29
    Re: すばらしい写真をありがとうございます!!
    まんくっと様
    おはようございます。コメントありがとうございます。
    ほんと、言われるようにエベレストはこの高度からさらに3000mも登らなければなりません。しかも4回も寒いキャンプに耐えながら。カラパタールに登りそこから見るエベレストは美しかったですが、あそこへ行く人は超人だと感じました

     今年はNepal政府がエベレスト入山許可を連発し登頂者が850人にもなり山頂付近は渋滞が起きたそうです。確かにベースキャンプを訪れた時異常なまでのテントの数でした。11人の死者が出たのも人災と言えるのかもしれません。

     三度目のヒマラヤトレッキングでした。もうこれで最後なのだと思っています。もし行くとすればポカラあたりでのんびり散歩をしたいと思います。そして家内と観光が楽しい年寄りになっていくのでしょうね。

    それはそれで楽しみです。    
    ありがとうございました。

baraさんのトラベラーページ

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