エベレスト街道274㌔巡礼の道を歩き登った記録　16.ロブチェ(4910m)～ディンボチェ(4410m)ゴーキョ・リ断念！

2019/03/19 - 2019/04/15

2019.4.3
トレッキング14日目　歩行距離10.9km(iPhoneヘルスケア参照)
ここまでの累計歩行距離　212.6km
　　
8：00ロブチェ(4930m)→9：02トゥクラ→10：40ディンボチェ、ロッジ4410m着
https://youtu.be/50NDICkRL8Q

一昨日の降雪はすぐには解けずロッジ周辺もクーンブ氷河も真っ白である。前回行ったAnnapurna base camp(ABC)も降雪で真っ白だったことを思い出す。ヒマラヤは一夜にして足元から景色が変わってしまう。

さて、今日の工程である。山友達 Kさんの疲労はピークの様である。この状態でゴーキョへ向かってもチョーラ・パス(5400ｍ)は越えられまい。いったんディンボチェへ降りて体力が回復すればパンボチェからゴーキョへ登り返す手もなくはない。

私はと言えば食事も普通にたくさん食べられ高所にも体は慣れて快調そのものだった。この二年間たくさんトレーニングを積んできた。
その効果は絶大だ！やってきたことに間違いはなかった。

いつでも歩く速度を変えられるし、美しい景色も余裕から良く見えていた。
trekkingの前半戦左親指が腫れて痛いのを我慢して歩いたり、腹痛や熱に悩まされたことも在ったが今の状況はエベレストの神々がご褒美をくれているとしか思えなかった。

自然とシャター回数が増えていく。ロブチェ氷河の末端にロブチェベースキャンプが点在している。このあたりの景色は最高である。

トゥクラロッジ(4830ｍ)を通過し、ひたすら緩い下りの稜線を下る絶景を私は心躍りながら歩いた。後ろにプモリ　メラピーク右手にロブチェ　アラカン　チョラツェ　タウチェ　前方にアマダブラムゆっくり歩きながらスキップしたくなる気持ちを抑えヒマラヤを踏みしめた。
ディンボチェの小高い丘で遅れたKさんを1時間ほど待つ、アマダブラムにジェットストゥリームがたなびき大きな雲が流れて行った。　

続きはこちら
https://4travel.jp/travelogue/11517853

エリア エベレスト山周辺(ネパール)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 1.0
• 交通: 1.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

2019.4.3
トレッキング14日目　歩行距離10.9km(iPhoneヘルスケア参照)
ここまでの累計歩行距離　212.6km
継続は力なりって言葉は本当です。毎日登っているとこんな距離になります。

2019.4.3
トレッキング14日目　歩行距離10.9km(iPhoneヘルスケア参照)
ここまでの累計歩行距離　212.6km
　　8：00ロブチェ(4930m)→9：02トゥクラ→10：40ディンボチェ、ロッジ着
朝目覚めベッドの枕もとの水を飲もうと思ったら完全に凍っていた。

天気が良く朝食前の散歩に出かける。朝7時、早い時間だがポーターは客のの荷物を背負いもう出発だ！ベースキャンプへ向かうのだ。もう見慣れた風景だ。

太陽はMehra Peak5820mの上にあり雪煙が光に透けてきれいだ。

ロブチェのロッジを出発。ちょこんと頭を出したプモリが美味しそうに見えた。

今日から帰路になる。つまり登りより下りの割合が増えるのだ。心行くまでヒマラヤの美しい山岳風景を見ながら歩ける。登りはついつい地面ばかりを見つめて歩くことが多かったが、緩い下り歩きには余裕がある。

クーンブ氷河を左に見ながら雲一つない標高4900mの道を歩く。

後ろのプモリが見えたり隠れたり。本当にソフトクリームみたい。右隅にエベレスト山頂からたなびくジェットストリームが見える。山頂は手前の山に隠れている。それほどエベレストに近い所にまだいるのだ。

振り返りクーンブ氷河末端上から遥かなプモリを見る。

右がロブチェだ。ここを目指し登る登山家も多い。

ロブチェ氷河上にベースキャンプが点在する。ロブチェベースキャンプだ。後のプモリが美しい。プモリ手前に一昨日登頂した5500mのカラパタールがある。

トゥクラ・パス4800ｍにはHimalayaで亡くなったシェルパや登山家の墓標がたくさん建つ。世界最高所の霊場の雰囲気がある。

トゥクラ・パスのタルチョ。うしろはアマダブラム。この山は見る角度で山容が目まぐるしく変わる。それだけにこの山を愛す登山家は多い。

Arakam Tse6423m

ここを下ると4620ｍのトゥクラロッジに出る。ここは4800ｍ。

トゥクラロッジ。4日前にここでミルクティーを飲み休憩したことを思い出す。そして本来であればここを少し下りルートを右にとりゴーキョへ向かうはずだった。

ゴーキョからチョーラパスを超えてやってきたトレッカーやシェルパが小さく見える。あれを行ってみたかったが残念だ！

そして私たちはルートを左にとりディンボチェへ向かう。ここからは緩い下りが続きパノラマの山岳風景を堪能しながら歩く。

我々のガイドとポーター。
kさんは遅れて見えなくなってしまった。ゆっくり歩く。

石室小屋
Dusa4530m

ペリチェ村とアマダブラム。
耕作地を持つ村では最高所だと思います村の高度は4500ｍくらいだと思います。

アマダブラムが近づきこの丘を下ればディンボチェだ。

ディンボチェの丘に建つストゥーパ

三人でｋさんが来るのを待つ。30分ほど待つが来ないのでガイドに任せて私とポーターは先に降りることにする。

アマダブラム6856m

タウチェ。6367m

ディンボチェのロッジには昼前に着。あっけなくついてしまった。

ミルクティーを飲みながら記録メモをとる。しばらくするとkさんも到着。お疲れさん。ゴーキョはやっぱり無理だったね！

午後のやることない時間は荷物整理や写真のチェックやら。このロッジにはWi-Fiがありますが状態が悪いので500ルピーを払ってまでつなぐ価値はないとガイドに言われる。

何だかわかるでしょうか？
太陽光湯沸かし器です。素晴らしいですね。
よく見るとやかんが乗っているでしょう。

何もしなくても時間はすぐ過ぎDinner timeはすぐやってくる。パスタとポテトチップスと目玉焼き。おいしいです。こんな山でこんな贅沢がうれしいなぁ！

ロッジは満員になりました。にぎやかな食堂がうれしいです。ヨーロッパから中国からインドからそして日本から。
日本人にはルクラ近くで二人の若い女性トレッカーと挨拶を交わしてから10日以上会っていません。

さて明日はどんなトレッキングになるのでしょうか。今日のｋさんの疲労具合見てゴーキョは完全にあきらめました。二人して楽しくルクラへ降りたいと思いました。