エベレスト街道274㌔巡礼の道を歩き登った記録　12.パンボチェ(3930m)～ディンボチェ(4400m)空気が薄くなる

2019/03/19 - 2019/04/15

2019.3.30
トレッキング10日目　歩行距離8km(iPhoneヘルスケア参照)

７:45パンボチェロッジ(3930m）→10：23ディンボチェ　ロッジ着

ヒマラヤの山旅二日目に登ったPikey Peak(4060m)は後ろにそびえている山々の遥か向こう側にある。良くここまで来たものだ。

10日間毎日毎日ひたすら登り下りトラバースし幾つものシェルパの里を歩いてきた。しかしこのあたりから森林限界になりこの先には作物を収穫できる村は2つほどしかない。その上は山を目指す人々の為のロッジしかない。5000mの地がもうすぐ近づいているのだ。目の前に母なる首飾りアマダブラムが聳えている。

飛行機でルクラ入りしたトレッカーは通常ここディンボチェで一日高所順応する(近くの小高い丘を登ったりして)我々はそれをせず明日ここを発つ。

山の写真しかありませんがここは人が自給自足できる最高所4500ｍの地です。(エベレスト街道　ディンボチェにて)

続きはこちら
https://4travel.jp/travelogue/11504427

エリア エベレスト山周辺(ネパール)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 1.5
• 交通: 1.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

パンボチェのロッジの窓からヒマラヤの白き峰々が美しくそびえる。
今日も良い天気。

トレッキング10日目　歩行距離8km(iPhoneヘルスケア参照)
７:45パンボチェロッジ(3930m）→10：23ディンボチェ　ロッジ着

標高が上がってくるとポーターのパッサンがビスターリ、ビスターリ
(ゆっくりゆっくり)と促す。

ロッジとアマダブラム。
今日はアマダブラムに近いディンボチェまで進む。

パンボチェ　カイラスロッジを出発

雪煙を上げるタウチェ

早朝のヘリ。
EBC最終ロッジからヘリでカトマンズまで帰るトレッカーもいるそうだ。
定員いっぱいで乗り合わせ代金をシェアーすれば3日間の下山時間とルクラからの飛行機代を比べる価値はあるのか。

標高4000ｍに達していない地には村があり作物が植えられヒマラヤの人里風景が見られる。

少し見晴らしが利く峠や山々を眺められる場所にはマニ板がおかれタウチョがたなびきヒマラヤらしい風景になる。

エベレスト街道の風景

山河を行く。

アマダブラムと峠のレストラン。

街道の小さな仏塔(ストゥーパ)はすべて経文が彫られたマニ石で組み立てられている。

自然と暮らす見事な風景。
自給自足のための農地には土が流れださないための石垣が延々と続く。
途方もない人力。

ガイド　Dawa Sherupa

無数のマニ石の石版が積み重ねられ、壁を形作っていたり、山を形作っていたり…
　石版をこれだけ積み重ねるだけでもスゴイ風景なのに、なんとこの石すべてがマニ石なんだそうです。一体何枚の石版が積み重なっているのか見当がつきません。

来た道(ナムチェ側)を振り返るとタムセルクがりりしい。
もうここはどこを見ても白き峰々が目に飛び込んでくる。

タムセルク(6608m)

今日の宿泊地ディンボチェ村
四時間ほどで到着できました。

彼方にローツェの岩峰が聳える。
4000mを超えるとヒマラヤの森林限界を超える。ちなみに日本の森林限界は2500mあたりになります。

今日は歩く距離が短くただただ楽しんで歩きます。

左　カンテガ(6685m)

ディンボチェのロッジからは後ろにローツェが聳え贅沢な風景に酔いしれる。

ロッジで一番好きな時間
食事でもなくくつろいでいる時間でもない。到着し部屋へ荷物をおろしてから最初にいただく紅茶を一口含む瞬間。

早着きのロッジにはまだ人も少なく落ち着いた時間が流れる。

お昼のパスタ。
量が多いことはわかっている。スープとパスタはシェアーする。
いけます。

食事をしてカメラを持って外へ出るとガスがかかってしまいました。
歩いているときの暑さとは真逆。ダウンが必要です。

部屋へ帰り持ってきた音楽をイヤホンで聞く。
好きなビル・エバンス。

ひと眠りするとあっという間に夕食。
明日からの高所トレッキングを控えたくさん食べます。
ポテトチップ、とダルバート

各国からたくさんのトレッカー

トレッカーのためにガイドはオーダーを取りウエイターをこなす。
自分の客に早く料理を提供しようと一生懸命だ！

明日からいよいよ高度を上げて4900ｍまで進む。今のところ高山病の症状は皆無。体調は良い。