ゴーキョピーク＆カラパタールエベレスト二大展望ピーク登頂 　2015.11.4～27　後編

2015/11/04 - 2015/11/27

おもな日程

１日目　成田―バンコク

２日目　バンコク―カトマンズ

３日目　カトマンズ―ルクラ―パクディン

４日目　パクディン―ナムチェバザール

５日目　ナムチェバザール滞在（シャンボチェの丘往復）

６日目　ナムチェバザール―モン・ラ

７日目　モン・ラ―ドーレ

８日目　ドーレ―マッチェルモ

９日目　マッチェルモ―ゴーキョ（ピーク登頂）

10日目　ゴーキョ―マッチェルモ

11日目　マッチェルモ―ポルツェ

12日目　ポルツェ―パンボチェ

13日目　パンボチェ―ペリチェ

14日目　ペリチェ―ロブチェ

15日目　ロブチェ―ゴラクシェップ（カラパタール登頂）

16日目　ゴラクシェップ―ペリチェ

17日目　ペリチェ―デボチェ

18日目　デボチェ―ナムチェバザール

19日目　ナムチェバザール―パクディン

20日目　パクディン―ルクラ

21日目　ルクラ―カトマンズ

22日目　カトマンズ滞在（地震後の被害状況等を観る）

23日目　カトマンズ―バンコク―

24日目　成田


<h2>１１月４日から２７日までの２４日間　ネパールのエベレスト街道方面を訪れました<br>
エべレスト街道は２０１０年以来　５年ぶりです<br>
地震後の様子も気になるところです<br>
今回はキリマンジャロ以来の山友の発案での『ゴーキョ・カラパタール登頂』トレッキングとなりました<br>
【訪れることが支援】と明確に表明している西遊旅行の堤氏の同行も叶い　最高の旅　となりました<br></h2>
≪時刻はネパール時刻です　時差はマイナス３時間１５分≫<br>
≪２００９年以来のカラパタール、ゴーキョなどのトレッキング紀行も併せてご覧ください≫<br>

エリア エベレスト山周辺(ネパール)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: タイ国際航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

２０１５年１１月１５日　１０：０２<br>
これから後半戦に入る<br>
エベレストの西方直近９キロに迫る　カラパタールに向かう<br>
右は名峰アマダブラム(6,856m)　左はローチェ(8,393m)

２０１５年１１月１５日　１０：４１<br>
タオツェの南面を回りパンボチェ方向に向かう<br>
エベレストの前面に位置するのがヌプツェ(7,861m)　右はローツェ<br>
ローツェ南壁はＰz：ヒマラヤ層群

２０１５年１１月１５日　１０：４５<br>
まっ先に出迎えてくれたヒマラヤハゲワシ<br>
翼長2.5ｍ以上はありそう<br>
(背景の山塊はアマダブラム

２０１５年１１月１５日　１０：４５<br>
まっ先に出迎えてくれたヒマラヤハゲワシ<br>
翼長2.5ｍ以上はありそう<br>
(背景の山塊はアマダブラム

２０１５年１１月１５日　１１：０３<br>
ヒマラヤ襞が美しいオンビガイチャン(6,340m)かな？

２０１５年１１月１６日　８：５５<br>
パンボチェ(3,930m)を出てしばらく歩くと今日の宿泊地ペリチェ(4,240m)が<br>
その奥がヌプツェ、ローツェ

２０１５年１１月１６日　９：１３<br>
ソマレにて<br>
ちょっと寄りすぎ・・・ピントがあわん！！！<br>
え？？選手交代かいな？？？<br>
何でもネパールでは猫派は少数とか？？？<br>
ざっと見積もっても１：２０くらい<br>
（最近のニッポン国では猫派が犬派を追い越したとか？！）

２０１５年１１月１６日　１０：０９<br>
ソマレの先　ソムソ・オグマ付近<br>
正面はポカルデ(5,806m)　手前右奥はチュクンへと繋がる<br>
（５年前のカラパタール行きはチュクンへの往復で高度順応を行う）<br>
今回はこのまま左方向にそのまま進みトゥクラパスを越えロブチェ(4910m)に出る<br>
（今頃別のパーティーはチュクンからポカルデの裏のコンマラ峠(5,335m)を越えロブチェに向かっているらしい）

２０１５年１１月１６日　１１：０２<br>
ペリチェ(4,240m)の手前にて<br>
（ゴーキョ方面よりトレッカーは多いようだ）

２０１５年１１月１６日　１３：１２<br>
アマダブラムの形が違って見えます<br>
（おにぎり山の様相ではありませんね）

２０１５年１１月１６日　１３：３０<br>
右奥が　明日越えるトゥクラパス(4,830m)<br>
エベレスト街道第２の難所といわれる(第１の難所はナムチェへの650m登り)<br>
正面のロブチェ(6,145m)はエベレストの登竜門といわれている

２０１５年１１月１６日　１３：５５<br>
ペリチェ(4,215m)を散策　病院の前にある碑には　【Junichi Futagami Japanese 27 May 1991】<br>
右の１５名の碑には　『 25 April 2015 』の日付が・・・

２０１５年１１月１７日　１０：２１<br>
トゥクラ(4,620m)のバッティーで早めの昼食をとる<br>
腹ごしらえをして　第二の難所トゥクラパス(4,830m)を越えましょう

２０１５年１１月１７日　１２：４１<br>
タルチョはためくトゥクラパス　　多くの人が休んでいました<br>
そんな中　テンジンさんの親戚と遭遇　イギリスのパーティをガイド中とか

２０１５年１１月１７日　１２：５９<br>
トゥクラパスを越えヌプツェ南西壁を観る<br>
ついに観ました　【蜘蛛巣状貫入痕】　ヒマラヤ山脈誕生の痕跡です<br>
エベレストが上昇の最終段階では　エベレストの下にあった地層が浮かび上がり<br>
結果としてヌプツェがエベレスト南面に現れた　その際の変成作用の結果が貫入痕<br>
（資料は詳細は2003年英国ｵｯｸｽﾌｫｰﾄﾞ大学発行のエベレスト地質図による）

２０１５年１１月１８日　７：４６<br>
おそらく　Ｐｚ：エベレスト層群　

２０１５年１１月１８日　１０：４０<br>
ゴラクシェップ(5,140m)手前より見る<br>
プモリ(7,165m)南面は　Ｔｇｒ：第三紀花崗岩層<br>
電気石を含む白色系花崗岩及び黒雲母も含む変成作用を受ける<br>
（ドゥードゥコシ・ミルク色河の要因はここにあるのでは）<br>
右下の黒色の丘はカラパタール(カラは黒色の意味)<br>
（カラコルムは黒い岩・山）

２０１５年１１月１８日　１４：５２<br>
最高の気象状況よりカラパタール登頂できました<br>
幸いにも我々のグループだけでしたのでたっぷり時間がとれました<br>パトナさん　感謝感激です<br>

２０１５年１１月１８日　１４：５９<br>
左はローラ　ベースキャンプはその麓

２０１５年１１月１８日　１５：００<br>
なんと　オンビガイチャン(6,340m)に広がる【ヒマラヤ襞】が観えるではないですか<br>
高低差1,000m以上　幅４キロの世界最大級　の襞です

２０１５年１１月１８日　１５：０５<br>
ヌプツェ南面も　Ｔｇｒ：第三紀花崗岩層

２０１５年１１月１８日　１５：０６<br>
ローラ南面も　Ｔｇｒ：第三紀花崗岩層

２０１５年１１月１８日　１５：０８<br>
カラパタールより南方を望む<br>
左がアマダブラム　正面がカンテガ　その右がタムセルク<br>
手前の氷河はクーンブ氷河

２０１５年１１月１８日　１５：４４<br>
ビム・ライさん　サポートありがとうございました<br>
夕陽に輝くエベレスト撮影は強風と極寒とのたたかいでもありました<br>
おかげで念願が叶いました<br>
（今回はゴーキョ登頂　カラパタール登頂の時　三脚・カメラを持ってもらいました）

２０１５年１１月１８日　１５：５９<br>
雪炎は強風の証

２０１５年１１月１８日　１７：０９<br>
最後まで輝くのは・・・

２０１５年１１月１８日　１７：１１<br>
あまりにも風が強く寒いため１５０ｍほど下がって撮影<br>
≪紅サガルマータ≫≪黄金エヴェレスト≫は数秒の出来事でした

２０１５年１１月１９日　７：５７<br>
ゴラクシェップ『ヒマラヤ ロッジ』にて<br>
今日はカラパタールを背に下ります。<br>
連日にわたって絶好の天候です<br>
（西遊の別グループは今日登頂できそうですね）

２０１５年１１月１９日　８：０２<br>
ゴラクシェップ(5,140m)より北方を望む<br>
Ｔｇｒ：第三紀花崗岩層　が広がる

２０１５年１１月１９日　８：０６<br>
カラパタールが黒いのは？？？<br>
花崗岩系岩石の表面に付着した黒色系のコケなどによるのでは<br>
（カラコルム・コンコルディアのような黒色の粘板岩などは見受けませんでした）<br>
（あたかもカラスのふんとも思える・・・のだが）

２０１５年１１月１９日　８：５３<br>
西遊グループの荷物とすれ違いました<br>
ロブチェから上ってきたのでしょう・・・それにしても速いね　ゾッキョ君

２０１５年１１月１９日　１６：５４<br>
１９日はゴラクシェップからロブチェ、トゥクラを通過しペリチェに下る<br>
最後まで夕陽に染まったのはアマダブラムで、その直前まで輝いたのは<br>
カンテガ(右奥)でした　　タムセルクの西面は逆で染まりません<br>月は上弦でした

２０１５年１１月２０日　０：５５<br>
ペリチェ『ホテル クーンブ ロッジ』前にて撮影<br>
　アマダブラムに懸かるオリオン座<br>
（絞り開放　露光３０秒　１８ｍｍ）

２０１５年１１月２０日　９：１９<br>
再びペリチェパス(4,270m)<br>
全員カラパタール登頂を果たし　満足感あふれ　足取りも軽い<br>
≪ダンネバー・ありがとー≫

２０１５年１１月２０日　１２：５１<br>
デボチェの手前　チャトゥジェ当たり<br>
アマダブラムが一番絵になりますね<br>
特にこの辺りが<br>
(写真はもとより絵画でもこの光景がよく描かれています)

２０１５年１１月２０日　１７：１１<br>
タンボチェの丘(3,860m)より望むエベレストの夕陽<br>
（６年まえの2009年はじめて訪れて以来ここは聖地となりました）<br>
（こんな完璧なまでもの夕陽に輝くここでのエベレストは初めてです）

２０１５年１１月２１日　３：３８<br>
デボチェ『パラダイス ロッジ』前にて撮影<br>
ちょうどエベレストから上る北斗七星です<br>
（絞り開放　露光３０分　１８ｍｍ）

２０１５年１１月２１日　８：３６<br>
今日もがんばってくれているゾッキョ君たち

２０１５年１１月２１日　８：４１<br>
この光景を初めて観たら　『いってみたくなるでしょ』<br>
『もっとエベレストに近寄ってみたくなりますよ』ってね

２０１５年１１月２１日　８：５２<br>
距離２０キロ　狙うはサガルマータ(大空の頭)　チョモランマ(大地の母神)

２０１５年１１月２１日　８：５４　<br>
タンボチェのゴンパは完全復興されていました

２０１５年１１月２１日　９：０２<br>
加藤保男氏の登頂記念碑（春秋厳冬期登頂１０周年 1992年10月）

２０１５年１１月２２日　８：４７<br>
ナムチェバザールにて<br>
「これからシェルパ族の結婚式に参列します」だって

２０１５年１１月２２日　９：４２<br>
ここでエベレストとはお別れです<br>
（First View Point of Mt.Everest）

２０１５年１１月２２日　１０：３０<br>
エベレスト街道最大の難所も　新しい吊り橋で　少し楽になったような気がする<br>
ここでボーテコシがドゥードゥコシに合流する

２０１５年１１月２２日　１３：２６<br>
奥はクンビラ　その手前はシャンボチェの丘<br>
手前右はモンジョ村（一部がけ崩れの跡がある）

２０１５年１１月２２日　１３：５９<br>
再びタムセルク<br>
（コウテイダリア　タルチョも入れてみました）

２０１５年１１月２２日　１４：０５<br>
こんなところにキセキレイが<br>
（神奈川県では湯河原の川原でよく見かけます）

２０１５年１１月２３日　８：０３<br>
パクディンでの宿泊ロッジにて　　スレート(粘板岩)<br>
（往路で宿泊したロッジは満室とかで変更に）

２０１５年１１月２３日　８：４３<br>
蛇石？？とか<br>
「加工したものではありませんよ」だそうです

２０１５年１１月２３日　９：２５<br>
こちらは壁画<br>
顔料が気になりますが・・・

２０１５年１１月２３日　１１：４５<br>
ルクラに入ると・・・<br>
「新築工事の安全祈願です」ということは　上棟式なのでしょうか

２０１５年１１月２３日　１１：４７<br>
ルクラの中心地はきれいに舗装！されてました<br>
スレートロードですね<

２０１５年１１月２３日　１１：５６<br>
１８日間のトランスポートご苦労様でしたbr>
ゆっくり休憩してください　ゾッキョ君たち<br>
（左ループ君　右カーレ君）

２０１５年１１月２３日　１６：０５<br>
ビサール・マガール君ご一家です<br>
（マガール家はスタッフ行きつけの居酒屋さんでした）<br>
（１７歳の彼は　トレッキング中ほとんど先頭を歩きリードしてくれました）

２０１５年１１月２３日　１６：２０<br>
ローカル酒のトゥンバ・・・今回も遠慮・・・<br>
（６年前のあの時以来反省しています）(帰宅するまでがトレッキングです！！)<br>
ドーナッツ状のお菓子は婚礼の儀式にふるまわれるとか

２０１５年１１月２３日　１６：２６<br>
ピリ辛でおいしかったです<br>
（お酒の共として最高みたい・・・お茶にも合いましたが・・・ね）

２０１５年１１月２４日　９：４１<br>
この日はバクタブルなどを見学

２０１５年１１月２４日　１０：４４<br>
大きなため池には・・・<br>
コイらしきものが・・養殖なのでしょうか

２０１５年１１月２５日　１１：０３<br>
バクタプルは工芸の街でもあります<br>
（法隆寺金堂などの建築用式の源流はネパールらしいのですが）<br>
（木組みなど　雲型トキョウに酷似）

２０１５年１１月２５日　１１：０９<br>
つっかい棒(柱)が多くみられた

ダルバール広場 広場・公園

２０１５年１１月２５日　１１：１９<br>
テラスの彫刻も見事です

２０１５年１１月２５日　１１：１９<br>
びくともしていない

２０１５年１１月２５日　１１：３２<br>
陶芸の街でもある<br>
近所には上質の粘土層があるらしい

２０１５年１１月２５日　１１：４９<br>
被害を免れたところも多くあります・・が<br>
外国人観光客がほとんどいません　　残念なことです

２０１５年１１月２５日　１１：５３<br>
ちょっとエロチックな彫刻も

２０１５年１１月２５日　１１：５３<br>
ちょっとエロチックな彫刻も

２０１５年１１月２５日　１２：０５<br>
｢ナマステ！｣<br>
小学生の校外学習の様でした

２０１５年１１月２５日　１２：１７<br>
早期に修復された世界遺産たち

２０１５年１１月２５日　１２：２９<br>
この地では多くの方が亡くなられたとか<br>
（｢黙祷｣）

２０１５年１１月２５日　１２：４２<br>
急ピッチで修復作業が行われていました<br>
(幸い孔雀の彫刻本体には被害はなかったようです)

２０１５年１１月２５日　１４：３６<br>
スレート版を加工して出来たお土産物

２０１５年１１月２５日　１５：０７<br>
カトマンズの目玉寺です<br>
左右の石塔のうち西側の塔が崩落してしまったのです(復興は未定)

２０１５年１１月２５日　１５：３４<br>
無傷の彫刻物も数多くあります

２０１５年１１月２５日　１７：３７<br>
現在でも枯れることのない水路<br>
（その昔カトマンズ盆地は大きな湖だったとか）<br>
（近郊の煉瓦工場は湖底の粘土層を露天掘りしている）

２０１５年１１月２５日　１５：４７<br>
階段の上部の建物は倒壊した

２０１５年１１月２５日　１５：５０<br>
例年なら観光客であふれているのだが

２０１５年１１月２５日　１６：１４<br>
復興が待たれる

２０１５年１１月２５日　１６：２３<br>
復旧工事中の像

２０１５年１１月２５日　１６：２３<br>
復旧工事中の像

２０１５年１１月２６日　１４：１２<br>
カトマンズを出発してまもなく<br>
チョオユー　ゴジュンバカン　ガチュンカン　エべレスト　ローチェ<br>
今回は絶好の天候に恵まれ　パーフェクトトレッキングでした<br>
しかも誕生パーティーが３回もあり高所でのケーキも頂きました<br>
ありがたい《ほとけさま》、インターナショナルな《ダンシング・ガール》ともお会いできました<br>
皆さんに感謝感謝です

２０１５年１１月２７日　１０：３８<br>
帰路の航空便も順調でした　　成田はちょっと寒かったですが　好天でした<br>
辻堂からの展望もばっちり<br>富士で〆ましょう

辻堂駅 駅

２０１５年１１月１８日　１４：５７ カラパタールより東方220度パノラマ画像<br>
Pumori Lingtren Khumbutse Changtse Lho-La Sagarmatha Nuptse Ombigaichan Amadblam Kangtega Tamserku Taboche<br>
手前は　ＫＨＵＭＢＵ　ＧＬＡＣＬＥＲ

エベレスト周辺の地質図<br>
【2003年英国ｵｯｸｽﾌｫｰﾄﾞ大学発行のエベレスト地質図】より

上記地質図の凡例<br>
【2003年英国ｵｯｸｽﾌｫｰﾄﾞ大学発行のエベレスト地質図】より

上記地質図　Ａ－Ａ´、Ｂ－Ｂ´　断面図<br>
【2003年英国ｵｯｸｽﾌｫｰﾄﾞ大学発行のエベレスト地質図】より

上記地質図　Ｃ－Ｃ´、Ｄ－Ｄ´　断面図<br>
【2003年英国ｵｯｸｽﾌｫｰﾄﾞ大学発行のエベレスト地質図】より

トレッキングルート地図<br>
（加筆等あり）