2018/08/14 - 2018/08/16
19位(同エリア80件中)
RAINDANCEさん
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ドイツ南部、バイエルン州の市であるガルミッシュ・パルテンキルヒェンを訪れました。ドイツ最高峰のツークシュピッツェ(標高2,926m)を抱き、1936年には冬季オリンピックが開催された、ウィンタースポーツが盛んな町です。
★ガルミッシュのホテルを起点に、登山鉄道でドイツ最高峰のツークシュピッツェの山頂へ。ついでにアルプスピッツェをハイキング。
★パルテンキルヒェンとガルミッシュ、両方の美しい街並み散策とディナーを満喫。
[いただいた郷土料理/ご当地グルメ]
◎ビール
◎シュニッツェル
◎シュヴァイネブラーテン
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 レンタカー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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ドイツ南部、ロマンティック街道からアルペン街道を経てミュンヘンまでをレンタカーで巡る旅、シュヴァンガウから東へ、ガルミッシュ・パルテンキルヒェンに向かいます。
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目的は、ドイツで一番高い山であるツークシュピッツェに登ること。(といっても、自分の足ではないですが) そこへのアプローチとして最適なのがこの町です。
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ガルミッシュ・パルテンキルヒェンの市街に入りました。この町は、かつて別々の町だったガルミッシュとパルテンキルヒェンが合併した町です。1936年のオリンピックの際、候補地の資格を得るために当時のヒトラー政権が合併させたそうです。
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パルテンキルヒェン側の静かな住宅街にある「ホテル・ガルニ・トリフトホーフ」に着きました。
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このホテルに2泊します。フロント。
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2Fの客室への階段。壁飾りが、ここが山岳リゾートであることを醸し出してくれます。
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客室は広くてシンプル。
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今回の旅ではよく見た、低めで木枠が張り出したベッドに二つ折りの掛け布団。コレが南ドイツのスタイルなのでしょうか?ベッドの角に足をぶつけやすいのです。
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天窓がついたバスルーム。
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シャワーのみ。バスタブは使わないので充分。
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テラス付き。
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テラスからの眺望。ツークシュピッツェ方面の山が見えます。
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山頂をズームアップ。十字架の形から、これはツークシュピッツェではない様ですね。
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チェックイン後、ディナーを兼ねて街歩きへ出かけます。チロル風とでもいうのでしょうか、これまで見てきた南ドイツの町とは少し違うデザインの家並み。
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ディアンドル(バイエルン州~チロル地方の民族衣装)に身を包んだ娘さんたちが歩いてました。
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市街へ向かっています。ディアンドルは普段は着ないはずですので、お祭りでもあるのでしょうか?
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バートナッハ川を渡り、パルテンキルヒェン側の市街へ向かいます。
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パルテンキルヒェン街の目抜き通り、「ルートヴィヒ通り」に着きました。
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通りの中心地に鎮座するのが、「マリア・ヒンメルファールト(聖母被昇天)教会」。
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通りには伝統的っぽい建物が並びます。こちらはアトラス・グランド・ホテル。
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新しめの建物も、カラフルにコーディネートされています。
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基本的には白か薄めの色を基調に、模様が描かれているものが多いです。
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「エルカー」と呼ばれる縦に長い出窓を持つ建物。チロル地方の特徴的な出窓らしいです。この建物以外にも散見されました。
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こちらも縦に繋がっている出窓。
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こちらも出窓。
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この家は出窓も含めてかなりキュート。
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出窓ではないですが、薪のストックがすごいので思わず撮ってしまいました。
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ディナーは、町をぶらつきながらどこにしようか迷った挙句、雰囲気でこのレストラン「ヴェルデンフェルサー・ホフ(Werdenfelser Hof)」を選択。教会の近くです。
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某口コミサイトの評価では、そこそこのレベルでした。テラスは満席でしたが、店内のテーブルはまだ空いていました。
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例によって、とりあえずビール。テラスでは、いくつかのグループが賑やかに盛り上がってます。季節的に、やはり観光客が多いのかな?
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私はまたまたシュニッツェル、今回の旅では何枚食べただろうか…?
やはりビールに合うんですこれが。 -
妻は牛のランプステーキ。
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しばらくすると、店内のテーブルも混雑してきました。
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デザート(カルターフントと呼ばれるチョコケーキ)までしっかりいただき…
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カフェで締めて、ご馳走様でした。
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ホテルへ戻って休みます。夕暮れのアルプス。
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翌朝…快晴です。絶好の登山日和。
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周囲の山々も朝日を浴びて美しい。ホテル周辺の街並みとともに。
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ホテルの庭で遊ぶワンちゃん。
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当然のように放し飼いです。
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ホテルのダイニングルームにて朝食。
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この朝食は素晴らしかったです。
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品揃えや量はもちろんのこと…
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ありきたりのものではなく、ひと手間加えた家庭料理のような温かいものでした。モリモリ食べてしまいました。
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さて、いよいよドイツ最高峰のツークシュピッツェへ向かいます。まずはガルミッシュ・パルテンキルヒェン駅へ。鉄道のチケット(ツークシュピッツェとアルプスピッツェに登れるコンビチケット)は、当日の朝に駅で購入。結構込み合っていますので、やはり朝は早めのほうが良いかと。
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ここから、バイエルン・ツークシュピッツ登山鉄道に乗車。
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美しい車窓からの風景。
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車窓からでもこの景色なので、ドイツ最高峰はどんな景色なのか…期待が高まります。
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アイプ湖(アイプゼー)を通過します。ここで、ロープウェイに乗り換えて一気に山頂を目指すことも可能です。
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私たちは、行きは一気に登山鉄道で山頂付近まで行く列車を選びました。帰りはロープウェイで降りる予定。(ロープウェイの方が速いようです)
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アイプ湖の全景が見えてきました。
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このような急斜面を登ります。
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ツークシュピッツプラット駅に到着。
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駅舎を出るとこんな感じ。ここはまだ山頂ではありません。
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駅周辺にはちょっとしたモニュメントやレジャースポットがあります。言うなれば山頂公園といったところでしょうか。
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アスレチックのような小さな吊り橋を渡って目指すのは…
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…小さな礼拝堂。日本では古くからの山岳信仰で山の上には神社や祠があったりしますが、欧州でも礼拝堂や十字架が建ってたりします。日欧問わず山の上は神聖な場所らしい。
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その内部。
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雪も残っていて、そり遊びができるアトラクションがありました。
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さて、山頂へはさらに短めのロープウェイに乗ります。もう山頂は見えてます。
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ロープウェイの山頂駅。
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あの十字架が山頂です。
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山頂へ向かって崖をよじ登る人々。私たちもこれに挑みます。
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トレッキングシューズにグローブを装備。落ちたらただでは済みません。自己責任。
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崖は登り切って、山頂まであと少し。この先は険しいので妻はここまでで断念。
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こんな感じで鎖と足場を頼りに、標高2,926mの山頂の十字架へ。
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命綱も無いので、一歩踏み外して転落でもしたら間違いなく死にます。それでも、老若男女いろんな人が次々に登ってます。結構な軽装で。
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で、私も山頂を制覇!といっても、9.9合目くらいまで自力では登ってませんが。
一緒に登ったどこかの国の方に撮ってもらいました。(こちらも撮ってあげました) -
みなさん、続々と記念写真を撮っていきます。
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山頂から見る展望レストハウス。
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展望台とは反対方面。絶景ですが、絶壁で正直かなり怖い…
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身をかがめながら、バランスを崩さないよう、慎重に眺めを見渡します。
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頂上からは降りて、アイプ湖の絶景。あまりの美しさと清々しさに心洗われます。
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高山に生息するキバシガラス。スイスでもよく見ました。
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少しとはいえ緊張の山登りで疲れたところで、展望テラスで休憩です。
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ドイツ最高峰でのドイツビヤ、最高ですね!
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キバシガラスと戯れる妻。
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そろそろツークシュピッツェをあとにします。帰路はロープウェイを使って一気に降下。
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ロープウェイの駅。2017年に完成した新しいロープウェイのため、設備も新しくてきれいです。
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昼には山頂を目指す行列が御覧の通り…繰り返しますが、山頂へ行くなら朝は早めに向かった方が良いです。
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これが山頂へ直結するロープウェイ。
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アイプゼーの駅からガルミッシュ・パルテンキルヒェン方面へ戻ります。
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とは言っても、ガルミッシュ・パルテンキルヒェンまで戻る訳ではなく、途中のクロイツェック/アルプスピッツバーン駅で下車。
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ここから、今度はアルプスピッツェへ登ります。
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ロープウェイからの長閑な絶景。
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山頂駅に着きました。
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ここから見えるあの頂が、標高2,628mのアルプスピッツェ。
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その景色を眺めながら、「レストラン・アルプスピッツェ」にて休憩。
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軽く休憩のつもりが、小腹も空いていたので結構食べてしまいました。まぁ、これから歩きますので。
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さて、ここの見どころの一つがこのデッキ。
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断崖に突き出したデッキから、ガルミッシュ・パルテンキルヒェンの町を見下ろせます。
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その上空を舞うパラグライダー。
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山頂ではないですが、レストハウスの少し上に十字架があります。
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そこから望むレストハウスと山々。
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降りる際には、少しハイキングです。
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まさにアルプスの風景。
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「ホッハルム道」と呼ばれるハイキングコースを歩きます。
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3kmほどを約1時間歩いて…
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ロープウェイのクロイツェック駅に着きました。
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ここから駅に戻れます。
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賢いワンちゃんと同乗。
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駅に降りてきました。
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ガルミッシュ・パルテンキルヒェン駅へ戻ります。車内の様子。
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ガルミッシュ・パルテンキルヒェン駅へ戻ってきました。駅前のロータリー。
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さて、ここからは、前日はパルテンキルヒェンを歩いたので、今度はガルミッシュの市街をディナーがてらに歩いてみます。ここは、リヒャルト・シュトラウス広場。
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ガルミッシュの目抜き通り、アム・クアパーク。
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パルテンキルヒェンに比べて、大きな建物が多いです。
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こちらはカジノ。こういう施設があることからわかるように、パルテンキルヒェンに比べて華やかでにぎやかな雰囲気です。
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一方で、このような16世紀の古い民家が残っていたりもします。
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「聖マルティン教会」、18世紀のバロック様式。
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その内部。
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ヴィース教会にも似た、美しい装飾。
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さて、そろそろディナーと行きましょう。
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ここにもパルテンキルヒェン同様にエルカー(出窓)。
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ディナーに選んだのは、レストラン「フリューセルストゥーベ(Flößerstube)」。某口コミサイトでも高評価です。
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すでに沢山の客で賑わってましたが、テラス席が2~3テーブルまだ空いていました。
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まずはドイツビヤ、レーヴェンブロイ。
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ドイツ風パンケーキスープ。
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私はこのドイツ旅ではシュニッツェルばかり食べているので、たまには違うものを。シュヴァイネブラーテン、豚肉を煮てグレービーソースで和えたバイエルン地方の郷土料理です。クネーデル(茹でジャガ団子)が添えられてます。
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妻はパイクパーチ(スズキ科の淡水魚)のフライ。肉が続いたので魚で。
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南ドイツは食事が美味しいですね。カフェの質も悪くありません。ごちそうさまでした!
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こうして、ガルミッシュで2日目の陽が暮れて行きます。
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翌朝…ガルミッシュ・パルテンキルヒェンを去る日です。
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アルプスの素晴らしい自然の中で避暑をしながら、チロルの雰囲気漂う田舎町で美味しい郷土料理を満喫でき、この旅のハイライトとなりました。
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さて、旅はいよいよ終盤、南ドイツの旅の最後の目的地であるミュンヘンへ向かいます。
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