2018/08/12 - 2018/08/13
22位(同エリア127件中)
RAINDANCEさん
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ドイツ南部、バイエルン州の郡独立市であるアウクスブルクを訪れました。この町は、ローマ皇帝アウグストゥスの城に起源を持つ古い町で、現在はバイエルン州でミュンヘン、ニュルンベルクに次いで3番目に大きな都市です。
★大聖堂近くのホテルに泊まり、バイエルンの郷土料理を堪能。
★ローマ時代の帝国都市時代から続く町の歴史を探訪。
[いただいた郷土料理/ご当地グルメ]
◎ドイツビール
◎シュヴァイネハクセ
◎アルゴイアー・ケーゼシュニッツェル
◎レバーケーゼ
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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ドイツ南部、ロマンティック街道沿いの町をレンタカーで巡る旅、ネルトリンゲンから南下しアウクスブルクへ向かいます。
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アウクスブルクの市内に入ります。
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まず向かったのは、市街のやや北寄りにあるこの日に宿泊予定のホテル。
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こちらがそのホテル「ドム ホテル(Dom Hotel)」。
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アウクスブルク大聖堂からほど近いところに建ち、かといってごみごみしておらず静かな立地です。トラムの駅も近く観光にも便利。(駐車場はちと狭いが)
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客室はシンプルだが広々。
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この料金でこのゆったり感はコスパ高めです。朝食(後述)も含め、かなりおススメできるホテル。
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バスルーム。
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温泉以外はシャワー派ですのでバスタブが無いのは問題なし。
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明るいですがもう夕刻、チェックイン後さっそくディナーに向かいます。
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ホテルから歩いて5分ほどのレストラン「バイエリッシェ・ハウス・アム・ドム(Bayerisches Haus am Dom)」にて。
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某口コミサイトでも高評価のレストランです。テラス席へご案内。
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夏のテラスでドイツビヤ、最高です。
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グリーンサラダと…
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出ました「シュヴァイネハクセ」、バイエルン州の郷土料理、豚のすね肉の骨付きローストです。皮がパリパリになるまでローストされていて美味し!
付け合せはおなじみザワークラウト(キャベツの漬物)にマッシュポテト、これらもGood! -
こちらは「アルゴイアー・ケーゼシュニッツェル」。バイエルン地方名産のアルゴイチーズがたっぷりかかったシュニッツェルです。(もはやシュニッツェルが見えませんが…)
ものすごいボリュームでした。 -
カフェで締め。ごちそうさまでした。
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まだ明るいですが、移動の疲れもありますので、歩き回りたくなるのを抑えておとなしくホテルへ戻ります。
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客室から眺める夕陽。明日もたくさん歩きますので早めに休むことにします。
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翌朝…ホテルの中庭。朝の空気はひんやり気持ちよく、天気も良さそうです。
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朝食はホテルのレストランにて。広くてきれいなダイニングです。(ここはダイニングのうちの一室)
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宿泊料金の割には、品数も豊富でした。
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パンも種類豊富。
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嬉しいことに「レバーケーゼ」がありました。バイエルン風ミートローフ。名前にあるような”レバー”も”ケーゼ(チーズ)”も入っておらず、肉のかまぼこのような味と食感です。朝から郷土料理にありつけるとはラッキー。
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先述のように、ハイコスパなホテルだと思います。スタッフの対応も良いです。
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さて、休養たっぷり、朝食もたっぷりいただいたところで、アウクスブルクの町の観光へ。
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まずは近くの「アウクスブルク大聖堂」へ。
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10世紀に創建され、14世紀にゴシック様式に改築されたそうです。主祭壇。
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ロマネスクとゴシックが入り混じった教会。
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12世紀に作られたというドイツ最古のステンドグラス「預言者の窓」、戦災でも壊されずに残ったとはミラクル。完全な形で残るステンドグラスとしては世界最古とも。
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教会前の広場には、ローマ帝国時代の遺構。こちらがかつての古い礼拝堂跡でしょうか。
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ホーアー通りからカロリーネン通りを南下して市街の中心へ。ヨーロッパの街にはトラムが似合います。
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市庁舎広場に出ました。右が「アウクスブルク市庁舎」、左が「ペルラッハの塔」。
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広場に建つ「アウグストゥスの噴水」。
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市庁舎の黄金の広間は後ほど訪れるとして、まずは広場から東へ500mほどの場所にあるフッゲライへ向かいます。
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着きました。「フッゲライ」の入口。観光客の入場は有料です。
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入口をくぐると、いわゆる長屋の住宅群。世界最古の福祉住宅地とされている住宅郡です。今や、観光地となっているので右側にはカフェレストラン。
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16世紀に、バイエルン公国の富豪だったフッガー家のヤーコプ・フッガーという人により建てられたそうです。
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ここには、アウクスブルク出身者相当で、敬虔なカトリックかつ勤勉だけど貧しい、家族持ちか寡婦だけが入居を認められたらしい。更に、1日3回フッガー家と寄進者のために祈ることも条件。
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”世界最古の福祉施設”と紹介されていることもありますが、普通の福祉施設より条件はかなり厳しそう。なお、この福祉住宅群は現在も現役です。
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一部の部屋は、内部を見れるように解放しています。
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部屋はいくつかあり、住宅としては十分な広さです。
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家賃は500年間据え置きで、1ユーロに満たないというから驚き。入居者はかなりの順番待ちだそう。そりゃそうでしょう。
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各扉には長い棒がついてます。何かと思ったら…
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昔ながらの機械式の”呼び鈴”でした。
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こちらにも見学できる部屋が。
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さきほどとは違いモダンな部屋。まるでモデルルームの様です。
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先ほど見たものはかつての内装で、現在の内装はこうなっていると思われます。
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ベッドルーム。
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バスルーム。繰り返しますが、これで家賃が年1ユーロ以下(厳密には0.88ユーロらしい)なら、入居希望者殺到も頷けます。フッガー家さまさま、ですね。
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住居エリア内には、防空壕跡を用いた資料館が併設されてます。
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ナチス時代の写真。
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戦災を受けた町並み。
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戦中の備品…などなど、フッゲライも戦火の中を潜り抜けて今に至ります。
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昔の井戸も今は花壇に。
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住居エリア内にはちゃんと教会もあります。
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噴水もあり豊かに暮らせそうな住空間。金融業で財を成したフッガーさん、まじめに頑張っていながらも不幸にして貧しく暮らしている人々にこんな風に財を還元するとは、グッドガイではないですか。まさに歴史に残る福祉事業。
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市庁舎前広場に戻ってきました。
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続いては、市庁舎(ラートハウス)へ。元々は17世紀に地元出身の建築家エリアス・ホルという人が設計したルネサンス様式の建物ですが、第二次大戦で全壊し再建されました。
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こちらが「黄金の広間」。
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まさに目もくらむほどの黄金です。建物自体が復元なわけですから、この黄金の広間も復元ということになります。
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最終的には、市民からの多数の寄付により1996年に壁画や宝飾品が復元されたそうです。
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広間の隣室には日本の展示がありました。尼崎市と長浜市が姉妹都市です。
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ここらでちょっと休憩。広場の片隅に「HEYZEL COFFEE」にて。
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でも飲んだのは冷たいコーク。夏ですから。
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あとは気ままに町歩き。広場からは多くの通りが伸びています。ここはシュタイン通り。
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スイカが豪快に売られているフルーツ屋さん。
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フィリッピ・ヴェルザー通りからフッガー広場へ。ここに建つのが、フッゲライを設立したハンス・ヤーコプ・フッガーの像。
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広場に面して建つ「マキシミリアン博物館」。
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モーリッツ広場の「メルクーアの噴水」。
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「モーリッツ教会」。
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マキシミリアン通り。
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マキシミリアン通りの真ん中に鎮座する「ヘルクレスの噴水」。掃除中でした。
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通りの突き当りには「聖ウルリッヒ・アーフラ教会」。二つ塔が見えますが、手前が聖アーフラで奥が聖ウルリッヒ。カトリックとプロテスタントの教会が一緒になった珍しい教会。
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こちらは聖アーフラ教会、16世紀にルター派を認めた宗教和議を記念し増築されたプロテスタントの教会です。
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こちらが聖ウルリッヒ教会。15世紀建立のカトリック教会。
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やはりというか、カトリックの方が豪華です。
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17世紀の30年戦争は、カトリックとプロテスタントが争った大きな宗教戦争でしたが、それも乗り越えて共存していたとすると貴重ですね。
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マキシミリアン通りを引き返します。石畳でこんな大きな通りはなかなかお目にかかれません。こういうところにも、古都の歴史を感じられます。
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2000年という長い歴史の中で栄華の痕跡が残るアウクスブルク…バイエルン州最古の町らしく色々なみどころが詰まった魅力的な町でした。
さて、レンタカーの旅は更に南へ、次の目的地であるヴィースへ向かいます。
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