2019GW　イタリア 8　クレモナのバイオリン

2019/05/05 - 2019/05/05

2019年ＧＷの旅行記です

4月29日　出発からフランクフルト経由でフィレンツェへ
4月30日　シエナ、フィレンツェ
5月 1日　フィレンツェ、ボローニャ
5月 2日　ボローニャ（サンルカ教会、オペラ鑑賞）
5月 3日　ミラノ(ドゥーモ屋上、ブレラ絵画館）
5月 4日　ストレーザ（マッジョーレ湖）
☆5月 5日　クレモナ、ミラノ(ナヴィリオ運河)
5月 6日　マルペンサ空港からミュンヘン経由で関空へ

クレモナでのお天気はずっと雨が降っていました。もし昨日のマッジョーレ湖でこの寒さと雨だったら楽しめなかったのではないかと思います。この日は北の山では雪だったようなのでストレーザの町も雪がちらついていたのかもしれません。

エリア クレモナ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

夜中ずっと雨の音が聞こえていました。ホテルを出てミラノ中央駅までは雨は止んでいました。

クレモナへの切符を自動販売機で購入です。往復を買おうと思うのですが説明文がわからないので何度か失敗して、行きを買い終わってから、帰りの切符を買うようにして購入することができました。

乗り込んで打刻機を探しても見あたらないのでホームに出て探します。ホームの入り口にありました。前を通っているのに気がつかなかったんです。

日曜日の朝なので人が少ないです。昨日のストレーザのホームと反対の端っこのホームから今日は出発です。

ミラノ中央駅を出て５分もたたずに列車は止まってしまいました。一向に動き出しません。車内アナウンスもありません。まあアナウンスあってもわかりませんが。２０分ほど経ってから動き出しました。何があったのでしょうか。

昨日のキャンセルと2回目のアナウンスなしです。

その後は快適に走ります。掲示板でクレモナがいくつめの駅か確認できます。

クレモナに向かう途中で雨脚が強くなってきました。

雨の中を走り続けてクレモナに到着。

雨が降っているし、寒いので駅前からタクシーに乗って街の中を一方通行なのか右へ左へ走り博物館に到着しました。乗り込んで最初に「ムゼオバイオリン」と言っても通じなかったですね。「ヴァイオリン」「ビオリン」とか言っていると気がついたみたいで「ヴィオリーノOK」とバイオリンを弾くジェスチャーしてくれました。日本人がクレモナに来てバイオリンって言ったらわかりそうなものだと思うんですが、私がかなり訛っていたんですかね？

この扉を入ると中にバールがあってたくさんの人がいました。

皆さん温かいものを飲んでいるようです。

まだ少し早いので奥のチケット売り場は開いていません。

チケット売り場が開きました。

博物館とミニコンサートのチケットを購入します。学生と65歳以上は割引があります。荷物を写真の左手奥にある無料のロッカーに預けることもできます。

この大きな温泉饅頭みたいな中に入って映像のバイオリン演奏を聴くことができます。

工房の部屋も展示されています。

バイオリンが描かれた世界地図

これがねぇうん億円もするんですからね。

アントニオ・ストラディバリ

ここでは座って映像でバイオリンだけでなく何人もの奏者の演奏を聴くことができます。

バイオリンの製作工程や歴史などを見学して疲れたらここで演奏を聴きながら休憩することができます。

まだ12:00のミニコンサートまで時間があるので付近をまわってみます。でも雨が降っているんですよね。

雨の日曜日だから静かなのでしょうか。

クレモナの街の中心コムーネ広場にやって来ました。正面がドゥオーモです。雨でなければたくさんの人がいるのでしょう。

中に入れるようですので入ってみました。ちょうどミサの最中のようで外とは違って多くの人がいて神父さんの話を聞き讃美歌を歌っていました。いい雰囲気です。

隣の塔の大きな時計

イタリアは動物に柱を背負わせるのが好きですね。

博物館の前にあるアントニオ・ストラディバリの銅像です。

博物館に戻ってミニコンサートホールに入りました。綺麗なホールです。バイオリンの横に警備員が立っています。厳重に管理されているのでしょうね。司会の人と女性のバイオリニストが出てこられて演奏が始まります。40分ほどの演奏でした。

最後の2曲はコンテストで入賞した（たぶん）という変な形のバイオリンを使って演奏していました。ストラディバリウスと音色がどう違うのか素人の私にはよくわかりませんがミニコンサートはよかったです。

まだ雨が降っています。駅までの間にレストランに入ろうかといいながら駅方向へ歩きます。振り返ってバイオリン博物館です。

自転車がやたら走っているなと思っていたら自転車の大会があったみたいです。寒い雨の中のレースだったのでしょうね。晴れていれば選手も町も盛り上がっていたのに。

うまいこと積んでいますよね。

運ぶ車にいろいろ書いてあるのはスポンサーとかコマーシャルロゴなんでしょうか。

道には露店も出ていましたが、やはりあいにくの雨でお客さん少なめでした。

静かな町です。

SUZUKIの看板が見えます。

列車の中で食べようということになり、店を探しますがそれらしい店が見当たりません。駅の手前の小さなバールに入るとおじさん連中がたむろしていて一斉に目を向けられました。

パニーノありますか？　あるよ。店のおじさんがいろいろ言ってくるんだけれどハムとかチーズとか具について言ってるんでしょうがよくわかりません。適当にうんうん言っていると作り始めました。レタスを切ったり、ハムをスライスしたり、パンを温めたりと目の前で作ってくれて、アルミホイルに包んでくれました。温かいパニーノがうれしいです。最後におじさん連中もチャオと笑顔で送り出してくれました。

ようやく雨も上がりかけです。

イタロのバスが停まっています。クレモナから出ているのでしょうか。

駅舎の前にあるバイオリン博物館の看板。フェスティバルもあるのでしょう。

広くて趣のある駅舎内です。

早く列車に乗って温かいパニーノが食べたい。

地下通路を通ってホームで待ちますが列車は来ません。

線路数からいえばそれなりの駅ですよね。

でも線路内は草がぼうぼう。栽培しているのかな。

やっとやって来ました。と思ったら反対行きの列車でした。私たちは乗り込んだのですが、あとには少ししか乗り込んでこないし車内が暗い。これ違うわと思ってすぐに降りました。掲示番号のミラノ行きのホームに入ってくるなよ。ミラノ行遅れているんですよね。今回はアナウンスをしていました。ホームにいると寒いので地下通路で待つ人もいます。駅員にいろいろみんなが訊いています。せっかくのパニーノが冷めてしまうので待っている間に食べ始めました。30分ぐらい遅れてミラノ行がやって来ました。

昨日の午前中まで順調でしたが、これで3回連続の遅延です。イタリアの列車の旅は余裕を持ちましょう。

クレモナ出発は遅れましたが、ミラノに到着です。このあと明日朝に乗る空港までのバス乗り場を確認して旅行最後のナヴィリオ運河に向かいます。

この旅行記へのコメント （2）

• pedaruさん 2019/10/01 21:22:02

  クレモナ

  きっとさん　こんばんは
  
  授業料なしでヴァイオリンの職人になれる学校があると聞いたことがありました。
  そういえば「耳をすませば」というアニメでも進学を拒否してイタリアにヴァイオリン留学する少年の物語がありました。
  私も、若ければ挑戦していたかもしれません。クレモナは素敵な街ですね。
  いつかは行きたいと思いますが、はたして元気なうちに実現するか微妙です(笑)。
  
  出来れば言いたい、神様、若さをクレモナ！
  
  
  pedaru
  

  きっとさん からの返信 2019/10/02 13:32:24

  RE: クレモナ

  pedaruさん　こんにちは
  
  ご覧いただきありがとうございます。
  
  若さはいろいろなことに挑戦できますが、私などそれをやってこなかったことを少し後悔しています。　まあそれで今の自分があるわけですからいいことにしておきます。
  
  クレモナ訪問時はお天気が悪かったですが、もう少しゆっくり散策しておいてもいい街だったと思います。
  
  楽器も弾けず、音符も読めない私ですが、聴くのは好きですので旅の楽しみの一つとしてクレモナを訪ねることにしました。
  
  いいご旅行を楽しんでください。
  
  ありがとうございました。