2019/03/11 - 2019/03/11
1417位(同エリア1805件中)
さらりんさん
美術めぐりが大好きな私たちは、かねてからエルミタージュ美術館に行ってみたいと思っていました。今までの旅行はほとんどが個人旅行でしたが、ロシアはVISAを取る必要があり、ロシア語というハードルもあるので、ツアーに参加することにしました。いくつかのツアーの候補から、エルミタージュ美術館の滞在時間がもっとも長いものを選びました。
直前に、ツアー会社の手配ミスで出発便が変更になる、というハプニングがありましたが、ツアー自体は無事に終了、その内容は満足のいくものでした。個人旅行では手配することが難しいバレエ学校の見学や、マリインスキー劇場バックステージツアーができたからです。また、すばらしいガイドさんに案内していただけたこともいい経験でした。
また、旅行に出かけたら、旅先のご当地コンサートホールで、ご当地オーケストラの演奏を聴く、といういつもの目的も達成することができました。今回は歴史的な重みを持つ伝説的なホール、サンクトペテルブルク・フィルハーモニーでのコンサートを個人手配しました。
美術、音楽、バレエ、と、芸術に思う存分ひたった6日間の旅行記です。
スケジュール (*は個人行動 ☆はこの旅行記)
1日目 *羽田ーJL041ーロンドンーBA878ーサンクトペテルブルク
2日目 デカプリスト広場(元老院広場)
エルミタージュ美術館 イタリア絵画
エルミタージュ美術館 オランダ・フランドル絵画
3日目 血の上の救世主教会
ロシア美術館
☆ エカテリーナ宮殿
4日目 *「罪と罰」ウォーキング
*民族学博物館
イサク聖堂
エルミタージュ美術館新館 近代フランス絵画
*サンクトペテルブルク・フィルハーモニーでコンサート
「ショスタコーヴィチの交響曲第1番」
5日目 ワガノワバレエ学校
マリインスキー劇場バックステージツアー
マリインスキー劇場バレエ公演「ロミオとジュリエット」
6日目 サンクトペテルブルクーAY702ーヘルシンキーJL414ー成田
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- フィンランド航空 ブリティッシュエアウェイズ JAL
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
PR
-
バスを降りてエカテリーナ宮殿まで歩きます。
途中にあったプーシキン像。
この町はツァールスコエ・セロー(皇帝の村)という名称でしたが、プーシキンと関わりが深いということで、1937年プーシキン没後100年を記念して現在はプーシキン市と改名されました。 -
エカテリーナ2世が孫たちの教育ために創設した学校リツェイです。多くのガイドブックには学習院と紹介されています。
プーシキンもここで学びました。 -
エカテリーナ宮殿中央門。
門扉のてっぺんに王冠、その下に「E」の文字がありました。
エカテリーナ宮殿を見学する際には3人の女帝の名前と関係をおさえておく必要があります。
【エカテリーナ1世】 ピョートル大帝の妻。ピョートル大帝の死後、エカテリーナ1世が即位し、夏の離宮として「エカテリーナ宮殿」が建設されました。
【エリザヴェータ女帝】 ピョートル大帝の娘。建築家ラストレッリに命じて、「エカテリーナ宮殿」をバロック式に大改造しました。(ラストレッリは大使の階段を設計した人)
エリザヴェータ女帝には子どもがいなかったので、甥ピョートル3世の妻としてエカテリーナ2世を選びました。
【エカテリーナ2世】 「琥珀の間」を完成するなど、黄金期を迎えました。
似たような名前でちょっとややこしいです。 -
イチオシ
わぁ、なんてきれいなんでしょう。まるでテーマパークです。
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エカテリーナ公園の看板です。宮殿の東側に広がっている公園です。
-
イチオシ
宮殿の青い壁、空の青い色と同じです。すてき!!
第二次世界大戦でドイツ軍に破壊されましたが、見事に修復されました。 -
アップです。
ここでも彫刻が柱を支えて重そうです。 -
コートを預けて、靴カバーをつけ入場です。
-
中央階段を上ると伊万里焼をあしらった壁飾りがありました。
このころのヨーロッパの流行です。 -
時計。
-
反対側には、これ温度計でしょうか。
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東側に目覚める天使。
-
西側には眠れる天使。
-
大広間です。
ここで日本からの漂流民、大黒屋光太夫がエカテリーナ2世に謁見したのでした。 -
観光客の記念撮影向けに貴族の衣装をまとった人たちですね。
-
デルフト焼きのペチカ。
このくらい大きな暖房器がないと、宮殿は寒くて仕方ないでしょう。 -
控えの間。
晩餐会の様子がわかります。湾曲したテーブルの形がおもしろいです。 -
この部屋のテーブルセッティングは、テーブルセンターの周囲に使われているリボンと、食器のリボン模様がおそろい、という凝りようです。
-
マイセンの陶器だそうです。
いったいいくつの花でできているのでしょう。 -
ピアノの原型のような鍵盤楽器ですね。
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緑の食堂。
この部屋はグリーンの色が多く使われていました。 -
エカテリーナ1世だと思います。
ガイドさんの、「あまり美人ではありませんでした」という話だけ妙にはっきりと覚えています。 -
絵画の間。
ペチカをはさんで左右対称に絵を配置してあります。 -
シノワズリの部屋。
椅子の布地は木蓮の花。 -
壁にはエカテリーナ2世の肖像画。
-
琥珀の間は撮影禁止でした。なので、別の部屋に飾ってあった琥珀でできた小箱の写真でガマン。
第二次世界大戦でドイツ軍に持ち去られましたが、1980年代から再現に取り組み、2003年に修復が完成しました。
修復作業には何トンもの琥珀が使われたそうですが、加工作業でどんどん削られていき、実際に使われているのは2割にも満たないということです。
琥珀というと、私にとっては、「茶色っぽい、地味な石」という、あまり好きではないイメージでした。でも実際には乳白色の色をしたものや赤っぽいものまで、実にさまざまな表情をみせていたので見直してしまいました。
琥珀は、もとは松や杉の樹液なのですから、鉱物とはちがい柔らかな、あたたかい感じがします。ガイドさんによると美容の効果や運気アップもあるという話でした。そういえばガイドさん、すてきなベージュ色の琥珀の指輪をしていました。白っぽい琥珀は高価なんだそうです。 -
ロマノフ王朝の最後のアレクサンドラ皇后。
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ロマノフ王朝最後の皇太子、アレクセイ。
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アレクセイのおもちゃ。
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この馬に乗って遊んだのでしょうね。
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アレクセイの絵本。
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熊の彫り物がありました。
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こちらの黒いモノも熊。
アイヌの熊の彫り物を思い出してしまいました。
そういえばマトリョーシカは日本のろくろ細工が起源だ、という説もあります。日本とロシアはなにかと縁があるな、と感じました。 -
陶器の置物。
ネズミが愛らしい。 -
かわいい花のペイントの椅子。
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どなたかの女帝の衣装。
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エカテリーナ2世でしょうか。
衣装はかなり重かったそうです。 -
見学を終えてバスへ戻ります。
白樺の林。
小説「おろしや国酔夢譚」には、大黒屋光太夫がツァールスコエ・セローに滞在していたとき、林の中をよく歩いた、という話がでてきます。光太夫が見た景色もこんなものだったかもしれませんね。 -
サンクトペテルブルクに着くころはまた雪が降ってきました。
本当に変わりやすい天気です。
トラムが走っています。残念ながら乗る機会はありませんでした。 -
ずいぶん降っています。
制服の人たちは警察官?軍関係? -
コートの襟にも雪が積もっています。
-
トロリーバス。ロシアっぽいです。東京でも昔はトロリーバスが走っていたものですが。
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雪にもめげず、バギーを押すママさん。
-
ホテルに到着後、部屋には戻らず、センナヤプローシャチ駅にあるスーパー、ペレクリョーストクへ買い物に行きました。ツアーだと自由に買い物をする時間がほとんどないので、今夜の夕食までの1時間が貴重な買い物タイムです。
スーパーへ行く途中、デリバリーのお兄さんが歩いていました。ロシアにもデリバリーサービスがあるのですね。どんな料理を運んでいるのでしょう。
あわただしい買い物でしたので、今回の旅行で、スーパー店内の写真は1枚も撮れませんでした。 -
大型スーパーのペレクリョーストクはセンナヤプローシャチ駅の裏側にあるPIKというショッピングセンターの地下にあります。
この写真の茶色の建物がセンナヤプローシャチ駅、その向こうにある水色の建物がPIKです。 -
今日の夕食はホテルのレストランで食べました。
広いレストランに客は私たちだけのようです。
まずサラダ -
スズキのソテー
山のようなブロッコリー添え -
デザート
全体的にお味は・・・
もう少しロシアを感じる料理が食べられたらいいのですが。 -
スーパーで買ったビールで口直し。
ロシアのビールをさがしたのですが、見つからずにこのビールになりました。
LAPIN KULTA
帰国後調べたら、フィンランドのビールでした。くせがなくておいしかったです。
4日目の旅行は【9】へとつづきます・・・
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