ひえひえロシアであつあつ芸術鑑賞　サンクトペテルブルク6日間の旅　【７】３日目その２　ロシア美術館～民衆を描いた絵～

2019/03/11 - 2019/03/11

美術館めぐりが大好きな私たちは、かねてからエルミタージュ美術館に行ってみたいと思っていました。今までの旅行はほとんどが個人旅行でしたが、ロシアはVISAを取る必要があり、ロシア語というハードルもあるので、ツアーに参加することにしました。いくつかのツアーの候補から、エルミタージュ美術館の滞在時間がもっとも長いものを選びました。

直前に、ツアー会社の手配ミスで出発便が変更になる、というハプニングがありましたが、ツアー自体は無事に終了、その内容は満足のいくものでした。個人旅行では手配することが難しいバレエ学校の見学や、マリインスキー劇場バックステージツアーができたからです。また、すばらしいガイドさんに案内していただけたこともいい経験でした。

また、旅行に出かけたら、旅先のご当地コンサートホールで、ご当地オーケストラの演奏を聴く、といういつもの目的も達成することができました。今回は歴史的な重みを持つ伝説的なホール、サンクトペテルブルク・フィルハーモニーでのコンサートを個人手配しました。

美術、音楽、バレエ、と、芸術に思う存分ひたった６日間の旅行記です。

スケジュール　(＊は個人行動　☆はこの旅行記)

１日目　＊羽田ーJL041ーロンドンーBA878ーサンクトペテルブルク
　　　　
２日目　デカプリスト広場（元老院広場）
　　　　エルミタージュ美術館　イタリア絵画
　　　　エルミタージュ美術館　オランダ・フランドル絵画

３日目　　血の上の救世主教会
☆　　　　ロシア美術館　
　　　　　エカテリーナ宮殿
　　
４日目　＊「罪と罰」ウォーキング
　　　　＊民族学博物館
　　　　イサク聖堂
　　　　エルミタージュ美術館新館　近代フランス絵画
　　　　＊サンクトペテルブルク・フィルハーモニーでコンサート
　　　　「ショスタコーヴィチの交響曲第１番」

５日目　ワガノワバレエ学校
　　　　マリインスキー劇場バックステージツアー
　　　　マリインスキー劇場バレエ公演「ロミオとジュリエット」

６日目　サンクトペテルブルクーAY702ーヘルシンキーJL414ー成田

エリア サンクトペテルブルク(ロシア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: フィンランド航空 ブリティッシュエアウェイズ JAL
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

第13室はロシアの民衆の暮らしを描いた絵です。

ニキフォ・クリロフ「冬景色」です。

アレクセイ・ヴェネツィアーノフ「A Girl in a Headscarf」
ネッカチーフの女の子、かわいいですね。

女性はナイフを持っています。何の作業をしているのでしょう。

下の絵、赤い布を巻いている少女はきびしい目つきをしています。

クッションの上にトランプを並べています。

Аlexei Venetsianov「Fortune telling with Cards」（カード占い）

これはどなたの絵だったかしら？

イワン・クラムスコイ「イワン・シーシキンの肖像」

イワン・クラムスコイ　と言えば，「忘れえぬ女」（トレチャコフ美術館）が有名です。

イワン・クラムスコイ「Portrait of the writer and publicist Alexei Suvorin」（ジャーナリストで出版人、アレクセイ・スヴォーリン の肖像）

レーピン

有名な「ヴォルガの船曳き」の別ヴァージョンでしょうか。

ニコライ１世騎馬像

トルストイの肖像

Heinrich Semiradsky「Frina on the Holiday of Poseidon」
神話を描いた絵ですが、顔つきや服装がどことなくロシアっぽいです。

表情がなんとなくこっけいな感じです。

Fyodor Kamenskyの彫刻。かわいい女の子でした。

Vasily Vereshchagin「At the doors of a Mosque」（モスクの入り口で）

ヴァシーリー・ヴェレシチャーギン「Прогулка в лодке」（船に乗って）
日本を描いた絵です。

着物を着ていますが、顔が外人っぽいです。

ヴァシーリー・ヴェレシチャーギンは、日本をはじめさまざまな国を旅行してその絵を描いたそうですが、日露戦争で乗っていた戦艦が沈没して亡くなったということです。

ヴァシーリー・ヴェレシチャーギン「Entrance to a Temple in Nikko」（日光の寺院への入り口）

日光のどこなんでしょうね。

ドストエフスキー。

シーシキン「森」

よく見ると、キツネがいました。

キツネのアップ。

シーシキンの「松林の朝」という絵がトレチャコフ美術館にあります。熊が立っている姿がとてもかわいいので私の好きな絵です。森林の動物を愛情をこめて描く画家です。

さっき、イワン・クラムスコイ「イワン・シーシキンの肖像」という絵がありました。シーシキンさんがイワン・クラムスコイの絵のモデルになったのですね。

まるで写真のようです。

公園で、ママとバアバと孫たち、でしょうか。

マコフスキー「庭で」

モネっぽいです。

最初の一歩

ぼく、歩くよ！

並々ならぬ決意が表情に表れています。

ヴァシーリー・ポレーノフ「Christ and the Sinner woman」（キリストと罪人の女）

ずいぶん大きな絵です。

スリコフ「スヴォーロフ将軍アルプス越え」

とても大きな絵です。戦争にめっぽう強かった将軍で、この将軍と一緒なら負けるわけない、と、笑っているような兵士も描かれています。

ワシーリー・スリコフ「ステンカラージン」

日本ではステンカラージンの歌で親しまれていますが、wikiによると、スチェパン・ラージンとあります。ロシア帝国で反乱を起こしたの軍人だったそうです。

なかなか見応えのあるロシア美術鑑賞でした。

ミュージアムショップへ。

イラストが描かれた絵はがきを買いました。

美術館を出ると、朝は雪だったのに、青空が見えていました。

昼食のレストランへバス移動。

オストロフスキー広場そばを通ったとき、エカテリーナ２世像がすれ違うバスの上にチラリと見えました。

ロモノーソフ橋。変わった形の橋です。

横から見たところ。

エリヴァンというレストランです。

アルメニア料理のお店です。

エリヴァンの店名がロシア語で書かれています。

民族調の布がふんだんに飾られていて、いい雰囲気です。

ボルシチです。おいしかったです。

飲み物は、夫はアルメニアワイン、私はベリージュースをいただきました。

豚肉の串焼き。とてもおいしかったです。

紅茶。

それにしてもテーブルの布、ステキです。

デザートのアイス。

人によって、チョコ味やバニラ味、器もいろいろ、おおざっぱな感じですが、料理は全部がとてもおいしかったです。

トイレ。

女子トイレ。

便座も木目で。暖かみがあっていいですね。

これからエカテリーナ宮殿をめざします。

郊外のプーシキンという町にあります。

大砲のようなものが見えました。なんでしょう。

右の建物に「ROSSI HOTEL」という字が見えました。

あの銅像は誰かな。

トロリーバスの頭上に、どこかの教会の玉ねぎ坊主頭が見えました。

ポスターを撮ってみました。

あの銅像はどなた？

ロシア人はよほど銅像が好きなんですね。

あのオベリスクは何でしょう。

到着した日に見たモニュメントですね。

こんなに晴れてきました。

もうすぐプーシキンです。

エカテリーナ宮殿の見学は次の旅行記【８】へ。